絵を描くときは、別世界に漂います。現実を離れて、表現したいことが、うまくできたらいいな~と、思いながら格闘します。冬の終わりに、長いコートを羽織って、さっそうと歩く、きれいな女の人と、素敵な街角を描いてみたいと思いました。彼女の表情は少しうつろに仕上がったのですが、S先生は、それは、私のまだまだ不安な気持ちを表しているそうな・・・・おもしろいね
コツコツコツコツ同じことを言い続ける、発達育児
げんちゃんの教育は、毎日毎日、同じことの繰り返しを言い続けています。
ドアを閉めなさい。
片付けようね。髪はといたの? ありがとうって言ってないよ。
感謝しなさい。どうしてめちゃくちゃに並べるの?気持ちを入れてやってちょうだい。
お風呂あがった後、シャンプーもタオルもぐちゃぐちゃだよ。ちゃんと挨拶しなさい。
電気消しなさい。つけっぱなしだよ。ソーセージ焼く間、どうして野菜炒めないの?
服をたたみなさい。カバンの中を整理しなさい。予定表を書きなさい。帰ったら、カバンをなおしなさい。
まあ、こういう細かいことが、まったく治りません。いや直す気がない!
「うちの子も同じだよ。」
と健常児の母親から言われます。
しかし、彼らの子は、やろう、と自分でスイッチを入れれば、ある程度できていきます。もっと自分の中で優先順位が高いことがあって、細かい生活習慣は、ま、いいか、と思っているので、げんちゃんと同じようなことを言われる羽目になっているのではないかと思います。
だけど、げんちゃんと彼らを一緒に考えるのは間違っています。
TPOをわきまえて、マナーレベルを変えることは難しい発達障害
げんちゃんは、公式な場でも、マナーや習慣のレベルを上げることはできません。げんちゃんは、普段やってないことは、どの場所でもやりはしないのです。
そして、例えば、ドアを閉める、なんてことも、目の前の、次に起こる瞬間のものだけしか意識を使わないから、ドアから入れば、終わったドアのことなど知ったこっちゃない、と捨てる。その意識の使い方こそ、彼のトラブルそのものなのです。
几帳面な生活習慣は、次につながる
そのような、一見小さなことをしっかり気持ちを入れてやることで、そこから広がる大きなことにつながります。
こだわりになって、几帳面にしすぎる子もいるようですが、げんちゃんの発達障害は、とにかく、めんどくさいことはすべて捨てるという、ふてぶてしさとの闘いなのです。
げんちゃんにとっては、ドアを閉める、そんなささいなことこそ第一歩なのです。
めんどくさい、別にいいでしょう。ということは、許されないと思っています。
何年もかかかって、やっとするようになる
だから、私はこつこつ、言い続け、その都度指導し続けています。
たとえば、朝起きて、寝間着をたたんで、所定の引き出しにしまうという行為は、今や習慣となり、なんのことはなくやっています。
しかし、ここに来るまでたぶん、2~3年(いや、4~5年以上かも・・・)かかっているように思います。
言わなくなれば、捨てる、やらなくなる、発達障害げんちゃん
言わなくなれば、無視、捨てる、やらなくなる。げんちゃんのこういうずるい性質を矯めて、ただ一つの良い習慣さえ、長い年月の末にできていくので、根気強く指導を続けるしかないのです。
そう言うことの上に、例えば今作っているドールハウス製作もあるし、朝ごはんづくりもある。
家族が逃げ場を与えないように、みんな一丸となっています
こういうことは、家族全員でやっていく必要があります。パパもやりっぱなし人間です。(仕事はきっちりのくせに)パパも、一緒にコツコツ言って矯めています。パパがやりっぱなしは、げんちゃんに逃げ場を与えてしまいます。
こういう生活習慣の指導も手伝ってくれる人がいたらいいな~と思っています。
整理収納アドバイザーとのご縁
すると、最近、おばあちゃんの家に整理収納アドバイザーが入ることになって、終活の手伝いをすることになりました。
とても良い方なので、げんちゃんをアシスタントに使ってもらって、少し指導してもらえないかと、頼んでみました。快諾いただきました。まだ先のことですが、少し光がさしています。
お片付け・・・日々の几帳面な習慣。発達障害を指導する整理収納アドバイザー・・・
こういう仕事のニーズは膨大にあると思います。お掃除のうまい発達ママ、こういうの仕事にしてみたらどうでしょう。ぜひ頼みたいです!
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非公開Mさん
コメントありがとうございます。お嬢さんは、一人で大学に行ったり、一人で遠方を旅したり、だんだん普通の人の行動に近くなっていますよね~。うらやましい限りです。
げんちゃんは、やる気がないために、自分を変える気もなく、私たちが引き上げていない限り、落ちると言う体たらく。
まあ、子供のあたりが悪いな~、と思うばかりです。(笑)まあ、しかたないですね^。捨てるわけにもいかないので、とりあえず愛情かけてがんばっています。
起立性調節障害、へ~、そういうのがあるんですね。いわゆる不定愁訴、ってやつですね。思春期は多くの子が起こしやすい感じですよね。病名はついてなくても、何らかの体の不調。私自身もよく覚えています。
しかし、下の息子さんが、学校に行けなくなるくらい不調なんて、お嬢さんでほっとしたら、今度はまた新たな心配事がおこってしまいましたね。
でも、思春期性だったら、きっと時期が来たら改善するのではないか、と思いました。
体と心、ほんとにつながっています。
げんちゃんは、まったく心が動かず、何事も気にせず、すぐに捨ててしまうので、彼が体の不調を訴えたことなど、あまり経験がないです。
何にも気に病まない、体も強い・・・・なんだか、怪物です。
繊細と言うのは、行き過ぎると困りますが、げんちゃんを見てると、繊細さが少しでもある子たちがほんとにうらやましくてしかたないです。
こういうの分けたりもらったりできたら、みんな幸せになりそうですね~。