ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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穴だらけでも、どんどん進歩しているげんちゃんのようです。自主性が出てきてる

 > イントロだけ、気まぐれにとっているようなときも多かったけど、けっこうノートはとってくるようになりました。数年前に、げんちゃんがしっかりノートとってくるなんて、考えられないことでした。


今週は、いつも勉強を教えて下さるK先生一家が、インフルエンザにかかってしまい、げんちゃんは、ホームスクール返上で学校に行ったり、家に帰ってきてから、くもんの先生に一日見てもらったり、かなりスケジュール変更された一週間でした。


おまけに、今日明日と野球の合宿だったので、金曜、遅いママの帰りを待たず、くもんに行ったあとは、一人でおばあちゃんのところから、家に帰って、合宿の準備をしておく・・・なんてメニューも盛り込まれていて、あわただしかったと思います。

 まるで、むつかしい中学受験を控えた学友みたいに、げんちゃんは忙しいです。忙しさだけなら、中学受験する同級生より、まさっているかも、と思うくらいです。少なくとも、浪人生のお姉ちゃんより、なんか、緊張感があるような・・・

 (あ、お姉ちゃんのセンター終わりました。結果は、やれやれ、どうなることやらです・・・)

 さて、この一週間を振り返ると、げんちゃんは、変化しはじめたところから、その変化に一区切りつけた、という感じです。英語で言うなら、現在完了形で、変化しました。と書くべきところのようです。
学校から、おばあちゃんの所に帰ってから、くもんに行ったあとは、一人で、自宅に帰り、私が帰るまで一、留守番するのが、当たり前になりました。電話で、ピアノ弾いときなさいよ~。なんて、私が言うと、少しはやっています。合宿の用意も、私が帰るまでに、多少はしていました。半年前から、おばあちゃんにお膳立てしてもらいながら、一日のスケジュールをこなす、ということを、少しずつ卒業しようとがんばってましたが、やっと、まあまあ軌道にのってきました。

 ふと気づけば、学校のノートもけっこうぎっちり書いてくるようになってます。あの苦手な算数さえ、きっちり写しているではありませんか。とはいえ、先生によると、”一生懸命ノートはとっていますが、指示は、まだまだ抜けている”ようで、聴覚処理は、一気にはいかないようです。・・・ノートの字もそれなりに、きれいになってます。

 また、くもん教室でも、だいぶ浮かなくなったようで、熱心に周りと同化してるときも多くなってきたようです。一回15枚というプリント学習は、なかなかすらっとこなせないようで、先生の手を煩わせることも多いみたいですが、少なくとも、7月入門した時とは別人だそうです。

 くもんの先生は、K先生のかわりにたまに個人レッスンを請け負ってくれるのですが、くもんしかやったことないから、とやんわり、一線をひかれてしまうので、K先生のようなわけにはいきません。くもんのプリントと宿題をやってくだされば御の字くらいの気持ちであずけています。前回ワンポイントリリーフをお願いしたときは、げんちゃんの意識レベルがどんと落ちて困ったのですが、今回は、そういうこともなく、げんちゃんの意識は、安定して年末より一段階上に行ったと感じます。

 今日は合宿でげんちゃんはいません。げんちゃんに、少し自主性が生まれてきたので、合宿が、どう作用してくるか、少し期待します。s先生の言う、意識をつかんだら、次は、その方向性をつかんでいく、という、その段階が現れ始めたのだと思います。あまりがみがみ言わず、少し自分で伸びあがるのを見守っているのがいい時期だな、と感じます。

 しかし、彼のすべては、抜けだらけで、決して安心できないところも、多いのも事実です。合宿の準備をさせていると、げんちゃんの判断力や認識力に、え? と思うことが出現します。たとえば、練習用のくつに関して、バスの中で、はく履物をカバンに入れて持ってくる、ということになってました。つまり、スペアの靴が1足いるわけです。

「バスを汚さないように、移動中のバス内ではく靴と、グランド用の靴がいるよ。」
と、私。すると、げんちゃんは、くつを二足持ってきました。そして、なんと、その二足をカバンに入れようとするのです。
「え?じゃあ、げんちゃんは、何履いて合宿に行くの?」
私が言うと、

「お母さん、グランド用と、バス用がいるんだよ。」
げんちゃんは、言い張ります。
「いや、だからさー。この二つをカバンに入れたら、あなたは、何の靴をはいて合宿に行くの?って聞いてるでしょ。」
押し問答のように続きます。

さいごまでぴんとこないようで、とうとう、わかるように説明するはめになりました。説明すると、あー・・・と納得しますが、ちょっと、あんたおかしいんじゃないの?
と言いたくなります。言葉を文字通りとってしまう、発達障害ならではのずれでしょう。 こういうのは、なかなかすぐには改善しないのでしょう。
つまり、こういうささいなことでも、大きく食い違うわけですから、日ごろの会話で、げんちゃんが、こっちの思うところを、しっかりとらえてないことが、容易に想像されます。

そうはいっても、5年生の時点で、宿泊研修の用意が、まったくできなかったことを考えると、確実に進歩しているわけで、そのうち、できるだろうと楽観視しているけれど。


合宿の出発式ではげんちゃんのまだまだのところを発見しました。小さい子のクラスに入っているげんちゃんは、最年長だから、ということで、出発の挨拶をさせられました。その時、げんちゃんのたたずまいは、なんか、上半身が少しふらふらしてました。下半身の安定はあるものの、腹筋に力が入ってないというか、腕をぶらぶらさせたり、なんか、安定感がないのです。しかも、何を言おうか考えると、目がきょろきょろ動きます。低学年の子でも、皆に向かってひとこと挨拶するときは、目は見据えているし、もっとかりっとします。

見るからに変とかじゃないけど、6年生の子を隣においたら、明らかに、しまりがない、というかなんというか・・・
まあ、しゃべるとき、どうしても、視線がうろうろするのは、まだまだ治っていないとは思っていましたが、こうやって改めて見てみると、ほんと、まだまだ体も課題が山積です。

げんちゃんの挨拶は
「試合で勝つぞ! いってきま~す。」
でした。とくに変な感じではなかったかもしれませんが、3~4年生の雰囲気でした。
・・それにしても、打順はちゃんとわかるのかしら・・捕ったらどこに投げるのか、判断できるのだろうか・・・不安の残る野球ですが、いやともいわず、せっせと、なんでもとりあえず、こなしてくるところは、げんちゃんのタフさで、普通の子でも、かなわないとこかもな~・・・と思います。


まあでも、明日までのママのパラダイス、充実させましょ~・・・にこにこ・・

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  1. robo_223 より:

    げんちゃんは、すでに意識をつかみ(過去完了)、今は方向性をつかみつつあるんですね。

    夏休みから始まったげんちゃんの意識をつかむ冒険は完結し、次の冒険に出掛けていったげんちゃんは、本当にたくましく頼もしいですね。

    しかも、中学受験をする子供以上に過密スケジュールをこなしているげんちゃんは本当によく頑張っていると思います。

    明日の記事に書く予定なんですが、脳の司令塔である「前頭葉」を鍛えるためには、げんちゃんのように、たくさんのtodoリストを作り、それをこなしていくことが、かなり有効なのだそうです。

    今のげんちゃんは、todoリストを自主的にこなそうとしているので、どんどん前頭葉が鍛えられていると思います。中学受験するより脳が鍛えられているかもしれませんね。

    げんちゃんを見習ってroboも、自主的にtodoリストがこなせるように出来るといいなと思います。

    ママさんは普段、平日も忙しくされているので、たまには、このようにリフレッシュすることも大切ですよね。ニコニコ楽しまれて下さいね。

  2. glow-gen より:

    ロボママさん
    さっそくコメントくださってありがとうございます。
    我ながら久々の肯定記事です。わたしの目を通した書いたげんちゃんは、私のシビアなフィルターがかかるのですが、このたびは、やっぱり、上がった、と感じます。自主性が、出てきたんですよ。少しばかり・・・
    何が伸びても、発達障害の根本がまったくかわらない、と悲嘆していた、その部分が、少し動き出しているような気がするので、ほんとに肯定的な記事が書けたんだと思います。
    それに、げんちゃんはいなくて、メンタルヘルスかろやかだし~・・・
    >脳の司令塔である「前頭葉」を鍛えるためには、げんちゃんのように、たくさんのtodoリストを作り、それをこなしていくことが、かなり有効なのだそうです。

    たくさんのto do リストですか~。なるほど。確かに、単調な生活リズムだけでは、一見こなしているように見えても、頭使ってないかもですね~。我が家は、おばあちゃんとこと歩いて10分くらい離れていて、その間にK先生、我が家からさらに、300メートルくらいに、くもんがあります。その間をだんどりしながら移動するのは、6年生の初めなら、できてないかもです。朝も、K先生のとこによって、教材をおいてから、おばあちゃんのところに行って、体操服をとって、そこからやっと学校に行く、なんてメニューもあります。

    そういうの脳によかったんだ~。確かに、できるのは、過去を考えればすごいことです。

    ロボ君は、ママが家にいてくれるので、うらやましいですが、確かに、そのぶん、心がけて、課題を作ってあげないといけないですね。うちは、どうしてもやらざるを得ないのですが・・・
    でも、家に帰ると、リビングが、死ぬほどぐちゃぐちゃに散らかっていることが多いです。あるとき、私が帰ったら、パパといっしょに寝ていたて、ぐちゃぐちゃだったので、(パパ指導してよってかんじです。とほほ)動画で撮影して、きれいに片づけました。翌日までそのままにしてやらせようか、と思いましたが、まずは、ロボママさんちのように、きれいな部屋体験を重ねていくのがいいと思います。

  3. glow-gen より:

    ロボママさん
    それにしても、にこにこ休日はあっという間に終わりました。次はいつになることやら・・・春合宿か・・・笑

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