ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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今年二度目の仕事面接

面接を受ける。発達障害のげんちゃん 再チャレンジ

げんちゃんに、前回の面接の結果を伝えたら、なんだかきょとんとしていました。面接を受けるってことが目的で、あとのことなんて何にも考えていなかったようです。
先へと続く思考が弱いげんちゃんらしい。

テストと同じように、受けたのに、落ちたので、がっかりしたと言う感じです。

まだまだ、就職に関する深い考えなどはないのでしょう。

さて、昨日は、もう一つ申し込んでいたスーパーの面接に行きました。

履歴書の汚い字はあいかわらずですが、こっちが妥協したのもあって、前回よりスピーディーにできあがりました。
ましな服装に着替えさせ、いざ出陣。

車の中での練習も、前回したので、復習程度です。

駐車場で待っていました。一応げんちゃんは、緊張はしている様子でした。スーパーに一人で行って、店長さんのいるところを聞いて、面接現場に一人で行くくらいのことは、そう心配はない。
その程度にはなってます。

「すみません。」「ありがとうございます。」「よろしくお願いします。」

TPOに合わせて、さっと口に出すほどのレベルには程遠いですが、面接の要所で、それくらいの挨拶はできるようになっています。これも、色んなところにさらして、場を踏んできた成果でしょうか。

30分ほどして戻ってきました。

どうだった。

「えっと、9日に、学生証のコピーと、印鑑を持ってきてって。シャチハタじゃだめって。」
「って・・・採用されたの?」
「・・・」
「おいおいおい・・・」
「いつからいつまで働くの?(インディードには、1週間とは書いてあったけど・・・)」
「16日までって。」

まあ、こんな感じですから、ほんと危なっかしい。たぶん採用なんだろうな、と言う感じ。

「他にはなんか聞かれた?」
「家から何分くらいで来れるの?って聞かれたから、30分くらいです、って答えた。そうだね、○○(町の名前)からだったら、それくらいだろうね、って言われた。」

いつもながら、主語がない。

どうも、自分が答えたことに、相手が、納得したことが少し誇らしい様子。(-_-;)

「他には?」

「学校はアルバイトは大丈夫なのって・・・はい、大丈夫です。と答えたよ。」

げんちゃんの学校は、とりあえず、社会に出て、立派に働いて自立できたら、パチパチパチ・・・と言う雰囲気ですから、問題になる様子はないです。

「前に、学校から、電話がかかってきたことがあるんだって。」

なるほど、私の行った高校なんかも、許可をもらってやらねば、退学だとか、そういう大げさな感じでした。

とりあえず、お盆1週間、朝8時から12時まで、スーパーのパック詰めのアルバイトが決まりました。

今日になって、げんちゃんに電話がかかりました。事務の女性からのようでした。スピーカーホンにして聞いていたら、

来ていただくときに・・・という出だしで始まったので、これが採用通知だったのか、面接ですでに採用と言われたのか、よくわかりません。あとから電話がかかったということは、面接では、そのへん、あいまいにされたのかもしれません。

しかし、一番大事なことを、自分がわかっていない。そのことを、把握できていないげんちゃんですよね~。やれやれ

発達障害の子は、リアリティーがいる

机上の勉強もさせるけど、リアリティーも平行してつける。単純作業のアルバイトだと思いますが、スピード、手際、求められるでしょう。何か成長してくれたらうれしいです。

電話を受けて、げんちゃんに、また言葉を紡がせます。とにかく、体験のあとは言語化です。
「体力ある?って聞かれた。あります、って答えた。○○ジムに行ってますって言ったよ。あ、そう、って言われた。」

なるほど、私たちが行っているジムは、スーパーのすぐ近く。体力ある、と言う質問を、げんちゃんなりに広げて答えたことは、一応ヒットでしょうか。

面接、仕事。げんちゃんは、それなりに成長しているようです。

追伸
リアリティーといえば・・・、

話飛んじゃいますが、今朝、日曜討論なんて見てると、東大の学者さんが、経済政策を偉そうに語っていました。
でも、聞いてて、ぜんぜん入ってこない。現場と乖離しているような・・・
経営すらしたことない公務員の学者さんが、すべてわかっている、と錯覚して、御用学者しているのって、こわいです。

日本の悲劇は、リアリティーのない人たちが上にいて、自分はわかっていると思って、現場を操作している点ではなかろうか・・・市場から、お金を吸い取り続けている財務省しかり・・・

現場と、机上の学び、ともに必要なものなんだろうと思います。げんちゃん育児で、教育というものを、あらためて見つめなおしています。

公開コメント 承認後公開

  1. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    非公開M様
    げんちゃんは、面接、落ちてもたいして考察などしてないです。
    え?なんで? 自分は普通なのに、みたいな、厚かましさがすごいです。
    落ちてよかったと思います。

    お嬢さんなら、同じ場面で、少しおちこんだり、いろいろ考察するんでしょうね。
    そこがあると、もっとこっちは楽なんですが。

    ただ、そういうやつだから、次をうけろといえば、素直に行く。
    緊張はしたのでしょうが、なんで、それしなきゃいけないの?、とか、文句も言わない。

    目のまえにきたものは、なんとなくこなす。

    特殊な人間です。ほんと。

    どの発達の子とも違うように思えてしかたありません。

    笑顔でいらっしゃいませー、なんて、言えないです。そういうことが、そもそもできない。ロボットみたい。

    お嬢さんの話を聞くたびに、人間らしい気持ちの動きがあるなーと感心します。

    英語がエポックになって、進路まで、見えてきたんですね。素晴らしいです。

    自動車のお話をプログに書いたのですが、お嬢さんは、まさに、アクセル操作は、伸び代が大きいお子さんだったと思います。

    エンジンより、アクセル操作の方が、全体に及ぼす効果は高いです。IQも、伸びていくでしょう。十分、大学の可能性はあります。がんばってほしいです‼️

    身近な発達の方の話てすが、なんか、私の友達と被ります。

    常に自分サイドのことしかありません。注意して対応するとこ、よくわかります。ものの見方が狭いから、ポキッ折れやすいてすよね。

  2. 夏みかん より:

    げんちゃん、2度目のアルバイト挑戦ですね。

    一番最初の面接時より、どんな会話をしたのか報告する情報量が確実に増えてますよね!?自分がこんな受け答えをしたなんていうエピソードも前より詳細になってきてると感じました。
    悩ましいのは心の動きの部分でしょうか。

    1人だけ、もしかしてげんちゃん寄りのタイプかも?と心当たりがあるお子さんがいます。

    その子は、とにかく気にしないし、体も心も動かすことが面倒くさいという感じです。その子のお母さんが圧をかけてかけて、かけまくって、どうにかやっとこさ気付く、少し起き上がる(ずっとダラダラごろごろ寝てるだけです)

    たとえルーティンだったとしても、げんちゃんが朝食の準備や通学などここまでできるようにしたというのは並大抵のことではありませんよね。

    その子のお母さんも一生懸命関わっていますが、なんせ微動だにしない様子でとても苦労されています。
    言われたことをそのままできるげんちゃんとは、また少し違いますかね。
    心も動かないけど、体も動かないお子さんです。
    ちなみにそのお子さん、IQは普通で知的はありません。
    もしかしたら、障害の程度はげんちゃんより重いのでは…なんて思ったりもします。
    トイレに行くことすら面倒でもらしても平気だったり、トイレにむかうまでに便が転がっていたり…そういうのもへっちゃら…というか、気がついてすらいないみたいです。言葉も少なく、自分の思いも言葉で表そうという意志も弱いみたいです。注意なども適当なその場しのぎの判事で消えてくようで残っていかないと仰ってました。

  3. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    夏みかんさん
    コメントありがとうございます。読んでいて、お~~、っと思いました。
    いるんですね。げんちゃんのような、気持ちがすっかり抜け落ちているお子さんが。
    げんちゃんも、昔起きている時間帯で、トイレのトラブルしょっちゅうでした。

    自分の体なのに、まったく責任もとうとしない、と言った感じでした。
    何か、経験をして、指導も入ったりしても、終われば、すべて捨て去る。
    心に傷なんてまったくない。

    生きる、ということを放棄しているような子だと思います。

    今でも、抜けると、まわりは振り回されます。書かれていたお子さんは、IQは普通なんですね。うらやましい限りですが、
    IQより、意識の方が、人として生きるためにはより、重要なんだ、と思いました。

    発達障害は、普通の人にそうそう理解できるものではないです。
    とくに、げんちゃんタイプは、まったく理解不能です。

    参政党の演説を聞いていて、発達障害の子でも、こうやって育てれば、普通とかわらないんです。みたいな演説内容がありましたが、いやいやいやいや・・・・そういう発達のお子さんは、超エリートだよ~。と思ったりしました。わかってない・・・と。

    普通の先生たちは、げんちゃんはあつかえないです。もう、人としての限界すれすれのところにいる子だと思っています。アリとか昆虫とか、そういうレベルです。犬猫なら上等です。

    知り合いのお子さんのお母さんの苦労とエネルギー想像できます。すさまじいでしょうね~。
    なんというか、ブラックホールにエネルギーを注ぐような感じだと思います。
    エネルギーはすべて、吸い尽くされているのに、何の光も出てこない。

    そこにいるのは、得体のしれない、黒い物体・・・微動だにせず、心もまったく動かない。
    そんなイメージです。

    げんちゃんも、めんどくさい、と言って、横たわる”妖怪どうでもいい”、です。自分のことさえ、どうでもいいと思っています。

    そのお母さんによろしくお伝えください! 

    S先生は、とにかく、人生の意味とか、人として何が正しいか、どう生きるべきか・・・そういうことをひたすら教えて行くしかない、と言っていました。修行ですね。こっちからしたら・・・

  4. とんまま より:

    こんにちは。

    相手とスケジュール調整ですね。
    合理的にするにはどの方法がよいのか、比較検討する。
    なかなか難易度が高いですね。
    普段会っている相手ですからまだ電話をしやすいですが、知らない人へ電話をしなければならない状況は今後いくらでも出てきますものね。
    今の段階でしっかり身につけておきたいスキルですね。
    最近私も、練習できるうちに練習をって思います。

    ママさんとげんちゃんの到達点が違いましたね。
    確かに取りに行っていいかどうかだけなら簡単な電話です。
    今のげんちゃんならば、こなせることですね。
    そこからですよね、本題は。
    もうげんちゃんは+αする所に入ってきていますものね。

    先日の車のエンジンやアクセルの例え話、なるほどでしたね。
    そのタイプでスタートラインも違えば、取り組む内容を違うわけですし。
    うちも車はポンコツ、アクセルの踏み方はわからない、いや、もしかしたら踏むという行動すらわからないのかもしれません。
    きついですよね、お互い…
    これまでのあまたの取り組みがげんちゃんをここまでにした。
    本当に凄いことです。

    二度目の面接で採用されたようですね。
    しかし、そこが肝心なのに把握できていない…
    わかります、その気持ち。
    しかし一度目の面接よりも、随分と成長していますね。
    やはりこれだけリアリティのあることを積み重ねないと、身につきませんね。

    さて、どんなことが待っていますかね。
    一週間ですが、実際に社会に出ることはとてつもなくいい刺激になりますね。
    ご報告楽しみにしています!!

    • げんちゃんママ げんちゃんママ より:

      とんままさん
      発達障害は、教科書的なものを見ても、納得できるほど、分析できているものを知りません。
      発達障害はこうだ、みたいに書いているものでも、タイプによって、まったくあてはまらなかったりするものもあります。
      げんちゃんのタイプは、そもそもエンジンもぼろだけど、アクセルがない、と言う状態だったと思います。
      まず、アクセルはどこか、と探すところからでした。
      でも、多くの発達の子は、アクセルはしっかりあって、たまにまったく踏まない、ということもありますが、踏む時はしゃかっと踏んでるように思います。

      とにかく、踏んで、・・・・踏むんだよ。そこに相当な苦労をしています。
      今も、まったく踏まず、適当なルーティンを、なんとなくやるだけ、ということがしょっちゅう出現してきます。

      そんな時は、もう、爬虫類になっています。
      何やってんの! 
      と注意しても、
      「え~?」
      とぼんやり答えて、さらに、でたらめの方へハンドルを回す。そんな感じです。

      アクセルの踏みかたを、教えなきゃ、というタイプのお子さんを持つお母さんたちには、なかなかピンとこないんだろうな~、と思います。

      どのタイプも、大変です。
      でも、ある程度、タイプを見極めることで、指導の仕方もまったく変わってくるということを、指導者たちに知ってほしいです。

      エジソンアインシュタインは、最初とても、勉強させていただきました。しかし、ほめる、ということが、だめになってくるステージが到来します。
      その時に、ママたちは混乱するかもしれません。

      げんちゃんも、幼児の時は、とにかく、ほめそやしても、気持ちをなんとか鼓舞して、目の前の課題にくいつくようにしないといけないステージもありました。
      しかし、成長してくると、ほめることが暴走のスイッチになりました。

      そのステージになっても、まだ、ほめて伸ばそう、なんて、愚かなことを言っている先生もいるわけです。
      親のかじ取りは、ほんとに必須です。しっかり子供のタイプを見極めて、ほめるのではなく、認める、ということを心掛けて、指導しないといけません。

      発達の本を見ても、そのあたりのことが明確にわかっている、と思う本はなかなか少ないんじゃないかと思います。
      げんちゃんを、なんとなく育てていたら、今頃、彼は、支援学校の中でも、窓際でボケ~と、自分の世界にこもって、好き勝手している身勝手ボーイになっていたと思います。

      家族は、彼に振り回され、爬虫類を一人家族に持つような状態になっていたと確信します。
      まだまだですが、ここまでこれたのも、確かに奇跡なんだと思います。

      来週からの仕事、げんちゃんの自覚がどれだけ出るのか、心配だらけです。
      単純作業だけやらされて、変に自信を持たれても困りますし、その後の指導いかんで、かなりかわるので、こっちもしっかり見極めなくては、と思っています。

      いつもコメントありがとうございます。

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