ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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中学の入学式 その1

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 入学式のことを書こうと思いつつ、なかなか時間がなかったのですが、書いておかねば・・・と、眠い目をこすりつつPCに向かってます。ほんと、毎日更新したいくらい、日々いろいろなことがおこります。だいたいが、そういう気持ちの日々ですが、振り返れば、なんか、そう毎日書くことがない、というように感じた時期がありました。いつだったかな~・・・5年くらいの時だったような・・・がっつりの時代から、少し、まともになってきたころなのかな・・・・

 まあしかし、そういう書くことがない、なんていうときは、発達育児をやってるとレアなのです。それにしても確かに今は、激変期です。

 げんちゃんのステージを簡単にまとめると、4年が終わるくらいまでは、意識もほんとに朦朧として、とにかく、動物を調教するような感じで、一つ一つのすかすかの能力を上げることに血道をあげていました。

 絵がまったく描けない、とか、体がふらふらしてる、とか、・・・もう、あげればきりがない。今となっては、げんちゃんのできていたことは、”息することと、排泄すること、食べること、移動すること、それと少々”、そういいたくなるようなげんちゃんでした。

 しかも、いろいろさせてはいても、げんちゃんは、魂の抜けた亡霊みたいに、自分の意見も何もない、意識ゼロの人間だったように感じます。多くのトレーニングを重ね続けているのに、彼のトラブルの本質がかわらない。

 しかし、5年くらいになってきて、特に、ここ6年生の後半になってきて、意識が出現してきた。意識がスパッと入れば、目つきがかわる。勉強も、レベルを落とした簡単なものなら、自主的に一人で取り組むようになってきた。でも、幼児期のいやいやのような、私や家族への反抗が生まれてきた。

 自我が好き勝手な方向に芽生えてきて、向上していくのをずっと妨げていました。もう目の前に、一つ上のステージが見えているのに、そこは、今までよりけっこう高いところなのに、彼は、逃げ回っていた。

 だから、意識の行く先が低くて危なっかしいことかぎりなし。意識が低きに流れ込むのを防ぐために、下を完全封鎖して(まわりには、やたら厳しく映ったことでしょうね~)、上に飛び出せるように、ばんばん圧力をかけてました。

 前回のブロブでもそういうことだったわけです。過剰に演出して、突き放し、一方向にしか行けないように道を開けて・・・。
 それでもげんちゃんは、打たれ強い。小さなころから、少しのことでは、へこたれることや逃げることを絶対に許さなかったし、彼の持ち前の強さもあるのでしょう。まわりにささえられ、ママの仕事の時には、ガス抜きをしながら、げんちゃんは、強く育った。でも、彼なりに上手に逃げることも覚えていったし、打たれ強さゆえに、とてつもない圧力への耐性も備えた。

そして、このステージにきたら、その逃げのスキルは、意識が入れられるのに、上手に抜く、チャレンジをさける、という行動となり(本人が意識的にやってるわけじゃないんだろうけど)、ほんとに手をやくことにりました。

 しかし、入学式、げんちゃんに大変革がおこりました。k先生をはじめ、私たちが、疲弊するほど、ずっと彼に訴え続けてきたこと、げんちゃんが、人間として自立し向上して、やがては支援クラスや知的障害というハンディキャップから決別するためには、やるっきゃないんだよ!前に突き進むしかないんだよ。ということ。それをどかんと自分なりに感じ取ったようです。

 その日、小学校という彼の生活すべてが終わった。そして、すべてのサンクチュアリ(保護区といいましょうか・・・)が剥奪(はくだつ)された。げんちゃんは、詰えりに手を通し、慣れないベルトを四苦八苦してしめた時から、もう、自分が甘えられるところはなくなった、と本能的に感じたのでしょう。それは理屈じゃなかった。
 そう、確かに変わらなければならない!

 その日、げんちゃんは、教室で、卒業式の日とはぜんぜん違う目をしていました。先生の説明を聞きながら、メモ帳を出すことはできなかったけれど、意識を入れて聞いていました。意識を入れた時間は、今までになく長く、普通の子と同じとは、まったく言い難いけれど、卒業式の、あの日の教室のげんちゃんとは決別していました。

 普通クラスの先生は、中年の英語の先生で、直感的に、素晴らしい先生にあたったことを悟りました。そして、その素敵な先生が、生徒に語った言葉は、今げんちゃんに必要なことすべてでした。

 小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道だ。
 自分ができると思ったことはできるし、できないと思ったことはできない。

げんちゃんは、逃げることから目をそむけ、できる、と信じて、小さいことを死に物狂いで重ねていかねばならない・・・なんか、神様から、ずどんと降ってきたようなずっしり感。私は、しっかり受け止めました!
 
 そして、
自分が誇れるのは、世界チャンピオンになったことじゃなく、何度負けても立ち上がってきたことだ。

 これから、私とげんちゃんの3年間に、神様与えた言葉だと、直感しました!

こういう天の演出にはしびれます! 行くぞ~!げんちゃん!!
レッツゴー!  (続く・・・ははは・・・苦笑)



追伸。いきなりつきぬけた~と行かないので、大丈夫です、ちなみに・・・とほほ・・・
 

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  1. ゆうママ より:

    おはようございます。

    幼少期からの様子を伺っていると、げんちゃんの変化には目を見張るものがありますね。これもぶれない強さがあったからなのだと思います。

    ドキドキの1週間でした…のわりに、予想以上に穏やかな1週間でもありました。が!いままでの経験上、嵐の前の静けさ?のような気もしていて、警戒感まんまんです(苦笑)

    入学式の様子はまるで同じようです。意識が入ってる!ということがとっても伝わってきました。あぁ、そうなんだ!この子達もこうありたいのだな、と思いましたよね。
    うちの子もベルトをつけるようなズボンを今まで履いてこなかったので、不器用にベルトをつけることからでした。しばらく手伝いが必要なのでは…とおもっていたのですが、手を出させなかったです。なんか、ここから変わりたいんだ!という気迫がつたわってきました。サンクチュアリからは抜け出たのだ。頼れるのは自分だ。という意識ですよね。

    一方、中学生の課題の多さに、私が恐れおののいています。新たな戦略が必要ですよね。

    ここへきて、読みの弱さが気になります。内容をつかめない、ということよりも、思い込みや雰囲気で読んでしまうということです。今までも漢字を雰囲気で読んでしまうことがあったのですが、ADHD的な不注意によるものと思っていたのですが、英語の音読でとても気になるようになりました。

    is を in と読んだり、that を this と読んだり、sir を she と読んだり…パッと見て、似た単語に置き換えて読んでしまうんです。これは英語で苦労するなぁと…前途多難です。とほほ…

    これからも一緒に頑張ってください。あきらめそうになった時、げんちゃんママさんのぶれなさに、いやいやまだまだ頑張ろう!と思っています。いつもありがとうございます。

  2. ゆうママ より:

    sir を she → sit を she の 誤りです。

    Sit down を she down とか 読んじゃうんです。

  3. glow-gen より:

    ゆうママさん
    新しい戦闘が始まった~と言う感じです。
    げんちゃんの問題は、私に対して、聞こうとしないところです。戦闘員がうちわもめしてたら戦えないのに、最大の協力者の私に甘えています。昨日も、とんちんかんなことをしているので、指導しようとしたら、私の言葉をさえぎるように「うん、わかった」とうざそうに言いました。その甘えまくった態度が、私ではもうどうしようもなくて、S先生に電話しました。

    とんできてくれて、指導に入ってもらいました。そしたら、目が、ぱちっとなって、意識が入りました。S先生の指導の横で見学してました。これからは、パパも参戦させます。ほんと今まででもっとも正念場だな~と感じてます。

    がんばりましょう!

  4. glow-gen より:

    ゆうママさん
    普通クラスでやっていくことは、中学からはほんとに大変です。まず、時間がないですよね~。
    今は、ホームスクールをお休みしてますが、再開しなければならないかも・・・と思いました。それで、一応、校長にも挨拶にいきました。
    今日から授業です。げんちゃんは、なんと、予定をぜんぜんメモらずに帰りました。支援の先生の連絡事項がなければ、教材さえそろえられません。まだまだ、普通クラスオンリーは、無理でしょうね~。げんちゃんは。

  5. robo_223 より:

    げんちゃんも、またまた素敵な先生が担任になったんですね🏫✨本当にげんちゃんも先生には恵まれていますよね。

    先生のお話しは、本当に素晴らしいと思います。「小さいことを積み重ねること」が1番の近道だと私も思っています。「出来ると思えば、出来る」も本当にそうですよね。

    こんなにしっかりされた先生に1年間見ていただけるなんて、嬉しいですね。roboも私が希望していた先生が担任の先生になったので、嬉しいです。気持ちに寄り添って丁寧に見て下さるので、助かるんです。将棋の相手をして下さったり。

    ドモリやチックは私もストレスでなるわけではないと考えています。もともと、そうなりやすいタイプの人がなるだけのことだと思います。

    ただし、ストレスやプレッシャーが強くなると、その症状がひどくなることがあるだけのようです。でも、大したストレスやプレッシャーがなくても、なる人はなるので、やはり、もともとの原因はストレスやプレッシャーではないと思います。

    色々周囲から誤解されることも多い育児ですよね。私は逆に甘すぎると思われていたみたいですからねー!そうかと思えば、療育センターの臨床心理士には、やり過ぎみたいに言われるし💦

    母親の勘を頼りに突き進むしかないですよね。

    その2を楽しみにしています~🎵

  6. みかんママ より:

    とうとう中学生ですね!
    げんちゃんですら、手を焼かれているようですね。

    息子は、ずっと反抗期のような感じですが、さらに小さい頃から、環境の変化(卒業や入学、学年が変わったり、長いお休みに入ったときや休みが終わった時などなど)、必ず精神が不安定になります。
    リズムができてくると、徐々に減っていきます。
    不安定な期間も徐々に短くはなってきていますが、小5になった今でも、まだあります。

    家で切れやすくなりますが、5年生が始まる数日前、2日連続、お友達と喧嘩しました。(それぞれ違う子達)
    お友達と家で遊ぶ場合は、ほとんど喧嘩はありません。あったとしてもすぐ仲直りするのに、その2回は、全く譲らず、子供達が怒って帰ってしまいました。

    その後は、またいつもの息子に戻り、毎日のように仲良くお友達と遊んでます。
    もう私としては慣れっこで、不安定な時期がきたなって感じでいるんですが、
    6年〜中学の激変期、不安定期すごそうかもと心配になってきました。
    思春期の反抗期も入ってきますしね(ーー;)

    げんちゃん、生活リズムが安定して、落ち着いてくるといいですね〜

  7. みかんママ より:

    追記です。
    お友達には2日だけですが、家の中での不安定さはまだ続いています。
    いつまでかなぁ

  8. glow-gen より:

    ロボママさん
     学校の先生方は今までの中でも、とても、素敵な方々だと思います。
    でも、げんちゃんは、支援クラスで、国語も算数も受けることになりました。まあ、当然かな・・・と言う感じです。でも、今日さっそく、算数を受けてきて、掛け算と割り算をやらされてました。中学初めは、プラスとマイナスなので、やらせていたのに、やれやれ・・・・なんか、ばかにしてんな~・・・・という感じです。げんちゃんいわく、
    「なんか、ゆっくりペースだった~。」
    と言ってました。支援クラスの子、というのは、そもそもそういう扱いなんですね~。最近支援クラスで受けていないので、あーそうか~という感じ。
    プライドずたぼろ作戦に、望まずともなってる感じです。
    実力で、切り開け、とげんちゃんに言ってます。だって、その計算プリント全問正解できてませんでしたもんね~・・・・明日は、国語、どうなるのかな~・・・・
    ちゃんと国語の教科書をやってくれるのかしら・・・

    意識入ると、水面下のものが、ぱっと出てきます。入らないとぐたぐたで、4年生くらいのものでもさっぱりになります。だから、先生方は下方修正して、まさか、げんちゃんに、何か入っているとはわからないでしょうね~・・・優秀な先生は、意識を入れてくれるんでしょうけどね。普通の先生では無理でしょうね。やはり、こっちで、常に入れられるように上げなければなりません。

    どもりのコメントありがとうございます。意識のスピードと言語処理のスピードがマッチしてくるとかわるでしょうね。先日、その瞬間を一瞬見ました。あ、と思いました。
    しばらく、ホームスクールはお休みにしてますが、どうなることでしょう。彼の意識がぐぐぐーっと入れば、状況は一変するんでしょうけどね~。一変というほどではないのかな?
    まあ、今は、じっくり状況観察ですね。

  9. glow-gen より:

     みかんママさん
     そうなんですね。不安定になる、と言うお子さん、まわりにもいました。支援クラスの一つ下のお子さんでした。まあ、普通の子でも、新しい環境は、なりやすいですよ。その子に限らず。ぎゃくにげんちゃんは、お姉ちゃんが出ていくとなったとき、なんか、すべてに身が入ってなかったです。さびしかったようです。でも、その表現形態は、え?そうなの?というかんじで、わかりませんでした。なんか、勉強も、いつもにましてだめだめ、どうしたんかい!と、K先生といらついていたら、S先生がお姉ちゃんだよ、と言って、なるほどね~と思いました。
     でも、そのぶん、周りが見えてるんでしょうね。げんちゃんは、まだ見えてないんじゃないかな。不安定にはならないですもんね~。
    それとも、単に、性質上のものなのでしょうかね。
    でも、周りは、しんどいですね。げんちゃんと遊ばせたらどういう愛称なんだろうな~と思いました。お子さんのこと、積極的で、やや引っ込み思案のげんちゃんは、合うんじゃないかな~。
    5年生から、少しずつ新たなステージでしたが、お子さんどんな感じになるのかな?げんちゃん記事で不安になっちゃったですね~・・・すみません~ん。

  10. wm より:

    先日、どもりの件でアドバイス頂いたものです。

    STについての記述がありましたが、息子も最初は滑舌が悪かったので、年少の時からSTの先生に診てもらっています。
    はじめは、あいうえおと言った口の開き方から始まりました。そしてその次は息を長く吐くことができるようにシャボン玉やピンボールを飛ばすといったような訓練をしました。
    しかし息子はそれらを意識するあまりどもりが進んでいったとも思っています。

    ですので、根底にある原因はやはり口の開き方や息の吐き方といったこと以外にも、息子の場合はですが、やはり意識と言語化の処理のスピードが間に合わないと言う観点から説明するのが1番当てはまると思っています。

    そのため今はS Tでは、どもり部分についての訓練はお休みしているのですが、イラストを使って文を構成していったり、想像力の弱い息子に対して簡単ななぞなぞをしてくださったりと大変役に立つこともして頂いています。
    子供に合わせた訓練をして頂いている部分では助かっています。
    横槍失礼致しました。

  11. glow-gen より:

    wmさん
    そうなんですね~。いろんな情報ありがとうございます。私の場合、とにかく、いろんな取り組みを、私の仕事のないときにやらなめればならないので、それ以上に有効なことだ、と感じられること以外には、時間を使わなかったんですよね。
    もちろんやると、やらないよりいいというのは、なんとなくわかってはいても、なかなか継続もむつかしいですよね~・・・でも、げんちゃんは、発音も、ラ行がヤ行に聞こえるときが多いです。このあたりも、スピーチセラピーを受けたらいいよな~と思います。
     まあ、しかし、優先順位の点で、そのあたりはどうしても、下になってしまって、なかなかできずにいますよね~。でも、不思議なことに、だんだん治ってきます。つまり、末梢のべろの使いかたとかだけではなく、意識や全身の筋力、自分のフィードバックの力とか、もろもろがかかわっているんでしょうね。しゃべるということは・・・

    少しずつ治っていくのを楽しみに、今やれることを最大限やっていきましょうね~。

    それから、チックは、海馬の働きが活性するとおこる現象だそうです。Sさんは、「だれか、これを研究で証明してほしいだけど、そうなんだよ。」と言ってました。だから、げんちゃんのちっくの出方でで、「おー、入ってる入ってる、とか言いながら指導しているときがあります。」短いチックなら、一生懸命脳ががんばっているということで、脳の改善の過程だともとっていいと思っています。がんばっているんですよね。まったく負荷がないとおこらないですからね。

    長時間(1分以上とか)続くときは、やはり、オーバーヒートなので、圧力かけるのを休ませた方がいいのだそうです。げんちゃんは、5秒くらいです。一回が、最近は、減ってます。
    どもりと、チックのセットだから、げんちゃんの脳はほんとがんばっているんだろうな~・・・

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