ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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わがままな算数地獄。発達障害のげんちゃんはマイルールをやめない!

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 最近私は、げんちゃんの勉強を見ていない日が多いです。近所に住むK先生が担ってくれます。
先生の連絡は、
「ほんと、ひどかったです。」
というものが多くて、私は、へ~そうなのかな~、くらいに思っていました。なんたって、生活の感じでは、ずいぶん上がっているし、私がおだやかに接してやれば、私への反抗もあまりありません。


でも、昨日、げんちゃんに数学をさせたら、K先生の言ってることがよ~くわかります。連立方程式の、超簡単なものをさせてみたところ、げんちゃんは、すっかり何をして解くのか、そもそも、連立方程式を解くとは何なのか、まったくわかろうとしてない、ということが判明しました。(夏休み相当やったにもかかわらず。)、

 一つの式で、文字Xだけが入っている場合、Xの答えは出るけれど、X yの二つが入っている場合、答えは決まらない。だから、一つの文字を、消したい。

連立方程式は、そもそもそういうものなわけですが、何度も、実例をあげまくって説明しても、ただひたすら、ぼ~っと、幽体離脱を促すだけになってしまいました。

「全部、わからない。言ってる意味がわからない!」

最後は、へとへとになっている私を前に、そう言って切り捨てます。吐きそう・・・私に言わせれば、わからないのではなく、わかろうとしない。自分の自己中なお城にこもっているだけと思う。
こんなやつ相手に、われながら、よく教えたよね・・・と思う。

「一つの式で、文字が一つ入っていたら、答えは求められる? たとえば、3X+2=8 」

答えは、2と答えるけれど、じゃあ言葉でどういうことなのか?と問うと、なんのことばもつむげない!  根ほり葉ほり、どこがわからないか、へとへとになって分解してやると、ついに

「答えは、8だ。=の向こうにあるじゃないか!」

と言い出しました。=の向こうにあるのが答え、だから、8が答えだ・・・だそうな! 基本的な言葉の使い方さえ、わからないらしい。

じゃあ、質問しろよ。この頑固さと身勝手さがたまらない。
算数となったら、彼は、言葉を放棄します。モーッツアルトの紹介は、すらすらとできるくせに、算数では、ごく簡単な説明さえ、まったくやろうとしませんし、思考を展開させることを、意固地に拒否する。。

勉強でK先生がいつも感じている、わがままなげんちゃんが炸裂です。
何事も、数学だけでなく、やりたくない、と思えば、ひゅっと意識のドアをしめて、すすすっと上手に逃げる。

げんちゃんという子は、好きなことは、ぱっと能力を開いて使おうとするけれど、ちょっとでも嫌だと思えば、自分のマイルールに逃げて、てこでも動きません。=の向こうが答え、とマイルールを作れば、それ以外のことは受け入れない。それでいい。何が悪いんだ。と横柄にかまえて、おかしなところを質問するわけでもなく、人の言うことを聞こうとがんばるのでもなく。わかりたいと思うでもなく。理解できる能力がないのではなく、私に言わせれば、ただ閉ざすだけ。。そもそも聞かない・・・

ピアノが伸びても、作文が伸びても、結局、総合的に、わがままで、大きなずれをかかえるげんちゃんはちっともかわらないことになります。

ほんとに、算数地獄に対する、すさまじいわがままとズルを、しっかり治さないと、この先、人としてのげんちゃんは、かなり危ういと思っています。

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  1. robo_223 より:

    数学は積み重ねなので、以前の学習内容が定着していない場合、今の内容を充分に理解することは難しいと思います。そして、なかなか理解することの出来ないことに意識を入れ続けることは難しいと思います。

    短時間なら意識も入れられますが、一定の時間、入れ続けることは難しいです。例えば私達が大学の研究レベルの数学に意識を入れるのは短時間が限界だというのと同じだと思います。

    ですから、連立方程式に意識を入れられないからといって、げんちゃんがダメなわけではないと思います。げんちゃんの学習進度に沿った内容に、どれだけ取り組めるかによって判断されなければならないと思います。

    でも、おそらく学習進度に合った内容でも、げんちゃんの場合、数学は意識が入りにくいと思います。ですから、学習進度に合った内容できちんと意識を入れるトレーニングを積む必要があると思います。

    学年にそったものでは、より意識を抜きやすくなりますので、あまり長時間取り組ませるのは意識を低下する癖がついてしまうので気を付けなければならないと思います。

    学年にそったものと、本人の学習進度にそったものの両方の取り組みが必要なので、バランスが難しいと思いますが。

    発達育児のご褒美は凸の部分によってもたらされますが、凸があれば凹にも向き合わなければならないのが発達育児の宿命ですよね。ある程度出来るところがある分、苦手もあるので、本当にギャップには驚いてしまいますよね。

    roboも深く理解しているところもあれば、丸っきり認識が抜け落ちているところがあってギョッとします。

  2. glow-gen より:

    ロボママさん
    アドバイスありがとうございます。
    連立方程式から逃げたのは、たぶん両方あると思っています。
     わがままと、難易度・・・
    七田の2~3年の問題ならそこまでおこりませんからね~。
    だから、どっち側もやる、ってことにしていますが、なかなか時間が取れないですよね。へこんでいるところはやらない、という指導者もいます。私は、そこに固執してやりまくることは反対ですが、やはり、無視はしていけないと思っています。算数をある程度、克服できれば、いやなことから逃げる、ということを克服できます。
    数学はやってて楽しい、と思わせる演出も大事ですよね。
    だから、今回のように互いに煮詰まるのは良くないと思います。私がはまっちゃうのは、できるはずでしょ・・・と思うことで、逃げたな、と感じる時だと思います。
     この態度は、他にも共通して出てくるんですよ~。いやなことなら、ぱっと障害児モードに変身。・・・都合のいい時だけ、僕は、障害者と思われたくないんだ、なんて、身勝手すぎますもの。それで、いつも頭にくるんでしょうね~。
    まだまだ数学は、鬼門ですね。・・・(中学数学程度までで十分なんですけどね~・・・

  3. glow-gen より:

    ロボママさん
    この日の夜の意識低下は、なんと翌日まで続いて、私は学校を遅刻させて、調整しました。
    夜はとても復活しましたが、恐ろしいな~と思いました。いやなことは、とことん幽体離脱させて逃げる戦略のようです。
    こういうとこを克服してほしいです。こんな逃げは社会ではやっていけない。

  4. ひつじ より:

    げんちゃんは、ピアノや絵画、詩のセンスなど凸のところがはっきりしてきたので、本人も楽しいでしょうね。凹にはシャッターを閉じてしまうのは、普通の人にもありますが、発達の子のそれは また普通の人とは 閉じ方が違うから 親は苦労しますよね。
    ましてや ここで止まっていて欲しくない、乗り越えてもらいたいと考える 私達は この凹に立ち向かうエネルギーは大変なものだと思います。同じ思いをしてますよー!

    ワタシも以前凹凸について考えたことがあります。発達障害児の凸を伸ばす、というような考え方はありますが、息子のタイプには当てはまらず、返って危険と思いました。紀平カイルくんやその他ギフテッドの人が凸を磨き普通のひとが手に入れられない境地に達することがありますが、ごく一部です。
    息子には そこまでの凸はありませんから、むしろ少しずつ少しずつ凹を埋めて□に近づけていくのが実質的と思いました。そうすると多少凸の部分もあるので、トータルで見ると、バランスの良い人間になっていきますよね。

    凹は勉強だけではありませんが、立ち向かわせるトレーニングとして勉強は手っ取り早いですね。今日息子は中間テストが終わりましたが、本人の苦手に対するやる気は少し出ているものの まだまだ行動はイマイチでした(泣) 得意への取り組みは向上しているんですけどね。
    ここは忍耐強くアプローチして行こうと思っています。いつかこのアプローチを本人にバトンタッチできることを夢見ながら(;´д`)トホホ

  5. ひつじ より:

    あくまでも 息子の場合、凹を埋める作戦ですが、これはその子のタイプによって違ってきますね。また本人の意思や成長によっても変わってくると思います。げんママさんにも きっとはっきりとげんちゃんの凹凸アプローチへのビジョンがあるのでしょうね。
    進んで行きましょう!

  6. ゆうママ より:

    勉強みるのは本当に大変ですよね。頭も使うし何よりも忍耐力や精神力、本当に全精力をつかい果たします。これはがっつりとりくんだ人でないとわからないと思います。

    まだまだフォローが必要なのはわかってるのですが、だんだん気力も体力も続かなくなってきました。内容も難しくなってきて、私も勉強せずに教えるのが難しくなってきました。特に理科の物理、地学分野。誰かにお任せしたいです。

    連立方程式は苦労しました。
    =の後が答。息子もこの捉え方にひっぱられてました。数式が成り立つようにxとyの数字を求めるのが目的なのだと、何度もかみ砕いて教えました。
    他にも勝手な思い込みがあって、それを修正するのが難しいです。私が気づかない勝手な思い込みもたくさんあるのだろうと思います。

  7. glow-gen より:

    ひつじさん
    コメントありがとうございます。
    >いつかこのアプローチを本人にバトンタッチできることを夢見ながら
    ほんとにほんとに・・これですよ。これが定着するれば、できないことがあっても、人生という道のりの中で、少しずつかわっていけばいいことです。しかし、この自覚というのが、なかなか難易度高いですよね。

    でも、できてないか、というと、やっぱりついてきているんですよ。だから、楽しみもありますよね。
    げんちゃんは、私に口うるさく言われるのがいやなようで、多少は、わかっているけど、失敗したんだよ・・・という感覚になってきてるのかな~と思います。
     おだやかにあとから諭すと、検証したりしています。
     まずは、自分をつかむこと。今をつかむこと。
    げんちゃんなんて、自分すらよくとらえられない、今さえ集中してとらえられない・・・というところにいたので、人への対処とか、先を見る、とか、まったくできるはずもなかったのでしょうね~。
     でも、やっと自分をつかもうとしはじめています。まずはここからしかないのでしょうね。そして、やっと今という時間を充実させようと動いています。

     まあ、そういうふうだから、先を読んで、とか、まわりに感謝しろ、とか言っても、離乳食の赤ちゃんに唐揚げ食べさせているようなものだったのでしょう・・・・何事も、赤子の成長のように、すっとばしてはいかないのでしょうね。

    凸凹も意識障害ゆえのものと思います。意識障害を治すことができれば、ほんとに良い子たちが出てくるんだろうな~・・・

  8. glow-gen より:

    ゆうママさん
    へ~そうなんですか~。=の向こうにあるのが答えなのに、なんでエックスがどうのこうのいうのか?っていうのは、けっこう発達君が陥るとこなんですか

    結局、2X+3=6+1
    と書いてやって、イメージを払拭しました。イコールとは、答えということではなく、同じ、等しいということなんだ・・・と。
    やれやれ、なんでこういうことに躓くの?って不思議でしょうがないですが。手がかかります。
     言うまでもない! ということがわかってないので、すべての生活で、混乱をきたすのでしょうかね。げんちゃんなどは、マイルールで蹴散らかして、切り捨てて、って感じです。その横柄さをことごとくつぶすのに、何年もかかったんだと思います。
     やっと、最近、スタート時点ですよ~。泣
    ほんとエネルギーつねに補充しておかないと、げんちゃんには対応できません。
     けっこういいかんじ、と思った次の瞬間え~~!ってなります。

  9. とんまま より:

    ご無沙汰しております。
    秋から怒涛の地域、子供会行事にドタバタでした。
    やっと終息しました。

    げんちゃんのピアノは素晴らしいですね。
    よく頑張りましたよね。
    この子たちが1年もかけて努力して作り上げたのですよ。
    本当に大きな自信になりましたね。
    悔しがる姿も素晴らしいです(げんちゃん、ごめんなさいね)

    こっちが何度も取り組みわかっていると思っていたのに、まるでわかっていなかった…
    もう、衝撃ですよね。
    昨日、とんちゃんは2年生程度のお金の問題がそうでした。
    100円玉4枚
    10円玉12枚
    1円玉3枚
    のイラストがあり、全部でいくらか?という問い。
    400円、120円、3円というのはわかるのです。
    とんちゃんが書いた答えは、4001203円(400万1203円)です。
    はあぁ??
    たまげましたよ。
    もう、こちらもやる気なくしましたね。

    日常生活でも、学校から普段持ち帰って来ないものを持ち帰ってきた。
    何故か説明してと言っても、説明できない。
    話を逸らそうとする。

    文章題(一年生のレベル)もどうしてこういう式になったのか?聞いても説明できない。
    しようとしない。

    説明し出してもしどろもどろ…
    今のうちに、こういう経験を沢山させないとだめだなと痛感しています。

  10. とんまま より:

    古い話で申し訳ないのですが、げんちゃんが小学2,3年生だったでしょうか、健常のお友達と「よだかの星」の話を聞いて、絵を描こうといったことがありましたよね。
    あの時のげんちゃんの絵、凄く覚えています。
    大粒の雨に打たれているよだか。
    涙と雨が一緒になっている、そんな風だったと記憶しています。
    とんちゃんが国語のテスト(支援級のテスト)を持ち帰りました。
    何と、お話がよだかの星でした。
    すぐあの絵が思い浮かびましたよ。

    いやーーー、とんちゃんによだかは難しすぎます。
    (宮沢賢治自体がとんちゃんには無理です)
    テストもボロボロでした。
    他の鳥が出てきますが、それが鳥の名前だということすらわかっていないようでした。

    あの時点でげんちゃんはちゃんとよだかの話が理解できていたんですもんね。

    先の文章題の立式理由もそうですが、文章読解。
    最重要課題です。
    最近のとんちゃんは、文章を読ませようとするとシャットアウト、思考停止です。
    げんちゃんの算数地獄と同じ道を辿っているようです…

    追伸:先週療育手帳の更新に行きました。結果は散々でしたね。何をやってももがいているだけで、全く身になっていないそんな現状を実感しました。

  11. glow-gen より:

    とんままさん
    コメントありがとうございます。よだかの星、最初、すぐに思い出せませんでした。
    あ~、そうだった~と、あの時の雨の絵が思い出されました。たしかに、詳細はわからなくても、イメージだけはつかんだんでしょうね。
     でも、げんちゃんは、星の王子様を呼んで診たけど、(小学校上学年)ま~ったくくいつかなかったので、最初のページで終わったり、一応読んでいるけど、サマリーが言えないとか、やはり言語の問題大きいです。
     本を読みたがらないんですね。とんちゃん。げんちゃんも、幼稚園の頃は、おばあちゃんが絵本を読んでやろうとしても、ほとんど興味示さないと言ってたと思います。
     今は、読書家というわけにはいきませんが、本は嫌いじゃないようです。げんちゃんのタイプはひろがりはある・・・かろうじて、ということのようです。ただ、深さも足りないし、ただ、ある、というだけのようですが。
     とんちゃんは、げんちゃんにタイプ似てるな~と思うことが多かったのですが、そこは違うのでしょうか? でも、宮沢賢治は、難しいですよ。よだかの星は、ストーリーというより、悲しい雰囲気をつかんだということなんだと思います。やはり、もっと、身近なところに、自分をおきかえることができるストーリーからの方がいいような気がします。考えれば、星野王子様だって、名作だけど、子供には、むつかしかったですよね。
     算数のこと、よくわかります。げんちゃんも、今2~3年生の七田とかやってるので、ほんとにあぜんとしまくることが多いですよ。
    2・5÷2×2=
    なんてあると、まじに筆算で2で割ってます。そして、またかけてる。驚きます。それでも、昔より意識が出てきた今、やはり、やる意味があるんですよね。

     能力は、意識次第のとこがあります。それゆえに、惜しいですよね。数学も、そうはいっても、やっぱり、教えやすくなってるんですよね~。まあ、超超ひどい、が、超ひどい・・・くらいですが~。めげずに引っ張っていくには体力気力いりますよ~。

  12. ゆうママ より:

    息子インフル〜私にうつって、1週間まるまる勉強しなかったんです。久しぶりに今日勉強を見たら(私はまだインフル3日目)一次関数がまったく、まったくできなくなっていて、背筋が凍りました。おまけに怠癖がついてしまって、だらだら〜。少しのブランクがここまで意識を下げるとは!本当に怖いです。どうやって戻したらいいのでしょうね?
    まだ体調も戻っていない中、久しぶりに落ち込みまくっています。愚痴ですみません。

  13. glow-gen より:

    ゆうママさん
    インフル大変でしたね~。体がきつかったでしょうね~。体力あっての発達育児です。体力なかったり、寝不足続いたりしていると、しかもインフルで1週間なんて、そりゃーメンタルおいつめられますよね~。ほんと大変でした!

     でも、一次関数なんて、げんちゃんは、アンタッチャブルです~。学校の先生任せで、フォローできてませんよ。とほほ・・・
     なんというか、学校に久々に行ったら、生活面での”だめぶり”がすごくて、勉強どころじゃないな~なんて思ったりして、なんか、リセット気分でした。
     意識を下げる・・・・確かに怖いですよね~。なんか、自分でリセットできるショッキングな圧があるといいですね~。学校がその役割を果たしてくれることを祈ります~。

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