ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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高校卒業後1か月、発達障害改善プログラムの現在


食パンを均等に切るのに失敗しても、あ、切れてない、気づける。気持ち入れればできる、でもやってなかった。そんな感じになっています。そもそもこっちが言ってはじめて気づくのが常でした。この違いの大きさわかるでしょうか・・・

少し改善がみられる月替わり

高校卒業してから、ホームスクールをすることにして、1か月たちました。4月も半ばになろうとしています。
げんちゃんのプロジェクトに取り組んで、早14年目?(5歳で気づいて、今18歳です)月の初めは、少し成長を感じることが多かったです。振り返ると。

ほんとにでっかい岩を、何人かで、必死で動かそうとして、やっと数センチ動いたような感覚が出てくるのは、いつも、月をまたいだある日のことが多かったです。

小学生の頃は、K先生が毎日見てくれていたので、K先生と電話で、ほっとしあいました。(歓声を上げるほど、労力対効果が大きくないので。汗)
久しぶりにそんなことを思い出しました。

卒業式から1か月とちょっと経って、
「あ、げんちゃん少し変わってますね。」
今度はS先生と、少し明るい声で確認しました。
「毎日毎日僕がほんとに必死で取り組んでも、成長はゆっくりすぎますよ。でも、明らかにかわってます。」

げんちゃんは、最初の頃より、ずっと前向きになってきているように感じます。
また、いろんなスキルの精度が、ましになっています。

買い物のオーダーも忘れなかった

「先生のところから帰るときに、トマトピューレを買ってきて。ストックがなくなった。あ、二つね。」
現物を見せて頼んだら、げんちゃん買って来てくれました。

残念ながら1つだけでしたけど。さらっと言っただけで忘れない、なんてこと、なかったですから。買い物だからかもしれませんが、先生の指導が終わってそのあとに、普通に覚えているなんて発達君はなかなか難しいです。気持ちを入れたら、ちゃんとできる、ってはっきりしてきたわけです。

やろうという”思いを出す”。それがすべてかもしれない

メモもなかなか取りませんが、取ろうとすれば取れるのです。毎回きっちり几帳面に取る、これはまだまだ課題ですが、やるかやらないか、だけになっています。

まだまだやりっぱなしでレベルは低いですが、家事能力は上がり、夕食だけおばあちゃんのところに行きますが、それ以外は、かなり家のことを一人でこなすようになってきました。
洗濯をして、洗濯ものを畳み、わかる範囲で個人のタンスに入れる。
流しはとりあえずきれいに洗っています。最初は、ただ洗うというだけだったのが、周りも少しはきれいにしています。

ごみの日は回収して出す。

前向きの姿勢がほんの少し生まれている

できるようになった、と安心すれば、突然全くできていない日もあります。
でも、生活に取り組む姿勢に、やっと前向きさが出てきて、S先生のところに行くのも、マイナスで、逃げたい逃げたいが前に出ていたのが、±0か+0.5くらいにはなってるような。
その程度ですが、マイナスが0まで上がるって、やはりすごいことなんですよね。
(また落ちることも想定内ではあるけれど)

また、S先生が家に来ると、さっさと二人分コーヒーを入れて出してくれるなんてことも普通になりました。

先生のところでは、学習や精神的な指導、様々なことをしてもらっていますが、ひたすら、ひどく叱られて気持ちを振り回されているだけの時もあるようです。

げんちゃんが家事責任者

私は、帰りが前より遅くなってきたので、夕食作り以外は、げんちゃんが家事の担当者、という立ち位置にしました。私的には、お金もほんとにかかっているので、当然でしょ、それくらい、って感じです。
ま、片付けも、昔よりうまくなっています。

たった一か月、表面が変わったというより、なんか内面がほんの少しプラスに変化したというような感じです。

まあ、エネルギー効率から言えば、最低のげんちゃんです。これだけ周りががんばれば、当然やろ・・・という感じではあります。

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  1. ゆうママ より:

    孤独になりがちな発達子育てに、同じスタンスで伴走してくれる人の存在は大きいですよね。
    高校卒業後は道なき道を歩くって感じですね。

    日常生活の中に身につけなければならないスキルがたくさんありますね。家事責任者のげんちゃんはそういうスキルを身につけていけますよね。

    高校は息子にとっても私にとっても一休み期間でした。良くも悪くも無理なく過ごせたところでした。
    また無理しなければ過ごせないところに来てしまいました。意味のある無理ならいいけど、どうなのかわかりません。
    ゆるかった高校生活に喝をいれてもらえたのは確かです。いろんなことが一般の子と同じようにはこなせない。今は一般社会の厳しさを感じてると思います。

    • げんちゃんママ げんちゃんママ より:

      ゆうママさん
      専門学校は始まりましたか~?
      いやあまったくですよ。
      専門学校じゃ、げんちゃんついていけないし、適当になるのは目に見えている。さりとて就職はまったく早い。そうなると・・・・という消去法の選択肢です。
      なんせ、何をやってもやりっぱなし。非常識なことをやってのける。
      普通ならしないような反応をする。
      普通の人の教育には入らないジャンルを徹底的にしこんでいくというか、改善していくのですから、なかなか理解されませんね。
      しかも、げんちゃんは変化していますが、言葉にするのも、ちょっと一般的じゃないようなニュアンスで改善しているという・・・

      異次元の育児してるんですよ。笑
      日本の社会は、ほんとに年々ひどくなっていて、マスコミも、どうも外国の勢力なのかジャックされているのが明らかです。
      将来がほんとに見えません。どうやって食べていくのか、自立はできるのか。
      今は、トンネルの中で必死にもがいているような感じですよね。

      そうそうある人に、障害年金とか出るんでしょ。みたいに言われました。
      残念。げんちゃんの認定ではまったく0です。
      実際には、なかなか収入を得にくいのに、まったくセイフティーネットなしですから、まじにやらなくちゃ、生きていけませんよね・・・

      滑り出し1か月から、もうのんびりしてられない、と思います。

      • Takeko より:

        げんちゃん、前向きな気持ちが出て来て本当に良かったですね。

        今の私はビックリするぐらい様々なタイプのお子さんと学ぶことが出来ていますが、思考力の違いが生まれる大きな要因として「本人に思考する気があるのかどうか」ということがあるのを強く感じています。

        思考力が高いと思われている子供は何の働きかけもなく、どんどん自分で思考し、思考が先へ先へと広がったり深まったりして行きます。しかし、現時点では思考力をあまり発揮し切れていないと思われるお子さんは、むしろ、自分で思考をピタッと止めてしまうことが多いのです。その証拠にこちらからの働きかけで思考を進めさせると、どんどん展開させて行ったりするのです。

        げんちゃんは、今、思考を前向きに展開させて行こうとする入り口を通過しようとしているのかもしれませんね。

  2. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    Takekoさん
    う~~ん
    この記事を書いて週末がきて、げんちゃんまた落ちました。
    能力はほんとに上がっています。
    しかし、心を使うのをぱたっとやめます。
    持続時間がほんとに続かないんです。
    人に圧をかけてもらって、なんとか進みます。機動力がついた、と思って手を離すと、ぱたっとやめるのです。
    ずるい性質があるので、きついとやめるのです。
    やめる、と言うと、外から見て何もやらない、ということに思われるのですが、外は、ルーティンをただやるのです。
    だからそこに心が全く入ってないとしても、よく見ないと抜いていることはわかりにくくなっています。
    しかし、え?と思うことが続出するので、あ、適当にやるだけをしている、とわかります。

    だから外の能力が発揮できません。
    分かってない人が見たら、ただのバカです。しかし、やろうと頑張ればできるんですよ。

    危機感のなさ、楽な方がいいとするずるさ、関係なと何事も切ってしまう性質。
    せっかくいい感じに続いていても、ぱたっ!ですよ。

    能力よりも、むしろこの心を使う気がない、というところでいきづまっています。
    ほんとに人の労力をへっちゃらでむさぼり、捨てる。

    それでもいい時は、少しは前向きです。
    自力で心を動かすようにしないとだめです。
    持続させる、なんて、普通の人には当たり前のことなんですけどね。

    ○○できるようになりました。
    という文章がこれほど使えない人間を見たことがありません。

    3歩進んで2歩は確実に下がる。あるいは、もっと下がることもしばしば。
    どうしたものでしょうね~。

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