ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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結局言葉がふわふわしているんだ!

   

言葉の意味を1から・・・、小学生レベルの国語とかやるより、もっと短い、辞書のうつしが効果的です。
公文書写を習って1か月、字はあいかわらず、汚い。でも、ゆっくり、公文のように書け~と、言うと、きれいに書きました。
げんちゃんマックスの字

 げんちゃんの学校は、続く緊急事態宣言で半分以上ズーム授業になりました。

政府のやっている政策をうのみにして、ただコロナさえ考えればいい・・・そんな思考停止の政策を、無条件に子供たちに伝えている教育だな~なんて思います。
コロナだけでなく、その裏で社会に何がおこっているか、政府の政策は正しいのか・・・マスコミに踊らされないようにするにはどうすればいいのか・・・
有事の時は、思考停止ほど怖いわけで、教育は何を伝えるか・・・

私的には、そういう姿勢がほしいです。ま、当然げんちゃんの学校には、みじんもないわな・・・

ズームの日は、一日中、家においとくのも気になるので、思い切って職場に連れてきています。職場の空き室でズーム授業を受けさせて、時々、手の空いているときに見ています。職場のスタッフも出入りするので、げんちゃん、意識低下のまま、適当にすごすことが少なくなると思います。

私は、職場の環境がそれを許してくれるので、そういうことをしていますが、あの学校の生徒さんで、親が仕事で家を空ける方だったら、ほんとに子供は悲惨だな、と思います。

6時間ズームを受けたりすると、げんちゃん、終わったら、ズーム疲れがひどくて、(パソコン相手に長時間授業はかなりきついと思います。)完全に抜けてしまったりしています。

それで、適当に、授業を受けるのをやめさせ、こっちが用意した、げんちゃんに今必要なカリキュラムをさせたりしています。

七田の算数プリント、とくに、文章を読み解く問題をさせています。
やらせてみると(3年か4年)あることに気づきました。

箱に球を入れる、と言う問題をやらせました。箱の大きさと、球の直径。そこから、ボールが何個箱の中に入るか考えるというものです。
たかがそんな問題を、げんちゃんは四苦八苦しています。それで、まず、平面の四角に円を入れるという問題に落としてさせました。

信じられないくらいの時間をかけて、なんとかできて、なんとか球もできました。

がしかし、

「なぜ、あの問題は直径を使うの?」
と聞いてみると、まったく言葉にできません。的外れなところにどんどん飛んでいく。
私としては、
「球の一番長いところが直径だから」

そういうことを言ってほしかったのですが・・・

まあ、この問題に限らず、要点は? と聞いた時に、げんちゃんは、解けた問題でも、的を答えることができないのです。
げんちゃんが解けたというときでも、たぶん、彼は、ぼんやり、なんとなく、わかったような気になっているだけで、霧の中で風景を見ているような感じなんだな、とわかりました。

ひらめくような気持ちで、
「あ、そうか。奴は、一つ一つの言葉の意味が、すべてぼんやりしてるんだ、」
と思いました。

長さ、幅、深さ・・・・私たちは、その言葉に、空間を感じ、方向性を感じ、明確な違いを感じます。それは、数学で使うような言語でなくても、同じで、単語一つ一つの意味を、確実にしっかり把握しているのです。

しかし、げんちゃんは、そうではない。ぼんやりとした言語しか持ってないんだ!

気持ちを表す言葉はもちろん、”長い”・・・というような、幼児でもつかんでいる言葉が、まったくぼんやりしているんだ。

結局、自閉症スペクトラム、とはよく言ったもの・・・意識障害は、言語にも、自分の思いを乗せることが難しい。意識イコール広がり、空間、言葉・・・
ことだま・・・なんて、言葉のことを言うけれど、言霊が、そもそもさなぎのようなんだ、と思うにいたりました。

そのことをS先生に訴えると、もう、あらゆる単語、普段使うような、ありきたりのものまで・・・・辞書で調べて、単語の的しぼり、をやらせるのだ~、ってアドバイスをいただきました。


なるほど~。
げんちゃんと話してみたのですが、
「言葉が、はっきり感じない・・・言葉と言葉がつながらない、とか~・・ことばをしゃべってもはっきりしない・・・」(げんちゃんの会話は、わかりにくいでしょ~。)
「何がはっきりしないの?」
「う~ん、一つの言葉がはっきりしない気がする。」
「たまに、○○なんだね、とか、的を言うときもあるじゃん。」
「そういうときは、はっきりしてる。」
確かに、○○なんだね、と言える時は少ないな~・・・

「的がずれているっていうけど、そのことを言いたいけれど、ぜんぜんわからないんだよ~。」
こんなことも言っていました。

昔より、そういうことをインタビューできるようになってることはすごいと思いますけどね。

まあ、こういうことも、げんちゃん、T高校と言うゆとりの中で、穴を埋めるべく、よちよちいろんなことをさせているから発掘できることなのかもしれません。

言葉・・・・・発達君の的がずれまくるのも、結局、ことばなのかもしれませんね~。

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  1. 夏みかん より:

    げんちゃん、読みやすくて綺麗な字ですよ(^^)
    息子はげんちゃんのような字は書けないです。マックス綺麗に書いても足元にも及びませんよ〜

    言葉について、私もそう思います。
    言葉が人間らしさなのだと思っています。
    人間らしさ、それはイコール心なのだと考えています。
    言葉を知らないと自分と対話も出来ないので思考が深まらないのだと思います。
    まずは語彙量を増やして、コツコツとですね。
    私も相当、国語の文章題をやらせました。絵本、紙芝居だけではなく児童書も相当読み聞かせしました。学問としての言葉、知識としての言葉が溜まったところで、言葉は知っているけど息子のものになってないなと感じることが出てきました。

    本当の意味で言葉を知るためには経験や感情を言葉と繋いでやる必要があるなと考え、今はそれらをコツコツしている最中です。
    言葉そのものを知らないと言語化はまだ難しかったので、色々な言葉と出会うことは必要だと思っています。

  2. ゆうママ より:

    小学校や中学の問題を改めて解かせると、わかっていないのに答えを出していたのだなとよくわかります
    。けれどもあの時はそうするしかなかったのだと思います。今さらながら息子の理解力にあわせた学習ができるのですが、悲しいかな私の気力の衰えが…。一応定期テストがあるんです。中学の頃よりずっと範囲も狭く、提出課題も少ない。でも息子に任せてたら何もやってません。

    言葉の曖昧さはずーーーっと感じていました。とにかく噛み合わない。同じ情報を与えて、10理解すること1しか理解しない子。これを何年間も積み重ねてきた結果が今なのだと。もはや同じステージにはたてないのかな?いつも少し先を考えているのですが、高校卒業後のことを考えると、福祉の制度も考えておいた方がいいのかなと思っています。
    1

  3. glow-gen より:

    夏みかんさん
    げんちゃん、書写で、緩急をつけることを学んだみたいです。最初、すさまじいいつもの字でした。とにかく、マスの真ん中に書くとかいうところからわからないのですから・・・書き換えるように言ったら、凄くゆっくり書いて、写真のような字になりました。ペン習字なので、万年筆の筆圧、緩急・・毎日3枚ほど練習するだけですが、指先の動かし方とかが上手になったみたいです。意識してゆっくり書けば、これくらいかけるようになったので(下手でも、前がすさまじいので・・・)、へ~って思います。これも、書写で、字をはじめて意識したんじゃないか、と思います。くもん書写おすすめです。
     言葉に関して、まるで、ボットが言葉を学んでいるみたいですよ。つまり、ボットなんですよ。的ずれする。心でとらえていない、と言うことなんだと思います。
    ねずみ、というものを認識するのに、外が鼠色、とか、しっぽが長い、とか、あらゆる大量のデータを入れて、鼠を認識するのがボットです。でも、人は、一瞬で感じてしまう。
     げんちゃんたちはボットに近いのだと思います。
    それを考えると、やはり、心の障害としか言いようがない、最近確信しているところです。心、・・・感覚、そういうものを意識しながら絵や写真、体験、あらゆるものを他覚的に入れながら、言葉を感じさせないといけないのでしょうね。
     それも何回も何回も・・・難儀なことですよね~。 1

  4. glow-gen より:

    ゆうママさん
    言葉も、普通の子より、何度も何度も教えてきただろうし、すべて、丁寧に丁寧に何度もやってきていると思います。
    塗り絵のパーツを何度も何度も塗り重ねるような感じです。
    しかし、あとから見ると、すぐ薄くなっている。ほんと賽の河原ですよ。
     しかし、ママがこつこつやってきているから、問題点も、レベルが高くなってるし、伸びているのは確実だと思います。
    しかし、コアなところは、なかなかです。ママ一人が担うには、発達障害は荷が重すぎますよね~。
    自分がずれているんだ・・・ということを、ずっと教え続けて、最近やっと、少し自分は的ずれするんだ、とかすかなメタ認知がおこっているようです。労力に比べればすさまじいコスパの悪さ。
    しかし、自分はずれている・・・それを感じるとこまでなんとか持っていければ、改善への糸口があるのでは、と思います。
    たとえて言うと、これはどれくらいの濃さ? と聞いているのに、強い、と答えるようなずれ感があります。強い、すなわち、濃い、わからないじゃないけれど、気持ち悪いですよ。ずれているから、・・

    本人がそのことをしっかり把握するところに持って行くためには、やはり、言葉の精度をあげるしかないのかな~と、思った次第です。
    本なら、漫画とか雑誌。それも、一緒に読んで、絵や写真を説明したり、辞書で言葉を調べながら、会話しながら読んでいく。
    なかなか、一緒にというのは時間がとれませんが、アイパッドで、dマガジンから、様々な雑誌の様々なページを見せて、おしゃべりしたらどうか、と思っています。
    その都度、受け答えずれるでしょうから、そのたびに、追及させていく。そもそも、追及する気持ちの弱さも弱点になっています。こっちが追及するようにしむけるしかない。
    なぜ、どうして、・・・どこが、どのように・・・
    文字だけではなかなかかな、と思います。絵、写真、体験、マインドマップ、辞書・・・
     ボットを人にしていくような作業ですが、ボットではないから、希望をもつしかありませんね~。
    試験あるんですね。うちはどうなのでしょう。私もたぶん放置、スケジュール管理や、片づけ分類、と言う点にテストを活用するかな~・・・

  5. 夏みかん より:

    くもん書写良いのですね!
    英語も絶対出来ないので、くもんの英語も気になっていました。この辺は私が息子とじっくり関わるのが苦手で、外注もしくはIT機器を利用してカバーだなと思っています。

    使えるものは何でも使って、本や音楽はもちろん、映画もアニメも漫画もドラマも。うちはRPGのゲームもツールの1つになってます。言葉と物語と気持ちの変化を追うことにそれらが一役かっています。
    また、家族でカードゲームやボードゲームをすることも効果的だと感じています。

    最近購入した「いろんなきもち」という絵本がとても良かったです。どんな感情も大事、感情にコントロールされないでコントロールしようというヒントがわかりやすく書いてあります。
    息子も面白いと読んでいました。普段考えていたことが書いてある、まとめてあると言っていました。
    ごちゃごちゃに絡んでた感情や思考が少し整理されたかな。感情的になったとき、少し落ち着いたら絵本でこの気持ちだったねと振り返ると理解しているようです。読み込むのもよし、その時必要なところだけ見せるのもよしで重宝してます。
    どんな感情があるのかなと知ることにも役立ちそうです。

  6. glow-gen より:

    夏みかんさん
    ボードゲームやカードゲーム、家族でやるなんて、とってもいいですよね~。
    しかし、そんなにゆったりゲームする時間が、過去取れたためしがなくて・・・それに、うちのパパは、無関心ですから。みずから買って出て、そういうことをやってくれることもなく。
    発達障害というのは、サイコパスを育てているのと同じです。とくに、うちは、トカゲのしっぽみたいに、すさまじいエネルギーをかけて指導しても、しばらくしたら、切り落として、リセット。傷つくこともなく、また復活。母親の疲弊ははかりしれません。
    人間を育てたかったな~。・・と思うことがよくあります。 2

  7. 夏みかん より:

    YouTubeの「ぽんこつニュース」という発達障害当事者の方の動画があります。
    「サイコパスとは?発達障害との共通点」や「ASD独自の言葉の使い方」や「ASD 共感の仕方」など参考になるところがあるでしょうか。

    発達障害の思考や行動をわかりやすく説明しています。どちらかと言えばグレーゾーンやアスペルガー、ADHD向けの内容かなと思いますが、当事者理解にとても参考になります。

    かなりたくさん動画があります。少しでも参考になる部分があるといいのですが。

  8. glow-gen より:

    夏みかんさん
    ぽんこつチャンネルおもしろいですね~。サイコパスのところの話おもしろかったです。
    でもかれ、普通じゃんって感じですね~。優秀ですね~・
    自分のことメタ認知している発達君は、しっかり社会で活躍できますよね~。
    げんちゃん、鏡見ないです。そういうのも、メタ認知にかかわるような気がします。今からです。メタ認知 1

  9. glow-gen より:

    Mさん
    お嬢さんすごいですね~。自ら先生に質問に言ったり・・・・パワポでプレゼンなんて、うちも絶対にできないですよ~。そういえば、夏休みの自由研究も、姉が全部やってやりましたからね~。郷土のことを調べたかな?
    そういう守破離でいうと、破離の部分は、まだまだ、守でさえなかなかできませんからね~。
    文章を写すのはとてもよいですね。作文なんて最近でこそ書けるようになってきましたが、そもそも論ですよ・・・
    授業中がただぼ=っとするだけの時間、ノートなどとっていたとしてもです・・・そういう時間になっている、というのは、多くの発達ママさんの悩みのようです。
    もちろんうちも・・・

  10. nikon_leica より:

    最初に記されている通りに、思考停止の政府のうのみとマスコミによる催眠術に流される世間。。。どうしたら良いのでしょうか。。。
    タイも、一昨日から今年幾度目かのロックダウンで、学校は4月から閉鎖のまま。7月も完全に閉じるそうで、何も変わらず、何も進まずです。

    そして、発達の子にとって、ズームの授業は厳しいですよね。先日、学校から連絡があって、パソコンで授業できますか?と聞かれましたが、うちの子は好きな番組でさえ、30分も見てられませんので断念しました。

    げんちゃんが、げんちゃんママさんの職場に行けるのはいいですね(ご同行を受け入れてくれる、本当に素敵な職場ですね!)。そして、げんちゃん専用のカリキュラム。
    こういう事は、すべての障がいのある子のご家族ができるわけではありませんから、価値のある自宅(職場?)待機だと思いました。

    又、「言葉が、はっきり感じない」
    とてもハッとさせられる言葉です。
    息子と話していても、常に的を得ていない、宙を漂っている感じがしています。
    まだ、会話ができませんが、もし息子が自分の意思を言えるようになったら、「言葉が、はっきり感じない」と答えるのかなぁと記事を拝読して感じました。

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