ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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遅れが心配なS君

 > 昨日、げんちゃんのお迎えに行きました。幼稚園の担任の先生からまた色々聞きます。
最近、げんちゃん運動会の疲れか、お気に入りの自転車を友達にとられると、ちょっと乱暴な行為にはしるようになっている。ということでした。
 あんまり凶暴とは思えないげんちゃんですが、自分のこだわりには、けっこう強硬姿勢で望むようです。やれやれ。先生方は、策を講じて、ひとつの自転車をげんちゃん専用にして、最初必ず、げんちゃんに貸すようにしたそうです。そうすると、あとはちゃんと、他の子にかわるそうです。 
 ママは、園の努力に頭がさがります。
「先生、そろそろきびしく叱ってみていいですよ。以前なら、訳わからずに怒られる感じだったかもしれませんが、今のげんちゃんなら、たぶん理解できます。ま、いつもやさしい大好きな先生に叱られたら、ちょっとへこむかもしれませんが、反応見たいですね~・・」

ということで、叱られプログラムもはじまるようです。ま、これも、進歩なんです。

 げんちゃんと、運動会で仲良くしていたS君と、帰りに遊びました。
 げんちゃん、先日、無理やり、公園の鉄棒で前まわりをさせたら、、できてしまって、(どさくさにまぎれて、嫌がり、怖がるのを無理やりさせたママです。)その復習のため少し居残りしたのです。S君も、いっしょに遊びます。
 ところが、S君、鉄棒が怖いと言って、近寄ろうともしません。そのうち、お母さんがため息混じりにやってきて、
「Sは、ちょっと怖そうな運動、何でも怖がるし、やらないんです。」
と、言いました。そうかー。今では、ほかの子よりげんちゃんができることもあるんだ・・・とママは認識を新たにします。(ま、半年前なら、他の子よりできることなんて、まったくなかったと思います。)ママはS君のお母さんに言います。
「大丈夫ですよ。げんちゃんは、発達が遅れてるんですよ。でも、鉄棒できたし、自転車も補助はずせたし、S君なら、ちょっと練習したらすぐできますよ。」

ママはS君に、鉄棒指導しようと思って誘いますが、まったくだめ。寄ってきません。
「なんか、この子発育が遅くて・・・」
とお母さん。
「えっ? でも、運動会の時げんちゃんのお世話してくれてましたよ。げんちゃんに比べれば夢のようなものですよ。」
担任の先生に、げんちゃんみたいに遅れのある子って他にいるんですか?と以前聞いたとき、いませんよ、と言われていたので、S君の遅れもげんちゃんほどではないと思われます。

 お母さんは、げんちゃんに遅れがあると聞いて安心したのか、S君に遅れがあって、療育で見てもらったら、普通にいかない項目が多数あったのだ、と話しました。心配している様子がありありとわかります。げんママは、あれこれ、知能検査の結果などもお聞きしましたが、結局のところ、あんまり把握されていないようでした。遅れはどの程度なのか、何をすればいいのか、まったく見解を持っていない様子。とりあえず、何かしたほうがいいかな、と思って、子供チャレンジ(毎月届く教材)をたのみました、ということでした。

 ママは、なんだかげんちゃんの発達障害を知ったときの不安な気持ちを思い出し、色いろアドバイスしました。
 結局療育でも何でも、遅れてる、ってことは教えてくれるけれど、何をどのようにしたらいいかとうことは教えてくれません。ましてや、母親の心配をやわらげてくれる、カウンセリングなど、提示できるわけもなし・・・(たぶん、どこも似たようなものでは?。)

「とにかく、げんちゃんでも、どんどんのびてるんだから、S君なら心配ないよ。お母さんが、勉強して、ちゃんとトレーニングしてあげてね。もし、ノウハウわかんなかったら、いつでも聞いてもらっていいですよ~。なんたって、息子のおかげでプロになってますからね。ははは・・・」

と言いました。S君の遅れが、どの程度なのか、よくわからないので、とりあえず、その程度のアドバイス。(笑)

けっこう、微妙な子供さんは多いのかもしれませんね。

 さて、おもしろいことがありました。先日運動会で、げんちゃんが、コースアウトでリレーに勝った時の話です。先生も、当然、げんちゃんが、わけわからずに、コースを逸脱したと思っていらっしゃいました。私が、げんちゃんは、勝つ戦略としてそうしたのだ、とお話しするとびっくりしていました。
「そうか~。練習のときは一切そういう失敗はなかったので、よっぽど舞い上がってたんだな、って思いました。」
とおっしゃいました。
「いえいえ。ちゃんと、考えのもとにやったようですよ。私も聞いてびっくりでした。
げんちゃん、なかなかのものでしょう。発想が普通と違いますもの。ふふふ。でも、ちゃんとルールを守らなきゃ負けなんだ、って教えましたけど。とりあえず、すばらしい発想だって褒めました。」

「ほんとすごい!」
先生も、そう言って笑いました。(良い先生です。まことに・・・)

 帰ると、げんちゃんは、補助をはずした自転車に乗りたがり、何度も壁に激突しながらスキルを磨いていました。げんちゃんの脳はマイペースで進化をとげています。

 考えてみれば、腕の力も握力も赤ちゃんに毛が生えた程度で、鉄棒も自転車も夢の夢、S君との遊びをとっても、以前は、双方向のおしゃべりだってあやういげんちゃんだったのですもの。ものすごいことです。

 げんちゃん。がんばれー。自転車の次は、一輪車!。前まわりの次は、逆上がり!
 ママは普通の子供にしたい、なんて、ぜんぜん思っていません。げんちゃんは、普通よりすごい子になる、と信じています。でなきゃ、ママ、元がとれませんもの。(笑) 

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公開コメント 承認後公開

  1. 井上 より:

    げんママのブログ、いつも引き込まれます・・・。
    状況や情景や心象風景が浮かび上がってきて、興味津々です。
    ライターとしての才能を感じます。
    今日も勉強になりました!
    ありがとうございます!

  2. げんママ より:

    井上さん、ほめじょうずですね~。さすがエジソン理事!
    報酬回路がどっと働いてますよ。

    S君の遅れが強いものなら是非エジソンをおすすめしたいところです。

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