ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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学校見学。数々の失敗が身になっていない・・・・


半年ぶりに、12月から再開したお絵かき教室の一作目は、クリスマスのお菓子の家でした。なんか、陳腐~・・・げんちゃんは、お絵かき教室は大好きのようです。復活できてうれしそう・・・ただ、好きなことだけして、いやなことからは逃げるなら、かなりやばいです。

久しぶりに学校のげんちゃんをのぞきました。


まず驚いたのは、その日げんちゃんが、家庭科のエプロンを忘れたと言って、ばつをくらっていたことでした。
だって、エプロンは、布袋に入れて、机の横にぶらさがっていたのですよ~・・・・

しかも、何日か前に、学校のエプロンの話を何気にしていて、
「ねえ、家にないけど、学校に置きっぱなしにしているんじゃないの?」
と言ったばかりでした。たぶん、その布袋にエプロンが入っていると思わなかったのと、そもそも、持ち物をチェックしようとする気持ちがなかったのと、色んな原因が考えられます。どちらにしても、いわゆる注意欠陥と呼ばれる、大きな特徴は、まだまだ大きく横たわっているげんちゃんです。

 ちょうど帰りで、先生が教室にいて、先生もびっくり。
「え~、エプロンあったんですか~? 忘れたって言ってきたので、給食のエプロンを貸して、ペナルティーもさせられてます。」
とは言うものの、そう厳しく言われてもない様子。げんちゃんは、なんか、ケロッとしているように見えます。

 ちょうど、その場に居合わせていた子供たち5~6人に、

「あのさ~。発達障害ってね、意識がぼ~っと飛んじゃう障害なのよ。だから、今何する時? ちゃんと探しなさい。ぼ~っとしているんじゃないよ・・・なんて、げんちゃんに厳しく言ってもらえないかな。言ってもらうと、ちゃんと気づけるのよね。できないのと違うのよ。友達にきびしめに言ってもらうと、気づこう、ってげんちゃんもがんばれるから。少し厳しくしてちょうだい。」

私がそういうと、その中の一人が、
「言えないよ~。いつもふざけているような子なら、厳しく言ったりするけど、げんちゃんはがんばっているから、そんな子には言えないよ。」

と言いました。なんだか、その子にとっても感心してしまいました。と同時に、げんちゃんが、パブリックなところでは、しっかり外面を作っているんだな~ということもわかりました。そういえば、支援の先生も、私がげんちゃんのことを、横柄だと言っても、あまり共感してもらえなかったです。
 
  目的つかまない、本質がずれている、表面だけの動きが目立つげんちゃんですが、表面は、それなりに前向きに見えているようです。ま、表面をつくろっているってことでしょう。
 
 さて、後ろのロッカーを見たら、ぐちゃぐちゃにプリント類が放り込んでありました。やれやれ、まだまだそんなとこにいるのかい、君は・・・まずは、身のまわりのことに、意識を向けて、一つ一つをしっかり終わらせていくことからじゃないのかな、と思います。
 学校は、だ~れも、持ち物管理のことを言ってくれる人もなく、スルーしっぱなしのようでした。

 さらに、この日は、げんちゃんのカバンの取っ手がとれかかっていました。それで、私は、重たい教材を持って帰ってあげよう、と思いました。げんちゃんにそう伝えると、げんちゃんは、なんと、空っぽのカバンを私に渡したのです。
「君~。帰りどうやって荷物持ち帰るわけ?」

もう、ほんと、ぼ~っとしているといったらなかったです。

こういう失敗が学校ではしょっちゅうあっているでしょうに、うまい声掛け、うまい、指導がなされないまま、宝のような経験が、すべて捨て去られていることを感じました。

ほんとに、もったいないことだと思いました。そのような出来事を、うまく、げんちゃんの意識につなげることができれば、かなり、げんちゃんの心のエンジンがかかるだろうにな~。口惜しい!

この日帰って、彼の失敗をとことん魚に、げんちゃんを指導しました。
この場合、どう考えるべきなのか。今日の失敗が、どれほど幼稚であほなのか・・・・もっと危機感を持たないと、どれほどやばいのか・・・とか・・・。げんちゃんに、指導がよく入っていきました。
家の中だけでおこったことでは、ここまでの教育効果はなかったと思いました。

学校でのできごとは、見栄もあるようで、検証してやると、かなり効果的。もし、私がそれをしなければ、この日の失敗も、すべて、なんということなく、刹那に捨て去られたことでしょう。
ほんとに、発達障害の指導法は、もっと教育現場に認知されてほしい・・・。

時々は、学校に見に行かねばならないな、と、思った学校訪問でした。

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  1. robo_223 より:

    roboも2年生くらいまでは唖然とすることが授業参観で見られました。別の時空に存在しているかのように、その場に応じたことは、出来ていませんでした。

    ですから、特に1年生まではしょっちゅう学校の様子を見に行って本人に注意もしていましたし、先生方に対応をお願いしていました。

    ところが、3年生になって気づいてみたら、様子が変わっていました。授業の流れにはついて行っていますし、その場で必要なことは過不足なくこなしています。

    何しろ佇まい自体が変わっていて、落ち着いてしまっていました。確か2年生くらいまでは、休み時間、友達と暴れていたはずが、それもなくなってしまっていました。

    そう言えば、家での様子も変わって来てしまったので、これは行ける!と思って私は働き出しましたところ、塾にもお任せできそうなことに気付いて、とうとうフルタイムで働き出してしまったのですから、中2から中3にかけての変化は劇的だったのかもしれません。

    男の子の場合、3年の後半になって、やっと女子に能力や精神年齢が追い付いて来る場合が多いので、げんちゃんも2年生のうちは、ママさんのアドバイスやサポートが必要かもしれませんね。

  2. ゆうママ より:

    生活面での問題点ですよね。こちらの指導も難しいですよね。
    とにかくいろんなことがスムーズにいかないですよ。意識の切り替えがまるでできないです。
    お風呂に入るだけでも何度か声かけが必要で、次は上がる時に声かけないといつまででも入っている息子です。ほんと違う時間感覚で生きてる気がしています。スイッチ入ったらぱぱっとできるのに、です。このスイッチがまだらにしか入らないんです。いつまでこんな声かけが必要なのかと思うと、ほんと悲しくなってきますよ。何より、自分が変わりたいという気持ちが希薄なのが困っています。別にこのままでも困ってないという気持ちが根底にあるようです。

    学習面も相変わらず難航しています。動名詞の学習をしていますが、なんとswimのスペルすら書けなくて背筋が凍りました。適当にsimeみたいに作っちゃうんです。こんな簡単な動詞すら書けないなんて、動名詞以前の問題ですよ。もう私のやる気と忍耐力がなくなってきました。もう投げ出したくなってしまいます。げんちゃんママさんはそんな時ないですか?げんちゃんママさんのバイタリティを分けて欲しいです(笑)

  3. ひつじ より:

    普通の子だったら、学校とは、勉強を身につけ、友達関係や社会性を身につけ、勝手に吸収していく所なんですよね。翻って我が子は そこにぼーと存在しているだけの事が多々あり、ワタシもげんママさんのように 「もったいない」と思います。せっかく学校行っているんだから 生かしてほしいですよね。

    確かに 学校での出来事を検証してあげるとよく入って行きます。「ピンチはチャンス」で返ってトラブルがあったほうが、改善のチャンスが転がっているように思います。ただそれも先生方との情報共有がないと、我が子だけの見方に偏ってしまいますから、学校へ行くこと、先生方との良好な関係は大事ですね。

    息子の場合、だいぶ周りに目が行き、自分の行動を振り返ったり 修正したりと 成長は見られましたが、まだまだ勉強では ボーとしています(>_<)「学校行ってる意味ないよー」と言わなくなる日は来るのでしょうか😭😭 1

  4. growup_hana より:

    げんママさん

    こんにちは。
    学校での様子をたびたび見に行くのはやはり大切なんですね。
    私はわが子が運動、勉強、ソーシャルと、できないことが多すぎて見るとつらい気持ちになってしまうのですがだんだんと親も克服しつつあります。

    発達さんの親として少しは肚がすわってきたのかもしれません。コメントにかかれていた方もいましたがピンチはチャンスと捉えて学校にはチョイチョイ顔を出したいと思いました。

    いつもパワーの出る記事をありがとうございます!

  5. glow-gen より:

    ロボママさん
    中学1年1年の進化は、けっこう大きなものですよね。げんちゃんは、外側はずいぶん進歩しました。勉強も一人でやったり、学校の友達や先生から、がんばっていると思われたり・・・
     しかし、それらはすべて外側です。げんちゃんは、内側の深い自己意識はまだぜんぜん動いていないと思っています。それゆえに、いくら外側がかわっても、あまり評価していません。心の奥で、逃げているから、どうしても、表面だけに気持ちを使うのだと思っています。
    勉強してノートを書いても、何にもわかってない、とか、がんばる~と奮起しても、何をどのように、ということはぜんぜん考えない、とか、ある意味、ポーズのみです。中を捉えたいと思わない、というとこが本質的な問題です。
     ロボ君は、げんちゃんより、ずっと内側がうごいてきているのではないでしょうか。ブログを読む限りではそう感じます。
     外側がいくら変化しても、内なる意識が動かず、感情支配であれば、発達障害の困った部分は、決して治ることはないと思います。逆に、普通のおこさんなどでよくある、外側はあまりぱっとしなくても、心が育って行ってる、という場合は、心配しなくても、ある時、ちゃんと外側も変わってくるものだと思います。
     げんちゃんは、今、外側だけの意味のないポーズだけの時は、徹底して指導しています。勉強で言えば、書くだけ、とか、写すだけとか・・・でも、学校などでは、外側がよくなってれば、それでよくやってるね、ということになり、それ以上の圧がかからないので、困りものです。
     しかし、あと1年あるので、ここからは、内部を、心がしっかり動いて、ものごとを捉えるようになるように、指導していきたいと思います。
    ロボ君は。ある程度、放置もできる状態になってすばらしいですね。げんちゃんは、放置するときも、ある程度の枠をあたえ、その中で気晴らしをさせる、と言うことにとどまっています。まだまだ一人好き勝手にというわけにはいきません。

  6. glow-gen より:

    ひつじさん
     そうなんですよ。学校しか伸ばせないところがあるのに、ぜんぜん使えていない・・・・先生方の指導力は足りていません。といっても、しかたのないことで、発達障害自体が、意識の障害である、ということは、公には教えられてもないし、ノウハウを聞いたこともないわけですからね。
    S先生がはじめて言葉にしてくれたことで、私もなっとくしました。
    せめて、学校であったことを、こちらに、細かく伝えてもらえたら、こちらで消化できるのにな~と思います。そういうことをしっかり定着させてやらないと、いろんな出来事が、どんどん捨て去られてしまいます。とくにゲンちゃんの場合。
    学校でいろいろ問題をおこすというのは、ある意味、チャンスです。でも、それも、しっかり教師と親が連携がとれていてなんぼのとこがありますよね。学校の先生だけでは、すこ~んと逃がしてしまうことが多いです。
     先日、うちも、げんちゃんが遅刻して、しっかりしかってほしかったのに、ばつが悪そうにしているから、本人はわかっていると思って、あまり言わなかった。なんてことがありました。当然、げんちゃんは、なんということなく、たいしてこたえてもいません。まったく~。教師何をしてる~! と腹正しかったですが、普通の子に対しては、別にそれでいいわけですからしかたありませんよね。

    ほんとに、発達障害と言う障害は、やっかいです。心、思いの障害ですからね。

  7. glow-gen より:

    ハナちゃんママさん
    そうですよ~。学校に行くと、すごくへこむことだらけですよね。でも、できるだけ、客観視して、学校生活が、子供の成長に効率よく働いてくれるように、最大限動かないとどうしようもない・・・っていうのが発達ママですよ・・・
    なんつうか、ひたってられないんですよね~。とにかく、タフに上手に交渉したり、転んでもただでは起きないようなしたたかさがいりますよね。
    だんだん目的意識がしっかりできてきて、そこへ向かって、ぶれずに突き進めるようになってきますよね。そういうタフな自分に、時々ほれぼれしたりして・・・・ははは・・・
    これも、発達育児のたまものです。

    子供の成長もおこってきますが、自分の成長も並行して進んで来ますね~。
    望まずして・・そのうち、うまくいくと、家族の成長も生まれてきたりしますね。 1

  8. glow-gen より:

    ゆうママさん
     ロボママさんのコメ書いて、しばらく中座したら、ゆうママさんの抜かしてしまいました~。書いた気になっておりました~。ごめん~
     ゆうママさんはすごいですよ。この大変な思春期、一人でがんばっているのですから・・・すごすぎます。
    おっしゃるように、自分がやばい、ってことを自覚してからなんぼ、ですよね。げんちゃんは、まだまだそこに行っていません。それで、よく、精神病院に行きましょう、と言ったりしています。
     でもこれは、おどしだけではなく、笑えない事実だと思っています。知的障害というより、げんちゃんは、まともな心の動きができないことが問題だから、小児科でもなく、知的障害でもなく精神障害がベースだと思うからです。

    げんちゃんは、精神病院と言うと、少しびびります。最近は、前よりは危機感があるようです。

    つづりのことよくわかりますよ。げんちゃんも、最近は、一人勉強とかしますが、前にやっていることを次のページで捨て去るので、何の意味もなくただやっているだけ、と言う状態が多いです。でも、ノートだけきれいに埋まったりするものだから、しかられない。
    私は空っぽ勉強と言って、つっぱねております。やっと、自分で外側を作るようになってきたので、これからだるまに目を入れないと・・・
    でもそこが最大の難所ですよね~。どうしたものか・・・

    それと、生活面では、うちは、まだっ時間がまだまだです。今何時、というのは、全然見てないようです。1~2年生かそれ以下です。とほほ・・・

  9. robo_223 より:

    クリスマスは教会のイベントがあってお忙しいながらも、充実した時間を過ごされたのでしょうね。

    roboは最近学校でずいぶん頑張れるようになったので、その分疲れが半端なかったようで、最後の最後で激しく体調を崩してしまいました。せっかく表彰されるはずだった終業式を欠席してしまいました。

    やはり、この子達は意識を入れるとパフォーマンスは相当上がりますが、それはかなりの負荷がかかるようです。roboは意識を抜いた瞬間、くず折れるようにヘタってしまったそうです。そして5日程、寝込んでしまいました。げんちゃんの幽体離脱と同じような状態になったのだと思います。

    roboは意識の操作能力が少し高まって来たようなのですが、振り切ってしまうこともあるようですので、自分で意識の入れすぎに注意したり、うまくリフレッシュ出来るようになって行かなければならないと思います。

  10. glow-gen より:

    ロボママさん
    コメントありがとうございました~。私がぜんぜんブログを更新できてなかったので、心配してくださったのではないですか?
    そうなんです~。激忙し・・・・ラインさえ見る暇ないくらい、追われておりました。
    げんちゃんは、その間、S先生と合宿に行ったりいろいろで、げんちゃんはでかけていて、私はパラダイス・・・・この間に、するべき仕事をかたずけないと・・・・と奔走でした。大阪出張もあったし・・・
     発達のことを久々にまったく考えず、1週間すごしていたわけです~。いなくなってみると、 げんちゃんにいかに、エネルギーをそそぎこんでいたか、よくわかりました~。そっちに使わないと、相当なことができるな・・・と・・・。
      ところで、ロボ君は、すごいですね。できなかったことができてきたというシリーズはすごい。げんちゃんまだまだできませんよ~。
    勉強もできないしね。ロボ君は、典型的な、発達障害の天才タイプかもですね。とにかく驚くのは、自分の意思をしっかりつかんでいるところです。普通の人以上に、つかんでいる部分もあって、普通より意識が高いです。それに、普通の人のように、まわりを気にしない部分もあるので、伸びだしたら、天井知らずで行くように思います。ここから先は、とても楽しみですね。
     どんな発表をしたのでしょう。見たいです~。 1

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