>さて、6年生から続いているこのめんどくさいステージをかえりみて、育児についてある気づきをしました。
思春期にいたる前の時期は、子どもの感情との戦いです。まあ、わがままとの戦いと言ってもいいかな。(げんちゃんは、感情さえ、ある時期まであんまり出てなかったですが。)
発達障害で、遅れのある子は、指導してもわからない、とか、厳しくすると可愛そう、とか言う理由で、甘やかされてしまうことも多いと思います。つまり、良い悪いの基準とか、正しい間違っているの基準とかが、普通より、あいまいにされやすい。(普通の子は、自分である程度つかむ部分があります。)
幼い子が多いので、いつまでもつい、赤ちゃん扱いをする。でも、子どもだ子どもだと思っている内に、あっという間に難しい時期を迎え、はっと気付くと、どうしようもなくわがままになっていて、思春期を迎えてしまうことがあると思います。
ある知り合いの先生が持っている中学のお子さんは、障害があるからといって、過去ほとんど矯められることなくすごし、今では、お母さんを奴隷のようにあつかって自分の世話をさせていました。
また、ある子は、性的なものが芽生えると、辺り構わず、服を脱いだり、とんでもない行動がとめられません。もはや周りの言うことはほとんど聴かない。
どちらも、スタートは、げんちゃんとはあまりかわらないお子さんです。
思春期になってしまうと、なかなか、指導していくことが難しく、思春期に入る前に、やはり、正しい基準を、しっかりと入れてあげないと大変なことになるのではないか、と思います。
わがままと、不随意行動はまた違います。体がどうしてもそうしてしまう、というのは、わがままではないので、しっかり改善してあげないといけないけれど、これは、わがままだ、と思われることは、障害のあるなしにかかわらず、しっかり、正しい基準を持って指導していかなければならない。決して、親が根負けしてはいけないのだと思います。
思春期というものが、その子が正しい方向に進み始めるのを、見守りつつ待つ時期だとすれば、主導権を与えられ、甘えをゆるされた子は、思春期の舵切りをする能力がないのだと言えるかもしれません。
なるほど、だから、思春期の前のげんちゃんは、やっと意識が表に出てきて、感情を手にしてきたゆえに、しっかり正しい方向性に向かわせるように、厳しく圧をかける必要があったというのでしょう。
今更のように、S先生が、
「今は、絶対手をゆるめたらだめだ! マイナスをことごとく切ってプラスに向かわせないと・・・」
そのように言われていた意味がわかります。やがてくる反抗期の舵取りを学ばせていたのでしょうね。
ちょっと前とまた微妙にかわってきたこのステージを抜けたら、また、新しい成長したげんちゃんになるような予感がしています。~・・・ほんとにげんちゃん育児は、今、激動の中を通っているんだろうな~・・・
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私も来たるべき思春期を、親子でどう乗り越えていくのか、ということを考えて小さい頃から育てて来ました。
なぜなら、一般のお子さんよりも、自己判断力に課題があるため、多くのことを教えなければならないのに、親の言葉に耳を傾けなくなってしまうと、成長のブレーキになってしまう場合があるからです。
また、思春期の自我の目覚めが反発という形で出て来た場合、親や周囲の人の気持ちが理解しにくいだけに、反発が大きく出てしまう場合もあるからです。
そのためには、思春期に入る前に、ある程度はルールに従って生活し、努力をしたりして自制心を働かせられる状態にまで持ち上げておいて、思春期に入ったら、親からの指示はなるべく少なくして、自分で試行錯誤して進んでいけるようにしておく必要があると思っていました。
そのあたりは、げんちゃんママさんがおっしゃっていることと同じなのではないかと思います。
私も、中学生になって思春期に入ったroboには、完全に対応を変えました。本人にまかせたり考えさせたり、自分で失敗させてみるようになったわけです。
そして、要所要所でアドバイスをして、手助けを求められたら、手を貸すくらいで、小さいことには、目をつぶっています。
また、ワガママを通さず、しかも反発も起こさせない会話の仕方も工夫しています。
例えば、何かを要求してきた場合、すぐには否定せず、「そうだね。いいよ。じゃあ、自己管理出来るようになったらね。」とか、「それ、いいねぇ。じゃあ、3年生になったらね。おこづかいがちょうど貯まるよ。」などとかわすわけです。要求をすぐにはのまずに我慢させるけれど、反発はかわすという方法です。
反抗期のピークは、中学2年生くらいなのですが、早い子は中学2年生の秋くらいに落ち着き始めています。中学3年生の後半から落ち着いて来る子もいますし、それぞれですね。
げんちゃんも思春期を経て、大きく成長することでしょうね。
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ロボママさん
思春期は、自分で発酵していくような時期ですよね。
ロボ君のうらやましい点は、やはり、学習がある程度できていることと、自分の心を、少し外に出していくことができて、自分自身が把握しているところだな、と思います。
げんちゃんは、まだ、自分がどう困っているのか、とか、どうもんもんとしているのか、ということを、自分でとらえかねて、苦しんでいるようです。
学校でも、お友達に聞けない。そもそも、自分が、どう困っているのかも言葉にできない。
その上、ある程度、低い学習能力をあげるために、少しは勉強しないといけない。
この思春期に、一ぺんに何もかもやらなければならないような感じなのかな、と思います。
それゆでに、圧をかけてはいけない、という意味が、少しずつ私にもわかってきてます。
しかし、彼は、内部のもんもんとしたものを、私に甘えという形で、横暴に出してくるので、私も、その都度いらいらしますし、矯めてしまいます。
もっと、自分の心を言葉ではき出せればいいんでしょうけどね~。
勉強は最低限・・・もっとおさえたほうがいいのかな、と思います。
げんちゃんは、よく絵を描くようになりました。こころを絵で、なんとか、はかせているのかな~・・・
なんせ、こっちも、彼のほんとうのところが、言葉にしてもらえないので、よくわからなくて、ちぐはぐしています。まさに、げんちゃんと私は、生みの苦しみの中にいるのかもしれませんね~・・・
完全に対応をかえる・・・おっしゃるとおりです。
でも、げんちゃんの場合、なかなかできないことが多すぎて、どこまでをほったらかすのか、ほんとに苦しみます。
学校との連携も必要なのですが、とうの私が、彼の状態を把握しかねているので、適切な指示を先生方に与えかねるところがあります。
もう少しつきぬけてくると、いいのかな~と思いますが、中学の日々は刻々と過ぎていっています。こまったな~・・・と思います。
中学になってからはますます育てるプレッシャーが強くなってきました。本当に難しいです。
期末テストで親子関係がこじれまくったのですが、やはり私の焦りのせいだったと思いました。
テストが終わって、息子にゆっくり向き合ってみると、少なからず、不甲斐ない自分を感じているということがわかりました。これは本当に圧のかけ方を注意しないと潰してしまう気がしてきました。
定期テストに振り回されてはダメですね。点数、私が思っている以上に本人は気にしていたようです。
定期テストのために焦ってぎゅうぎゅう詰め込むのはお互いの精神衛生上よくないですね。親はできないことばかり気になってしまうんですが、やはり頑張りを認めてあげないと…と思いました。
私、揺れまくってますよね(苦笑)どう導いてあげたらよいのか、ほんと不安でいっぱいです。 1
ゆうママさん
お子さんと、色々話して聞き出すことができたのですね。親のスタンスはしっかりしたものを持たなければならないけれど、子どもの状況にも寄り添わなければならない。このあたりのかねあいは難しいです。
なんせ、心の細かい動きまで把握できないので、外に出てる部分から判断するしかありません。江戸のかたきを長崎で、みたいに、こっちに出してくることがあってっも、まさか江戸で? みたいなことはわからない。やはり、自身が、言葉にして伝えてくれるのが一番です。ゆうママさんのお子さんは、げんちゃんより、言葉にできるのかな・・・思春期は、普通のお子さんを持つお母さんもとても悩むとききます。お姉ちゃんの時もある程度ありました。でも、彼女は、じゃあほっとくよ。と見守れました。最低限のことは、自分でやるのがわかっていたので、学校生活のぎりぎりのところはやっていけると安心していた。
げんちゃんは、その点、まったく信頼感というものがない。親は、どうしていいか、混乱しますよね。
ただ言えることは、今は、学習は、心の状態次第・・・最低限、がいいようですね。私がやって、すごくいいときもあるけれど、最悪のときもあります。リスキーなんで、できる限り、K先生にやっていただくのがいいのかな~と思います。
でも、人といっても、誰でもいいというわけではなくて、なかなかたいへんです。
どうにか、この時期を切り抜けて、つきぬけたいですね~。試行錯誤です。
返信をありがとうございます。
学力については、小学校4年生くらいまで理解できていれば、自活出来るくらいの収入が得られると言われていますから、私の場合、自分の子供の学習の基準は、そこに照らし合わせて、出来るだけその基準をクリアさせようと思っていました。
ただし、勉強をすることで身に付くスキルは学力だけではないので、出来るだけ勉強にコツコツ取り組み、少しでも前に進める努力はします。
しかし、学力の到達目標自体は、上記のように、そもそも、あまり高く設定していないので、あまり焦って子供を追い込むことは、特に思春期の時はしないと思います。
思春期は一般の子ならほっておいても大丈夫ですが、そうもいかないのですから、なおさら、働きかけや言葉かけには気をつけなければならないと思っています。
甘やかすわけではありません。こちらの指示を通すための作戦です。
また、どんな思いでいるのか、ただでさえ話さなくなる時期ですから、話しやすい雰囲気作りも大切だと思います。
それには、「自分は何を言っても否定される。」という気持ちにさせないようにすることだと思います。つまり、子供のいい部分だけでなくて、ダメな部分も受け入れることが必要になって来ると思います。まるごと許してくれる、と思えば、話しもしやすいですし、受け入れてくれていることが伝われば、その後のアドバイスもすんなり受け止めてくれたりするものだと思います。
げんちゃんは言語能力的に伝える力も自分を見つめる力も、ある程度あると思います。ただ、今は確かに自己のアイデンティティーの確立に混乱しているかもしれませんね。難しい時期だと思います。
それでも、げんちゃんは、音楽や絵を楽しめるようになって来たりと、大きく成長していますよね。ちゃんと水面下では、育って来ていると思います。
参考にしていただけると有り難いです。 1
ロボママさん
ありがとうございます。確かにおっしゃる通りですよね~。
ロボ君の出現のしかたも、お母さんの辣腕のおかげなんでしょうね~。私はなかなかできませんね~。
なんせ、日常生活は、すべてやりっぱなし、人のことにはおかまいなし。私には、悪いところがつよくうつってしまいますからね。
ママもトラウマだらけなのかもですね。言っても否定される。うんうん。あるある。笑
それに、褒めようとしたとたん、え~、何それ? というぶっとぶようなことをおこしてくれるし。
ほめても、ぜんぜん、レスポンスがかわいくない。笑
でも、絵や詩は、たまに、お~っと思うのが出るので、そのときは、べたぼめします。生活態度に、よいところがでるといいな~・・・ 1
それから、絵を描くとメチャメチャ脳が発達するらしいですよ!勉強より頭良くなるかもです! 1
ロボママさん
そうなんですか~。それを聞くと、勇気倍増です~。ありがとうございます。 1