ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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算数の宿題

 >げんちゃんは、昨日今日とさっぱりでした。
算数の授業からずっと疲れてるのか、夜もすぐに寝入ってしまって、宿題もできませんでした。いつもなら朝やるのですが、それも、かなり拒否されてしまいました。
なんだか、家族全員で、宿題コール。

わお~。これじゃあげんちゃんかわいそうだね。

 おばあちゃんは、ママの帰りが遅い日は四苦八苦して、宿題をやらせているようで、今日という今日はもう、耐えられない。といった感じです。

 げんちゃんは、とうとう叫びだし、
「僕はいやだ~~~!」

 とりあえず、先生への連絡帳に「宿題させられませんでした。」と書いて、ついでに、
「ちょっと無理してたリバウンドが来たのかもしれません。」

と書いておきました。

 少しブルーな気持ちで職場に向かいながら色々考えていると、ブルーな気持ちは消えて、だんだん、おもしろくなってしまいました。げんママが高校時代、物理と化学で赤点をとったことを思い出したのです。
 進学校に進級したものの、まったく勉強に対するやる気がなくなったげんママは、もともと嫌いな、物理と化学を、どんなに言われてもやりたくなくて、赤点をとって担任に呼び出されたのです。

 一応、追試となったのですが、まったくやりたくないし、興味もないので、さけて通ることしか、考えが及びません。カンニングしても何でも、とにかく避けて通りたい。
「僕はいやだ~~~!」
の状態でした。その時どうやって、そこを通り過ぎたのか、その後どうやって大学受験を果たしたのか、今ではあんまり覚えてませんけど、げんちゃんの朝の気持ちがとってもよくわかりました。

 そう、いやなものはいやなんだよね。

 あのときの苦痛をげんちゃんが味わっているとしたら同情できます。
でも、げんママも物理の数式は興味ないけど、雑誌ニュートンなんか読むのは好きです。概念を説明されたりするのは嫌いじゃないのです。根っから文系のげんママ。

げんちゃんも、足し算の式は興味ないけど、言葉は好きらしく、
「シャボン玉の液が1デシリットル・・」
「大きいね~。1.5倍だ。」

とか口走ります。彼は、数字のイメージを言語的イメージにかえて、入力して喜んでいるようです。じゃあ1.5倍ってどういう意味?と聞いても、単語だけ、テレビや本で知っているだけなので、それは、数字だけど、単に言語です。

でも、シャボン玉のヌルっとした液のイメージが、1デシリットル・・・・広い面積は、1.5倍・・・なんと愉快なのでしょう。

 げんちゃんは、朝ストライキしている間叫びながら、絵本を見つめて目を離しません。すごい鼻息で

「これ読むの!」

 だいたい、何で毎日宿題しなきゃいけないんでしょうね。昨日見学した授業ぐらいなら、時々はしょったって、ちょっと能力のある子ならすぐとりもどせるでしょう。
 そうそう毎日几帳面にやらせなくても、調子の良い日にどかっとさせたって別にかまわないんじゃない。

 そうだそうだ、毎日宿題をやらなきゃいけない、ということは、そもそも正しいのかしら?

 そう思うと、どうでも良くなってしまいました。げんちゃんは、普通の子と違うんだから、教育法もオリジナルでユニークでなければなりません。

「芸術的な才能は、まさに矯正をきらうのです。」

とある本に書いてありました。
「親が自分の子どもの才能を開花させるには、子どもの自主性を育てるに限る。それには、じっと子どもを見守るのが一番だ。」

 そういえば、先日、廃線になった線路をじっと見つめて、廃線の意味をたずねながら、げんちゃんは、ふと聞いてきます。
「あきらめたってこと~?」

なるほど、あきらめた。この場合、あきらめた、の意味が力強く伝わってきます。

げんちゃんいいセンスしてるよ。
宿題はやりたいときにしなさいね。
 

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  1. ハナ より:

    自主性を育て、子どもを見守るかぁ…(*^^*)
    確かに嫌いな勉強って、我慢して頑張ってみたところで、能率が上がらなかったなぁ…
    おまけに、何のためにやってるんだろう?と考えるほどやる気にならなかったりして…
    普通の子は目の前の与えられたものを、疑問も感じずにやるんでしょうけど、
    げんちゃんは、何のためにやるのか?そんなことも考えるのかもしれないですね☆
    なんか、やる気になったらすごい力を発揮しそうな予感がします。
    大きな心で子どもの姿を見守っていくこと…ついつい、出来ないことに目がいきますが、大事ですね。
    私ももう少し落ち着かないとなぁ(^_^;)

  2. nonmama より:

    宿題はやりたいときにしなさい~はとても深いですね。

    嫌なことを嫌だと言えるげんちゃん。息子もそうなのですが、はっきりと言えることも能力ですよね。困ることも多いのですが・・・(苦笑)

    いま息子は5年生ですが、書くことが苦手で公文では国語を低学年のところから学習中です。個人で教えてくれている先生には主に算数を習っています。
    そこでの算数の宿題を無理やりさせてしまったことがあり・・・いいことはなかったのですね~。先生からも「無理にさせなくていいよ」と言っていただいて、私がさせなければと思っていたんだと反省しました。

    学ぶことが楽しくなったら嫌がらずに宿題をするようになってきました。自主性、大事ですよね。

  3. glow-gen より:

    ハナ様。ほんと・・このあたりのかねあい難しいね。
    げんちゃんも、まったく自閉的な頃は、とにかくフラッシュを中心に働きかけ続け・・・少し、外に向かってきたら、少しステージがかわります。
     でも、どんな時も、基本的には、見守り、待つ・・・これは同じなのかもしれませんね。

     興味が出てきたことを一気に・・出ないことは、無理矢理でなく、さりげなく・・
     これも、三角を丸に・・という鈴木先生の教えに通じますね。

     げんちゃんが覚醒したらすごですよ~。とみんなに言ってます。笑えるでしょう。

  4. glow-gen より:

    non様、このあたりは、先輩ですね。
    こっちの思惑通りに進まないことも多いですね。

    本人の中で熟成中と信じるしかないかな~。

    自分でさっさと宿題やって・・なんて、おねえちゃんでもだめだったし、今でも彼女は、やらないし。
    ましてや、げんちゃんが、さっさとするはずないよね~。

     でも、げんちゃんは、学校にたずさえさせた10玉を使いたくないらしく、必死で指を出しているそうです。これって家では見せません。自分だけ特別扱いの教材がプライドにさわるのでしょうね。
     

  5. manaママ より:

    「芸術的な才能は、まさに矯正をきらうのです。」
    そうなんだぁ。

    もう、ひきざんにすすんでたんだね。学校
    うちもハッピータイムは「かず」のワークブックは中断して、公文の三歳からのやさしいかずかぞえにかえました。それでも、ぱらぱらドリルのうしろのほうをみると10ごえしてて、これもできるのか怪しい。かんじです。
    もう、数字の、記号と数としての意味とかいいや。ひとまず、数字を好きになってもらおうと思って。ほら、9ってすてきなフォルムでしょ。みたいな。そんなこと本人にいってないけど。
    療育センターで歌ってたすうじの歌をおふろで歌ったり
    「数字のいちはなぁに?」って10までつづくやつ。療育4歳のときうたってたからげんちゃんはやってないかも。
    ゆっくりが通用するのは支援級だからだもんね。
    今はそこまでもどっちゃいました。

  6. ジャハン より:

    日々進化しているげんママ、素晴らしい!

  7. glow-gen より:

    manaママ思いっきりもどっていいんじゃないかな~。最近そう思います。
     だって、基礎力ついたら先へいっきに行けたりするはずだから。

     芸術的な才能・・・何も絵を描くだけではない。色んな不思議な才能を見いだしてあげるのも、ママの仕事だもんね。

     9って素敵・・・あれいいね。
    だいたい、母親が色んな素養をもたなくてはならなくなるのが、発達障害なんだろうね。自分の中に詩心を見つけていかなければ、彼らの芸術性にはついていけないのだ。

     支援級で学ぶ・・ということは、ある意味、日本の教育のひずみをうけなくてすむということかもしれないよ。

     オリジナルでユニークな教育法を日々探求しましょうね。

  8. glow-gen より:

    ジャハン様、ほんと進化してますね。
    げんちゃんより、ママの方が進化してるような気がする。

  9. manaママ より:

    でも、支援級、あたりはずれがハンパないからね。
    ほんとにっ!

  10. げんママ より:

    支援級にかぎらず、教師の能力は、それぞれ天と地ほど開いてるよね。

     そういう意味では、げんママもまだまだ修行がたりない・・

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