> 安曇野プラン、げんママ流。これも、時々矢ヶ崎先生にポイントお聞きしたりして、様々な発見をしながら、ホームスクールが進行してます。ここあさんの提案で、このセミナーができてなかったら、今よりもさらに、げんちゃんの算数には、難儀してただろうな~と思います。
たくさん書きたいことだらけなので、全部言い尽くせないのだけど、安曇野に取り組んだ、最も最初の日のことを、ちょっと書いてみます。
その前に、げんちゃんの算数能力の低さを表すエピソードをひとつ。
げんちゃんは、まだ、お買い物がいまいちできません。買い物自体はできるのだけど、170円持たせて、150円のペットボトルを自販機で買いに行かせたら、
「おかあさ~ん。170円しかなかったので、買えなかった~。」
と言って、もどってきたりします。やれやれ、君は、筆算で、そういうプリント問題解いてるでしょうよ・・・何なんだ・・・ って、ため息が出ちゃいます。
彼らの頭は、確かに何かが欠落してます。プリント学習をすれば、買い物の問題くらい出てきて、回答できたりするのだから、そのまま実践できてもいいでしょ。と普通は思います。でも、そこの架け橋がつながらない。
「買える」物というのは、手に持っているお金と同じ物か、安い物である。つまり、等価以下の物。そういうことから、ぴんと来ない。170円持ってたら、170の物しか買えない・・・。さらに、そこに、暗算ができないことも加わって、問題は、さらに、複雑化するというわけです。
でもね、永久につながらないわけではないのです。長年やってきて思うのは、ちょっとしたきっかけを与えて、入力の積み上げをしてあげれば、ちゃんとつながる。
でも、どの架け橋が、つながっていないのかなんて、普通の人間たちには、理解ができにくいですよね~。だって、私たちの多くは、何にもしなくてもつながるわけだから・・
そして、その認識の行き違いが、互いのストレスを生み、修羅場を生む。結局ふりかえると、そういうことのようです。
そして、そのような前置きをして、安曇野を実践したそもそも初日の話をしたためましょう。。
「げんちゃん、マカロンいくつある?」
と、げんママは、たくさん買った、かわいいマカロンを前に、20個ちょっとのマカロンをカウントさせてみることにしました。まあ、こっちも、はじめたばかりで、何からやったらいいか、とまどってます。まずは、手始めに、ってことでした。
が、しかし、げんちゃんは、驚いたことに、うまく数えられない!、
数がわからないんじゃないです。なんと、彼は、数えた物を別にするという誰もがやる作業をしないのです。指をさして数えるだけ。数えたものをよけないから、数え終わると、2度数えてしまうものが出てくる。何回数えても、結果が違います。
私は、びっくりしてしまいました。何なんだ・・・・(汗)
でも、これは、発達の子幾人かにためしてもらったら、共通してました。(もち、算数がだめなお子さんでしたけど・・・)
こういうことだから、プリントやってて、問題文から選んだ物を、線をひいて消去するなどということができないのが当たり前なんだな、と、大きくうなづきました。ちゃんと、チェックを入れなさい、と何度言ってもやらないのも当たり前なのです。
安曇野的アプローチは、のっけから、ゲンちゃんへの、げんママの現状分析のミスをあぶり出す形になりました。驚くべき修正がいることに深く感嘆したげんママです。
そして、げんママは、くらくらしながらも、時を改めて、もう一度、”数える”という単純な作業に取り組みます。げんちゃんは、何回も、「はずれ~」、とだめだしされたかと思うと、ある時、
「あ、ぼくいいこと考えたよ。」
と叫び、うれしそうに、数えたマカロンを、ちゃぶ台の下に移動しました。そうやって、数えたものを下においてやると混乱が防げることに、やっと気付いたようです。やれやれ・・・今頃、・・・・
でも、まあ、げんちゃんが、生きる知恵の1つを学習した瞬間です。
もう一つ、エピソードをそえておきましょう。げんちゃんに、消しゴムを使って割り算を教えていました。
げんちゃんのそれまでは、
16÷4= の式だと、16と4が暗算でかけ算できないので、ちゃんと4と答えるのですが、6÷3=という式になると、かけ算の暗算ができるものだから、いきなりかけて、18と書くので困っていました。割り算と、かけ算はいっしょだ・・・ととてつもない、変なとらえかたをしているのです。
つまり、本当の割り算の意味をわかってないのです。
少しぐらい丸をもらっても、彼の頭は、まったくわかってないわけです。
消しゴムでトライしました。
げんママは、
「マカロン12個を、4人のお友達に分けると~。」
と家で何度もやってみせてました。そして、いよいよ、
「さあ、12÷4の式の意味は?」と投げかけます。
げんちゃんは、今まで、ママがやるときは、わかったような顔をしてうなづいていたものの・・・
「え~っと、マカロンが~12個~? お友達が4人で~、・・・・3人に分けられる・・・」
ときましたよ!
あらら・・・・
結局、何度も格闘したあげく、げんちゃんは、実は、割り算が、同じ数ずつ分けるというルールであることを認識してなかったことが判明したのです。
とほほでしょ・・やれやれ。
同じ数ずつと説明せず、「仲良く」とか「けんかしないように」分けられる、と説明するのだと、矢ヶ崎先生に教わり、そんなところでつまづいてたのか、とあきれ果てながら説明したげんママでした。
しかし、この二つのげんちゃんのレポートで言いたいのは、安曇野的アプローチは、ほんとに、意外な事実が明らかになるということなのです。ほんとびっくりです。
そして、さらに、きちんとマカロンを整列させるとか、まとまりにする、とか、当たり前のようなことが、案外できないことに気付きます。
さらに、安曇野的アプローチを取り入れて、つきつけられた事実を前に、げんママが理解したことは以下の点でした。
そう、この子たちは、うそみたいに意外なところを、ほんのちょっと、手間をかけて、あえて、入力しないといけない、ということなのです。
消しゴムを使い出して、そういうことに、気付くようになりました。
言い換えれば、イワコー消しゴムであれこれやる、つまり実態物を使って色んなことをやってみると、こっちの理解と、彼らの理解の世界には、大きな溝が横たわっているというこがわかったのです。そして、それを、すりあわせることが、実は、色んなストレスを解消する大きな手がかりになる、というが理解できました。
ちょっとショックでもあるのだけど、ほんのちょっとの入力に手間をおしまない、という決心をしたら、新たなる世界が広がるのです。
ショックから立ち直ったら、げんママは思います。この入力の手間の先には、永遠のサポート、入力ではなく、ブレークスルーが来る。必ず。と・・・
だって、絵が描けなかった、いや絵どころか、三角さえ描けなかったげんちゃんが、膨大な点つなぎと、膨大な模写のあとに、(それ以前の基礎力トレーニングを含めればもっと膨大な入力です。)魅力的な彼自身の絵が一気に出力してきた事実は、決して偶然ではなく、1つのモデルであるのだから。
私は確信に満ちて、言ってみるのです。彼らに必要なことは、ちょっとした入力の手間なんだよね。 と、・・・
膨大な入力も、やってしまえば、そう、ちょっとした手間なんだ・・・とね
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こんにちは^ ^
先日担任の先生から、声の出し方で気になるとことばの教室(通級)を紹介されました。
そこで、検査してもらったところ、舌の使い方が違う音が何音かあるとのことで、訓練でなおせそうと言われ、お願いすることになりました。
語彙力検査は約2歳下でした。
事前に、「自閉症スペクトラム」であることを伝えていたのですが、通級の先生から「多くの自閉症スペクトラムの子と接しているけど、息子はそんな感じを受けない」と驚かれ、成育歴等話したところ、やはり小学校サッカーがきっかけとなり、改善につながっているんでしょうとの見解でした。
幼稚園時代まで受けようとしなかった?刺激が大量に入っている感じで、ゆっくりと感じるかもしれないけど、成長していくでしょうと言われました。
だいぶ、自閉の特色が薄らいだようです。
治った?改善?
げんちゃんママがいうように、やっぱり体作りなのかしら?
みかんママさん
サッカー効果すごいですね。げんちゃんも、学校の水泳で、一番泳げる子のグループ分けに入ったらしく、その名も、オリンピックコース。ただ25メートル息継ぎして泳げるというラインなのですけどね。(笑) やっと、形になる成果か~と思ってました。でも、サッカーは、個人技ではないので、すごいと思います。
体ができてきたら、まず、基礎工事終わり・・・みたいなとこあって、色んな可能性が広がると思います。
言葉は、溝になってますか?溝の部分も、他が上がってきたら、押し上げられますよね。げんちゃんの算数も、ひどいなりに、進んでます(笑)
言葉の教室楽しみですね。
発達障害の普通の子とトレーニングがんばった子と、やっぱり、違うんですよね。やったことは実になります。うれしいことを言われましたね。すごい。
こんにちは^ ^
言葉は溝です。
通級の先生からは、社会性とコミュニケーション能力の高さを特に言われました。
クラスの先生も同じ見解とのことでした。
幼稚園時代までは、お友達とはあまりからまず、絡んでも何かあると手を出してしまいトラブルも多く、幼稚園の授業参加では、床に転がっていたりしてたので、小学校はトラブルでしょっちゅう電話がきたり謝ったりしないといけないかなと覚悟してたのですが、入学してから2年生の今まで何と1度も連絡なし。
お友達もたくさんできて、遊んでますがとらぶりません。
別の発達障害のお友達が息子をたたいても息子は絶対手を出さず、我慢してるとも言われ驚いてます。
テストも間違えの箇所は言葉の理解不足がほとんどらしいので、言葉の能力があがれば上がっていきそうですが、いつ年相応に追いつくのか、本当に追いつくのかはわかりません。
言いにくい(聞き取り難い)言葉をなおし、本の読み聞かせをやって、お友達と遊ぶ時間を増やしてあげることかしら?
なかなか言葉の能力って可視化できないから難しい部分があるんですが、夏休みを使っていろいろと取り組みをしたいと思います。
また報告しますね。
みかんママさん
すごいな~。お友達とのトラブルが少ない・・・ではなく、ほとんどないなんて・・・
げんちゃんは、2年までは、毎月1~2回は、電話でお友達の家に電話して謝ってました。ほんとうんざりしてました。
もう、こいつ、隔離しておいて~って言いたかったです。
今は、ほとんどないです。電話あやまりは。でも、けっこ電話するほどではなくても、うっとおしいことはあってると予想されます。
げんちゃんは、本が好きで、ボキャ多いと思いますが、作文はいまいち書けません。書きたいように、散文みたいに書くことはできるけど、1年生並か・・・・それ以下なのでは、と思います。実際、支援してもらって書いてるから、どれが実力かわかりません。
最近、最強!と思える、ノウハウ本に出会って、それにそって国語力を構築してます。
福島隆史さんの国語の教え方です。一読しておくといいかもです。形になったらブログに書こうと思うのですが、今まで読んだどれよりいいです。ほんとに、出会ってよかった~という書物で、エポックになってますよ~
ボキャブラリーは、読書が良い、と思ってますが、げんちゃんも、算数の一般的なやりかたでは、まったくかすらなかったので、平凡なノウハウじゃ、溝はそうそうだめなときもありますよね。
げんちゃんは、国語は算数ほどひどくないので、語れるほど私はノウハウないかもです。
良い方法があったら、どんどん紹介して下さい。
福島先生曰く、国語は、
1.比べる力
2,言い換える力
3,たどる力
この3つにしぼるそうですよ~。
みかんママさん
福嶋が正しかったです。
国語を伸ばすとか、なんかそういうタイトルだったと思います。いくつかあるけど、どれもナイスでした~。
うちも最近なくなったなー、と思ってたら、またトラブルがあって謝罪しに行ってきました。息子に悪気はなかったんですが、物損が発生しちゃったので弁償も兼ねて。
今回は快く許してもらえましたが、あんまりちょくちょくあると良くないですよね。
国語って算数や社会理科に比べてふわっとしてるから教えるの難しいですよね。漢字以外、わかる子は勉強しなくてもわかるし、わからない子は勉強してもわからない、みたいな。うちの息子も言語理解は峰のはずなんですが、点数には全く結び付いてません。
MTパパさん
そうですか~・・・電話する時って、ほとほといやになりますよね。
我が子が人格破綻者のように感じます。人格とトラブルは違うと思っても、境界が難しいとこがありますよ。ほんと・・・
そもそも、国語で言えば、たどる力がない・・・今、宿題をしなければどうなるか・・・小さい子にいばってみてもしょうがない・・それはなぜ?
そういう、たどる力の欠落を感じます。
目の前にあることだけ・・・常にそうなんじゃないか。そこを治さなければ、この子の人生は暗いな~、なんてちょっと悲観的になります。
4年ともなって、こうだと・・・泣き
理科は、やる時間ないので、参考書を読み物のように読ませてます。最近はやってる、サバイバルシリーズの科学漫画とかもよく読んでます。断片的には、色んなことが入っているようです。
こんにちは
ちょっと驚くことがあったので報告させて下さい。
昨日体育教室に行ってきて、鉄棒をしたら、逆上がりが初めてできたんです!
この前見たときは、後、1年以上はかかりそうなスタイルでまだまだだなあと思っていたんですが…
私が一番驚いたのが逆上がりがとても綺麗だったことです。動きに無駄がなく、腕の力を上手に利用していました。先生も「あれっ逆上がり出来てた?」って双子の相方に聞いてしまったくらいです(笑)
頭蓋仙骨療法を始め、自宅で最近水素ローションで手足や背中のマッサージなどしてる効果なのかなんて思ったりもしています!学習面はパッとしませんが(^-^;
えまさん
すごいです。げんちゃん、できると思ったところまでいって、やっぱりできなくて、今まで、きてます。逆上がり!
でも、うちも昨日、体操の先生のマンツー指導のもと、後ろ回り(マット運動)できました。これは、一つ一つ、腕の力とか、色んなところの柔軟性とかを、あげていった結果、ある時ふいにできたような感じです。
でも、ほんとすばらしいです。自信につながるのがまたいいです。げんちゃんも、昨日は、何度も何度も後ろ回りを喜んでやってました。