ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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質問をしない、意識しない。

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 毎日、仕事から帰るとげんちゃんに会うのが楽しみです。やっぱり、出来の悪い子ほどかわいい、というものなのかもしれません。
ま、でも、帰ってみると、実際は、いらっとさせられることが続出します。まずは、彼は一切学校での出来事をしゃべりません。連絡事項もランドセルを点検して初めて推察するだけ。提出物も出し忘れ、連絡帳も持って帰らず・・・あほか。
せめて、
「今日ね~・・・」
と、楽し気に話してくれれば、まだかわいげもあるけれど・・・・、知り合いのお子さんは、ママに話したいことてんこもりみたいです。 とくに女の子は、楽しいですよね。

今日は、おばあちゃんがどっさり、ぐちゃぐちゃにしたプリントの山を私に持ってきました。なんと、ごみ箱に入っていたらしい。げんちゃんの持ち帰りプリントでした。なんで捨てるの?

見てみると、国語の時間に取り組んだらしいプリントです。
6年にもなると、討論会をテーマにした教材があり、あるテーマを話し合うノウハウを学んでいました。

ある課題について、肯定する意見、否定する意見。
どういうポイントで発言して、理由を述べるのか。また、自分の意見に反対意見が出たら、どう、反論するのか、プリントにまとめながら学んだようです。

まあ、簡単なディベートの学習になってました。

ぐちゃぐちゃのプリントは、肯定意見、否定意見、理由・・・反論理由・・・といったまとめ方で、表になっていて、タイトルに、あるテーマが書いてありました。

げんちゃんは、もちろんほとんど白紙でした。でも、どのプリントも、一か所くらいは、自分の意見が、そこそこまとまった文で書いてありました。

捨てなくてもいいのに、一つでも書けたのは進歩だと思うけどね~

国語は普通クラスに行ってからも、なかなかついていけないと5年の先生にも言われてました。なんたって、5-6年の課題は、高度です。

さて、どの程度なのか、と、家で復習してみました。まずは、私が解説。げんちゃんは、ひたすら、私の説明に
「あ~、うん。」
を連発するだけ。またまたわかったふりです。

これがお姉ちゃんだったら、たぶん、私が言ったことに、すばやくレスポンスし、楽しい会話の掛け合いがある。わからないなら、また、それなりの言葉で応戦してくる。げんちゃんは、ただ、うんとかはいとか・・・ひたすら受け身。
しかたなく、質問すると、

考えてるふりをして、だまりこむ・・・・ストレスはピークになります。

「ねえ、わかってないんでしょ。わかったふりしないでよ。一生懸命教えて、わかったふりだけされると、うんざりするから。」
と、いらつく口調の私。

「どこがわかっていないの?」

と言うと、
「あ・・肯定?」
「え、肯定って意味がわかってないの? じゃあ、なんで先に質問しないの。まったくわからないのに、え~っととか言い続けて、考えるふりして、時間かせいでいたの?
やめてよ!」

辞書で、肯定の意味をひかせてみたら、いまいち、辞書の使い方がわかってない。またまた教えて、やっとプリントにたどりついて、説明すると、その割にはできるとこもけっこうある。

「あんた、このプリントむつかしかった?」

「いや、そうでもない・・・」

「最初からできない、とあきらめてたんでしょ。」
「あ・・・うん・・・かな?」

「なんで質問しないの? 意味がわかってないんだったら、どんなに考えてたってわかんないでしょ。なんでわかんない、って言わないの?」

「あ・・・なんか、怒られるかな、と思って・・・」

一生懸命教えて、つきあって、適当に、ふりだけされることこそ、最高に頭にくることはありません。ヤツはそこがぜんぜんわからないようです。
ふと、学校の国語の授業 のノートに、
「お母さんにいろいろ言われるのがいやだ・・」と書いてありました。どんな時に時間が遅く感じる? というテーマで、書いてたみたい。
ふ~ん。悪いけど、こっちも、あんたに、わかったふりされるのは、一番いやだし・・・吐きそうになるんだけど。
やれやれ、ほんと。たぶん、どこかで、最悪の親子関係の時期がきそうだわ。

 でもね、言っとくけど、いやなのは、あんただけじゃないの。こっちもそうだから。子供って、ほんといい気なものですね。自分の立場しか考えなくていいんだから。あんたより、お母さんの方が、いやな思いしてるから。
  だって、あんたは、適当にわかったふりして、その場をしのごうとしてるだけでしょ。こっちは真剣に必死なんだからね。

ほんと時々、う~んざりしますよ。 ほんと! 
親じゃなかったら、とっくにほたってるって。ほんと、親って、忍耐を神様にまなばせられてるようですね。

 あらら、今日は、ほんとは、書こうと思ってたのは、違うことでした。

 げんちゃんは、スーパーの袋を、自分ですすすっと折れるようになってました。しばらくぶりにやらせたら、なんということもなくできてました。
 加えて、折り紙のつるも、折れるようになってる。なんたって昔と違うのは、折り方を覚えて、自分で折ってくるようになってたこと。随所に進歩が見られます。

たぶん、ワーキングメモリー改善してます。 なんどやってもかつては、風船の折り方を覚えなかった。
 
 だから、もう、いいかげん、ちゃんと質問して、意識をそこに重ねて、学習してほしいです。
気持ちの焦点をもっと、真剣に、学習に乗せてほしい・・・意識の焦点を合わせれば、質問出てくる時期にきてる。

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  1. ゆうママ より:

    いつも前向きなげんちゃんママさん、時々愚痴りたくなるのが発達育児ですよね。わたしは時々どころかしょっちゅうですが…。

    最近はアクティブラーニングだかで、話し合い活動が中心となる授業が多くて大変です。それでなくても情報整理が苦手な子ですから、いろんな意見が飛び交う中からまとめていくなんて至難の技なのだろうなと思っています。うちの子は話し合い活動が負担なときは先生に言って、別室で自習をさせてもらってます。タブレットだったり漢字ドリルだったりです。フリーの先生がついてくださるときもあります。

    いつもげんちゃんママさんに励ましていただいてますが…きっと大丈夫ですよ。げんちゃんは頑張り屋さんです。わかったふりとかは、うちの子もよくやりますが、この子たちなりの処世術なのだと思います。そして普通と言われる子たちもやりますよね。

  2. robo223 より:

    スーパーの袋をスススと折ったり、鶴を折ったりできるなんて、本当にすごいですね😆✨roboが不器用でそういうことは苦手なので、余計すごーいと感じてしまいます😃

    ワーキングメモリーが改善して来たんですね。じわじわ、機は熟してきていますね✌

    しかーし、肝心の本人に学習への貪欲さが足りないんですよねー😵😵roboも全く同じだから、はがゆい気持ち、よくわかります。

    本人に「肯定」の意味を知って、授業に主体的に参加したいという意識さえあれば、理解力の方はついていけてたはずなんですよね。

    こういった精神面に幼さがあるため、なかなか力が発揮出来ないので、はがゆいですよね。でも、げんちゃんママさんのことだから、また、そのへんもうまくげんちゃんに働きかけて改善していくのだと思うと、げんちゃんの精神面の成長も楽しみです!

    ところで、国語にしても社会にしても、言葉の意味さえわかれば、大丈夫なところもありそうですよね。国語なんかは、新しい単元に入る前に漢字の読み書きと一緒に語句の意味の予習だけさせておけば、より交流の授業が充実した学びの時間になるかもしれませんね。(もうすでにやってらしたり、時間的に余裕がなかったら申し訳ありません💦)

    きっと、ゆうママさんがおっしゃる通り、げんちゃんは頑張り屋さんなので、成長と共に今よりさらに学習への意識が高まって、わからない言葉を調べたり聞いたりして、主体的に授業に取り組めるようになりそうですよね。

    男の子は概して、こういう面は奥手で女の子より2年くらい遅れて成長してくる気がしますので、私もroboの成長を秘かに期待しているところです。

  3. glow-gen より:

    ゆうママさん
    ありがとうございます。
    国語は、時々クラスを飛び出すんですね。5年の時は、先生が、そっちの方がいいのかな、と言われてました。げんちゃんは、普通クラスにぼくはいるんだ~、みたいな気持ちらしく、今は、算数だけしぶしぶ支援クラスに行ってます。
    確かに、6年の国語は、グループ出討論したものをまとめたり、多いようですね。なかなか学校見学難しいけど、行ってみてみたいです。

    わかったふり・・・ですが、あれは何なんだろう・・・私が怒るからいけないのかな・・・いや、相手が優しい人でも、聞きません。たぶん、聞くポイントを言葉にすることって、けっこう難しい脳の働きなんでしょうね。

    でも、ここで文にしてストレス発散している私です。

  4. glow-gen より:

    ロボママさん
    いつも、もやもやしている気持ちをすっと言葉にしていただいてありがとうございます。
    幼さ・・・そう言う言葉で表現するのもぴったりですよね。
    ここで、何をしたら、もっと授業に参加できるのか・・・そういうことがどんどんスマートに考えられるようになると、行動が大人っぽくなります。総じて、げんちゃんの手触りは、2~3年生です。それと、なんとなくわかっていても、言葉にしたり、行動を組み立てたりは、今からというとこですね。

    指先ですが、少しずつ少しずつですが、進化しました。なんせ、もとは、はさみも使えない1年生スタートでしたからね~・・・でも、鶴の手つき、やっぱり、やっとスタートって感じです。1枚折るごとに表に正の字書かせ、100枚折ることにしました。今5枚目・100枚折る頃には、何かかわっているかもしれない・・・期待!

    国語もすべて、とにかく予習をする、これ大事ですよね。でも、昔のところも落としてきてるげんちゃんに、予習もしっかりというのは、なかなか難しいですね~。時間がもっとほしいです。中学になると、もっと時間なくなるから、ロボママさんの大変さもしのばれます。
    学習への意欲、けっこうあるのですが、考えと行動が結びつけられない、という感じですね。無意識で、ふらふら~っと、自分の思いとは違うところに着地してしまう子達の用に思います。まだ、一足飛びにいかないですね~。

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