ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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意識を入れることを、少しつかんできたのかもしれない。

 > げんちゃんは、この1週間で、少し良くなりました。

何度か前のブログで、卵が割れるまで出てこない、と嘆いていましたが、とりあえず、割れたのでしょう。気持ちを入れ続けることが、前よりできるようになっています。
T高校には、落ちるかもしれない、ということも、彼の心を動かしているのかもしれません。

ちょっと前に、

あまりに、表面だけ作って、なんとか、やりすごしていく、そういうステージに辟易して、このままだと、たとえ、T高校に受かったとしても、げんちゃんにはそれが逆効果なんじゃないか、と思い、

「げんちゃん、もしT高校に受かったとしても、私は辞退するからね。中身空っぽで外側だけ作ってなんとかなる、なんて、あなたが誤解してしまったら、一生まともな人間になれないから。」

私は本気でそう言い放っていました。でも、ここ数日のげんちゃんを見たら、T高校に受かればそのまま行かせていいだろう、と考える自分がいます。

学習するたびに、げんちゃんは、自分の言葉で、少しずつ質問したり、納得しようと努力したりすることが見られてきました。
これってどういうこと?
なんて、言葉が出てきます。ほんと、15歳にしてですよ。・・・普通なら、小学生でばんばん出てくるはずですよね。
ほんと、ここ1年の経過を見れば、そういう姿は、1か月に1度、数十分出現するに過ぎなかった行動です。それが、ある程度持続して出てくるようになっています。でも、げんちゃんという子は、よい状態が全く持続しないので、いつ落ちるかいつ落ちるか、期待せずにはらはらして見ていました。

1週間これが続けば、げんちゃんは、大きなステップを上がったと思う。

ちょっと前にS先生が私に言っていたのを思い出します。おそるおそる日数を数えたら、1週間近くなっているようです。マックスの気持ちの出し方ではありませんが、ある線ぎりぎりを持ちこたえているのです。

「お母さん、すごくあせるんだけど、こういう気持ちが一生懸命するってこと?」

そんなへんてこりんな質問をしてきたりしています。あせる、という今まで体験してこなかった気持ち、一生懸命とは、そういうことなのか・・・げんちゃんは、人形が人間になっていく過程みたいな発言をしています。

「今日の勉強は、どういう風に思ってやればいいの?」

朝、そんなことを聞くこともあります。まだまだ外側だけで、中身はうすうすの時もありますが、目的をつかんだり、どういうことなのか、ということを追及するんだ、そういう思いは強くなっているようです。

彼が真剣にわかりたいと思ってやっているときは、レスポンスの悪い、普通の小学3~4年生を教えているような手ごたえになります。
やってもやっても、積み上げ感がまったくない、いつもの抜けまくったげんちゃんとは、全然違った安定感があります。なるほど、これが意識のオンとオフの違いなのだと認識します。
覚えたいと、心から思って取り組んでいると、記憶も思考力も、そうでないときとは、まったく別ものなのです。

それでも、中学の数学をやらせようとすると、ぱっと意識が落ちるときが多いです。しかし、そんなときでも、前よりも段階は上がっているようです。これが、普通の定常状態になれば、げんちゃんの未来は、少しイメージできるようになります。

今はできなくても、またフィードバックして、今までやり残していることを積み上げていけば、薄塗の塗り絵が濃く完成してくるイメージです。

ちょっとましな冬休みの始まりです。

公開コメント 承認後公開

  1. robo_223 より:

    げんちゃん、ある線ギリギリの意識を1週間近く持続しているなんてスゴいですね!この調子で行けば、もっと意識レベルが高くなり、その持続時間もだんだん長くなって来ると思います。

    roboもMAXには程遠い状態ですが、年々良くなっていることは確かです。自分の理想とするイメージを持たせたり、自力で取り組ませて失敗させてみたりと、様々なアプローチで本人の成長を促し続けるしかないなと思っています。

    どこまで成長出来るかは分かりませんが、一歩一歩階段を上らせ続けて行きたいです。踊り場で停滞していても、前に進めば次のステージへのステップにたどり着けるので、前進あるのみですね。

    げんちゃんの高校は2つも良いところが見つかって良かったですね。T高校も素敵な学校ですし、縁のある場所が1番いい場所なので、そちらの方に自然と導かれて行くと思います。

  2. glow-gen より:

    ロボママさん
    げんちゃんの心に変化が表れているのでしょう。
    ほんとにやっとの兆し程度ですが、これが続けば、ずいぶん変われるように感じます。
    しかし、T高校に入りたい、ということが起爆剤になっているとしたら、もし合格したときに、また安心していまって落ちる可能性もあります。
    「お母さん、前に、T高校受かっても、辞退するって言ってたけれど、まだそうなん?」
    と恐る恐る聞いてきました。これってはじめてですよ。昔のことを覚えていて、関連づけて質問してくる。
    お~、すごいすごい・・・って感動でした。小さなきざしですが、やっと出てきた~、そんなことが起こり始めました。

    高校は、滑り止めといって、紹介していただきましたが、高校のカリキュラムは普通に3年間決まったものを受けなくてはならないようです。こちらの考えているものではない感じがするので、1年浪人して、ホームスクールとお稽古事だけでもいいかもな、と思っています。どうなるんでしょうね~。数学のテストもあって、時間内に半分解けたらいいんやないかと思います。

    なんせ、今頃、100マス復習しています。笑
    でも、上のけたからひっ算の加減をやらせはじめたら、はまったようで、計算をやるようになりました。
    わかったら楽しい、と思ってがつがつやってくれたらいいな~と思います。

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