ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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壮絶な攻防戦のあとに、自分と向き合った

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いろんな発達の子を見るたびに、げんちゃんより、人間であることにびっくりします。
小学生のお子さんでも、
「ぼくはいやだ。」
とか、
「こうしたいんだ~。あの人は嫌いだ~。勉強はいやだ~。僕は○○だから、××しないで~。」」
なんて、強い感情を口に出すことが当たり前だからです。


もしかしたら、げんちゃんは、発達障害ではないのかもしれない、とふと思うことがあります。魂の抜けた重度の精神疾患なのかもしれない、と思うのです。

支援学校に行っていたある男の子でも、げんちゃんより感じるということができていました。

げんちゃんは、爬虫類のように、普段は、じ~っとしていて、感情もなく、ただ目の前のルーティンを適当にやる。
傍目では生きている人間のように見えますが、空っぽの蝋人形のようです。

時々、ぱっと気持ちが入るときは、爬虫類が獲物を前にしたような感じで、突然とんちんかんなことをやる。

たとえば、上から目線での質問を、先生にしてみたり・・・
最近では、自分を認めてほしい、という行動が、ちぐはぐに出たりします。

最近では、時々気持ちが入って、生きた血が彼に通うことがあるのですが、ある時までのげんちゃんは、人の顔をしたカメレオン・・・そんな感じです。

気持ちが動かず、電信柱みたいなので、動じることも少なく、自分に対する自己評価もないのか、卑下することもない。ただ、心がほとんど動かない、身勝手な爬虫類が家にいるような感じです。

彼にとって、母親といえども、特別な感情をもつこともなく、蝋人形のように、彼は存在します。

心の交流などはなく、ただ、爬虫類を飼っているような殺伐とした感触しか、げんちゃんに感じることができません。私が求めても、冷たい壁。


げんちゃんは、その昔からしたら、今では少しは人間らしくなっています。すさまじいエネルギーをつぎ込んでやっと・・・・

でも、心の活動をすぐに止めるので、目の前におこっている事象から、何も奥深いことをつかみません。

たとえば、鏡をなかなか見ないので、
「鏡を見なさい。」

と指導していると、彼は、鏡を見ます。そう、自分自身を見るのではなく、鏡を見る、と言ったので、文字通り鏡を見るのです。

また、スケジュール表を見えるところに貼りなさい、と指示すれば、貼る。

貼ることが目的ですから、内容など確認などしません。

今でも、げんちゃんが完全に抜ければ、幽霊です。
外側だけ、ルーティンをおだやかにやっているので、空っぽには見えませんが。

空っぽの器に、何かが憑依している、と言われたら、私は、妙に納得すると思います。

ここまでの空の器を、私は、他の発達のお子さんに見たことはありません。言葉が出てない自閉症のお子さんでも、自分のしたい、好き嫌いなどは、はっきりしていることがよくあります。


あるお子さんは、ぼけっと、げんちゃんに似たところがありましたが、お母さんにべったりくっついて、甘えていました。お母さんが大好き、ということが見て取れました。

げんちゃんには、そういう行動もありませんでした。友達がいなくても、別に~と言う感じだったし、感情の起伏と言うとこまで行かず、ない、と言いたいくらいです。

最近でも、げんちゃんが抜いてしまうと、基本はそこに戻ります。

でも、少しほめたりすると、のぼせ上って、今度は、爬虫類が、好きなにおいに反応したかのように、動きがあります。
それらは、心とかではなく、ただ本能。

この感触は、普段、げんちゃんに少し相対するだけでは、なかなかすぐには見えてきません。

しかし、彼とかかわわった人たちは、彼が、鉄面皮で、強心臓の持ち主だという評価を下すことが多いです。
あまりに心動かさないので、大物~とか言って、そのメンタルの図太さに、妙な好印象を持つこともあります。

しかし、一緒に生活して、あらゆるずれを感じるようになると、その異様さに驚くことになるでしょう。


げんちゃんの心が動かないので、物事の奥深くまで、視線はいかず、表面だけ、ぼんやりとらえている。

心を動かさず、自分の硬い壁を破らずにいたら、楽。・・・エネルギーを使わなくていいのでしょう。省エネ気質と名付けてもいいのかもしれませんね。。


「どうしてぼくは、こんなんだろう・・・、」
先日なんとか自分と向き合うところまで、必死で持っていくと、、そんな言葉を使いましたが、こりゃもちろんポーズだな、と感じました。しかし、こんな言葉が出たことは、初めて・・・


たぶん、発達障害といっても、ここまで、心が動かない子はいるのでしょうか。

この砂漠のような人間に、どうやったら、人間の血をかよわせていけるのか、抜けまくっているげんちゃんを前にすると、わが子というより、恐ろしい、妖怪を前にしているような気持になります。

今日は、色々あって、げんちゃんを自分に向き合うところまで、ものすごいエネルギーをかけてがんばりました。一歩も譲らず、魂を削ってやったというかんじ。
げんちゃんからやがて、出てきた言葉、

”僕は、何々したい、あーしたい、こうしたい、という欲求がない。”

これは、初めての言葉でしたが、ほんとに自分の心に気づいているのでしょうか。こういう内省的な言葉は、16歳の今日、初めて出てきたと思います。

自分の心が欠落している、ということを、わず~かに認識したのでしょうか。

存在するものを、変えていくのではなく、そもそもない・・・を作る、というところから始める発達育児は、恐ろしく不毛に感じてしまうことが多いです。

逆に思いが、でているものの、方向性が狂っていたり、こだわりとなったりしているお子さんは、すでに出ている心の方向性を変えていく発達育児だと思います。周りは手を焼きます。これはこれでほんとに大変です。気持ちが出ているから、楽とも言えません。

しかし、それにしても、げんちゃんは、Nothing


げんちゃんからまたもや飛び出した言葉。(何時間もの攻防戦のあとに、ささやかに・・・って感じです)


”普通になりたい、とか言ってるけど、そういう思いはない。”
”まともになるには、少しずつやってかなきゃいけない。身に染みて感じました。”
”僕だって、何かを思いたいって、あるよ。”(思うことができない、という障害って何なんでしょうね・・・)
”ずるしてるって、気持ちはあるよ。”


ふてくされて言ったのではなく、自分の心をなんとかさぐりあてて、言った静かな言葉。

彼自身が自分の空っぽに気づけたのでしょうか。

じゃあ何があるの? と問い詰めれば、

”なんとなくこうなんだな~と言うくらいの気持ち。なんとなく・・・・”

そんな気持ちのエネルギーで彼が変わるなんて無理。そこに少し気づけた瞬間が存在した。進歩なのでしょうか。

彼の、言葉が、うすぺら~いお飾りか、真実か、私にはよくわかりません。これがポーズなら、げんちゃんの演技は、かなり巧妙になっています。真実の言葉なら、やがて変化が出てくるはずです。

もうオオカミ少年げんちゃんを信用する気にはならない。ただ結果だけが真実を伝えるでしょう。

今日も、心臓が痛くなるほど、疲れました。

心がないのではなく、厚い硬い壁の中に存在している、とS先生は言っていました。ないわけではない、というのが希望です。

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  1. natumikan_123 より:

    追い詰めて追い込んで底が見える程深く深く掘り下げさせて…やっと見えた思いを捨てないように掴ませてとらえさせる。
    きついなんてもんじゃありませんね。命が削られます。

    質や中身は違うけど普通の人でも自分が何がしたいかわからないと悩む現代人は多いので、自分で感じて、自分の頭で考えて、自分で行動するというのは難しいことなのでしょうね。

    普通の子でも、何かしたい、何か作りたいと言って、じゃあ何がしたいの、何が作りたいのと聞いても答えられない。わからないのなら提案するも何かピンとこない、やってみようと思えない、やりたいかどうかもわからない。なんか心が育ってないなとそういう子がたくさんいます。

    息子が能動的な思いを出して能動的に動けるようにと私も日々、考えています。
    反射的な反応をするけど、能動的となると案外、その起伏は小さいんですよね。

  2. ゆうママ より:

    げんちゃんママさん大変でしたね。お疲れさまでした。
    発達障害と言えどもそれぞれに個性があるのでしょうね。一般の子でも、やる気満々でいろんなことにエネルギッシュに取り組む子もいる一方で、時間を浪費するだけで何がやりたいのかわからない子もいますよね。やる気に満ち溢れてる子でも何かのきっかけでやる気がなくなる時期があったり、どんよりしてた子に、こんな力が秘められていたのかと思うこともあります。

    私も息子にはずっともどかしさを感じています。学習の負担は中学の頃よりはるかに減ったので、息子も楽になったと思います。その分調子にのることも多くて舵取りが難しいです。上から押さえつけて上手くいくような年齢でもなく、内側からでてくるものを引っ張り上げなくてはならないですね。

  3. かわいそうに より:

    ”僕は、何々したい、あーしたい、こうしたい、という欲求がない。”

    げんちゃんの素直な言葉なのでしょうね。
    発達障害の改善に取り組むのと並行して、げんちゃんの得意なことや大好きなことに没頭する時間も与えてあげればよかったのにと思いました。
    絵画教室好きだったんですよね?
    その時期のお母さんの取り組みの方針に合わなかったから通わせなかったと書いてあった気がしますが、好きなことをしている時間こそ、ああしたい・こうしたいという欲が出てくる時なのではないですか?
    欲こそ成長の源ですから。

    げんママさんはげんちゃんのことを誰よりも本人よりも心砕いておられますが、げんちゃんをロボットてしまったのもまたお母さんなのかなと感じました。

    我が息子も自閉症です。4歳の時に診断され、暗闇の中でこのブログに出会いました。8年前です。
    近藤先生のこともこちらで教えていただきました。2年通い、全く話せなかったのに施術のたびに言葉が出て嬉しくて嬉しくて…
    12歳になった今、自閉症の特性が消えたわけではありませんが、高IQだったようで自分の好きな数学の世界で進学校へ通うことになりました。

    それもこれもげんママさんのブログの情報に出会えたためですから、げんママさんには心から感謝していて、げんちゃんの成長も応援しているのです。

    感謝している分際で厳しいことを書いて申し訳ありません。ただ、げんちゃんの幸せや喜びを、他人事ながらも願っています。
    欲を無くしてしまった今から間に合うのかは分かりませんが、少しげんちゃんを解放して、好きなことを見つける時間を与えてあげてはいかがでしょうか。

    無礼をお詫びします。 1

  4. ここあ より:

    2月14日の分から読ませていただきました。高等学園や支援学校の高等部に進学すれば、就労に向けての学習になりますよね。説明会では能力別に清掃、裁縫、園芸みたいに分かれて練習を重ねるようでした。その話を聞いての娘が「掃除の練習ばかりは嫌だ。」と言ったのと、私もあと3年で社会に出すつもりは無かったので、学校探しが始まりました。私立だとげんちゃんの学校か、あと2校。通信は合同説明会の資料で特学の子や発達障害を受け入れていると書かれていた学校全てに見学に行きました。娘は普通の高校は勿論無理ですが、げんちゃんの学校だと自由な雰囲気に娘は影響されそうだと思いました。良くも悪くも素直なので、今までは普通級の子たちを見てそちらに引っ張ってもらっていたのだと思います。なので通信制でも毎日通学するタイプでしかも制服をみんな着ていて、でも支援があるような所を探して今の所を見つけました。私も娘に対してはげんちゃんママと同じ様に思っています。特学や療育で知り合った方は子どもを守る方や、周りが合わせてくれたらいいのにという方が多いです。でもそれでは世の中では生きていけない。最終的にグループホームにお世話になるかもしれないけれど、私は親の義務として人として当たり前の事をできる限り入れていきたいと思っています。娘も自分の立ち位置を勘違いしたり、気持ちを入れず適当な事をします。だから怒鳴りもしますし、娘が間違っている事や自分の立ち位置について厳しく言います。間違っているかもしれませんが、これだけ関わっている親はいないって自負しています。本当に命も自分の時間も削ってますよね。 1

  5. ここあ より:

    娘もS先生にみていただいたらかなりのものだと思われるかもしれないです。ただ感情は悔しくて泣いたり、したくないと反抗したり、親に甘えたりはします。お友達と一緒に居たいという気持ちもあるようです。今の支援学級は1年の女の子が2人いるので、毎日楽しいようです。
    が、何事も人ごとのようなのでそこが変わってくれないと、いくら詰め込んでも無駄なんだと思います。
    高校の提出作文が「高校でやってみたいこと」でした。
    最近リモートで家庭科を受けていて「すきなこと、やりたいこと」の写真を選ぶというのもありました。娘にはしたいことは少しはありましたが、すきなことが無いのです。家にいても学習かテレビをみるくらいで、絵もかけない。本も読まない。ゲームむしない。絵も練習したし、絵本も読み聞かせしてたし、ゲームも一緒にしてましたが、好きなことにはなっていません。特学の女の子高校生になったら、自分の好きな事をみつけて欲しいのて、今まで学習にさいていた時間を色々やらせてくれるディサービスで経験させてみたいと思っています。

    コメントで近藤先生のお名前がありますね。
    娘に「〇〇ちゃんが悪いんじゃない。」と言ってくれてました。息子さん続けていらっしゃるのでしょうか?
    娘はたまたまやってもらった花粉症のつぼがきいたのですが、発達に変化があった方もいらっしゃいましたよね。

  6. ここあ より:

    消そうとした文字が消えてなかったりしてます!
    しかも長くなってしまって。すいません💦

  7. glow-gen より:

    夏みかんさん
    意識低下させると、普通の人でも、認知症のようになったり、人として落ちていったりします。
    高い能力をもらっていても、思想や意識が低く、まったくそれ以下の能力より、残念なことになっている人もいますよね。
    たぶん、神様は、げんちゃんたちをこの世に送ってるのは、そういうことを見つめろ、ということなのかな、と思っています。
    げんちゃんは、自分の魂さえ、どうでもいい~、そんな感覚に感じます。
    このげんちゃんの異常は、なかなかまわりにはわかってもらえません。
    普通の子は、やりたい、とか、能動的なものが少しはありますから、そこをつつけば、なんかきっかけがあります。
    げんちゃんは皆無です。なんとか、あらゆることをさせ、少しでも食いつきそうなことはなんとかやらせる。しかし、すぐに、ぼ~っとルーティンに落とし、食いつかなくなり、ただやってるだけになる。

    この繰り返しです。ピアノにはまっても、一時期奇跡的にそんなことがあったけれど、すぐに、またルーティン。何も心を動かさない。そもそも論が、おかしいんですよ。そんなの、見たこともないから、誰も理解しない。孤独な育児になりやすいですよね。 1

  8. glow-gen より:

    ゆうママさん
    たぶん、高校になって、ある程度の収穫が欲しい時ですが、まだまだふんばりどころというところでしょう。

    お子さんは、げんちゃんより、色んな感情が多彩でしょうか。普通に比べたらそうでもないかもですが、なんとなく、とっかかりがあるような・・・

    その分、大変さが違いますよね。
    内側から、エネルギーを出してもらわないと、次に進まない。ほんと自分自身の魂と戦ってほしいですね。

  9. glow-gen より:

    かわいそうにさん
    コメントありがとうございます。
    残念ながら、空っぽのげんちゃんをここまでしたのは、私たちのチームです。
    空っぽにしたのはではなく、空っぽからここまでなんとかしたというのが正確なところです。

    これは、私の周りのチームのみんな、もしくは子供の時からかかわってくれた人、皆、おっしゃってくださっていることです。

    絵のことも、取り上げたわけでもなく、なんとか、食いつかせ、なんとかとっかかりを作ったのは、血の出るような私たちの努力です。
    そこに多少のっかって、好き、となったような感じかもしれませんが、残念ながら、普通の子の食いつきとは違います。なんとなく、ルーティンで、楽だから、そこを好んだ・・・つまり、そこへ逃げたら楽、くらいの、感じでした。先生も、そこをさらに引き上げる力がなく、げんちゃんの逃げ場を作るだけだったのでやめさせました。
    その後、絵はぼちぼちさせていますが、別に~と言う感じです。
    そもそも、空っぽすぎて驚くような子なので、今までの処方箋になっています。何かにくいつき、何かをしたがるような子ならば、もっともっと有効にさせていたのは間違いないです。

  10. glow-gen より:

    かわいそうにさん
    近藤先生亡くなられてほんとに残念でした。でも、効果があってよかったです。言葉が増えていくなんて、すばらしいことですね。

    たぶん、お子さんのタイプとげんちゃんは全く違うと思います。私も、他の子なら、げんちゃんにやってきたことと、まったく違うことをしていたと思います。
    普通のお子さんのイメージしか普通はできないので、そういう風に言われるのもよくわかります。
     このブログは、げんちゃんが少しずつ伸びている中で、ほんとに落ちた時の私の愚痴なので、マイナスが凝縮しています。また、良い成長を報告出きたらいいな、と思います。

  11. glow-gen より:

    Mさん
    お嬢さん、心をぐっとつかんだのですね。
    げんちゃんは、そのチャンスを、あらゆる方法で準備してやって、背中をおして、心が出た~と思ったら、また、もういいでしょ!、と扉をしめるような感じで来ています。
    これはげんちゃんのずるさです。楽な方へすぐにもどります。
    あらゆるきっかけを作りました。そのたびに、出てはまたあともどり、それをどれだけ繰り返したことか。
    その膨大な積み重ねで、今回の言葉もやっと出てきたと思います。
    しっかり出れば、彼の本質は気のいい、親切な奴なんだろうな、と思います。どうして、自分の良さを、捨てて、自分を放棄するのか、不思議です。
    自分の人生なのに、他人ごと。

    乗馬や英語を必死で取り組み、成果を喜ぶ。うらやましいです。げんちゃんは、まだそこには至っていません。
    今回のテストは、また抜いたようで、どれもひどかったです。まだまだ気持ちを入れるのが安定性がなく、すぐに楽なところに逃げ込む。

    でも、自分の心を探っていかせれば、自分のズルに気づいて、自分が抜いていることも、感じれるようです。お嬢さんのステージまで、まだまだ何歩も登らないといけないのだろうと思います。

    あまりに遅い進歩ですが、一応進歩はしているので、やめるわけにはいかないですよね~。
    げんちゃんが落ちた時の疲れから、幽霊でもつけているのかもしれません。そんなマイナスのうねりを感じます。プラスの時は、うそのようにかわいいのですが・・・
    発達障害とは、ほんとにすさまじい。
    落ちると、仕事をしている方がずっと楽ですね~。

  12. glow-gen より:

    ここあさん
    お子さんの学校選びがんばったんですね~。職業訓練と言っても、毎日掃除とか、園芸とか、単純作業だけなら、別に訓練はいりません。現場に出てやってたら覚えますよね。

    障害児という、よくあるステレオタイプなシステムですね。そんなとこ行ってもどうなのでしょうね。
    もっと、本質を改善する施策があるといいですが、医者でもわからないくらいなので、難しいですよね。

    お嬢さんも、好きなことないですか。げんちゃんはマイクラが好きだったことがありました。マイクラをやらせていたら、建設的な思考とかではなく、ただ自分の世界観に入って、ますます狂ってくるのが見えました。
    好きなことをどんどんというタイプは、限られています、そのことを気持ちをしっかり使ってやっているタイプです。そういうタイプは、好きなことの中で、心の使い方をおぼえていきます。
    好きなことをさせる、というのは、その状況を見極めてやらないと、危険なことがあります。
    ただ、自分の世界観に閉じ込めて、同じところを堂々巡りするようなものは、意識障害をさらに深刻化させます。
    たとえば、ずっと性器の絵を描く障害児と言うのを見たことがあります。同じ絵しか描かないのです。
    彼の精神成長は止まっています。好きだからと言って、そればかりやらせていました。恐ろしいことだと思いました。
    でも、そうではなくて、その中でめりはりがあり、やがて、やることに変化がつき、思考が芽生え、となるときは、どんどんやらせたらいいです。
    「好きなことをやらせましょう。」
    とかいう外側のキャッチフレーズだけが一人歩きは危険です。外側にすぎません。
    心がどう動いているか、ということが見るべき点です。指導者でも、よくそこを間違っています。

    何かを与えて、その中で、化学変化をおこすようなステージがくるといいですね~。お嬢さんは、げんちゃんより、気持ちの言葉がありますよね~・・・

    頭蓋仙骨は、3年生の時にやりました。40時間くらい受けたような・・・ちょっと落ち着きが出ました。効果はあったと思います。頭の締め付けがあると、どうしても、落ち着きがなくなりますよね。
    今は、たまにジムでヨガポーズで、体をゆるめています。まだまだ固いです。 1

  13. natumikan_123 より:

    子育てでも介護でも何でも行なっている行為そのものより、理解が得られないことが1番苦しいかもしれませんね。

    どこかしら歪みやズレがあるけど、その子によって出方も程度も違いますね。外側からしか見てないと一見、擬態していて異質、異常とはわかりにくいことも多いかもしれません。そこを見抜ける、気付ける人というのはほんの一握りな気がします。

    仰ることすごくよくわかります。
    好きなこと、やりたいことをとことんやることで伸びる子、合わない子どちらもいると思います。
    私も息子にどんどん学んでもらうことと、制限かけてやらせる時期を遅らせたもの、そもそもやらせないことなど見極めて、その時に一番ふさわしいと思った選択をしてきました。

    バラエティに富んだ子たちなので、子どもの数だけ子育ての仕方があって、みんなどれも正解なんですよね。
    手探りで育て方を探して試しての繰り返しの中で自分の子に合った関わりを見つけられたら、参考になるような子育てを見つけられたら本当に幸いですね。

    げんちゃんママさんにはS先生という強力なサポーター、理解者がいらっしゃるので心強いですね。
    私は小学校の先生、通級の先生が良き理解者でしたが、卒業して離れるのでかなり寂しいです。今からもう先生ロスです。中学でも先生に恵まれると良いですが、特に期待していません。うっかりそんな先生がいたらラッキーくらいな気持ちでいます。 1

  14. ここあ より:

    娘が年中の頃からお世話になっている療育の先生は子どもさんが車が好きだからミニカーばかり買ってあげて遊ばせていたら、テスト中も問題は見もしないで裏に精密な車の絵をひたすら書いていたとなれば「車のおもちゃや絵が書いてある物を捨てなさい。」と言います。道を歩いていてクルマのナンバーを覚えてしまう子どもさんには時計やカレンダーを外すように言います。親御さんは「車が大好きで。」とか「数をすぐに覚えてしまいます。」と、どちらかというといい方に思って話をされるみたいですが「それは違う。」と先生に言われて落ち込まれる方もいらっしゃいます。げんちゃんママが書かれていた子も同じですよね。私も最初はなぜなのか分からなかったのですが、支援員をしていて「なるほど。」と思う様になりました。車が好きな子は持ち物や下着も車の絵。休みの日も車の展示会に行ったりしていました。車の絵もどんどんうまくなりましたが、図工の絵や作品もなんでも車でした。入学した頃は言葉もたくさん知っているのでもっと成長してくれると思っていましたが、高学年になるほどに特性が外見からも分かるようになってきました。ゲームや動画にはまる子は本当に多くて、そればかりしています。病院で診察を受ければ好きな事を伸ばしてとか、否定しない様にとか言われるのでそうなってしまうのか。そうさせていれば楽だからなのか。好きな事ばかりで興味が広がらない。こういう子は知的の子が多く、学校生活の中では暴れたりはしないので目立つ事はないので支援も楽でしたが、ある時期まではまずこだわりやルーティンを取る事が必要なのではないかと思いました。感覚過敏で下着もつけれない子や繊細すぎる子、興味のある事や目に入るもの全てに気を取られてしまうような子はきっと小さい頃は大変だったと思いますし小学校でも支援は大変ですが、中学校になると落ち着いてきて知的には高いか普通だったので、普通の高校に行っています。小学校の頃はその子たちにひたすら付き合う事が支援でしたが、この子たちにはそれでよかったのだと思いました。ただ、特性はあるはずなのでその先がどうなっているのかは分かりません。タイプはあっても本当に人それぞれですよね。 5

  15. ここあ より:

    娘は強いこだわりがあるわけでもないので扱いやすいタイプだと思いますが、決まった事はできるようになっても何か起きた時に自分でどうしたらいいのかとか、経験や知っている事を使って考えることは難しいです。何かを覚えるにしても注目するところや意味が分からない時は、そこから教えないといけないですし。英語でAre youやDo youの文に、Iで答えるということすら説明をしたりやり取りをしましたし(涙)
    少し前にに下校したら家に誰もいなくて、隣の方が庭にいたらしく「うちに入れないので、お家に行ってもいいですか。」と言って隣の家にいたことがありました。果たしてこれはどうなんだと思いましたが、少しは「どうしよう。」と思っての行動だったのではないかと思いました。ただし、あくまでも隣の人だから良かったんだという事と、鍵の隠し場所を教えたので次からは鍵を使うように言いました。今色んなことを経験させれば興味のあるものがみつかるのではないかと思っています。でもその興味をもつ様子も観察していかないといけないと思っています。げんちゃんママのげんちゃんの絵に対する考え方がよく分かります。

    スーパーを辞める事になった方は就労移行に行かれているのでしょうか?就労移行だと仕事のマッチングもしてくれるでしょうし、ジョブコーチもいるので働いている様子もみてくれると思うのですが。スーパーを辞める事になった理由が分かっているといいですよね。 1

  16. glow-gen より:

    夏みかんさん
    一人で孤軍奮闘するには、あまりにきつい育児だと思います。
    精神の破壊というか、そもそも論がまったくない子の子育てです。げんちゃんは特にひどいとは思うけど。
    理解してもらえないです。
    学校の先生も、1年終わるころ、お母さんの言ってることがなんとなくわかる。とよく言われていました。
    先日も、スクールカウンセラーの先生が、げんちゃんに、
    「あなたはどう思うの?」
    と聞いていて、やれやれ、と思いました。明確な自分の気持ち、意志、考え、そういうものを持ってくれるなら、最初から、こんな苦しい育児なんてないよな~と。
    そもそものところが、まったくできていかないので、恐ろしく大変なんですよね。
    しかし、げんちゃんは、そう聞かれると、その場で思いついたことをぼそっと言ったりします。
    わたしには、単なる思い付きということがわかるのですが、先生は、なんか深くわかったような顔になっていました。やれやれ、まったくわかっていない。
    この子の考えとやらで先生が動けば、とんでもないことになるのは、いつものこと。
    げんちゃんは、自分が言っておきながら、べ~つに~と言う感覚で、他人ごとなのですよ。
    この感じ、ほんとわかってもらえないのがつらいです。
    ある程度考えとか希望とかは、そもそも、何をすればいいか、とか、判断できることが前提で、げんちゃんは、ただなんとなく、認知したつもりで、ぼんやりただよっているだけなんですもの。
     ある程度そこができているお子さんを持っていらっしゃると、たぶん、なかなか理解できないところだと思います。
    ほんと、表面に見えるのと、重症度はかなり違うと思います。
    意識障害がひどいと、なかなか進化が遅いな~と思います。逆場合は、ひどく見えても、あるきっかけでさっと伸びたりします。私は、そこのところが前より良く見えるようになりました。だから、もったいないなと思える子がたくさんです。 2

  17. glow-gen より:

    ここあさん
    お話の療育の先生はすごいですね。
    私はそんな人を見たことがありません。
    みんな、好きなことを伸ばして~。
    と言う人が多いです。さかなクンタイプと、ただ、意識低下させて、単純な行為を繰り返しているタイプと、中身は全然違います。
    さかな君タイプは、どんどん、色んな点に気づき、やがて、その点は、他の分野にも広がっていくのです。
    だから、広げてあげなくても、ちょっとしたきっかけを与えてあげたり、深堀を真剣にさせたりするので大丈夫。
    そういうタイプの親になっていたら、たぶん、
    「好きなことをさせてあげればいいじゃない!」
    とだれかれ、アドバイスしていたに違いありません。

    一見外側は似てますからね。
    そして、げんちゃんといっしょに体操を習っている大ちゃんは、小さいころ多動で、やばかったので、その流れで、知的クラスに配属されていました。
    しかし、相当できます。上学年頃から、それがはっきりしてきました。
    ただ、甘やかされているので、いやなことから逃げまくり、もったいないです。
    小さなころ、気持ちが出すぎて激しいお子さんのママは、きっとつらいと思いますが、希望がありますよ~。
    病院で、ほんとに適当なことを言われるんですよ。知らないんなら、何も言うな~なんて思います。医者の責任大きいですよ。
    ケーキの切れない非行少年たちを書いた先生、彼は、凄いと思います。
    数少ない、ましなドクターの本です。(失礼)
    ほとんどは、寄り添え、とか、治らないから一生あきらめて、とか、好きなことだけやらせて、みたいな、でたらめばかり並べますね。
    げんちゃんの小児科の先生は、違うことでかかっていた時、試しに相談してみたら
    「僕は専門じゃないので、わかりません。」
    と、あっさり。まだこっちがましですね。不親切感は強かったですが・・・ 1

  18. glow-gen より:

    ここあさん
    応用が利かないという点ではげんちゃんも同じです。
    しかし、意識の徹底的な改善をもくろんで、何度も何度も、めんどくさがらず、気持ちを入れることを強いてきて、ごくたまーに、つながりをしっかり捉えようとする時があります。
    できないわけではないんでしょう。ただ、めんどくさい。どうでもいい。
    そういう気持ちが出るのは、昔なら、1か月に半日・・・おそろしや。
    今は、どか~んと落ちて低迷し、それが終わって、浮上してきて、1日くらいは出ます。

    その時は別人です。頻度は上がりました、
    お嬢さんも気持ちの使い方をなんとか手にいれてほしいですね。
    少しずつ少しずつ・・・気が遠くなりそうです。
    こんなこと、よくやってるな~と思いますが、
    やはり、振り返れば、げんちゃんは別人なんですよね。やらなければ、おそろしい限り。姉の人生も台無しにしていますよ。なんせサイコパスの要因持ちまくってましたから。
    お嬢さんの留守の判断、良い面と危ない面・・・ありますね。
    でも気持ちを使ったことがわかります。できるんですよね。困ったりして、必死になったら。 1

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