ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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項目ごとの分析、発達検査表を書き入れました。

 > げんちゃんは、かなり客観視すると、4歳から6歳くらいのばらついた能力の寄せ集めです。彼のもっとも発達しているものは、運動能力、読書力・・・このあたりは、5~6歳くらいかもしれません。
 言い換えれば、マックスのもので、年長さんレベルだと思います。読書力に関しては、けっこう小学1年生レベルに近いかな~・・いや欲目かな?(言語は、もともと他よりは、やや高かったのが、さらに伸びたという感じです。高かったといっても、相当遅れてましたけどね。)

 しかし、算数やお絵かき、手先の器用さ、図形認識・・・などは、3歳からせいぜい4歳くらい。ソーシャルスキルは年中さんか、調子の良いときで年長さんくらい、じゃないかと思います。
小学校のクラスに入ってまぎれている姿を見ると、思わず、この子は、あとちょっとだ・・・みたいにすごくアバウトに錯覚することもあるのですが、この錯覚は、的確な判断を狂わせます。親ばか部分はとても大切だけど、分野ごとの、的確なげんちゃん分析は、彼を伸ばす上で大切なことなのです。

 げんちゃんの能力は、分野によっては、相当低い訳ですから、支援クラスで、教科ごとにサポートを受ける方が、げんちゃんの能力にあっていると思われます。
 ま、しかし、支援クラスが予算の都合でできなかったのでしかたありません。

 1年生の普通クラスにいるということは、3歳くらいの能力しかない分野にいたっても、小学校1年生レベルのことを要求されるということです。
 こうなると、本人もつらいし、ママもなんだか勘違いしてしまって、げんちゃんが、だめだな~・・とひたすら思わされあせってしまうということです。

 しっかり、能力別に分析し、げんちゃんの今の能力にあった、トレーニングや指導法。また的確な指導者・・・をアレンジメントすることが必要だ、と学校参観を終えて強く思いました。
 とにかく、発達育児には、しっかり押さえておかなければならない山があると思っています。彼らは、自分の苦手な分野は、とことん拒否してきます。その分野は、極端に落ち込んでいます。その溝を、そこそこ他のところと、なだらかに続く形にするのが、かなり難しいのです。そこばかり、集中して伸ばそうと躍起になると、今度は、高いところさえも低くしてしまいます。
  
 脳はどうなっているのでしょう。なぜ、ここまで深い溝を作ってしまうのでしょう。そこのところをしっかり追求した書籍にはまだ出会っていません。

 げんちゃんの溝の一つである算数で言えば、これから、足し算でつっかえ、かけ算でつっかえ・・・やがて、中学高校になるときは、はてしない溝が永遠に存在してしまうのです。だから、確実にスモールステップでも、溝を浅くしていかないと、将来、げんちゃんは、溝が、すべての領域を支配してしまうようになるのです。

 改善するやり方は、たくさん研究しました・・・しかし、もっとも恐ろしい問題は、溝のことになると、彼は、まったく脳をシャットアウトする、ということです。

 それは、どんなやり方も入っていかないということを示しています。

 だから、この溝分野に関しては、相当注意を払って進めていかなければなりません。決して、一気に追いつかせようとかしてはいけないのでしょう。この1年いやと言うほど味わったママの学びです。

 げんママは、色々やっては、撃沈しながら、げんちゃんに苦手意識をどんどん植え付けてしまう、今までのやりかたではない良い方法を手探りしています。

 これに関して言うならば、良い師、良い環境・・・すべてを含めて今、考えるだけ考えて、探すだけさがしているのです。

 鈴木先生の教えのひとつ。
「バツは無視。まずは、△を○にする・・・そうすれば、バツが△にかわる・・・」

 このあたりにも鍵があるような気がします。
しかし、小学校は待ってはくれません。そこのジレンマと闘い、げんママは、いつか必ず、この問題を乗り越えられる・・・と信じます。

そうやってママは、一人考察しながら、久しぶりに発達検査表を記入してみました。
 鈴木先生のすすめる発達検査表は
「運動能力」、「言語能力」、「社会的能力」、「知覚能力」の4つに分けられて、それぞれに、たくさんの項目があります。
 記入すると、げんちゃんは、運動能力と言語、社会性・・・これらが、良く伸びていました。(この検査表は、6歳以上の指標はありません。)

 しかし、知覚は5歳児レベルのことが、△や×になります。知覚は、いわゆる、知能検査で現れてくるような項目です。その中でも目立つのは、やはり指先の能力です・・・たぶん、げんちゃんが、小学校で遅れていることの下にあるのは、このあたりの能力です。

 ここをしっかりやろう!あせらずに・・・発達検査表がママに語りかけてくるようです。

注 (発達検査表は、鈴木昭平先生の「子どもの脳に良いこと」の後ろに付録でついています。)
 

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公開コメント 承認後公開

  1. ratoto より:

    ママのいつも前向きな姿勢がすてきです。よりよい方法を探したいという思い、とてもわかります。

    げんちゃんはwisc-ⅢやⅣ、他の心理検査などは受けたことがありますか?
    うちはこの検査によって、得意とするところと苦手とするところが数値として出たことがその後の支援に大きな力になりました。
    認知の仕方の「くせ」がわかったというか…。
    息子は書くことに困難があり、漢字の学習が本人のストレスで自己肯定感を下げてもいたのですが、「くせ」がわかったことで学習の仕方を変えることができました。
    一切の反復学習をやめ、漢字はごろ合わせで覚えるようにしました。
    ノートにも書きません。空中に指でなぞるだけです。でもこれでひたすら書いても覚えられなかった文字が覚えられるようになりました。検査で「こういうふうにすればいい」というすべてはわかりませんが、結果を解析すること、そして心理士さんなどと相談することで学習方法はいくつか見つかるのではないかと思います。
    がんばりましょう!

  2. tamahirot より:

    本当脳の仕組みはいったいどうなっているのか…。苦手な分野でも脳が好きと勘違いしてくれるような、そういうアプローチの仕方が見つかるといいんですが。客観的な視点で分析しないとですね。げんちゃんのこと深く分析できているママさんは、やっぱりスゴイです!!
     

  3. gurifuro より:

    私の住んでいる地域は近隣の小学校に支援学級が多くどこに通うのか親が選ぶことが出来ます。 もう少し先の事ですが、支援学級になるのか、支援学校になるのか今から考え始めています。 わが子にとって一番いいことは何かとこの先ずっと考えていかないといけません。 終わりのない旅に向かって進んで、途方に暮れる事も^^;
    ところで、「月刊 実践障害時教育」という雑誌をご存知ですか?
    支援教育の情報誌なのですが、ヒントになることも載っているかもしれませんよ。 うちの子にはまだ早い情報ですが、これからの学習の仕方や生活習慣についての参考になればと購入しています。(中々読む暇がないのですが・・・・)

  4. じゃはん より:

    げんママ、山あり谷ありのスパイラルの中で、発達検査表が再び登場したことに感銘します!ところで今日灰谷先生と午前に出会い、夜は彼のミニセミナーに出てきました。いや~、勉強になりました。
    げんママのおかげです!ありがとうございます!!!!!!

  5. げんママ より:

    ratoto様。WISC って、1種類ではないんですね。以前やったのは、どれにあたるのでしょうか・・・
    そういう情報、市のサポートはまったくありませんでした。1年生になったら、どこにもサポートは受けていません。市のそういうところは、あんまり期待できないので、あてにもしてないけどね。
     ちょっと調べてみます。ママの感触では、ある程度、どこがだめかわかってますが、先人の知恵も借りたいですね。ありがとうございます。
     しかし、昨日、どっぷり色々やってみましたが、げんちゃん、やっぱり、普通の子と違います。あほやな~・・・と思ってしまう。
     比べちゃいけないと思いつつ・・・

    認知のくせ・・・ってすごい言葉ですね。漢字が方法論を変えて覚えられるようになったなんて、すごいです。また教えてください。

  6. げんママ より:

    tamahiro様。ほんと、苦手なことが、好きに感じる入力法・・・難しいですね。
    げんちゃんは、足し算、未だに嫌いですが、少しはましになってます。フラッシュや、積み木あらゆる努力の成果は、ほんの一粒ってかんじだけどね。
     ママがその道のプロになっていく階段の方が、彼の進歩より早くのぼってる・・・皮肉だよね~。

  7. げんママ より:

    gurifuro様。その本買ったことあります。その時は、あんまりげんちゃんに有効なことがなかったので、そのチェックしてませんでした。また本やで見てみます。小学校にあがったので、役にたつかもしれないですね。ありがとう。

     学校の支援って、そこそこで違うので、いちがいに言えないですね。日本は教育に予算をついやさないので、限界があるんでしょうね。

     支援クラス、といっても、シロウトのような先生もいるようですね。どんどんのびていくといいよね。
     gurifuroさんは、学校までまだあるから、研究実戦するのみですね。小学校前の取り組みって、ほんと大事です。

  8. げんママ より:

    じゃはん様。灰谷先生と交流続いているんですね。すばらしい。
    また私も、セミナー受けたいです。

    発達検査表はすばらしいですね。6才以上の指標ができるともっといいですね~。鈴木先生作っていただけないかな~・・

  9. じゃはん より:

    鈴木先生に聞いてみますね!

  10. かけママ より:

    まず、ネットニュースでペットボトル症候群の人が現代人に多い。と書かれていて、症状として、キレやすい、情緒不安定になりやすい等書かれていて、当てはまってる‼なんて思いながらそこから色々みてて、低血糖症に辿りついたの。低血糖と低血糖症はちょっとちがうみたい。違いがうまく説明出来ないんだけど。
    かいすみさんが行かれている病院からさらに色々調べたら、近くに漢方も取り扱っている似たような病院を見つけて、そこの先生と日頃の食生活から糖質を減らす方が効果がある。と言われて実践はしているものの、糖質はブドウ糖として脳の栄養にもなっているというし、難しくてf^_^;)あと矢追インパクト療法もいいよ。と進めてくれています。これは注射らしくて(^^;;私の気合いが必要。
    支援クラスの先生はとても評価の厳しい先生なのですが、そんな先生から安定している。と言われた事はとても嬉しい事なんです(*^o^*)

  11. げんママ より:

    子供さんによっても、色んな要素がさまざまなんでしょうねー。でも、あてはまるもおを探し当てて、実践して、改善しているのはすばらしいです。
     溝口先生の血糖値と精神的安定の話は、前に読んでいました。患者さんでアドバイスしたくなる人はけっこういます。

     げんママ、最近甘いものをほとんど口にしてません。たまに食べると、気持ち悪くなります。あ、血糖値が安定すると、たまにどかっと甘いもの食べると、けっこう身体がわかるんだ、と思いました。

     食はおばあちゃんまかせなので、偉そうなことは言えませんが、大切ですよね。これ抜きに、ただトレーニング・・・と言っても効果は、フルパワーではないでしょうね。

     げんちゃんも、いわゆる砂糖系は少しだけおやつにやってます。そうほしがらないので、血糖値が安定してるのかな?なんて勝手に思ってました。
     でも、げんちゃんも、最近情緒がずっと安定してきました。ま、むらはあるけどね。

     でも、クラスの先生にほめられるとほんとにうれしいですね。成果がどんどん出ているようですねー。自分がほめられたような気持ちになりますね。

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