ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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さかのぼって、脳のつながっていない穴を埋めてあげる作業

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 げんちゃんが、今取り組んでいることは、すべて、基本にもどして、1つ1つあらためて入力していくということです。

たとえば、ピアノを例にとるとわかりやすいのですが、今こんなことをしています。

とりあえず、ブルクミュラー(中級の入門くらいかな~)のアラベスクをひきこなした時点で、そのレベルの曲を新しく追加するのはお休みしてます。そのレベルの曲は、げんちゃんにとっては、譜読みをして自分でひきこなしたというより、ママが、横で、譜を読んでやって教えてやって、なんとか弾けるようになりました。

結局、そのレベルの曲は、4曲マスターしましたが、現在、その4曲を、指がなまったりしないように、何ヶ月も継続して弾くだけで、新しいのはストップです。

でも、その4曲については、けっこうすらすら弾けるのですが、毎回、お題が出されます。間違った部分に気付いて、あとからそこを、自分でもう一度練習する・・・とか、スラーや、アクセントを注意してひく、とか・・・

げんちゃんは、過去、自分が間違ったところとか、ぜんぜん意識することができなかったので、曲が終わった時に、自分が間違ったところを覚えている、ということは、新しい段階なのです。


そして、もう一つ、さらに、初心者の初心者がするような楽譜を加えています。これは、げんちゃんがすべて自力で練習します。譜読みをして、次のレッスンまでできるように練習して、練習した回数をノートに丸つけします。

先生曰く、「毎週次に進めますよ。」

それから、譜読みに関するドリルが少し宿題に出されます。これも、とても簡単です。(が、あぜんとするつまづきがあぶりだされます。)


母親にしてみれば、どんどん新しい曲を練習して、これだけひけるんだよ~と、なってほしいとろこですが、今は、そのステップバックが本当に大事だとわかっています。

たとえば、おたまじゃくしが5線譜の上の方に書いてあれば、鍵盤は右に進む、とか、あたりまえのことが理解できていないげんちゃんですから、唖然とするような穴が、出てきます。2オクターブの譜が自分で書けない・・・線の間と、線の上、ただ連続して書いていくだけなのに、・・。ため息

あれだけドリルで書いていたト音記号も、久々に書かせたらでたらめ、”ド”を表す、5線譜の下にある横棒を、好きな位置に書いています。つまり、ド、ドと続けて書いたときに、二つのドは、同じ高さにないわけです。まあ、これも、音符が上にあると、鍵盤は右に行く、というあたりまえのことを、意識できてないことの現れじゃないか、と思われます。書けばきりなく・・

とにかく、めいっぱい始めっから(汗)です。

しかし、やはり、そこを通過するスピードは速いです。埋めにくい穴もあって、手をかえ品をかえやるときもありますが、何度やってもだめ、という時期とは違って、やはり、わかっていくことができるようです。

穴をうめてやっていく作業ができていくと、色んなことがぽんと上がるような気がします。(だといいな~)

ピアノの先生も、前とは全然違う、ずいぶん、こっちも楽ですよ。と言われます。私も、ピアノに関してはもうノータッチ。宿題をしていかなければ叱られて、自分で気付いていくのを期待します。
最近、英語も、同じ作業をしようとしています。英語は、土曜の朝、預けるところがなくて、とりあえず、保育園代わりにいかせていたので、ただ、続けてると言う状態です。少しは聞き取れているか、と思いきや、”I”って何?、とか言っても、?だったりします。え~。な~んもわかってないやん! とパニックになりそうです。チャレンジタッチの英語は、けっこう正解を選べたりするのにね。ピアノと同じなのでしょう。

算数も同じです。2年3年の問題を平行してえっちら取り組む。国語は、ひとつひとつ、文におこさせて、え?と、唖然とする理解の仕方などを見つけては、修正する。

前回書いたところも、結局、こういう地道な作業で、少しはましになっていくといいな、と思います。

でも、げんちゃんって、一見何一つ、峰がないよな~と思います。・・・どの項目も、すべて、一つ一つ上げてきたんだよね~・・お子さんによっては、こういう作業がいらない子もいるのかもしれませんね。



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  1. アドバイス下さい より:

    会社の同僚の息子さんが
    高校でボートに出会い
    今大学一年生ですが
    東京オリンピックの有力候補です。

    だから峰がないとか悲しいこと言わないで
    きっとあると信じましょうよ。
    げんままさんにそんな姿はにあわないですよ!

  2. robo223 より:

    穴埋めって大事ですよね。抜け抜けのままでは、ピラミッドの土台がもろいのと同じで、崩れやすくなりますものね。

    こういう取り組みが後に実を結ぶのだと思います。roboもピアノのテキストはちゃんとブルグミラュラーを全曲やるなど、聴きばえのする名曲に飛びつかずに、きちんと練習曲をこなしていっています。

    ところで、人が実際、社会に出て使える能力は「総合力」なのだと私は思っています。

    何か突出した能力を持っていても、それを実社会で通用するものにするためには、やはり、その他の能力も必要になってきますよね。耐性力・社会性・想像力・実行能力・野心・体力・勇気など、ただ峰となる能力があるだけでは、全く使い物にならず、まさに宝の持ち腐れになるだけだと思っています。

    それよりも、持ちカード1枚1枚はあまり強くなくても、どのタイミングでカードを出すかとか、どのカードとどのカードを組み合わせて出すかなどのマネージメント力で勝負する方が真の実力派と言える気がします。

    ギフテッドのように飛び抜けた能力があって、そのカードをうまく使いこなせれば、理想的だけれど、切り札の出し方を間違って、かえって厳しい状況に追い込まれる場合もあると思います。

    ですから、何がどう吉と出るかはわからないですよね。げんちゃんなどはこの「総合力」が高い気がしています。

    つまり、今、げんちゃんママさんがされていることは、げんちゃんが持っている貴重なカード1枚1枚に磨きをかけていることなのかなと思います。

    げんちゃんはどんどん磨かれて、輝きを増していくことと思います。でも、磨く作業というのは、とても単調で地味なものですよね。それをされているげんちゃんママさんの頑張りがすごいなーと思います。

  3. glow-gen より:

    アドバイス下さいさん
    ありがとうございます。そうですね~。後ろ向き発言ですよね。
    げんちゃんのいいとこもわかるんですよ。根性あるとことか、気のいいとことか・・・勉強ができる、ってことより、むしろいいとこだって、周りの人は言ってくれるのですが~・・・
     今日丁度、お友達のお子さんが、げんちゃんより、まだ社会性とかかなり厳しいかんじなのに、音読させてみて、質問したら、え、そんなとこ覚えてちゃんと言えるんだ~、とびっくり。視覚優位で、ぱっと情報が飛び込んできて、それを自分の言葉で的確に説明していました。まわりは意外でびっくり。

    なんかこう、そういう意外性がないよね。
    「ははは・・・やっぱりできないか・・・汗」
    みたいな感じです。
    よく絵がうまい知的な障害をもった方がいますよね。まわりは、そういうのも期待するみたいで、
    「発達障害? でも、絵がうまかったり、とか、すごい才能とかあるんでしょ。」
    なんて言われる。あれも、
    「いえ、絵描けなかったんです・・・」たじたじ・・・みたいな。まあ、げんちゃんのお~っというパターンはあると思います。地道にやって、出現を待ちましょう

    それと、理系ばりばりなんて素敵ですね。私の対局です。私は、文系です。理系先行だったのに、好きな科目は文学史でした。中学数学は教えられるかな~、と心配してます。アドバイスありがとうございます。

  4. glow-gen より:

    roboママさん
    ありがとうございます。総合力・・なるほどね~。そうですよね。げんちゃんに感じている、なんとなく、そこそこに見えるのに、一つ一つにターゲットを当てると、ほんとにできない。なんなんでしょう。と思っていました。
    「総合力」のわりに、1つ1つ、どうしてそこまでできないの?ということなのでしょうか・・・うまく言葉にしてくださってありがとうございます。

    もしそうなら、やっぱり、げんちゃんは、1つ1つ、今私が考えているような方向で、穴埋め作業が大事になってくるんでしょうね。

    親戚のおねえちゃんが、げんちゃんに住所とか、ちょっとした自分のことを聞いたら、なんか、要点を得なくて把握できなかったそうです。まだ、そういう説明さえ、穴だらけのげんちゃんです。地道にやりましょう~。笑
    ありがとうございます。

  5. ここあ より:

    明日熊本へ行ってきます。何か気づく事があれな良いのですが。。総合力。娘のウィスクの結果はしっかりと軽度の知的障がい児ですが。。凸凹があまりないので、2年生の時の支援学級の先生に『バランスが良いのは良い事なんですよ。バランスよく成長できるので。』と言われた事があります。確かに秀でたものがあるのは羨ましい気もしますが、凸凹がおの差が大きいほど本人の生きづらさも大きいのかもと思います。でもその先生は娘の事を『将来ヘルパーさんとお出かけできる様になれると思いますよ。』と言われたんですよね。2年生でそう言われた事はかなりショックでした(泣)入学してから塗り絵や畑ばかりで将来も決められてしまって。。『くそおおお!!』という思いでここまできましたが、5年生になり可能性を信じながらも将来を考える事も増えました。それでも将来の可能性を少しでも広げたいと思っています。こちらの地域では中学が問題です。。。息子が『こない方がいい。』というくらいなので。確かに中学というのは普通に育っている子供たちも多感で色々あるので、みんなと違う娘はいじめの対象になるのだろうと思います。合理的配慮といっても現状は厳しいです。

  6. glow-gen より:

    ここあさん
    ヘルパーさんといっしょにでかけられますよ。なんて、びっくりな発言ですね。

    悪気はないけど、知的な障害イコールそういうもの・・・と疑いもなく信じておられるのでしょうかね。でも、言われた方はびっくりしますね。ショックでしたね~・・・

    私も、内容は違うけど、似たような衝撃を受けたことが何度かありますよ。

    そうか~。他人はそういう風に見るのか、とびっくりして、自分のスタンスが、ずいぶん平均とはかけ離れているのを知りました。
    わが子って、まわりがみんなだめと思っても、どっか楽観主義です。
    げんちゃんも、毎月毎月伸びてると思いますが、なんか、性質の変えてほしいところは、まったくなくならないですよね。
    程度は良くなってるとおもうのですけれど・・・先の見通しをたてて、今の行動計画をたてる、なんていうのは、ほんと驚異的にちょこっとずつしか進んでいきません。

    でも、そこをしっかり分析して、アタックしていけば、やっぱり改善はしていくと思います。

    中学・・・だめなとこなら、どうしましょうかね~。福岡人口も多く、いろいろな選択肢もありますよ。ほかの子とスケジュールを同じにさえしなければ少しずつ改善していくのだから、それなりにちゃんと追いつくんじゃないかな、と思います。うちも、支援クラスできない可能性も大きいので、才覚、ホームスクールかな~とか・・・

    アメリカのホームスクーラーなんて、社会に出ると、普通の子より、社会適応能力があったり、周りへの思いやりがあったりする、とかいう結果もあるそうです。

    普通の中に入れて、今の悪い風潮とかも影響受けちゃうのを考えれば、マイペースな教育環境も悪いことばかりじゃないかな・・・たとえば、ゲームづけになるきっかけになったり、ことなかれ主義をおぼえたり・・・とかいう、今の風潮の影響も、集団の中では受けます。

    中学になる時には、あらたな道がひらけます。きっと大丈夫です。
    熊本のセミナー、またいろいろ情報教えてください。お疲れでした。

  7. glow-gen より:

    Gさん
    そうですか、NHK特集は、そんなふうに、マイナスイメージに感じられたのですね。
    私は、あまりそういうふうな感触をもたなかったので、どういうとこがそう感じたのか教えて下さいませんか?知りたいです。
    ひとそれぞれ、立ち位置も違うので、たぶん、いろんな感じ方をした人がいるんじゃないか、と思います。

    私の感想としては、感覚過敏、なんて、発達障害についてまなんでいる自分にとっては、イロハのイと思っているのですが、一般には、まだぜんぜん認知されてないんだな~、と思いました。

    そういうことを一般の方が知ってくれると、感覚過敏がある人に対して、少しよりそえるんじゃないかな、と肯定的に感じました。

    そして、一番知りたい、改善にやくだつ、脳へのアプローチやサプリ、治療法・・・このあたりは、情報ないな~~というのが一番の感想でした。

    イギリスのスーパーの取り組みは感動しました。やっぱり、欧米は進んでるんだなって、(感覚過敏の方のための買い物時間を設定して、余分な照明を消したりしてました。)

    げんちゃんには、細々でも、英語させとこ・・・とか・・

    るいくんは、視線の運び方がすごく特徴的だな~とちょっと思いました。人としゃべるときには、エネルギーを使うと言われていたのが、なんとなくわかるような気がしました。
    でも、好感がもてるし、がんばってほしいなあ~と思いました。

  8. glow-gen より:

    Gさん
    ほんと、発達障害の症状は、程度の問題で、障害がなくて、色んな問題をおこして、しつけた方がいい子もいるかもですが、それぞれ見極め大事ですね。
    子どもに愛情を持って接して、しかも、専門的な知識も持ちつつ、そういう先生がどんどん増えてほしいですね~。
    現場は大変だと思います。

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