ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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復唱させること

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ほんと久々に取り組んでみた型はめゲーム。ターンテーブルが回るので難しいです。格段の進歩でした。ほぼ、普通といってもいいのかな~・・でも、両手で無駄なくやる、とこまではいかないかんじ。彼の左右の脳の連携の到達点を見るようです。こういう確認トレーニングは、久々に定点観測するみたいです。だって、小学校の低学年の時でも、左右非対称の図形だったら、ひっくり返すのか、回転させるのか、しばらく試行錯誤するような子でした。もちろん幼稚園の時は、不可能・・・汗

げんちゃんと相対していると、え~っ!、と唖然とさせられることがあります。昨日も・・・

 げんちゃんは、最近朝が弱いです。私も、毎日、げんちゃんを寝せてから、先生の連絡帳を書いたりして、2時3時に就寝することも多くて、朝はしんどいです。(朝方の方がいいですよ。つい油断すると、夜型になってしまう私・・・) 昨日は、二人とも、すっかり朝寝坊。げんちゃんを車で送りました。

 車の中で私は、ばたばたとげんちゃんに言います。

「今日は遅いから、支援クラスには行かずに、そのまま6年1組に行くよ、1時間目が終わったら支援クラスに行ってね。支援で、連絡帳を出して、”朝遅れそうになったので、連絡帳を今持ってきました”、って、先生に謝ってよ。」

「うん、わかった~。」
げんちゃんは、さくっと返事をします。
私は、もしかして、と思い、
「今、言ったこと、げんちゃん言ってみて。」
すると、げんちゃんは、

「え~っと、え~っと・・・先生に、謝る・・・」

は~~、ため息。私の指示は、文におこすと複雑に思われるかもしれないけれど、分節ごとに区切るようにして、確認しながら、ゆっくり話して伝えましたよ~・・・
私は、さらに、言い方を変えたりして説明しました。合計3~4回は説明して、ところどころ言わせたりして、やっと、そこそこ自分の言葉で、確認することができるようになりました。果たしてできるかな~・・・

帰ってきてチェック。あちゃ~・・・泣。
まっすぐクラスに行ったけど、中休みに、支援クラスに連絡帳を届けに行けてませんでした。
「忘れたの?」

なんかしどろもどろのやりとりのあとに、
「いやあ、覚えていたんだけど、クラブの紙を書いていたので、行けなかったんだよ~・・・」(正課クラブの希望を出したらしい)

まあ、過去にはなかったまともな言い訳でした。でも、2時間目の休み、3時間目の休みあったわけで、やっぱり、できてないんじゃないの??

家に帰っても、また似たような指示を出すことがあって、やっぱり、復唱はできず、げんちゃん、これじゃあ、普通クラスの指示にはついていけないわな。と確信するにいたりました。

6年のクラスは、中学へ向けてプレステージ、なんて、力入れていたけど、これでは、らちあかんな、と思いました。指示がちゃんと理解できるようになるのを、ただ現場に放り込んで実体験させて、学ばせようと思っても、なかなか改善しにくいと思います。やはり、一連の脳の訓練を、取り出して特別に行うべきだな、と、わかりました。 

先日から、指示を復唱させる、というトレーニングを始めていました。(というか、ここへ来ても、復唱できんじゃん! ということを、やっと私が気づけただけなんだけどね。)

 まだまだ、取り出して、し~っかりトレーニングする必要があります。 

しかし、過去のげんちゃんなら、何度リピートしても、パニックになるだけで、、最後は、しっかり理解できた、ということは、少なかったんじゃないかな。しかも、それを実行できたり、ということは皆無。やっぱり、今、トレーニングの効果が上がりそうな時期に来てる様な気がします。

今のげんちゃんは、すべて、きっちり、もう一度入力しなおして、落としてきたパーツを、1つ1つ拾い上げる所に来てるんじゃないかな。そう思います。それがかなり積み上げられてきたら、化学変化をおこしてくれるのでは? 

何気に、去年の夏休み、鹿児島のまゆたん先生にもらった、コメントを読み直していました。

”げんちゃんは、抽象的概念は、まだうまく理解できない部分はあるものの、物事を理屈抜きに写真のように頭に転写して覚えるタイプではなく、言葉や理屈(へりくつや、理屈になっていなくても、)で覚えたり、考えたりするタイプなのではないかな。”

ここのフレーズが、すごく胸に迫ってきました。
この時、なんとなく、わかったようなわからないような、といった感じだったこの部分がすとんと胸に落ちました。

やはり、げんちゃんに、言葉を与えて、しっかり整理してやると言うか、・・・うまく言えないけれど、体の中にある、ごちゃごちゃうずまいている言葉を、しっかり整理する。さらに、まだ持ってない言葉を加えてやって(使えていない言葉も含め)、色んなことを、明確に整理整頓してあげる。今、やっと、それが有効な時期に来ているんじゃないか。

自分がやろうとしている方向性が、なんだかすっきりわかったような気がしました。

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  1. robo223 より:

    一般級で過ごすためには、一斉指示が入るかどうかは、とても重要なポイントになりますよね。

    それには、言葉そのものの理解力とワーキングメモリの容量が必要になると思います。

    これらの能力が、ただ集団の中にぶっこんでおけばついてくることはあり得ない、というげんちゃんママさんの洞察力はさすがだと思います!

    集団の中で、ただ過ごしていて出来るようになるのなら、とっくに出来るようになっていますものね。

    ですから、一斉指示が入るためのスキルを取り出してトレーニングするというのは、絶対必要なことだと思います。

    ですから、個別支援級は通さないで、ホームスクールと普通級の2箇所だけで学ばせるというのも、いいかもしれませんね。

    へたに個別支援級にからむと、いつまで経っても普通級が自分の居場所だという意識が芽生えず、なかなか宿題をやろう、という気持ちが湧かないし、普通級の先生も自分の生徒だという意識が持てないと思うからです。

    でも、どんな作戦でこの問題にげんちゃんママさんが取り組むかは、私には想像できず、とっても楽しみです!

    早く知りたいので、ブログの更新を楽しみにしていま~す。

  2. glow-gen より:

    robo223さん
    ありがとうございま~す。ほんと、ぶっこんででつく能力じゃないものって、たくさんありますよね。
    普通クラスでやっていける能力って、すごく高度です。
    げんちゃんも、何度、行けるぞ、と思い、普通クラスにさらしてみて、ありゃ、まだだめだ~と、支援クラスにもどし・・・というのを繰り返していました。

    今は、支援クラスだと、本人もつまらないだろうな~というところにきてますが、まだまだディテールは、足りないところだらけです。

     でも、やっと、ぼこぼこあいた穴を埋めていく作業ができるようになったのかな、と思います。

     プログラムは、そんなに目新しい物は考えていないのですが、とにかく、すべて洗い直すようにして、落としてきた物をどんどん入れてやって、さらに、出力、とくに言葉で出力する練習をするのかな、と思います。

     文章を書く練習はすごくいいな、と思います。今までは、
    文章を写すのだったのが、今からは、自分で紡ぎ出して、そこを私が修正していくのがいいかな、と思います。

    それから、指示の復唱です。
    地道に、今まで通り、学習に取り組ませることも、ずいぶん楽になってるし、それを続けていけば、収穫が多岐にわたると感じてます。

     うまくいくと、中学は普通クラスでいけるかも・・・と思ってます。最近のげんちゃんの手応えは、ねらって取り組みはじめたことが、昔より早く収穫につながっています。やってきたことは、すべて無駄じゃなかったと、言えるようになるといいですね~。

  3. robo223 より:

    なるほど~!どれもこれも、げんちゃんが伸びそうなアプローチばかりですね。

    指示の復唱は言語能力・ワーキングメモリ共にアップしそうですね。一斉指示への対応につながりそうですね。

    げんちゃんの中学校には個別支援級がないんですよね。もし、個別支援級にするとなると、遠い学校に通ったり、引っ越ししたりしなければならないのですか?

    roboは6年生の夏休み前くらいまでは、地元の公立にするか、私立にするか迷っていましたが、自己管理能力が思ったより伸びなくて、こりゃダメだ、と私立にしました。

    そうしたら、2月以降、今現在に至るまでが、まさに化学変化を起こしたように伸びて来て、公立でも行けたかも…💧とちょっぴりだけ思う程です。

    ですから、げんちゃんも、どの時点で化学変化を起こして伸びて来るかわからないので、見極めが難しいですよね。

  4. glow-gen より:

    roboママさん
    やはり、この子達は、大器晩成型・・・普通の秀才系のお子さんとは、全然違うパターンなんでしょうね。それにしても、いい意味で期待を裏切ってくれるのは大歓迎ですね。
     げんちゃんも、支援はできないそうです。同級生に支援クラスの子がいないからでしょうね。げんちゃんの1年の時もできなくて、下の子が一人支援を希望したので、2年からできました。上の先輩は、越境して、隣町の中学の支援クラスに通っています。
    げんちゃんは、普通クラスでいけるようになるんじゃないかな・・・と希望してますが、だめでも、普通クラスにして、1年待つ間、だめなら、別に不登校でもいいや、と開き直ってます。ホームスクールでも・・・

     中学ホームスクールができなくなるのは寂しいですね~。学校って、なんか、余分な気も遣うので、必ずしも毎日通わせたいと思わなかったりします。

     娘は、予備校で楽しんでます。余分なことがなくて、勉強一本で楽しいんだって。笑

  5. glow-gen より:

    roboママさん
    私立に行けるってすごいですね~。知的に高いんですね。げんちゃんは、スタートから知的な部分が低くて、接しているより、なんか、あほやな~、実際。という感じでした。

    でも、田舎の公立は、そうレベルが高くないし、勉強しない子も多いので、伸びたら、げんちゃんが少しは自信がつくかもな~と期待してます。

    高校は、お姉のミッションに行かせたいです。なんか楽しそう・・・中学で一年浪人するのもいいかも・・・そこでつじつま合わせて・・・なんて、母は、勝手に妄想してます。既定路線ではない子を持つと、少しおもしろいかもです・・・伸びれば・・・ってことだけど。汗

  6. robo223 より:

    本当にこの子達って大器晩成ですよね。いつできるようになっても、結果できるようになっていれば同じことだと思います。

    げんちゃんも今年1年間で期待を裏切る伸びがあると私は睨んでいます。そういう時期に来ていますよね。

    地域の個別支援級についてくわしく教えていただき、ありがとうございます。やはり、なかなか厳しいですね。

    確か、過去記事によると、げんちゃんはwisc4で85だったような気がしたのですが、そうなると知的には標準域で、グレーですらないんですよね。(違ったらスミマセン💦違っても、げんちゃんのあの文章力は大したものです!)算数のLDは多少気になってらっしゃるようですが、85~115が標準域なので、普通級でやっていけないとは言えないと思います。

    しかも、ラッキーなことに、のどかな場所にお住まいとのこと。はっきり言ってそれは重要です。都会で教育熱心なご家庭のお子さんばかりの地域だと、発達障害の子はかなり不利です。(うちがまさにそれ💦)

    しかし、ホームスクールが認められないのは厳しいですね。K先生に教えていただく時間が激減してしまうのでしょうか…。

    それでも、おっしゃる通り、道は色々あって、必ずしも学校という枠にこだわる必要はないと思うので、何やかんや言ってげんちゃんは大丈夫なのだと思います。

    roboの場合はこのまま、学校時代は何とかなるかもしれませんが、社会に出るに当たっては、また課題が山積することが予想されます。一般雇用でも障害者雇用でも難しい気がしています💧

  7. とんまま より:

    全く同じことで悩んでおられて、嬉しいというか何と言うか(不謹慎でスミマセン)
    でも、この子達の最大の難所ではないか?と思うのです。

    とんちゃんですが、一つ一つ言われたことはわかるのですが、次から次へと指示が入ると、前のことと関連付けて考え、今自分がすべきことを取り出し、行動するということができません。
    また、前に言われたことが消えていく…
    ワーキングメモリーですよね。

    私も本当に何とかしたく、模索していますが、なかなか結果も出ないので、困り果てています。

    一応、きくきくドリル+音声童話で訓練中です。
    指示の復唱も良いですね。
    さっそくやってみますね。

    昨日、放課後デイで先生が読んだ物語文(教科書見開き1ページ分程ですが)について、いくつか質問され、回答できました。
    凄くびっくりされて、褒められました。
    先生が言うには、なかなか回答出来ないお子さんたちばかりだそうです。

    「耳で聞くということが重要ですので、特訓しているのです」と言うと、激しく同意してくださいました。

    どうやら、ここのデイには、多方面からガンガン取り組むタイプの親というよりは、学習面のみの方向からアプローチしている親(学校の勉強ができればいい)、という方が多いようです。

    私もげんままさんと出会わなければ、後者だっただろうなと思っています。
    気付きをいただけて、感謝しています。

    また余談ですが、私も浪人経験者です。
    身分不安定なところは除いて、浪人時代は楽しかったですね。
    お姉ちゃんの気持ち、わかりますよ。
    浪人を経験は後々、大きな糧となると思いますよ。

  8. glow-gen より:

    roboママさん
    都会で、教育熱心なとこにいるのは、ほんと秀才以外、大変です。
    げんちゃんは、ピアノを習っていたりするけど、
    「げんちゃん、ピアノひけるよ。すご~い。」
    そして、英語もただ行ってるだけ、の世界ですが、週1の英語で
    「げんちゃん、英語できる、すご~い。」
    そういうこと、周りが言ってくれます。しかし、私の勤めている地区では、そういうのはあたりまえ。おまえは、英検受けたの?
    みたいな世界で、ピアノなんかも、ごく普通です。さらに、帰国子女がいたり、親もハイソな方も多いです。
    もう、絶対こっちの学校入れたくないです。笑

    IQ検査は、2年の時にやったけど、80かそのあたりでしたよ。それがどの程度なのか、あまり興味もなくて、チェックしてないのですが、普通に入るのですか?
    あの頃は、普通というには、ぜんぜん変でした。ただ、2年前よりスコアは上がってました。

    中学は~って、かまえず、もう、なるようになる。
    そっちの方が、道を失わないかもですね。

    まだまだ足りない能力が多いですが、この子達って、もらってる物も、普通とは違うので、楽しみな部分も多いですよね。ロボ君も、工作とか、すごいでしょ。才能が花開くとこまでが発達育児の醍醐味です。

  9. glow-gen より:

    とんままさん
    きくきくドリルが、すぐに結果に結びつくというのは、聞く力ができはじめているからだと思います。
    げんちゃん2~3年の時、やってみたけれど、なんか、まだ時期じゃないのかな、という手応えでした。
    こういう直接的なアプローチって、ほんとに、そこまでの色んな基礎能力ができてきてから、始めて有効です。
     すべてにおいてそう感じてます。聞く力を上げたい、算数をわかるようにしたい、さまざまありますが、そのトレーニングをやればいいというわけではない、と、今までの経験で思い知っています。どこを今、あげるべきか、そこの見極めは、とても大事ですね。
    げんちゃんは、やっと今きくきくドリルかもな~と、ちょっと思ってます。

    でも、その都度、やるのは、確認作業としてもとても必要です。とんちゃん、効果が速攻で出ているというのは、すばらしいことですよ。

     げんちゃんは、今、昔やったトレーニングをすべて引っ張り出してきて、穴埋め作業をしていこうと思ってます。

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