ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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目に見えない世界が、目に見える世界を支配する。心の変化

 

昔、その学年のときに、取り寄せて、無理だったしちだの問題は、ひとひねりした、とても良い問題です。意識を抜いていたら、たとえ難しくないものでも、ひっかけられてできない。2年生の後半から残っているのだから、昔がどれだけおそまつだったかわかります。今は、このあたりを大量にというのがいいと思うけど、けっこう大量にはやれないんだよね。でも、少しずつ早くなっているのも確かです。(ま、抜けた時はまったくだけどね。)

すっかりご無沙汰でした。コロナさわぎは、医療現場にはかなりこたえています。なんか忙しくて、死んでました~。
いや、いえ、どの業種もそうですよね~。まあ、しかたない。国難ですね。昔だったらペストとか天然痘とか、こんなことでは済まないだろうし、怖いと言っても、マスクも手洗いもできるわけだから、感謝しましょうか~。

 でも、外出自粛で、病院も暇になってしまったので、50枚ほど作った手作りマスクを、昼休みに、外で配ってみたりしました。人通りも少ないとこだったのですが、ちらほら人が寄ってきて、感謝されて楽しかったです。
 
 さて、げんちゃんですが、ぼちぼちです。

七田の4年生の算数プリントをさせたら、昔よりずっと理解力があって、大きい数字
7億4200万÷□=740万
なんて問題を自分なりに解いたりしています。4桁ずつが日本の単位だよ・・・なんて説明を、まともに理解したりして、まるで普通の子じゃん、という時も到来しました。
 しかし、ある時は、二けたます計算がぼろぼろという時もある。
これが、発達障害というものじゃ! なんだね~。

国語は、6年生の文章題を4年生に落とした方がいいね、とK先生に言われて、4年生の問題集にかえました。国語って、難しいものを少しやるより、簡単なものを大量にやる方が上がりやすいのだと思います。

中学の内容は英語だけって始末です。笑

でも、気持ちが入っている時だけをつなげていけば、確実に基礎力を上げているげんちゃんのようにも思います。

落ちると、相当Sさんにいじってもらい、それでも、数日はトンネルの中と言うのも多いげんちゃんですが、Sさんが、

「げんちゃんは、行動のとり方が細かくなったね。ぱっとひらめいたり、思いついたことが行動になっているね。今までは、す~っと気にせず流れて、頭だけで終わるのが、行動になってきている。」
と言いました。具体的には、あ、これは、少し気にしないといけないな、と気づいたりするようなことが出てきて、そうすると、行動になる、ということらしいです。

たとえば、

「あ、今日は、絵画教室にお金をもっていかないといけないね。」
と言葉にして、私のところに取りに来たり。ま、そういうことです。

それのどこが進歩なの? と普通の子のお母さんだったら言うだろうな~。

でもわかるでしょ。そういう気づきと行動って、げんちゃんたちには、相当難しいことなのよね。
人として生きていくには、当たり前のことだけど、それができなくて四苦八苦していたのだから。すごいことだよね~。


目的のない世界にいたげんちゃんが、少しは目的を意識するようになってきたのかもしれません。


圧をかけても、がんばればいいんでしょ!って、口先だけ言って、逃げてがんばらない。
そんなステージから、がんばらなくてはならない、とシンプルに思えてきたように思います。まだまだ安定しないですが、良い時は、上に向かってるな~っていうすがすがしさが出てくるようになったようです。

まあ、それでも、”ありがとう”の感覚はまだまだレベルが高いようで、”これは悪いことなんだ”という感覚の方が、彼には捉えやすいようです。当たり前のそういう感覚を、簡単な方から、少しずつ手中におさめていく必要があるげんちゃんです。

先日、すごく落ちていて、前日相当K先生とS先生に叱られて、翌日私が、

「あなた、昨日相当悪かったらしいね。」
と言ったら、
「だって、あせりすぎているんだよ!」
と、心に響く言い方で返してきました。さらに、
「気持ちがぶれっぶれ!」
と、くやしそうに付け加えてきたので、ほんとにびっくりしました~。

これはたぶん、初めてのことでしょう。オウムのように、
「意識入ってないから・・・」
と言葉だけを吐いているのと違う、気持ちのこもった言葉。

Sさんによると、今は、悪かった日は模様眺めをして、翌日、フィードバックしてやると、こういう快挙がおこりやすいそうです。自分を客観的に見やすくなるんだそうです。心が伸びると、勉強も理解が増し、IQも上がると踏んでいます。

目に見えない世界が、目に見える世界を支配しているんだな~と思います。

目に見えない世界を改善させることは、ほんとに難しい。でも、それができれば、外側はぐんと行っちゃうのかもしれないですね~。
 

 

公開コメント 承認後公開

  1. robo_223 より:

    お仕事の方は、やはり忙しいのですね。お疲れ様です。

    私は断捨離や部屋の模様替えに明け暮れていて、腰痛になってしまいましたが、roboは自分の部屋が使いやすくなったと喜んでいるので、頑張ったかいがありました。お恥ずかしながら、明日のブログに写真をのせる予定です。

    勉強以外のことが色々出来て助かっています。

    げんちゃんの方は着実に前進している様子が伝わって来ました。以前はキツく叱られると、その意味が本当には分からなくて、先生のスリッパに八つ当たりしたりしていたのに、今は自己を振り返っているんですからねー。精神面の成長が著しいと思います。

    しかし、それもアップダウンがあるのが、発達障害の特徴ですよね。これで、いつも意識が高い位置でキープ出来るようになれば、逆に発達の悩みはなくなったようなものですからね。

    roboも同じで、時々私がカツを入れないと、どんどん下がって行きます。自力で意識を高くキープすることは本当に難しいみたいです。1日中1人にしておくわけにはいかないのは、それだからです。

    一般の子なら、自然にそれが出来るので、コロナ休みにどれだけグータラ生活を送ったって、学校が始まれば、すぐにシャキッと出来ますが、発達の子は休みの間もトレーニングしておかなければ、社会復帰は難しいと思います。

    私もroboに今はどういう時期で、今油断していると、コロナ後の生活でどうなるか、毎日のように言って聞かせています。逆に今充実させておけば、後が楽だと前向きに伝えています。

    来週はゴールデンウィークで、げんちゃんママさんも一息つけますね。

    配ったマスクはキッチンタオルのマスクですか?マスク難民がまだたくさんいますので、喜ばれたことでしょうね。

  2. robo_223 より:

    ところで、七田の4年生の問題は本当にいい問題ですね。こんな風に数の概算ができれば、ライフスキルがアップすると思います。やはり4年生の勉強が出来ると、かなり生活力がつくと言われているのがよく分かります。

    国語も4年生に取り組んでいるようですから、ここで勉強を頑張る意味は大きいと思います。4年生の内容を突破できるかどうかで、将来の生活の質が全く変わって来るからです。

  3. glow-gen より:

    ロボママさん
    すりっぱの話・・・ありましたね~。げんちゃんは、ああいう、ちょっと攻撃的な抜け方と、ひたすらぼ~っとして、じゃまにはならないけど、幽霊みたいな抜け方の二パターンがあります。
     幽霊のような抜け方は、ちょっと横柄になる抜け方より、最近少なかったのですが、先日やってしまいました。
     久々に、マインクラフトをさせたら、それが長すぎた(60分)ようで、自分の世界観に入ったまま出られなくなったようです。

    発達の子は、好きなことも、制限時間付きでやらないと怖いな~と思いました。
    うちも、まだまだ、一人でほっておけません。どかんと抜けてしまうからです。

    >どういう時期で、今油断していると、コロナ後の生活でどうなるか、毎日のように言って聞かせています。逆に今充実させておけば、後が楽だと前向きに伝えています。

    そうそう、こういうこと、わかっているかと思いきや、まったくわかってないことって多いです。
    なんでもかんでも、とりあえず、目的や理由など、逐一説明しておかないと、経験がすり抜けてしまうようなところがあります。

    マスクは、洗えるキッチンペーパーで簡単にできるものです。
    福岡は、まだまだマスクなしの人も多くて怖いです。
    5月に学校がはじまったら、真っ先にだれかがかかるような気がします。
    感染対策は、学校に協力しに行った方がいいかもしれない、と思っています。手作りマスクも持っていくことにしました。外来者など、マスクなしで入れないようにするだけでも、多少はましですよね~。

    学校からもらってくるんじゃないかって、ひやひやです。
    4年の勉強は大事なんですね。でも、見ていると、こつこつやっていけば、このあたりはクリアしそうに感じます。

    算数地獄だったけど、それなりにできてきてますね。

  4. とんまま より:

    こんにちは。

    手作りマスクを配られたのですね。
    お忙しいのにマスクを作るなんて!!
    ママさんの身体もご自愛くださいね。

    わかります、わかります!!
    4年生の概数…はぁ。
    げんちゃんは4年生のようですが、とんちゃんは一ひねりある1年生2年生の算数文章問題を学校に持っていき、自習させています。
    そしてこちらは掛け算の意味が全く分かっていなく愕然としたり、位取りもおぼつかないなんていう有様。
    今朝、学校行く前に42.195それぞれの数字が何の位か?と聞くと、ボロボロ。
    1の位は5とか言い出す始末。小数点なんか無視です。信じられない!!

    休校中はこういうことに時間を使いたいのですが、昼間野放しですと、難しいですね。
    5年生の問題の宿題も出ています。
    これはさすがに親同伴でないと出来ません。
    5/11に提出のようですが…
    (まあ、学校開始しない可能性が高いですよね。ちょっと猶予あると見込んでいます)

    とんちゃんは学習以外の所で少し成長しています。
    人との会話とか。
    学習も伸びて欲しいですが、悲しいかな、今のところぱっとしませんね。
    とんちゃんはまだ進路については何もわかっていません。
    最近中学校の事とかをチラチラと話すようにしました。
    高校というものは、全くわかっていません。

    4年生までの学習ができるか否かが重要とコメント欄にありましたが、5年の学習内容を見て、そう言われる所以が分かった気がします。
    これまでも毎年危機を感じて来ましたが、今年はレベルが違いますね。
    蔭山英男先生(蔭山メソッド)は、4年までは小学校の学習、5年6年は中学校への足かけ前準備といった事を言っていました。
    その通りですね。

    しかし、S先生、なるほどですね。
    ふるいにかけている…
    前向きに日々できることをやっていくのみですね。
    出口が見えない状況で、簡単なようで難しいのでしょう。
    本当に人間性が見えくると日々実感します。

    でも、この子育てで、こういう事にもあまり動じなくなった自分がいます。
    この子育ても出口がないですし、どーーにもこーーにも普通の子のようには行きませんからね。

  5. glow-gen より:

    とんままさん
    桁どり、ほんとげんちゃんもわかんなかったです。今やっとあらためて定着させるべくトレーニング。

    でも、算数は、根本的な計算とか、けたどりとか、あらためてがんがんやっていたわけではないけれど、今やりかえしてみると、前よりぐんと理解したり、あつかったりできるようになっているんですよね。
    実生活のいろんな能力が上がっていくと、そういうところがボトムアップされるんですね。机上の勉強だけではのびていかないんだな、と感じます。
     そういうことも含めて、ほんとに時間がかかります。他の子どもたちのスケジュールをあてはめて無理をしてもしかたない、とこの休みでさらに開き直ることができました。

    このペースで、しっかりやっていけば、やがてペースが上がってくるかな、と。
    しかし、そもそも、心が深いところに隠れてしまって出てきたげんちゃんの、心をさわって、治しているS先生のおかげなのでしょうね~。ここのところは、私は、ノウハウをもっていません。彼の特殊能力によるところが大きいです~。
     ママががんばって、ある程度持っていけるお子さんは、げんちゃんより、多少は、心の部分が、少しは外に出ているのかな~なんて思ってしまいます。でも、ママの思いが強ければ、やっぱり、何らかの人に出会い、いろんな助けをもらって、飛躍できるのだと思います。情熱は絶やさず、がんばりましょうね~。

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