>ある朝、げんちゃんは、なんか、ぼ~っとしています。今から何をすべきか、なんのために起きているか、いまいちつかもうとしていない。
私は、げんちゃんに用事を言いつけてみました。
「トイレのマットとタオルを替えてちょうだい。」
洗濯物が取り入れたままになっていて、その中に、洗いあがったトイレマットとタオルが見えています。
げんちゃんは、おもむろに、トイレマットを「これ?」 と目で合図して手に取りました。私がうなづくと、げんちゃんは、それを持ってトイレに行きました。(あいかわらず一つずつ? タオルは持っていかない。)
次の瞬間、げんちゃんは、1階のトイレから出てきて、ひいてあった古いマットを洗濯機に入れました。
さて、次にげんちゃんは、さっぱり意味のわからない行動をとります。新しいマットを、古いマットのかわりに置くのではなく、二階のトイレに持っていってしまいました。私は、ちょっとしたショックを受けて、げんちゃんに、なぜそんなことをするの?、と、彼のおかしな行動を指摘しました。
すると今度は、洗濯物の中から、新しいタオルを取り出して、一階のトイレに持っていきました。そして、しばらくして、私が一階のトイレに行ってみると、
敷物のなくなってしまった一階のトイレの床に、敷物の代わりに、新しいタオルが、二つ折にして敷いてあるではありませんか。びっくりです。げんちゃんは、なんか、ぼ~っと意識が抜けているようです。
は~っ💦 ただマットとタオルをさしかえるだけが、できないというのか?
私はちょっとしたパニックになりました。げんちゃんの行動の意味が、まったく見えません。
げんちゃんには、こういう、度肝を抜かれるような行動がよくあります。ぱっと見のげんちゃんからは想像できないような、ものすごいずれです。少しくらい勉強ができるようになっても、私が、げんちゃんが、重症の発達障害で、意識障害が激しすぎる、と失望するのはこういうところです。ぞっとします。
あまりにびっくりして、Sさんに電話してしまいました。すると、彼が、例によって、上手にげんちゃんという人間をうまく説明してくださいました。
「げんちゃんという子は、一番初めの、自分をちゃんと捉えるというところから、つまづいている。
現象の捉え方が、普通より、大きくずれているのに、少しずれている、くらいに周りからは思われやすい。だから、学校の先生にしても、それくらいはいいだろう、といって、捉え方のずれを、ざっくりと許してしまう。そのため、捉え方を吐き違いしてしまう。
げんちゃんにとっては、正しい方向にベクトルを向けようとすることだけでも、至難の業なんですよ。」
なんか、わかるような気がします。は~・・・こんな事件のあと、げんちゃんは、Sさんとの合宿に出かけました。今回は、宮崎のイルカランドを中心に、いろいろ旅をします。
夕べ合宿先に電話しました。そしてまた、Sさんとあのトイレマットとタオル事件の話をしました。
Sさん「げんちゃんといっしょにいて、よくわかりました。げんちゃんは、今までは、意識が抜けると、限りなく落ちてしまっていたけど、今は、底のとこまで落ちなくなりましたね。しかし、ある程度のところで、フリーズするんですよ。トイレのことは、彼なりになんかやろうとしたんでしょうが、がちがちでフリーズして、余分なことをあれこれ考えすぎた結果、へんてこりんな行動になったんでしょうね。
だから、激しくとんちんかんだけど、多少救われる。シンプルに考えて、単純に動けばいいのに、まわりくどく、まわりくどく考えて動くから、とんでもない結果になるんですよ。」
「はあ・・・」
なんか、わかったようなわからないような・・・
「げんちゃんの、ああいう行動が出ると、もう、おとぼけなんてことを通り越して、背筋が凍ります。バカ、なんて言葉さえ、彼には上等すぎるとさえ思うくらいです。」
「ですね。バカなんていうのは、ある程度の範疇におさまっている場合であって、げんちゃんの場合は、そういう時は、言葉で言うなら”ふぬけ” 空っぽです。」
「そう! そうなんです。げんちゃんは、空っぽなんです。ほかの発達障害のお友達を見てきたけど、みんな空っぽではないです。何か、自分の発信なり、感性というものがあるのですよ!」
なんか、私のもやもやした思いが、言葉になりました。
げんちゃんは、空っぽ! げんちゃんの原点は、空っぽです。心が空っぽなんです。ほかのお子さんは、周りは空っぽ(能力がまるで低いとか・・・)でも、心には何らかのものがあると感じます。でも、げんちゃんは、外側だけでなく、真ん中が空っぽなんです!
心も少し何か埋まってきたと感じている今でも、しょっちゅう空っぽになるげんちゃんがいます。
「そんなときは、まったく角度を変えて、刺激しなくてはなりません。トイレのタオルのことは、もうすっとあきらめて、シャワーでも浴びなさい、とか、冬だったら、外に出て反省してきなさい、とか、リセットしないといけません。接点を変えると、ふっと我に返る、ということが起こったりしますから。そういう時は、水あび、外気にふれさせる、なんていうのは、一番いいですよ。」
Sさんならではの、不思議な解説も、なんとなく納得がいきます。この空っぽのげんちゃんが、Sさんの手で、少しは変わって帰ってくるのを期待します。
私のつかのまの休息です。
追伸
Sさんいわく、空っぽというのは、人が目に見えるところが・・ということなだけで、げんちゃんは、人が見えない奥の深いところでは、空っぽではないんですけどね。まあ、普通の人には、空っぽに見えるでしょうね~・・・だそうな・・・・
そう言われても、凡人の私には、あのモードになると、空っぽにしか見えないです。
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確かにマットのかわりにタオルを敷いていたら、ちょっと驚きますね。
でも、S先生の解説をうかがうと、本当の空っぽではなく、回りくどく考え過ぎた結果のようですから、全くの空っぽではないことが分かるので安心しますね。
roboなども、こういうことがあります。普段は様々なことを学習して、なんとか日々の生活をやりこなしていますが、ふとした瞬間に素が出ます。普段やりつけていないようなことをやらせると、激しくトンチンカンをやらかすんです。
そういう時は私もギョッとして、この子のズレ具合を改めて深く認識します。そして、やはり習慣化したことでなければ、通常の動きは出来ないのだなと再確認するというわけです。
でも、げんちゃんもroboも意識がバシッと入っている時は習慣化していないことでも、期待以上のパフォーマンスを見せてくれることもありますよね。いい時があるだけに、トンチンカンな行動に遭遇するとショックが大きいのだと思います。
こういうボンヤリした時のげんちゃんは、何かに取りつかれた状態だと思って、厄払いのように冷たい水や澄んだ空気で徐霊(浄化)させるのが実際1番適切なやり方だと思います。
こういうボンヤリした状態の時に、げんちゃんは暴れたり叫んだりする方向に行きませんが、子供によっては癇癪やパニックという状態になり、本当にトランス状態のようになる場合もあります。
げんちゃんはトランス状態が派手ではないだけに、周囲には見過ごされやすいのでしょうね。こういう憑き物がついたような状態のまま長時間放置するのは危険ですので、すぐに意識の状態を改善させなければならないと思います。憑き物に支配されたようになる可能性があるんですよ。いや、本当に。
げんちゃんは成長して来てはいますが、まだまだ油断が出来ないですね。イルカ合宿で新たなステージの扉を開いてくれるといいですね。楽しみです。
ロボママさん
なるほど~。解説をしてもらって、よくわかりました。それにしても、ロボママさんは、S先生の意図することがよくわかりますね~。
ほんとまさに、憑き物が憑いた状態そのものです。
この子たちがぼ~っとすると、意識と体が乖離してしまうらしく、ずれたところに魔が入る、なんておっしゃいますが、たとえのような話ではなく、ほんとにあり得るな~と思います。
発達障害の大人の方で、作業所に行っているかたがいますが、なんか、ぼ~っと目が遠くを見て、こっちの世界にいないような感じで、あるとき、見て、ぞっとしたことがあります。
霊障とでも言いたいくらいでしたからね~。
げんちゃんも、放置すればああなるんだ~と思います。
ロボ君も、げんちゃんほどではないにしても、大きなずれを見せることがあるんですね~。ホント厄介ですね。ルーティンなことしかできない、というのでは、大人になってからも、暮らせる範囲が限られます。
そして、げんちゃんは、確かに、派手に暴れたりしないので、この大きなずれは、浅いつきあいの方には、わかってもらえないことも多いです。トランス状態、この状態は、長く放置できないです。でも、なかなか治らないことも多い。何日も続くこともありました。
落ちてもぱっと切り替わるげんちゃんが、まずは目標ですね。
息子だったら、ぼーとしているときに何かお願いしたところでまずやろうとすらしません…
新しいことなど、意識が入ってるとき、息子でもわかりやすいようにサポートや声かけしながらやらせ、2回目、3回目と少しずつ声かけを減らす感じです。
今年の夏は、中学のクラブチームの体験がたくさん入っています。
当初は、サッカーやりたがりの息子ですら、予約も尻込みしていましたが、1度やったら楽しくてしょうがないようで、いろんなところに行きたい!と言っています。
体験なので、初めての場所、初めての子達、初めての練習メニューだし、相手も中学生の子達なので、かなり負荷も高く、難しい内容も多いのですが、サッカーに関しては本当に意識がしっかりと入る感じで、できなそうな内容でも頑張ってできるようになり、決してめげることもありません。
サッカーに関しては、息子の場合、慣れているところや内容より、新しいところのほうが本人も楽しいようです。
勉強やお手伝いといったところもサッカーのように前向きに意識を入れて集中力を高めて取り組めるようになってほしいのですが。
これから、中学のクラブチームの進路が本格化し、悩ましいところです。
個人的には強豪チームは避けたく、ほどほどのチームがいいなぁとは思ってます。そもそも強豪は入れないとは思いますが。
こんにちは。
いつも参考にさせていただいています。
小3の息子は、不安症でデリケートで落ち着きがなかったのですが
整体と療育的対応で、なんとか多動は消え、情緒面も安定し
てきました。
しかし、短期記憶や象徴的理解にまだまだ問題があり、
次にどう手を打てばいいのか困っています。
最近、腸内フローラと発達障害の関係が
話題になっていますね。
腸内フローラを整えると、改善効果があると。。
げんちゃんママさんは、
「腸の力であなたは変わる」を読まれたことはありますか?
みかんママさん
お子さんのサッカーの主軸は、ほんとに彼のカギですね。
げんちゃんには、そういうものはないので、タイプが違うんだな~と思います。
まず、空っぽというのがなさそう・・・
新しいことをいやがるのは、混乱してしまうのを恐れているのでしょうか。支援のお友達のゆうすけ君もそうです。でも、彼も最初を突破して、いいかも、という印象を持てば適応しますね。
げんちゃんは、新しいことも、やらされれば、なんということもなくやります。でも、野球をさせるときは、とりあえず、拒否したので、少しは、意志が出てきたかもですね。
アラジンをもう一度見に行こう、とさそったら、ぼくはいいから、と断ったこともありましたね。
でも、連れていくと、なんということもなくいくと思いますが・・・
サッカーは、自信ができて、ある程度こなせるので、新しいことの方が好きなんでしょうかね。そうすると、ルーティンにやって、できるようになったら、次は、それが広がりそうですね。
あきさん
改善してきた部分は、大変なとこだったので、落ち着いてきたことは、ほんとにうれしいですね。
でも、落ち着くと、今度は、それぞれの能力アップが気になりますね。
私も、あの頃は、一つ一つの能力に目がいって、各論でのばしてきましたが、今となれば、結局、意識障害がすべてをはばんでいたんだな~と思います。意識とは、空間の認知そのものらしいです。げんちゃんは、ドローンをしていますが、そういうものも、まだ難しい年齢ですよね。
まだまだ、いろんな体験に言葉をつけてあげる、ということがたくさん必要なんでしょうね。とにかく、刺激刺激・・・って感じの3年生でしたよ。げんちゃんは、
腸内のことも大事ですね。私も、いろいろやりmした。11-1という東大ベンチャーが開発した腸内サプリは、ほんとにデータがすごいです。
うちの場合は、そういうことをやっても、ほとんど変化を感じませんでした。
意識障害は、そういうこととは、なんか、ちょっとかけ離れているような・・・・
うちは、とにかく、アレルギーだとか、腸内細菌だとか、そういうものは、まったくかすらなかったです。
でも、整えるのはいいですよ。すべてにおいて。その本は読んでませんが、似たような本はいくつか読みました。アレルギー、腸、そういうものをなおして、改善する子は、そもそも、それが原因だったのでしょうね~。
げんちゃんの 空っぽの場面に遭遇すると、パニックになる気持ち、よく分かります。「こんなことも分からないのか、出来ないのか」と 絶望的な気持ちになりますよね、息子も同じです。
S先生は今 げんちゃんの空洞を埋めに埋めてくれているんですね。頼もしいです!! 空洞のほうが むしろ正しい価値観がダイレクトに入るような気がしますが、どうでしょうかね?
むしろ 息子は気持ちはあるとは思うんです。しかし その気持ちが 本当にトンチンカンだったり、「堅さ」ばかり目立ったりで、それを修正するのが なかなか困難です。間違えが治らない、切り替えられない、、、自閉の困難さに 毎日格闘しています。
げんちゃん、成長して戻ってきて欲しいですね!
背筋が凍るような場面のとき、すぐに相談できるS先生がいらっしゃって心強いですね。
息子は富士山登山から帰ってきました。夫と登ったのですが、何度も何度も「しんどい」「辛い」「もう降りたい」とメールや電話がきました。もう無理かと思い、8合目から9合目の間くらいにかかってきた電話で「ここまでよく頑張ったよ。またいつかチャレンジしよう」と伝えました。
夫も下山を検討したところ、登頂できなかったことに対して、泣いたそうです。
しばらく休んで、頂上までの時間を確認して「あと1時間半頑張ろう」と、また登り始めたらしいです。
雨も降ってきて風も強い中、なんとか山頂まで登り切りました。
げんちゃんママさんがおっしゃるように、逃げ場をふさいだら頑張ることができるんですね。富士登山は前に進むかやめるか、しかありませんから。
帰ってきて数日。出発前とはあまり変わってないです(涙)相変わらず、しんどいこと(学習)からは逃げてます。
ただ、頑張るためには何度も何度も励ましたり、支えたり、後押ししてあげる必要があるのだと感じました。
普通の中学生なら、やり切りたいという強い思いと、くじけそうな時でも、なんとか自分で自分を励ましながら頑張ることができるのでしょうが、それができないのでしょうね。
学習に関しても、まだまだまだまだ側で声かけしなくては無理なのですね。逃げ出したい気持ちでいっぱいです。
げんちゃんの旅、何かを得てきたらいいですね。
ひつじさん
この子たちのずれは、ほんとに厄介ですよね。
発達障害イコール意識障害、とS先生は言いますが、そうなんだろうな~と思います。
捉えようとする思いが、わかない。わいても、まだらになっているから、バランスよくとらえない。
げんちゃんは、目的をとらえることができなくて、いつも、外側だけをとらえます。
何かをやるときは、ただ、やらなくちゃ、ということだけ前に押し出されて、何のために?とか、どのように、が、まったく抜けています。
それゆえに、状況がちょっとでもかわったら、まったく応用できません。
ほんとに困ったものだな、と思います。空っぽのげんちゃんの、その奥の院まで感じ取れるS先生は、ほんとにすごいな、と思います。
彼にしかできないことをやっているようで、もう私はまかせるしかないです。それほど、コアな意識障害の分部はやっかいです。
気持ちがあるのにとんちんかん・・・というのは、やはり状況判断や目的意識が弱いのかもしれませんね。
ゆうママさん
富士登山の最中に、しょっちゅうヘルプミーしちゃうんですね。でも最後には登れたんですね。
帰ってから、勉強はあいかわらず、と書いていらっしゃったけど、経験の効果が表れるのは、ちょっとタイムラグがありますよ。
逃げてがんばれば、達成感も味わえるし、なりたい自分にもなれる。はげましながら、でも、逃げ場を作らないといけない。。なかなか難しそうですね。
でも、勉強って、そこまでいかない、と言うことも多いです。
ゆうママさん
逃げ場を封鎖する、ということを、ひたすらしていた時期もありましたね。げんちゃんは、かなり耐性が強いみたいで、つぶしても、なかなかある一定まで達するのが大変でした。
お返事ありがとうございました。
げんちゃんの「空っぽ」に対して、息子は「拒絶」です。
学習は始まる前から拒絶なので、もう無理ではないかと…。
一緒にやってると結局頑張ってるのは私で、息子は空欄が埋まればいい。そんな状態になってしまいます。
小1から中1まで、すべて完璧に仕上げた宿題でしたが、もういいかなって気になってしまいました。よく頑張ってきたと思います(私が)
やはり息子に対して、人としてどうなのよ?って思ってしまいます。中2、分野はそれぞれだけど、どの子も一生懸命頑張ってる年なのに、声をかけなければ、ずっとテレビかゲームか、完成度の低い工作?等々。見通しをもって何かをするなんてことは、全くできません。
何かを伝えようとすると、耳を塞いだり、耳栓したり。ちょっと離れたくなりました。
げんちゃんは私からみると、素直で頑張り屋だなぁと思います。トイレマットの件は、母としてはがっかりするかもしれませんが、フリーズしたと考えると、仕方ないのかなぁと。そして別の時にはちゃんとできるのではないでしょうか?
息子は聞く耳持たない、という状況になります。私が注意したり教えようとすると、ふざけるか、暴言か、耳を塞ぎます。なので私のメンタルが限界になってしまいます。
ほんと、どうなるんでしょう?もうお手上げ、と思ってしまいます。とにかく違和感だらけです。
よく頑張ったよ。もういいよ。
誰かに言ってほしいのかもしれません。
私のキャパシティオーバーです。ここで勉強あきらめたらどうなるんでしょう?支援学校に行かせて解決、とはならないですよね。正解もどこに向かって進んでいったらいいのかもわからず、本当にしんどいです。
ゆうママさん
よくわかりますよ。だって、げんちゃんだって、この2~3年、人としてとんでもない方向に行こうとしていましたから。
それを、とにかく、つぶしてつぶして、立ちはだかっていたような感じでした。
自分はどういう状況なのか、世間での自分の位置は? 普通からどう乖離しているのか。 人としてどれほど最低なのか・・・
そういうことを、常に、あらゆる方法で、彼につきつけてきたように思います。
とにかく、支援クラスでも学校でも、彼は、障害児として、すぐにサポートを受ける。
その時に、私と同じスタンスで、自分の立ち位置を思い知らせてくれたらいいですが、シビアなことは濁される。
障害児にしてはよくやってる、・・・こういうスタンスで、勘違いを生んでくれる。
もう、少しのすきも許せない感じでしたよ。絵画教室は、S先生のアドバイスでお休みしていましたが、私も、すぐに、なるほど、それが正解だ、と思いました。
障害手帳を取りに行くときも、とにかく、演出をぬかりなくやって、げんちゃんが、自分が、今のままでは、世間では、下だ、と感じられるようにしましたよ~。
誤解のないように言いますが、障害児が人間として下というわけではありません。この子たちは、むしろ高いものをもらってきています。
しかし、それは、たゆまぬ努力と前向きな思考の上に花開くことで、普通の人より、努力せず、義務も果たさないのであれば、やはり、社会では、対等というわけにはいきません。
それをわからせること、そこに何年も何年もついやしているように思います。
ゆうママさんのお子さんも、たぶん、超えるのがママ、というのではなく、超えるのは、自分。というところになるように、どうにか持っていきたいですね。
最後、どうしようもないときは、福岡に来て、S先生の合宿お願いしたらいいかも・・・
ほんとにしんどいですよ。しんどすぎます。ゆうママさんは、ほんとに、よくやってきたからね~。
ゆうママさん
あと、私たちは、勉強をどうしても重点的に考えてしまうのですが、やはり、それは、人として育つということの次なんですよね。
アイテムとして用いるけれど、重要事項の頂点ではない。勉強の用い方、やらせかた、というのは、やはり、時があるんでしょうね。げんちゃんは、この夏休みは、すべてはできないように思います。
心の成長にエネルギーを使っているので、もうそれ以上の詰め込みは無理かな~・・・でも、やらせないと、今度は、逃げますからよくない。
この加減はほんと難しいです。
しかし、ゲームづけになってもらったら困りますね。ここは、しっかりシャットアウトできたらいいですよね~。
げんちゃんは、ゲームは、今はいっさいやらないです。ほんとにごくたま~にちょっとやるていど。
ゲームは発達の子に限らず、現代の大きな課題ですね~。
げんちゃんママさん、
泣き言にお返事ありがとうございます。
人生なめたような態度をとることに我慢ならないのです。おっしゃる通り、自分の人生、自分で向き合わなくてはなりません。それは障害のあるなし関係ないですよね。
一緒にいると煮詰まるので、少し距離を置きたい気持ちです。
ゆうママさん
ほんとに、発達障害とは、心の障害だと思います。げんちゃんも、空っぽげんちゃんになるので、ほんとにぐったりします。
支援学校に行っている、ひさし君の方が、どんなにレベルが上か・・・って、いつも思います。
この子を、人間の範疇に入れるために、これからどれだけのことをしないといけないか、と思うと、くらくらします。
めげても、立ち上がってがんばっていきましょうね~。
空っぽにみえる:無関心からくる。
変な行動:指示を理解せず、無関心の心で、アテンションの少し反応したものから動くため。
働きかけ⭕️止めると孤独と虚無、更なる無関心
増える テレビやゲームなど不連続なものに
関心をひきやすく出来ているもの。ノイズに占拠される
立派な人になる為の勉強❌
目的:例えばプログラマーになる為の学習とか
目的をはっきりさせないと 理解できないし ぶれる
本当は空っぽではない:人は必ず何かに関心をもっているから
意識を持続させる❌ 自分の世界に浸れる時間も必要 メリハリ
げんままさん、先日は温かい言葉をありがとうございます。
すぐにお礼の返信をと思いましたが、遅くなり申し訳ありません。
夏休みに入ってしまいバタバタと時が過ぎてしまいました。(ラジオ体操もありました)
今週月曜からとんちゃんは実家に行っています。
ようやく私もほっとできたのですが、もう明日お迎えです…
つかの間の休息…
数か月ぶりにとんちゃんを見た私の父。(とんちゃんの祖父)
以前より、びしっとしていない(体幹がない)ことや学習に対する意欲の落ちぶれ具合を指摘されました。
去年と全然違うよと。
夏休みに入り先週までの2週間、義母にお願いしていたのです。(泊まり込みではなく、我が家に通ってきてくれました)
が、学習は殆どせず、好き勝手1日を過ごしていたようです。
義母は「無理に学習をやらせても」というスタンス。
「嫌でもやらせてください」とお願いしていましたが、荷が重かったようです。
今年は元々低かったのもありますが、あっという間に落ちましたね…
ゆうままさんのお気もち、私も全く同じ状況です。
ゆうままさんのお子さんは中2、うちは小4でレベルが全く違いますが、もう私の手には負えないという気持ちが沸々と湧いています。
みなさん、本当によく頑張っていらっしゃる。
小4で投げ出したいと思っているなんて、何を情けないことを!!根性がないと思われてしまいそうですね。
うちも頑張っているのは親。
今年は宿題完璧にやれないとか、もういつものように学習を進めていくことが困難だなと感じています。
とんちゃんの理解力をはるかに超えた学習になっているんですよね。
本人も拒絶し始めています。
学習以外になるとそこそこ元気になりますが、ひとたび学習に入るとフリーズというより、寝に入ります。
シャットアウトですね。
げんままさんのコメント通り、とんちゃんはまだ、勉強以前の部分が必要なんですよね。
でも学生である以上、勉強はついて回ってきますし、逃げないである程度やってもらいたいけど、出来たら苦労しない(笑)
勉強することから逃げてもいいとなると、とんちゃんの思うツボのような…
今という時しか生きていないので、この瞬間さえ心地よければいい、そんな風に見えます。
このままではこの子、どうなっちゃうんだろう??
明日から会社のお盆休みです。
とんちゃんと四六時中べったりな1週間が始まります…
余談ですが、今年は役員だったので、ラジオ体操に参加していました。
とんちゃんのラジオ体操を久しぶりに見ました。
何かサマになってました。(もちろんまだまだのレベルですよ)
おととしまでは、完全に目立っていましたが、今年はよく見ないとわからないぐらいです(笑)
名無しさん
>からっぽにみえる:無関心からくる。
確かにそうですよ。げんちゃん、自分の関心のあることだけ、それも、ピンポイントだけ、ぱっくっと食いつきます。その前後は無視するから、すぐにやらかしますしね。
>変な行動:指示を理解せず、無関心の心で、アテンションの少し反応したものから動くため。
わかるわかる・・・
>働きかけ⭕️止めると孤独と虚無、更なる無関心
そうなんですか~。ただぼ~っとして、自分の世界観に入ろうとするげんちゃんをストップするのは、エネルギーいります。でもやらなや、孤独と虚無なんですか~
>増える テレビやゲームなど不連続なものに
関心をひきやすく出来ているもの。ノイズに占拠される
ここは、ちょっとわかりにくいな。
>立派な人になる為の勉強❌
目的:例えばプログラマーになる為の学習とか
目的をはっきりさせないと 理解できないし ぶれる
そうでしょうね~。抽象的なことはとても難しいんですね。でも、自分が言うことは、とても抽象的で、具体的に落とせてないようです。
>本当は空っぽではない:人は必ず何かに関心をもっているから
そう、神様からもらった意識というのは、だれしもありますよね。げんちゃんは空っぽに見えるけど、奥にあると思う。出してこないんだよね~。
>意識を持続させる❌ 自分の世界に浸れる時間も必要 メリハリ
意識を持続させるためには、すごくエネルギーがいるようですね~。でも、少しずつできるようになってほしいな~。
短い言葉だけど、げんちゃんに重ねることができます。ありがとうございます。
とんままさん
う~ん。まさに、夏休み症候群だよね~。
私は、今、げんちゃんのコアなところと戦っていますよ。ここは手ごわい!
ある意味、ここがクリアできれば、勉強だって、そんなに苦労しないはずなんですよね。
だから、べんきょうは、二の次、といってもしかたないですよね。この意識障害という闇は、ほんとに深いです。
そばにつける他人、親戚、先生。細かく、配慮がいります。今は、とても繊細な時期で、彼の心を自分を克服したい、と思わせないといけないです。
自分の世界観につけすぎてしまうと、今は、とてもおそろしいことになります。意識を使わない世界は楽なので、そこで落ちてしまいます。
時期によっては、意識を入れた時の疲れが半端ないから、ある程度、そっちの世界の時間を長くするようなステージもあると思います。
でも、今は、げんちゃんは禁忌かな~。大好きなプールだって、30分にしています。
とにかく、苦しいだろうけど、意識を入れる時間を長くするように、少しずつあげていかねばならないかんじです。
フリーズより寝る・・・そうですね。げんちゃんは、あまり寝ないんですよ。15分くらい寝たほうが、切り替わるときもあるのに。
4年生の勉強は、割り算も出てきて、四則計算などの上に、いろいろあって、やはり、それまでとは違うので、大変ですよね~。
とんままさん
げんちゃんも、学習内容が、オーバースペックになっています。
まだ、小学校の文章題とかを、えっちらやった方がいいんだろうな、と思います。アメリカみたいに、学年を足ふみできたらいいな、と思います。まちがいなく、中学を5年はやるだろうな~・・・
でも、学校のカリキュラムがあるから、なんとか、うわすべりにもっていけてることもあるので、悪いことばかりじゃないのかも、と思いますが、やはり、しんどいですよ~。なつやすみ帳は、終盤にきてますが、まあ、これだけで終わるのが、妥当だな、と思います。自由研究とか、感想文だとか、余分だな、と思います。
実家に帰るので、盆は、自由研究をやってみようかな、と思いますが・・・無駄かな~。やれやれ。ほんと、夏休みも終盤に近付きました。毎年、ため息が出ますよね。
これぞ、期待あふれて始まる夏休みの、ぼろぼろの終わり方。いつものことですよね~。
今年はとくに、コンセプトが学習に来ていないので、2学期の差がつくことがちょっとこわいですよ~。
ほんと、魔の夏休みです~・・・