ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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就学前の小児科診断

 > 就学前の、ドクター診断を受けました。小児科の専門の先生に色々お話をして、アドバイスを受けたり、専門的なことを教えていただいたりしました。

 診断は、思った通り、「広汎性発達障害」。
学習障害というのは、それとは別の範ちゅうで、合併することが多いということです。広汎性発達障害は、乳幼児期から、未就学児の頃に、その特徴が現れ始める発達遅滞の総称のようです。
 ドクターは、診断して終わり、という感じなのかなと思いましたが、いろんな気づきをいただきました。

 まず、げんちゃんは、5才まで無認可の小さな保育園でお世話になっていたので、他の同級生と比べることが少なく、発達障害がわかったのがずいぶん遅れてしまいました。(5歳の頃)パパやお姑さんは、そのことを後悔していて、もっと早く大きな幼稚園に入れた方が良かったね。と思っているようです。先生の話を聞いて、そうとも言えないことに気づきました。

 つまり、げんちゃんは、発達の異常があったけれど、まわりと比べられることもなく、大して心配することもなく、のびのびと保育していただいたわけです。多くのこういう子どもは、大きなところでは、どうしても、落ちこぼれてしまうので、しかられたり、同級生とトラブルをおこして、せめられたり、心に傷をおってしまうことも多く、それが、性格形成上、悪く働くそうです。

 なるほど、げんちゃんは、幼稚園に移っても、みんなに良くしていただいて、くったくなくやっているように見えます。

 支援クラスのことも良く説明していただきました。
そういうクラスに隔離する感じではなく、普通のクラスと合流したり、そっちのクラスで習ったり、げんちゃんの育成上ストレスがかからない時間割を計画するそうです。

 「普通クラスでいると、抽象的な言語だけで、40分授業するわけだし、それは苦痛だと思います。それに、他の子と常に比較して、自分のセルフイメージをどうしても、低くもってしまう。それは、あまり良くないことです。その傷は、思春期になって爆発することが多いんです。是非、支援クラスを希望された方がいいと思います。」

 先生がそのように説明してくださいました。
なるほどね~。セルフイメージね。げんちゃんは、今のところ、いじけている感じはなさそうですが、知恵がついてくると、そうもいかないかもしれませんね。ママは、今度の進学相談会で、支援クラスの希望を出そうと思いました。

 でも、先生は、他にも色々話して下さいました。
 抽象的なことがらを理解するのが難しいので、パターンごとに、生活のしかた、ルールの守らせ方、人との交わり方、それらのスキルをつけます。その都度、普通の人のように応用して、きびきびというわけにはいかなくても、スキルでしのげれば、社会では困らないので、そういう支援をしていきます。そういう感じのことも言われました。

 私がやっている、右脳に反復するトレーニングも否定されませんでしたが、一度ついた、思考パターンも、しばらく、トレーニングをやすめば、また、もとにもどっていたりする。とおっしゃいました。

 まあ、つまり、根本的にはなおんないですよ。ということでしょう。

 は~。またまた、へこむよね。

 でも、ママの後ろでは、ロッキーのテーマが鳴ります。(笑)
(ぼこぼこにやられて、また立ち上がり、次のタイトル戦に向かって過酷なトレーニングに励む図!)ママは、あきらめませんから!♪♪

 根本的に、ちゃんとできる頭に改造する。できないはずはない。入学まで、まだ半年あるから、どこまで伸びるか、挑戦です。

しかし、帰ってきて、げんちゃんトレーニングをすると、確かに、ツーと言えばカー、のお姉ちゃんのようにいくはずもなく、先生の言うことが正しいのよね、きっと。という気になります。

 でも、先日のNHKの脳の番組「脳はよみがえる」 で、リハビリ効果が頭打ちになってるような時でも、脳は確実に変化していたのを思い出して、気をとりなおします。

 それに、げんちゃんは、今日、ママとの会話で、なんか、すごいな、普通じゃん!と思えるような、リアクションを見せました。長い文章を、的確に、ママの投げかけに合わせて返してきたのです。

 「げんちゃん、ボキャ(ボキャブラリー)すごくなったやん。へ~」
とママは感心しました。
 「人にボケなんて、言っちゃいけないんだよ。ぼくは、ボケではありません!」
 ボキャはさすがにわからなかったようで、こう反撃します。そう、そういうことも言ってのけるのね。すごいよ。

 でも、文体が前より、装飾的になってきたぶん、どもりが目立つようにもなりました。
 「あのさ、トーマスの線路がねっ、ねっ、二つに分かれているところがさっさ~」
みたいな感じです。脳が進化していく過程では、色々未完成品が出てくるもんなんでしょう。
 脳がよみがえっていく課程は、外からは、逐一確認できませんよね。
 ママは、そう思います。そのうち、完成品が披露されるでしょう。そう信じましょう。

寝るとき、おねえいわく、
「げんちゃん、お風呂でね。シャンプー流した後、排水溝のところに泡がたまってるのを見て、”泡の渋滞だ”と言ったよ。わりと、すごくない?」
 おねえに、感心されたげんちゃんでした。

 
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公開コメント 承認後公開

  1. りゅうママ より:

    就学前小児科検診ですか。うちの子供もいずれ通る道。勉強になりました。

    とはいえまだ幼稚園が先なんですが。近所の幼稚園は凄くフリーダムで現在次女が伸び伸びと育っているのでそこに通わせてあげたいんだけど、話せない子供は預かれないそうです。何としても今年中に二語文を完璧に喋れるようになって欲しい。今月鈴木先生個人レッスン予約とれたのでミラクルを夢みています。

  2. げんママ より:

    えー。そうなんですね。話せるようにチャレンジですね。タイムリミットがあるのもいいものです。なにしろ挑戦ですから。
     鈴木先生の個人レッスンミラクルおこりますよ。楽しみにしてます。

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