ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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運動~他の回路からの刺激~

 >げんちゃんプロジェクトをはじめて、ママは色んなことを学びました。げんちゃんの脳の状態を普通の子のように、きびきび働くようにしたい。げんちゃんの感性は伸ばしてあげたい。まあ、目標は簡単に言えばこんなところです。

 支援クラスや、特別学級の先生方とまったく違っているのは、ママは、げんちゃんが何の遜色もない、優れた子になる、と信じていることです。それに対して、普通は無理でも、できるだけ、社会適応させたい、というのが、支援級の先生方の目標です。ママの目標ははるかに高いところにあります。だから、そのための探求なら、ママは労を惜しまないのです。

 色んな、脳のプロフェッショナルの書物を読みながら、かつ、げんちゃんの発育を見ながら、ママには一つの確信が生まれています。
それは、げんちゃんの脳をうまく発達させるためには、運動プログラムがかかせないということです。

 今日仕事場に来院した3年生のF君。彼を見て、ますます思いを強くしました。彼は小学校3年生なのに、すばらしく体の軸がしっかりしていました。すらっとして、体の安定感があります。普通この安定感は、小学生では上学年になってついてくるものですが、F君は3年生にして、すでにすばらしいバランスです。
 ママは、すぐにお母さんに話しかけ、F君の体つきのすばらしさについて質問しました。
F君のお母さんはうれしそうに、
「Fは幼稚園の時かから、空手をしています。今は、週に5日行ってるんですよ。足なんか、まっすぐ上にあがります。」

 げんママはうなずきました。やっぱり・・・。
 F君は、体つきだけではなく、目線もしっかりしていて、かつ目力があります。運動で鍛えられた子どもさんの身体のすばらしさは、そのまま、脳にも影響が及んでいると、げんママは直感しました。

 そして、日曜日のことを思い出しました。日曜は、いつもの1キロ強のジョギングをしました。げんちゃんが、たまたま近所の1年生と遊んでいたので、その子もいっしょに走らせてみました。げんちゃんだけを見ていたら、そこそこいいフォームになってきていると思っていたのですが、彼と比べると、明らかに身体能力の差がわかりました。走る時の、げんちゃんの体の軸は、まだまだぶれぶれです。
 1年生のK君は明らかに、走りがげんちゃんよりしっかりしてるし、スタミナも続きます。
 1年の違いは大きいですが、それを差し引いても、げんちゃんは劣っていました。

 げんちゃんの学習能力の遅れは、まさに運動能力の遅れでもあるんだ、と思いました。

 赤ちゃんの色んな行動を思い出してみれば、脳が単に机の上の学習だけで発達するものではないとわかります。彼らは、いつも学習を体で体得していました。成長する上で、彼らは様々な、不要とも思える非効率な動きをします。それも、お母さんがくたびれるほど、休む暇がありません。その中で頭を調節していたに違いありません。そして、小学校の上学年に近づくと、動きは非効率なものから、確実な動きへと成長していきます。学習とは、体ができていくことと表裏一体なのだ、とげんママは確信します。
 
 そして、F君に見ることができるのは、スキルを学ぶ運動に加えて、運動部でやるような、心臓や筋肉にちょっと負荷をかけるような運動が必要だということです。きつくても、走る、とか、泳ぐ、とか、心拍数をあげて、筋肉細胞を少し破壊して、新しい筋肉を作るような運動が必要なのだ、ということです。もちろん、常識的な限度を超えてではありませんが・・

 きっと頭の機能は、体から刺激を受けて、調節されるのではないか。いやきっとそうだ。と思いました。

 げんちゃんは、随分、体の機能も発達しました。なんと、「夏も近づく八十八夜・・・」あの歌いながらの手遊びができるようになっています。これは、すごいこと。右手を出して、同時に左足を出す。こんなこともできます。(確実性はもう一つですが。)半年前はまったくお手上げでした。なんたって、歌に手拍子をつけることさえできなかったのですから・・・

 たとえば、苦手な計算、パズル、お絵かき。これらの能力は、体の調整なしに発達しないような気がします。運動することで、脳のさまざまな機能が調節されるのではないか、と思います。げんちゃんのプログラムに、もっともっと、運動を取り入れていくべきだ、と思いました。

 ママが仕事をしていなかったら、園から帰ったら、サッカークラブに入れたいな~(こういう子をちゃんと指導してくれる先生がいるかどうかちょっと疑問だけど)・・・ま、実際には無理だから、どうやってすぐれた運動プログラムをこなさせていくか。今、ママのテーマです。運動は、計算やパズルより、げんちゃんには好ましいトレーニングでもあるようです。彼が楽しんでやれる体のプログラムをどんどん取り入れるようにするのはどうすればよいか、ママは考えています。先日からひっかかっていた、「忍耐して、ひたすら、苦手なことをやらせるのではない、他の回路からの刺激」とは、まさにこれなのではないか、と思うにいたりました。
 
 

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公開コメント 承認後公開

  1. 井上 より:

    さ・す・が・です!!!
    素晴らしいげんママに、プレゼントです!
    下記サイトにアクセスしてくださーーーーい!

    絶対に後悔はさせませんぞ!

    http://homeraresalon.com/

  2. kerorin より:

    まさに、筋肉や骨を鍛えるには、(ダメージのない)破壊と再生が一番なのですよね!
    脳も身体の一部なのだから、ある意味の破壊と再生が必要なのかしら?
    と思いました。
    とにかく、運動と脳の発達は密接な関係がありますよねー。
    運動バカってあんまりいない気がします。
    ゲロタの学校でも、スポーツと頭の良さは比例している子が多いのです。そのうえ、性格もいい子が多いので、羨望の眼差しを通り越してよだれものです。(危険なおばさんだわ)

    そして、身体の軸っていうのはものすごく大事ですよねー。
    その軸を気をつけさせる、効果的な指導はなんなのか、研究しないといけないな〜と改めて思いました!

  3. げんママ より:

    i井上さんありがとうございます。
    ほめられサロンですか?
    おもしろそうです。見たのですが、画面が動かなくて・・・また他のパソコンで見てみますね。何でだろう?

  4. glow-gen より:

    kerorinママ。
    >スポーツと頭の良さは比例している子が多いのです。そのうえ、性格もいい子が多いので、羨望の眼差しを通り越してよだれものです。

     笑っちゃいました。でも、確かにそうですよね。小学校の時の初恋の子なんて、そういう子でしたよね。

     やはり、kerorinママの文章で、運動がいいって、あらためて思いました。とりあえずの、ジョギングですが、なんぼか役立ってるかんじがしてます。

     ゲロ太君も野球やられてましたよね。どうですか?体の軸どうですか?
    そう思って子供を見ると、すごい子、あまりしっかりしてない子、けっこうさまざまですよね。

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