ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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失敗から学ぶこと。  意識改革のきざし

 > げんちゃんは、毎日、やりっぱなしの生活習慣を、日々指摘され、矯められています。家に帰れば、鍵は、どこかへ。鞄の中に水筒は入れたまんま。ほうったまんまのカバン、etc ・・・・

とにかく、何もかも、やりっぱなしのことを、しつこくしつこく指摘され続けています。

 怒鳴らないけど、とにかく、指摘して、やらせる・・・つい、やつが素直じゃないと、ちょっと怒鳴ってしまいますが・・・

 そのうちに、昼、チンして食べた食後の食器が、洗ってあったり、靴がそろえてあったりすることが、ごくまれに出現します。もう根気勝負と言う感じです。

でも、まだまだ勝率は、低く、まれに、ほんとにまれにできていた、というのが正確なところです。

 日曜は、げんちゃんと日帰り旅行をしました。新幹線と急行を乗りついで、山に行って温泉に入って帰ってくる。まあ、これが、私とげんちゃんの、唯一の夏休みの遠出になりました。
 帰りに、急行から新幹線に連絡する時間で、とんでもないことがおきてしまいました。新幹線の時間まで、あと5分というので、急いでいた時のこと、(もちろん、げんちゃん、時間があまりないのを知ってます。)げんちゃんは、突然
「トイレに行きたい!」
と言い出して、
「もう時間がないから、新幹線の中でやって!電車はすぐ来るんだよ。」
と叫ぶ私を振り切って、トイレにこもってしまったのです。
「出てきなさい!、あと3分・・・あと2分・・・」
もう、トイレの入り口で、わなわなと叫ぶ私・・・

やっと出てきて、ホームに駆け上がったときは、時すでにおそし、出発してしまってました。


私は、ほんとに頭にきて、周りのお客さんがいるのに、おかまいなしに、怒鳴りあげてしまいました。

「あんたね~。新幹線行っちゃったじゃないの! ホームに上がれば、すぐに新幹線来るんだよ! どうして、新幹線でしなきゃ、間に合わない、って考えが出てこないの!

ウンチしたい! あ、トイレある、・・・そういう行き当たりばったりのことしか、なんでできないの? 駅のトイレ入ったら、そのあとどうなるか、イメージできないの?判断力が、ぜんぜん育ってないじゃないの!
なんで、いつもそうなのよ!」

ほんと情けないやら、頭来るやら・・・

最初は、わかってる、だの、うるさい!だの、偉そうにしていたけれど、・・・指定のチケットがパアになって、次の新幹線まで30分待たなければいけなくなって、げんちゃんは、失敗の意味がやっとわかってきたようです。

次の新幹線の自由席に座ることができたとは言え、気分は最悪です。
私はぶすっとして沈黙。すると、横で、げんちゃんは、
「あー・・僕はなんてバカなんだ。なんで見込みができないんだよー。あー・・・」
と、けっこう長時間、落ち込んでました。よく見ると、目がうるっとなってます。

「じゃあ、あなたはどうすればよかったん?」
と聞いたら、昔なら、
「新幹線でトイレすればよかった。」
たぶんそこどまりでしょうが、彼は、私に言われて、自分が失敗する行動の傾向について、反省しているようでした。

さて、次の日、K先生にもそのエピソードを話して、もう一度、先生と検証してみたそうです。K先生は、ちょっとびっくりしてました。なぜなら、その出来事が、どうも、彼の中で、ものすごく何かのスイッチを押したみたいで、もう二度と、あのような失敗はごめんだ。もっと意識をして行動したい! という強い思いになっているというのです。

そのあとに、今日のスケジュールについて、先生と表を作ったときに、何かが変わった、と先生は感じたそうです。

ほんと、今のげんちゃんは、失敗して、自分が困ること、それがすごく必要なんだな、と思いました。

日帰り旅行の道中、あらゆることを自分でさせてみました。買い物する、新幹線のチケットを管理させる、何番ホームに行くのか自分で探させる、とか・・・私が横にいれば、考えることをやめる、そんな癖をそろそろ卒業してもらわねばなりません。
 さて、げんちゃんがK先生の所に行ってる間、私は、公文の先生に呼ばれて、最初の面談とやらをしていただきました。げんちゃんの様子は、いろんなできないことで一杯でした。でも、彼のやる気は十分見られるようでした。

たぶん、何か月も、もんもんとしていた、彼の意識の目覚めは、もしかしたら、もう少しで、いいとこに突き抜けてくれるかも~・・・・そんな予感がするげんママでした。
それにしても、今日も朝から晩まで、よく取り組みました。
「ぼーっとして困る、とか、集中できない」とかいう、K先生のボヤキは、ここんとこ減っています。・・・9月にまた、ブレークしてくれないかな~・・・・


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  1. robo223 より:

    げんちゃん、すごいですね!今のげんちゃんに必要なことは、「自分で意識して取り組むこと」だと私も思っていましたから、早くもその兆しが出てきたなんて、ビックリです!

    公文でも、やる気が十分見られ、K先生のところでも、ぼーっとしたり集中できないことが減って来たり。「人にやらされていた」から「自らやろうとする」に変わって来ているんでしょうね。

    この夏の取り組み、学習をママ以外の人に見ていただき、さらに、学習以外で色々な体験をし、失敗からも学ばせるという作戦は成功だったと言えるのではないでしょうか。

    げんちゃんはママさんが頑張った分、確実に伸びていますし、それは、誰にでも出来ることではないと思います。げんちゃんの持って生まれたバイタリティーや素直さやママさんの的確な判断力の賜物だと思います。

    私はどちらかと言えば、能力開発よりは、本人の持てる力を発揮できるような状態を作り出すことに力を注いで来た方だと思います。精神面、体力面、学習面にアプローチし、5才の頃とは比べものにならないくらいの変化を遂げました。それには、やっぱり私も頭をフル回転し、あの手この手でやって来て、まだまだとはいえ、よく親の期待に応えてroboは頑張って来てくれたな、と思います。

    げんちゃんは、能力開発の部分でも大きく成果を上げて、今度は持てる力を発揮するという部分でも伸びを見せ始めていますね。きっと、秋に実りの季節を迎えることができるのではないでしょうか。さらに、冬から春に向けて、飛躍していくことでしょうね。

    魅力一杯の可愛らしいげんちゃんは、ママさんの自慢の息子さんですね!げんちゃんの健気さに、じーんと来てしまいました。

  2. glow-gen より:

    ロボママさん
    ありがとうございます。あとから書いたブログ読んでて、まあ、私の厳しいこと!ロボママさんだったら、もっと柔らかく注意したでしょうね~・・
    私のスパルタにもめけず、確かに彼はけなげだな~と思います。
    私のだめなとこに対して、神様がワクチンを打っているみたいですね~。ワクチンが切れないように・・・笑

    でも確かに、8月と7月はぜんぜん違っているように感じてます。
    昨日腕時計を買ってあげました。昔させようとしたときは、拒否されたのに、今回は、えらく気に入ってよく見ています。でも、今何時?と言っても、けっこう読むのに時間かかってます。まあ、3~4年生くらいと考えたらちょうどいいですね。
    ロボ君の5歳、見てみたいですね。げんちゃんの5歳は、ほんとできることがゼロ、というくらい、ぼんやりした子でした。言葉が出ていたので、心配もしてなくて、あの時の私は、まるで無知でしたね~。

    中学は、ロボ君みたいに、学校でちゃんとやっていけるといいです。ついていけたほうが、学校のカリキュラムが利用しやすいですもんね。

    でも、公文では、ひとけた足し算を大量にやることになったみたいです。やっぱり、計算障害は、ひどいですね。手ごわいです。

  3. glow-gen より:

    Rさん
    幼稚園時代は、まだたっぷり時間はある、という、余裕がメリットです。デメリットは、やっぱり、動物みたいなわが子・・・かな。

    症状がまだまだ激しいことが多いので、ママは大変な時期です。
    やれることも多くないし・・・でも、発達検査表などを書き入れて、三角を○にする。×をさわりたくなるのだけど、時間の無駄になりますから、ぜったい三角でなければなりません。そうこうしてくると、×は三角にかわりますよ。

    何を優先課題にもってくるか、この見極めがママにはとっても大事になってくると思います。

    フルタイムの仕事の合間とれーにんぐというのは、すごいですね。私は、最初から、アウトソーシングできる人をさがしました。

  4. glow-gen より:

    yさん
    そうですか~・・・夏休みすごくがんばったんですね。それだけに、レスポンスが悪いと落ち込みますよね。そういう夏休みいっぱいすごしたのでよくわかります。

    子どもさんの性格は、一人一人違うので、悩みもそれぞれですね。近くにいたら、互いの子どもをお互いが導いたり・・・したいですね。やはり、親と子だけの中で、なかなかメンタルなことを導くのって難しいです。よくやられてますよ。ほんと。すねたり、ひねくれたりしながらでも、母親が大好きなのが子どもです。彼には彼の表現のしかたがあるんでしょうね。

     支援クラスに行くと、普通高校への道が閉ざされる、ってほんとですか?たぶん、それって、違法なはずで、活動したら、大丈夫だと思いますよ。どの子も、教育のチャンスを均等に与えなくてはならない、とか何とか、決まっているので・・・
     私は先日、支援コーディネーターという役職の先生に、先回りして、
    「支援の子でも、ちゃんと、均等に受験や進学の権利を与えないと、違法ですよね。」
    と聞いたら
    「あ、そうですよ。」
    とこともなげに言われていましたよ。少し調べてみたらいいかもです。
    げんちゃんは、支援クラスを希望すると思いますが、9月の就学相談の時に、よく聞いてみます。

    でも、どんな道でも、色んな方向性はたくさんあるので、世の中が用意したものを選択しなくても大丈夫ですよ。
    げんちゃんも、たとえ、福岡に行く高校がなくても、日本中、世界中捜したら、何かありますよ。大丈夫。
     型にはめず、才能を伸ばしていける環境探しをいっしょにさがしていきましょうね。

     実は、今げんちゃんは、イルカといっしょに泳ぐために宮崎に行ってます。ひょんなことからある出会いがあって・・・二泊三日、ある人に丸投げしてます。笑
     ほんと、いつか合宿しましょう!

     

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