ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

トップページ

納得できてなくてもへっちゃら、気持ち悪くもない。

 >

トマトがうまく切れないので、あせって、粘土をさせてみました。
写真を見せて、人を作りなさい・・・
いやあ、案の定、抜けてる。40分かかりましたから~。初めはずっと丸め続けてました。
げんちゃん抜くと、ほんとにやばい~。

  高校に合格したものの、あまりにも、やばい感じがしてS先生に毎日指導してもらっています。


今日は、少しはましになっているような・・・

しかし、朝ご飯を作らせてみて、やっぱりこいつ抜きまくってる!! とわかりました。

スパニッシュオムレツを作るために、ミニトマトをげんちゃんに切らせました。半分に切って、それを三等分する、というミッションです。
ふと見ると、げんちゃんは、三等分ができていません。真ん中は、盛り上がっているから、そこの部分は、幅は狭くてよさそうですが、なんのこだわりなく、適当に分けています。
しかも、直角にまっすぐに切れていません。かなりねじれています。

よく見ると、トマトに対して、自分の体をねじって位置取りして、決して誰もしないような包丁の当て方をしています。

やれやれ、げんちゃんのマネする方が難しいだろうに。

「まっすぐに切りなさい、って言ってるでしょ。」
げんちゃんは、斜めに切ったトマトを指して
「まっすぐに切ってるよ。」
と反論します。

あ~。またか、って感じ。トマトを斜めに切って、それをまっすぐと言い張っています。
げんちゃんを指導するときに疲れてしまうのはこれです。そもそも認知が狂っています。

でも、気持ちが入っているときは、自分の狂いを指摘すると、認識できますし、まっすぐにも切れます。
今日は、まっすぐと主張してくるので、相当抜けているに違いない。
「げんちゃん、なんのためにトマトを切るの?」
私は、大小でたらめの、今日のトマトを見て聞きます。げんちゃんは、悪びれず、
「え?オムレツを作るため・・・」
と、あきれるような、焦点が定まらない答え方をします。あきれて、私は、

「はあ?別に切らなくたって、オムレツは作れるわよ! 何で切ってるの?」

私は、頭に来ながらさらに質問しました。結局、最後には、、
「トマトを切るのは、食べやすくするため、火が通りやすくなるため。」
なんていう、最もコアな回答がもらえたけれど、質問しなければ、ただばくぜんと、切れと言うから切ってるだけ・・・の状態だったわけです。

ほんとこいつは、抜いてしまうと、何も考えず、納得したいという思いもなく、浮遊物のように行動するんだね。とあきれました。
魂を抜いて、ふら~っと生きていくのが楽ちんだから、あわよくば、そのスタイルに逃げ込む。

それから、味噌こしを使わせて、味噌を立てましたが、もう何回も何回もさせているにもかかわらず、
「なぜ、みそこしを使うの?」
と聞いたら、
「お味噌の味がつくため。」
と言うのでまたあきれました。

我が家は、麦みそなので、麦のつぶつぶをこしとらないといけません。味噌をこしたあと、いつも、麦粒が残っているのを見ているはずだろうけど、何の思いもなかったのでしょうね。

この、納得なんて、必要ない。ただ、やればいい・・・という性質は、彼の人生に、暗い影を落とします。人が人であるために、向上することを、いつも阻みます。
もちろん、勉強だって、すべてこの感覚で突っ切ってますから、恐ろしい限りです。誰でもがわかるようなことでも、気持ち入れてとらえるのがめんどくさかったら、でたらめほうだい、形だけやってるポーズで突っ切ろうとします。
ずるさ100パーセント!! どうやったら改善できるのか、途方にくれます。

あるとき、反省してぱっと意識を入れるときがありますが、そんなときは、できます。少なくとも、普通の人がそうするように、考えを組み立てようとします。それなりに整合性が出ます。
 とくに、最近では、できる場面が多くなってきました。
しかし、ちょっときついと、すぐに逃げ込んで、しみついた古巣にもどる。
 げんちゃんが、ずるさを捨てて、捉えようとすれば、ふっとよいアクションが出ます。
私が、手紙をあけて読んでいたら、たまたまげんちゃんが近くに来ました。私が封筒を切った端切れが、床に落ちていました。げんちゃんは、そばに来て、それを見つけると、すっと、体をかがめて、拾ってゴミ箱に入れてくれました。

ちょっとびっくりしました。気持ちで捉えたんでしょう。昔なら、彼の視界に絶対に入ることのなかった小さなゴミです。捉えようとすればできるってことですよ。

できるのに、やろうとしない・・・まだまだここんところとの戦いです。

公開コメント 承認後公開

  1. robo_223 より:

    出来るのにやろうとしていないということ、見ようとすれば見られるのに見ないことばかりですよね。roboも少しは、やろうとしてやり始める部分や、見ようとして見え始めている部分が出て来ているので、そのことは、よく分かります。

    でも、それが必要だと気付けていないのですから、仕方ないと思って、気付くように促し続けるしかないと思います。私も他者の個人情報やマイナス面を書くことになってしまうと申し訳ないので、ブログには書いていないようなことが色々あり、どうやって世の中と戦って道を切り開いて行くのかということ、そして、そのためには、しっかり目を見開いて周囲を観察し出来ることを見つけて全力で取り組む必要があることを毎日毎日言って聞かせています。

    もちろん、苦手な分野はなかなか改善しませんが、その気があれば、他の能力でカバーするチャンスは訪れます。roboも作業速度の遅さを抱えてあきらめていたのに、高校の模試の時間が長くて少し救われたりしています。無心で努力をコツコツ続けていて良かったです。

  2. robo_223 より:

    それから、以前のブログにあった野球の造形といい、今回の作品といい、よく形を捉えられているなぁと感心します。げんちゃん、すごいです。

  3. ゆうママ より:

    息子にトマトを切らせたことなんてないです。多分ぐちゃっとなる気がします。
    げんちゃんにいろんなことを経験させていてすごいなぁと思います。うちは洗濯物をたたむこととお風呂掃除くらいかな。
    合格しても高校入学までにいろいろやらなければならないことがありますね。うちはその前に入試をがんばらなくてはならないのですけど。

  4. glow-gen より:

    ロボママさん
    発達障害とは、なかなかしんどい障害ですね~。
    見ようとすっれば見える、ということは、見ないわが子を見ると、口惜しくなりますよね~。
    最近ではしっかり気持ちを入れて、捉えようとする場面が出てきているだけに、抜いてしまった状態が、すさまじく感じます。たぶんロボ君も、できてきたな~と思って安心していると、え?ということがおこるのかもしれません。
     昨日も、中3の円周角の問題をやっていて、すごく簡単な問題を、でたらめにやるんです。真顔で、頑張ってる風にして・・・だけど、やってることはでたらめ。小学校1年生だってコツを教えればすぐに気づくような問題です。
     二つの円周角、法則を説明する図が、角が上向きだったら、問題にあたるとき、下向きになっていても応用しませんでした。やりたくない、と決めたら何も拾わず、自分の世界観ばりばり、ひどいことをやっていって、へとも思わないのです。気持ちをつかわないときに、自分の世界観をどんどん作っていく様子は、気持ち悪いです。
     知り合いの発達の女性も、対人関係で似たようなことをおこします。どこにも通用しないような理論展開で、相手が悪い、と平然と思い込んだりしています。

     規模や形が違うだけで、げんちゃんがやってることも全く同じ。まわりは、疲れまくります。しばらく、手厳しく叱っていたら、げんちゃんは、ふと気持ちが入って、
    「自分は抜いていた~。」
    なんて、自己反省していました。抜いているという自覚はあったようですが、我に返って気づく、といった様子です。
     自分の魂のあつかいかたを、もっともっと覚えて、コントロールしていくには、自覚が最も必要です。モチベーションをあげさせることを、私たちはやらないといけないんでしょうね~。こっちのモチベーションを保つのが大変ですね~。

  5. glow-gen より:

    ゆうママさん
    来週は定期試験です。でも、高校入試終わったので、もういいかな、と言う感じです。
    今まで、中学の試験勉強は、突貫工事だったから、すかすか。終わりです。これからはステップバックして、すかすかの不良土木工事を補修充填していかなくてはいけませんからね~。
     中学の突貫工事も必要でなかったわけではなく、やはり、最初のざっくりとした道をつけるのには役立ちました。大変だったけどね~。
    ゆうママさんも、あと少しです。がんばってください。
    トマトやってみてください。げんちゃんも、すべて最初は、ストレスのかたまり。幼稚園児に教える方がましと言った感じです。

  6. まーま より:

    料理は手先の器用さだけでなく、段取りも必要ですから、いいですよね😃将来のことを考えても、必須ですね。
    うちも、最近自ら「自分で作った卵焼きを弁当に詰めて学校に持って行きたい」と言い出しました。
    卵焼きは火加減やタイミングが難しいらしく、悪戦苦闘しながら、何とか数をこなしていくうちに綺麗に仕上げることができるようになってきましたよ❗️
    友達はハンバーグ、カレー、揚げ物なども作れるらしいので、うちの娘もいつか作りたいと思っているようです。

    今日は入試の採点のため、在校生は休みでした。休み明けに数学のクラス分けテストがあるというので、久々に勉強を見たら、吐き気を覚えるほどの理解力のなさ😱
    証明問題って、どの定理にあてはまるか考えて説明すればいいだけだから、相当な応用問題でなければとても簡単なのに、普段から説明する力がない娘には何がなんだか訳が分からないようでした。
    何度も何度も説明しても、理解した風ではあるのに、自分でやるとできない。この繰り返しでした。やっとなんとか形になりつつありますが、数学だけで丸6日(入試の前期後期の休校期間)使いました。3月には学年末テストだというのに、あとの教科はどうなるんでしょう😫

    最近、習い事でライセンス取れそうだということになったり、何となく前進した気でいましたが、まだまだですね😵

  7. glow-gen より:

    Mさん
    お嬢さんすごい。何がすごいかって、自分で、新しいお料理のレパートリーを作りたい、と思うところですよ。
    げんちゃんには、そういうアクションがないのですよ。自分の心を自覚することがなかなか難しいです。

    前からそういう”思える”という点が、げんちゃんより、レベルが高いな~と感心します。

    しかし、必死の取り組みの成果があってか・・・
    げんちゃん、初めて、いつも抜けている朝に、気持ちが少しはいったようです。朝食を作るったって、ただ、言われたことを適当に、ルーティンするだけだったのに、目玉焼きに、自分で考えて、冷蔵庫からバジルのふりかけをかけていました。私はいままでそんな風にしたことはなかったのですが、ピザなどにするのを見ていたのでしょう。
     ささいなことですが、大きな一歩だな~と思いました。
    数学は、関連付けるとか、広げて考えるとか、理論の組み立てを展開する、とか、まさに、ぼ~っとしているげんちゃんにとっては、最も必要な科目だと思います。
    そうでないと、なかなか正解を出せません。
     お嬢さんも、抜いちゃって、表面でやろうとするのでしょうか。ぐっと思いを深く入れれば、わかるはずなのに、と教えている方は疲弊しますね。
     料理でバジルを出したみたいに、つなげて、次を考えて行くことをすれば、もっとできるはずなんですよね。
     いやだ、と思うと、自分の心深くに入れないところがるから、できるはずのことができません。
    この心の蓋を外すのは、ほんとに大変ですね。 1

非公開コメントはこちら

コメントを非公開にしたい方はフォームで直接メッセージください。お返事はコメント欄にいたします。

    タイトルとURLをコピーしました