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わずかですが、げんちゃんの意識の覚醒は始まってきたようです。フィンランド式カルタ・・・マインドマップを描きながら、げんちゃんの意識のほこ先を、自由に広げるようになって、日に日に、なんとなく、手触りがかわってきているような・・・まあ、わずかですけど・・・
じゃあ、だからといって、もっと早くに、こういうトライをするべきだった、とは思いません。だって、フィンランド式マインドマップのノウハウを学んだ時、私は、素晴らしい! と思ったけれど、げんちゃんには、ほとんど響かず、時期尚早、とお蔵入りさせたのですものね。やっとできる時期がきたという話なのだと思います。
じゃあ、なぜ、その時響かなかったのか。・・・・
意識を発動させるためには、認知能力がいる、という話だと思います。つまり、こういうたとえをしてみましょう。
その子が、寒い屋外にいたとして、体は寒いと反応はしているけれど、だから、服を着たいとか、家に入りたいとか、普通なら自然におこる心の働き-意識につながっていかない。意識を動かそうにも、外からの刺激に対し、途中の伝達系が誤作動している。そういうことなのだと思います。
体感覚、ボディーイメージが付きにくいこの子たちは、正確に感じ取る能力が低く、感じていても、しっかり認識できない状態があります。自分が、どうしたいのか、どうすべきなのか、という、次の段階にいくためには、しっかり正しく感じる必要があります。現状から正しく感じ取れるから、段取りなり次の段階に行ける、という言い方をしてもいいかもです。感覚統合なんていうトレーニングは、そもそも、そういうことの改善のためにあるようで、正しく外の刺激が伝わってこそ、意識が発動してくるのだと思います。
だから、昔マインドマップなんて、げんちゃんに見せても、ま~ったくその頃、豚に真珠だったんでしょ。もちろん、言葉の意味もあやふやだったでしょうし、こっちの言うことも理解できてなかったし。
その折々で、できる限りのことをやってきて、や~っと、意識が大事、なんてことを、今具体的にトライすることができ始めた。そういうことなのだと理解しているげんままです。
ですから、”まずは、体”、と、私があくせくしていたのも、あとから考えれば、理にかなっていたのだと思います。そして、こういう体の機能アップは、げんちゃん本人にしてみたら、自分がどう感じるか、どうすべきか、なんていう意識の足場になるためのステップだったのでしょう。現実が正しく認知されてはじめて、意識は動くのであって、正しい実感のない現実からは、意識を動かすすべがないというわけなんでしょうね。
そう考えると、発達障害とは、「意識障害」 なんだよ。と、にべもなく言ってのけるセラピストの彼の意見は、あたらずとも遠からずと言えるかもしれません。
発達育児というのは、まずは、体を作り、5感が正しく機能し、(5感だけではなく、固有覚や、平衡感覚など、多岐にわたると思いますが)、それによって現実への実感をつけることが、最優先課題なのかもしれません。その土台の上に、意識開発が可能となるのでしょう。げんちゃんは、今やっとそこに来たというわけです。
ちょっと抽象的でわかりにくい文章になってしまいましたが、ayuminさんのコメントが、私の書いたことを具体的に説明してくれているように思います。ayuminさん、すみません貼り付けます。
ayuminさんのコメントから抜粋 (全部は 意識がひろがっていかない、という二つ前の記事のコメント欄にお書きになってます。)
意識にリアリティー(実感)が必要というのもわかります。前にも書きましたが、高校時代は勉強は頑張りましたが(といっても偏差値の低い女子高で普通だっただけです)、自分にはリアリティーのようなものがたりない、と思いました。それで大学は自分を変えるためにワンダーフォーゲル部に入ることにしました。そこで私はやっと、暑いときには服を脱ぐとか、雨が降りそうなら雨具を着る、もしくはリュックサックの一番とりやすいところに雨具を移動しておくとかそういう段取りがわかるようになりました。そして、自分が20㎏以上の荷物を背負って、8時間くらいは山道を歩ける人間になったとき、初めて自分に自信が持てました。登山はおすすめです。ちなみにうちの息子は今日は雨ですが、「傘をさしなさい」というまで雨の中でぬぼーっとしています。やっぱり問題山積みです。
ayuminさんの自信が持てた、というのが、すなわち、しっかり自分の意識を手にした、ということではないでしょうか。
また、意識トレーニングは、発達の初期の頃はぜんぜんできないか、というと、そうでもなくて、声掛けを工夫すると、思考を広げるのに役立つようです。それは、ロボママさんのこの記事が役に立ちますよ~。
理性に働きかける・・・とは、意識に働かきかける、と言い換えていいと思います。質問形式の声掛けは、意識を広げるための後押しです。
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私もマインドマップはある程度認知力がないと効果的ではないと思いました。小学校高学年くらいからが特にタイムリーですよね。げんちゃんはまさに今が丁度いいと思います。
ayuminさんは、大学生になっても、意識をどんどん広げて、スキルをたくさん獲得されていたんですね。成長期はずっと続くのですね!今すぐ出来るようにならなくても、最終的に出来るようになればいいのですから、焦らなくてもいいのだな、と改めて感じさせていただきました。
そして、私の記事まで取り上げて下さりありがとうございます。マインドマップを使える年齢に達していないお子さんのママさんの参考に少しでもなったら嬉しいです。
ところで、私はあまりroboに出来ないことがあっても気にならないのは、性格のせいが1番だと思っています。でも、「意識が入らないシチュエーションでは、roboには何も出来ない!」ということが分かっているから、あまりショックを受けないというのもあるかもしれません。
ガッカリするということは、「出来るかも!」と思っている部分があるからなのであって、私などはそもそもroboに出来るような気がしないんですよね。あー、あんな条件じゃ無理だよなぁーと分かり切っているから気にならないみたいです。
逆に、「どんな分野なら自力で意識を向けられるか」や、「どう働きかけたら意識を少しは向けさせられるか」もある程度理解しているので、精神的に楽なのだと思います。現時点での限界と、今後の希望の両方が多少見えているのかもしれません。
でも、それらが分かっていたとしても、どうしても「今すぐ絶対やらせたい!」という思いを抱いてしまう方もいらっしゃるので、やはり、性格や考え方の違いが1番大きいと思います。
げんちゃんママさんは、今は出来なくても、きっとそのうち出来るようになるから、その時まで待とうという考え方をされていると思うのですが、げんちゃんを目の前にすると、熱くなってしまうんでしょうね。そういう情熱は、げんちゃんに伝わるので、良い面もあると思います。
大した内容ではありませんが、明日、「意識が入った時と入らなかった時の違い」について記事にしたいと思います。お暇な折に読んで下さると嬉しいです。
ロボママさん
あれいがとうございます。ロボママさんの声かけ技術は、精神的な余裕がないとなかなかできません。
私なんて、げんちゃんの行動に、まずゲッと思って、いら~っとして、改善させねば・・・という意識が先にきます。だから、目がつり上がってきます。
私が要求するレベルが高過ぎるのだと思います。げんちゃんは、考えてみれば、すさまじく何もできない子だったのですから、今の状況でもかなりすごいことだと思います。
でも、少し上がると、もう、それが当たり前になって、次・・・となっちゃいますね。
マインドマップも、つい、反省会、みたいな内容になってしまうので、げんちゃんも、最近警戒しているような・・・
まあ、ロボママさんがお近くなら、是非是非、たまにげんちゃんを指導していただきたいです。
成功するママのモデル・・・だと思います。
しかし、かくいう、私も、他人になら、相当いい先生できるような気がします。たがいに、交換して、子どもを見てあげたら、ほんとにいいんじゃないでしょうか~。
意識を広げる、こういうことも配慮しなきゃいけないんだよ・・・なんてことは、この子たちは、待っててもなかなかついていかないです。だから、ほらほら、そこを見てご覧、というような、気づきの声かけがいいんですよね。
hさん
がんばっていますね~。色々幅広く取り組み出すと、効果も目に見えて出てきますよ。
さて、頭の骨は正常、ということを診断してもらったんですね。素晴らしい。なかなか治りにくい部分には問題ない・・・ということは、他のアプローチが有効なのですね。
げんちゃんは、今もツボ療法を受けてます。最近。ほぼ、治ってきたので、そろそろ終わっていい、と言われました。
確かに、色んなことが上がっているので、治ってるのかもな~・・・と思います。家でもやった方が、早く治るので、やりかたを教えていただいて、取り組むといいですよ。早くどんどん治るといいですね~。
hさん
そうでしたか~。あの先生、ちょっとだいじょうぶ~と思われるとこありますよ。もうお年だし・・でも、腕はたしかみたいです。近くで受けられるのかな?
同じ治療です。私がかってにそうよんでました。
げんちゃんママさん
同じ治療なんですね!
ちょっとホッとしました~。
なんだかお便り交換のようになってしまってスミマセン。発達育児は孤独だなぁと思うこともあって、こうして繋がれることに感謝です。
近くとはいえ車で一時間弱かかるのですが楽しいドライブ時間だと思って通います。
げんちゃんママさま
いつもありがとうございます。
今日は教育委員会の友人とお話ししましたが、そもそもの発達に対する考え方として、日本では見守るとか今の状況は変わらないものとして、どう対処していくかということに主眼が置かれているとのこと。障害名はかなりの勢いで広まりましたが、予想通り行政の対処法は何十年前と変わらないようですね。不安なご家庭にとって、行政がまず紹介するのは丁寧に教育している風にみえる小集団での活動ですが、個人的にはあまり成果は上がらないのに税金で9割負担してもらえるので(通常の家庭ならどれでけつかっても上限は数千円)時間もお金も勿体ないな~と思ってしまいます。集団に3歳から入学前まで毎日通っても、言葉が出ない、おむつが取れない方も多く、オンするスウィッチさえ見つかれば本当はその子にもっと力が出るのではないかとお見受けすることもあります。あのテレビの主人公の坊ちゃんも私にはそう感じました。
げんちゃんママのように自ら意識することができない時期は、親や専門家のアイデアと情熱で個別対応されることがレベルアップするには一番の近道だと信じています。ただ誰もが無駄をなくして合理的に過ごしたいと考えがちですが、回り道するのが教育、育児だとも理解しています。近道か、遠回りか、ウサギとカメのようですが、最後はカメさんが勝つのですから、今はコツコツ頑張ればきっといい結果が出てきますよね。最近お布団の中で、わかりやすいイソップ童話を絵本を見せずに頭で空想させながら話しています。右脳教育にいいそうですよ~
ハナさん、生まれつきの発達障害ではないから、ダメージは弱いかも・・・ホームケアもがんばってみて、是非なおしてくださいね。
治療の効果なども、本人に伝えることで、本人の治る意識に働きかけるといいかも・・・やっぱり意識大事ですものね~。
発達育児は孤独になりやすいです。家族の協力さえ得られないようなご家庭もあるようですから、ママのストレスははかりしれません。こうやって、交流することは大きいです。がんばっていきましょう。
itoさん
おっしゃるとおりですね。みんな、それぞれ療育の先生方もがんばっていますが、まだ手探り状態ですね。
とくに、小さいころは、げんちゃんも、動物みたいで、人間になって~、という感じでした。だから、トレーニングは、なんか、イルカに芸をしこむような感じで・・・たぶん、脳の低次のところから、作っていっていたんだと思います。
でも、意識も、しっかり作っていくことを意識できればいいですね。
イメージ作りいいですね。ただ、実際に、リアルな体験がおぼろだと、なかなかお話が具体化して自分に入っていきにくいのも確かです。お話を、人形で再現したり、感じられるようにする工夫もいいかもな~と思いました。
言葉が、具体化されていないこの子たちは、言葉だけ空を舞うような感覚だったりするようです。
色んな方向性の取り組みがいりますよね。
サッカーのトレセンですが、3次で落ちてしまいました⤵︎
数ヶ月、活動して他の子達もみたのですが、明らかにサッカー理解度が息子は低い感じでした。
その部分はやっぱり発達障害の息子では難しいかなぁと諦めようとも思いましたが、本人は相当悔しかったみたいで、家で暴れまくりまして(-_-;)
ネットで探したサッカーの家庭教師というものを頼み始めました。
大学生のお兄ちゃんで、とても教えるのが上手で、どういう風にやるか、足のどこに当てるか、どういう動きが相手にとって怖いかなどなど、答えを出さず、何度も何度も優しく問いかけて、答えを息子の口から出るようにしてくれます。
今まで息子は、感覚でやっていた感じだったのですが、まだ3回しかやっていないのに、頭で考えられるようになってきた感じを受けます。
試合やミニゲームなど、以前だったら、勝った、負けた、何点いれた、相手が強すぎたなどなどの感想でしたが、最近は、この時わざとパスを出させ、出たと同時にプレッシャーかけに行ってとれたとか、わざとここでいかずねばってオフサイドにしたなどなど、私にはあってるかよくわかりませんが、言動がかわってきました。
まだまだプレーに波もありますが、意識が少しずつ変わってきた感じがします。
サッカーをきっかけに他の部分でも上がってくれるといいなぁと思います。
みかんまま
うわ~。すごいな~。まさに、体でやっていたことを意識を介入させるトレーニングです。ほんとすばらしい、先生を捜して来られましたね。
意識がいかに大事で、それを育てることは、けっこう大変だ、というのも感じているこの頃でしたが、みかんままの行動は、まさにヒットですよ~。
ロボママさんも、ギフティッドって言われていたし、なんか、すごく楽しみですね。意識の広げ方をサッカーで学ぶだけじゃなくて、それ以外にも広げてもらうように、先生とよくミーティングされるといいんじゃないでしょうか。
フィンランド式マインドマップの本をさしあげたらどうでしょうか。きっと、さらに、ビジュアルにしてくださって、彼に入れてくれるんではないでしょうか。
うちも、実は、たまに代打でマンツー指導してくださる公文の先生が、興味を持たれて、今本をお貸ししていますが、すごく喜んでおられました。良い先生は、かんで、それらしいことをたぶんやっておいでなんでしょうが、あらためて、勉強すると、さらにステップアップされるんじゃないでしょうか~。
ほんと今後のレポート楽しみにしてます。
げんちゃんママさん
ayuminさんのコメント掲載ありがとうございます!意識にリアリティーが必要、本当にその通りだと思います。お友達を叩いたり、暴言を吐いたことを理由を含めてよく覚えてないうちの娘です。
どうしたら本人の治る意識に働きかけることができるか試行錯誤してみます!
話は逸れますが、娘は台風がどんなものかよくわかってなくて台風が来る=学校が休み=嬉しいこと、としか捉えていませんでした。
でも先日台風の日にやむを得ず歩いて出掛けなくてはならなくなり、私は長靴を薦めたのですが運動靴で行く!と言い張った結果水溜まりにはまるわ、車の水しぶきを浴びるわ、全身ずぶ濡れになってしまい「長靴を履けばよかったー!台風やだー!」とようやく台風のリアリティーを感じられたようです。
これは極端な例だけど(風邪をひかなくてよかった。。。)、これからは五感を含めた身体づくりもどんどんしていこうと思いました。
もともと夫婦揃って登山やキャンプ大好きなのでそれも少しずつ復活させようかと思います。
ホントにやりたいこと山積みです!
勤務時間を減らしてもらうように、状況を話して職場と相談中です。
ハナさん
だんだん発達戦士になってきてますね~~・・・
でも、すごい気づきだと思います。私は、リアリティーについて、始めた頃、ぜんぜんわかってなくて、とんちんかんなことばかりやってたような気がします。
台風がどういうことか感じない・・・
つまり、お友達をたたいたりしても、相手の気持ちになれないのは、それがどういうことかぴんとこないんですよね。
先日、パンクをして、チューブがからまってしまい、持ち上げて少しずつかかえて自転車屋さんに持っていったげんちゃんでした。何度か過去に、同じことをおばあちゃんがやってくれていて、感謝してなかったのですが、なんか、やっとわかったみたい。
普通の子だって、リアリティー大事なんですよね~。感覚過敏があったりすると、触らない、とか、色々リアリティーをつけるために障害になる部分があったりもする子たちです。
なかなか大変ですが、体験型育児がんばっていきましょう。
げんちゃんママさん
げんちゃんは色々なことが繋がりはじめているんですね。うちはまだまだこれからです~。
発達戦士・・・ホントですね。どうしても熱くなってしまいます(全然穏やかじゃないですね~汗)。親のメンタルのもって行き方も難しいですね。
ハナさん
親のメンタルも、ケアが必要ですよ。逃げてる人も多いと思います。
Rさん
コメントありがとうございます。
そうですか~。げんちゃんと同じとこですか・・
あ、頭蓋仙骨受けます?
こっちに先生来られますよ。げんちゃんは、そろそろ卒業できそうなので、・・・
グレーゾーンだったら、げんちゃんより、スタート高いので、がんばってください。一年ごとに上がっていくと、高学年ではあまり問題も目立たなくなり、案外、つきぬけて、賢いお子さんになるのではないでしょうか。
ウィプシって、げんちゃんは受けていませんが、色んなテストがあるんですね。まず結果を見ると、何をすべきかわかるので、ちょっとショックなこともあるけれど、客観的に判断できます。良い、戦略をたててがんばってくださいね~。
Iさん
吃音、気になりますよね。
げんちゃんも、ばりばりありますよ~。ぜんぜん治りません・・・
それに、昔は、尿漏れなどもあったし。睡眠中がばっと起きて、なんか変なことを言ったり・・・そうそう、チックもあったわ・笑
書き上げてみると、総なめだね。笑
こういうことを、医者とか療育関係者とか言ったら、
「それは、お母さんがやらせすぎです。」
とか間違いなく言うと思いますよ~。でも、ぜ~んぜん気にしません。脳の誤作動だと思ってます。
しゃべろうと思った意識と、実際の発音までの中に、ギャップがあるんだと思います。尿漏れは、完治です。
睡眠中の変な行動は未だに治ってません。チックは、減ってきてます。
とにかく、脳を改善することにつきると思ってます。吃音も病院ではなおりません。ドクターはそのノウハウを持っていません。だから、病院には時間の無駄なので行きません。
医療関係にいいるので、内部事情がわかるので、色々言われても、ぜんぜん気にならないです。
げんちゃんより、症状少ないでしょ。大丈夫ですよ。
どんどんがんばりましょう。ファイト