げんちゃんの夏休みは、小学校のある時から、だいたい同じパターンです。
朝、9時から12時まで学習。 昼3時から6時まで学習。
私が休みを取っているときは、私がやって、仕事の時は、K先生にやってもらいます。夏休みの教育費は膨大です。でも、家族旅行もほとんどなしなので、家族旅行に行ったと考えることにしよう・・・と言う感じです。しかし、K先生に預けるのは、ほんとに安心で、勉強だけでなく、メンタルや躾、という点でも、ツーカーの呼吸でありがたいです。
学年によって、この軸は同じでも、バリエーションが違います。。小学校のころは、この6時間は、ほとんど、何をやってんだか~という効率だから、夜になっても、何の達成感もなく、しかたなく、また夕食後机に向かうような感じも多かったです。時間ではないです。ほんと。げんちゃんの長時間学習は、普通の子の1~2時間分くらいしか、内容がないです。
昔のめりはりのなさっていったらなかった!
でも、今年の夏休みはましです。 とくに先週くらいから、少しは考えたり、つなげたりしている感じだから、”さあ、休憩入れよう!” というメリハリつける気にもなります。。
もちろん、つなげない時も多いし、何度もやったでしょ。とか、きれいになぜ書けないの? とか、あらゆる、普通じゃないお粗末げんちゃんが主軸だけど、、昔との比較で考えれば、まったく違うこの夏休みです。
朝早く起きる、ということも一つの軸においていて、7時過ぎにここんとこ起きています。そのくらいに起きれば、9時からなんとか、ぼ~っとしないで済むことが多いです。しかし、起きる、というのが目標なだけで、そこから先は、あいかわらず、ただぼ~っとして時をすごして、9時前になった時は、何かに夢中になって、結局遅刻したりします。また、用意する、ということも頭にないらしく、お稽古カバンを見もせずに持って行って、空っぽに近かったということもあります。とにかく、次は何をすべきか、というシュミレーションは、まだゼロ地点で今からと言う感じです。
ほんとに、朝のぼ~っとした感じは、かなりやばくて、今日もこんなことがありました。
テーブルにあった昨日のハンバーグの残り二つに対して、私が言いました。
「一つは、お姉ちゃんのだから、食べないでね。」(お姉が、夏休みで帰ってました。)
げんちゃんは、は~い、と返事をしました。
そして、次の瞬間、テーブルを見たら、皿は空っぽです。もうあきれ果てます。
「げんちゃん、私は今なんて言ったの?!」
半ば叫びます。げんちゃんは、??? ぽけ~っとして、何もつながらないようです。朝は、げんちゃんの魔のゾーンみたいでいやになります。それにしても、この聞くつもりがないくせに、上手に返事だけする、というのは、ほんとにやめてほしいです!
ここんとこ、早起きはなんとかできるので、このぼ~っとしたげんちゃんに、ラジオ体操をさせました。なんとなく、伸びてない関節とか、ぎこちないフォームとか、いちゃもんつけたくなりますが、とりあえず、毎日やれれば何かがかわるかもしれません。それから、ドローンをやる。ドローンは、とにかく意識障害の改善によいらしく、Sさんが、毎日とにかく、あいまあいまにやるように指導されます。意識とは、空間認知そのもの。ドローンは、自分の意識を具現化してつかむために、最もよい手段だそうです。
なんとなく、ぼ~っとした感にまみれている朝の時間、ただその時その時を、生きているようなげんちゃんは、時間管理も、結局まだゼロ地点です。
今日は、K先生は、朝の2時間近くを、どのように過ごすべきか、紙に書いて検証させたようです。とにかく、何もないエア~シュミレーションなんて、まったくできないげんちゃんは、とにかく、なんでも、書く!書く! まず、可視化しないと、気持ちの中に入っていかないのがわかります。
朝の学習時間が終わると、ここ二日は、近くのローソンにお買い物学習をかねて、お昼のお弁当を買いに行かせました。毎回、お札を出しておつりをもらうしか、やらないげんちゃんです。お財布はすぐに小銭で満杯になってしまいます。
昼の学習までの、あいた時間は、近くのプールに行きます。ここでも、好きなプールにぼ~っと長時間いると、また意識が抜けるので、30分だけ、と時間を切って上がるように言っています。今年は、このプールもいいのかもしれませんね。
夜は、おばあちゃんのとこで食事をしたら、8時過ぎに一人で帰って、風呂を洗って用意して入浴。あとは自由時間です。ピアノを弾いたり、テレビを見たり、好きなことをしているようです。
私は最近帰りが遅いので、10時ごろ帰ると、言いつけ通り、すでに、早寝して、寝息をたてています。
この夏休み、げんちゃんは、自ら、ちゃんとやろう、とけっこう上昇志向でがんばっているところが、例年と違います。ただやらされているだけ、という時代が長かったので、このプラスな感じは、今年の特徴かもしれませんね~。
ある壁を突き抜けたようではあるけれど、一気に駆け上がる、っていうのはないげんちゃん。コツコツ、積み重ねがすべてです。
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いやー、ここですよね。
げんちゃんにはできて、息子にはできる想像すらないところ。
一人でスケジュール通りに活動できるなんてありえません。
今回、息子、学校の3日間のプール教室、参加するっていうから申し込み、前日まで、行く!となってたのに、行く段階になり、行きたくない、何で申し込んだんだ!となってしまいました。
あの手この手で無理やり連れていき、帰ってきたら、友達と泳いで楽しかった、次の日も泳ぎの競争する約束をしたと言ってたのに、翌日、出る段階でやっぱり行きたくないとなり…
とりあえず、お友達とも約束してるし、今日は行きなさい。明日は休んでいいし、休むと先生とお友達にも言ってきなさいと言い、渋々でかけました。
好きなサッカーですら、いまだにたまーに、出る段階になり、出れなくなります。
来週、個別指導塾の体験3日間を予約しているのですが(珍しく息子から塾に行かせてと言ってきました)、行かせるの、かなり大変そうで、今から憂鬱です。
こーんな感じなので、今はまだ仕事をやれる気がせず、ずっと専業主婦です。
げんちゃんみたいにいつか自分でできる日がくるのかしら。
初めまして。
我が子も重度の発達障害(5歳です)ですので、少し前より拝読させていただいています。
夏休みも学習時間で埋められているのですね。
我が家も毎日学習しておりますが、1時間くらいが限度ですので、朝、9時から12時まで、昼3時から6時まで学習はすごいですね。
長時間学習は、普通の子の1~2時間分くらいというのも分かります。
我が子、文字を一つ書くのに2年かかりました。
過去記事と合わせて、今後の記事も私自身学びながら拝読させていただきたいと思います。
げんちゃん、やっぱり、しっかりしていますね!朝は苦手のようですが、お風呂の掃除までしているなんて、本当にいい子だと思います。げんちゃんの姿を想像すると可愛くて仕方ないです。
roboも8月からは、毎日1人で頑張らなければなりませんので、げんちゃんみたいに出来るといいなと思います。
前回のコメントの返信に書いて下さった通り、ママの姿勢や態度の中にも、子供の逃げ道となる抜け穴がありますよね。げんちゃんママさんのおっしゃる通りだと思います。
親の見栄やプライドのためだけなのか、それとも、子供の成長や生きる道を本気で応援したいのか、というところで、子供は親の足元を見ると思います。
また、責任感で親がかかえこみ過ぎてしまうことも、子供の自立や伸びを阻む壁になってしまうと思います。
私はどちらかと言えば、後者のパターンに陥りやすいので、気をつけています。
ですから、その時期が来たら心配でも何でもチャレンジさせたりしていますし、中学からは、全て本人の意志次第だろうと思って対応しています。
今回もフルタイムで働き出したことは、そのいっかんでもあります。どのタイミングでどうするかの判断が難しいのですが、前進あるのみです!
他の方も書いていらっしゃったとおり、お風呂掃除をちゃんとやるのは偉いです!
うちは何か頼んでも渋々やるくらいですよ。
スケジュール管理ですが、スケジュール帳を利用してはいかがでしょう?
娘の学校は連絡帳がない代わりにスケジュール帳を使っていますが、学校のない夏休みは1日のスケジュールが時間ごとに書けるページが大活躍しています。
部活、塾、移動時間などを書き込むと「この日の持ち物は?お弁当いるんだっけ?」「空いた時間は何する?」などと質問して、書き込ませて意識させています。オススメですよ。
今年の夏は少しずつ能動的に動けるように「勉強しなさい」と言うのを少し控えてます。とはいえ、「早めに夏休みの宿題終わらせないと、期末試験(2学期制です)の勉強できないんじゃないかな~?」とか大きな独り言をついつい言ってしまいます。勉強しなさいとほぼ同義語ですね(笑)
げんちゃん、しっかりしてきましたね。加速度的に成長しているように感じます。
1日6時間はすごいですね!息子もそれくらいの時間学習してくれれば…。
学校の宿題に加えて中1の復習ドリルを家庭学習として計画にいれて破綻しました(涙)げんちゃんは提出課題を優先させてますか?本当は中1の学習内容を定着させたいけど、提出課題も放っておけない。そんな不安定な気持ちです。
息子は昨日から今日にかけて夫と富士山に挑戦しています。何度も泣きのメールがきましたが、なんとか登頂できたようです。無事に下山した後は明日、明後日と、東京方面に鉄道の旅です。何かを得てきてくれれば、と思います。
みかんママさん
そうですか~。げんちゃんにも、お子さんよりましなところがありますか~・・
>一人でスケジュール通りに活動できるなんてありえません。
いやいや、うちも、ぜんぜんできません。ほんと、ここんとこできるようになったんですよ。
それも、できたーと思ったら、今日は、ぜんぜんだめでしたよ~。笑
げんちゃんには安定性ってものがない。できるな、と思って、油断すれば、どかんと、まったくできない。
たぶん、抜くんでしょうね。そもそもに逃げがあるからね~。
でも、お稽古事などは、わたしがトップダウン式に行かせても、たしかに、行くだけは行きますね。どこに行っても、自分の世界を持ち込んでしまうので、あまり疲れないのか??
良いところなんでしょうね。登校拒否もないし・・
>行く段階になり、行きたくない、何で申し込んだんだ!となってしまいました。
まあ、それは大変ですね~。
我が家なら、何言っとんの? うるさい、つべこべ言わずに行け。自分で行くって言ったんでしょ。
と、抑え込むだけだけど、そうもいかないのでしょうね~。頭の良いお子さんだから、複雑で、いろんな思いを感じることができる証拠なのでしょうね~。
>好きなサッカーですら、いまだにたまーに、出る段階になり、出れなくなります。
好きなことでも、直前になってひるんじゃうってことなのでしょうかね。ほんと大変ですね。
げんちゃんが、いやと言ったのは、野球やサッカーの合宿で、これは、ややぐずってましたね。今はないけれど。やっぱり、行くと、ぼけ~っというわけにはいかず、きつかったんでしょうね。それなりに。でも、先生に聞くと、楽しそうにしてましたよ。とか言ってたので、意識入れて、ついていこうとしていた現れかな?
>げんちゃんみたいにいつか自分でできる日がくるのかしら。
できますとも~。げんちゃんは中二でやっとこんなもんなので。笑
でも、姑も、いまだに私が、放り投げて、自分でするようにさせるものだから、あきれたりしてますから、みんなやってみれば、できるようになるのかもしれませんよ~。
nikon_leicaさん
タイからコメントくださったんですか。ありがとうございます。素敵な写真ですね~。
お子さん5歳なんですね。げんちゃんの発達が発覚した年です。げんちゃん、あの頃、勉強なんてできなかったです。とにかく、体つくりくらいしかできない・・
七田のもっとハッピータイムなんかを取り寄せてみても、なかなか進まず、おまけDVDを見せるくらいしかできません。
ほんと、何一つできることがない子でした。
この子が、自分でくつをはくこともいまいちぎこちなかったような・・・2歳児くらいの感じでした。
とにかくぼ~っとしてるだけの子で、もしあのままほっておいたら、今頃、どうなっていたのだろう、とぞっとします。
重症に見えても、意識が外に出ていれば、ぐんと改善しますし、軽く見えても、意識が出ていないと、なかなか本質から帰ることができません。
案外、多動で外にいろいろちょっかいかけてしまう子の方が、大変だけど、気持ちが出ていて、のちによく改善していったりすることもあります。
お子さんのタイプを見極めて、心にはたらきかけることばかけをしていかれるといいですよ~。
がんばってくださいね~。 1
ロボママさん
ほんと朝はだめですよ。
普通の人もエンジンかかるまで多少はかかりますが、幽体離脱ですよ。あの時だけは、
今日は、ものすごくよかったんです。昨日先生といっしょに計画メモを書いて、それを広げて、ラジオ体操まで自分でして、目もパッチリ、意識入ってるな~って、感動さえしました。
そしたらですよ。その後先生のところに言ったら、疲れてしまって、幽体離脱したんですよ。
なんて、やわな意識なのでしょうね。Sさんによると、まだまだ逃げが、根本にあるので、すぐに、きつさに負けちゃんだとか。
お風呂の掃除は、なぜかよくやってくれます。亀の水替えと風呂は、自分の仕事くらいに思っているのでしょうか。K先生に言われたらしく、今日は、帰ったら、食器も洗ってくれていました。と書くと、すごいことのようですが、洗ったスポンジは、水浸しにしてシンク上にほったらかしてました。気持ちが、そこだけ一つです。
でも、ここまで来るまでは、相当な時間がかかってますね。やりたくな~いを前面に出して、ふてぶてしい時代も続いていましたし。コツコツの上にあるだけですよね。
ロボ君の自立はすっといきそうだな、と思います。掃除も上手だし、目的をしっかりつかんでいるお子さんだから、ママが働きに出ると、すぐに切り替えられそうです。
前回のコメントの返信に書いて下さった通り、ママの姿勢や態度の中にも、子供の逃げ道となる抜け穴がありますよね。げんちゃんママさんのおっしゃる通りだと思います。
ロボママさんは、ロボ君のぶんまでかかえこんでしまいそうになるタイプなんですね~。
私はどうなんでしょう。よくわかりませんが、けっこう、自分の責任の分部は、私関係ないからね。とどこか突き放しているようにも思います。でも、親って、やはり、かかえこんじゃいますよね。
一段階上のチャレンジ、二段階上のチャレンジ。あるときは、三段階・・・いろいろさせてきましたよね~。
まーまさん
お風呂も、なかなかやらなかったですが、自分が入りたいのかな?なんせ長風呂です。
まあ、何事も、何年もかけて、と言う感じです。
スケジュール帳、うちも学校からもらって書いていますよ。なんたって、これがやたら時間がかかります。それだけ、時間の感覚もないのしょうね~。お子さんは、げんちゃんより、ほんとに時間感覚もけっこうあるように感じましたよ~。基本的なことなので、とってもうらやましいです~・・・
しかも、時間どころか、今日は、お小遣い帳的なものをつけさせてみたら、現金合わせで、財布の中を数えたら、50円と10円5枚を合わせて100円とカウントしたらいいのに、50円玉ほったっといて、10円だけ70円と数えていましたよ。
ほんと、げんちゃんの感覚は、異常です。
上手に圧をかけるのは、なかなか難しいです。圧のかけかた、逃がし方、それぞれの子にあったノウハウがあって、皆おなじじゃないからです。かけたり、弱めたり、ほんとに大変。
でも、良い夏休みがすごせたらいいですよね~。
来学期に結果が出たらほんとにうれしい!
返信をありがとうございます。
roboも上昇思考で頑張っています。でも、一気に階段を駆け上がってはいきません。今日の記事にも書いた通り、「話を最後まで聞いていない・確認をしない」など、正に意識の問題そのものが高い壁となってそびえ立ち、せっかくの頑張りが結果につながりません。
それでも、「やらされている→やっている」と変化しただけ、進歩しているなと思っています。やはり、こちらの精神的なものが違いますよね。
げんちゃんも明確な結果には、まだつながらないのかもしれませんが、「やらされている→やっている」に進化したのですね。
不器用さのある子達ですから、進みは少しずつかもしれませんが、着々と前に進んでいることは確かだと思います。
「コツコツ積み重ねが全て」という言葉に私も励まされました。一気に駆け上がると一気に転げ落ちる可能性も高くなると思いますが、歩みは遅くとも、着実に力が身に付いて行く方が結果的には大きな前進になると思います。
親が不在でも、スケジュールを意識して真面目に課題をこなそうとするって、なかなか出来ないと思います。どの子も出来ることではないと思います。
ロボママさん
レス遅くなってすみません。久しぶりに、大阪に研修に行ってました~。たまには、げんちゃんのことをまったく考えず、仕事のことのみ、というのはいいな~・・・
ふしぎと、また、そちらにも新たな活力が生まれます~。
きっとロボママさんも、お仕事始められて、また違う視点も生まれてくるでしょうね。
こつこつ・・・もう、ほんとそれのみです。とくにげんちゃんは、何もしないで、こうなった~、みたいなことはまったくないです。ほんとまったくない、と言っても過言ではない。
先日、ひさし君が、ママとげんちゃんの体操教室を見学して、お試しに先生に指導してもらったら、本人にしてはハードなことをトライしていたのですが、横で、ママが、止めに入ったりするんです。
それを見て,なるほど~、ひさし君のことを、障害ときめつけているのは、ママ本人なんだな~、とわかりました。
ママの意識改革の方が、彼の進化より大変そうだな、と思いました。
ロボ君にしても、げんちゃんにしても、たぶん改善する幅は大きいのだと思います。
この子たちの可能性は、普通の人以上だと思っています。だから、少々大変なこともトライさせて何とも思わないです。
こつこつでも、やっていけば、いろんなものが手に入ると思います。
あら、大阪効果? すごい前向きですね~。
ロボママさん
やらされているから、自分でやりたい・・・・確かに、ここですよね。
何年も何年もかけて、やっと、少しそうなってくれました。
でも、すぐに、どこか逃げの穴探してるげんちゃんです。
最近は、S先生の解説では、逃げようと暴走するのではなく、フリーズしてしまうんだそうです。その時のずれ幅が大きくて、まるで、後退したみたいに見えてあせります。
色んな細かい心のステージをちょっとずつちょっとずつ上がっているのでしょうね。
外から見ると、落ちている、または、かわってない、と思うようなことも多く、あせります。