ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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メモを取りはじめたげんちゃん。歌を歌うのが楽しい。

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書写のメモ。興味があったのかな? 先生が言ったことも詳細にメモしてました。こういうことが、ポッとおこりました。今後これが普通になる日が来ると信じましょう。ぴくっと出た峰は、やがて、普通になる。今までの経験です。

最近げんちゃんは、勉強が楽しい・・・と言います。それだけ聞くと、すご~い、と思われるかもですが、言ってることが、行動にうまく表現されてないげんちゃんです。
K先生がお休みになると、ぜんぜん自分で勉強しないし、好きと言うなら、もっとがむしゃらに問題解くんじゃない? という感じです。

そのあたりが、げんちゃんですね。うまく言えないけど、学校で始まる自宅学習習慣づけウィークの紙に、「目標 毎日180分勉強する」・・とか書き込んで持って帰ってきました。でも、聞いてみると、180分を3時間と把握してなかったし、自分の生活リズムの中に、どう取り入れていく、とかいう話になるとさっぱり認識してません。気合はあるけど、戦略も計画も、具体的な内容に落とし込めてないというか、気持ちだけ暴走してるような感じで、逆にそんなこと言わない方が、しらけないよ。と、いった風です。

 まあ、でも、勉強が楽しい、という気持ちは、多少はあるんだろうね。少しいろんなことが理解できてきたからでしょうかね。

 先日の学校の宿題、通分足し算20問、えっちらおっちらサポートしながら、3時間以上もかかってやりとげました。2年の内容の、18+5=23 みたいなことが、まだ、すっと出てこないので、何段階にもわたって計算していくような問題は、すさまじい労力がいるようです。頭は、まだまだ悪いです。でも、何がなんでも、宿題をやり通す、とやりました。昔はなかった行動様式が出てきたのは確かです。

 国語のテストも受けました。ほかの子が30分でやるテストを、途中から支援に行って、計70分もかけて解いたそうです。でも、やりおおせたようで、片面、文章題100点取っていました。記述の問題が多かったのにがんばったようです。(ここ2ヶ月文章題の問題集を地道に取り組んでいました。)明らかに、半年前ならおこらない快挙です。少しずつ少しずつ前進してます。

 先生が、これはすごい、と言って見せてくれたプリントを見ると、書写の時間に、事前の講師説明を詳細にメモにおこしたものでした。ほかの子でも、書いてない子がいたのに、すごかったですよ、と言われました。

 それがいつも、コンスタントに出てくるわけではないけれど、たまに出る峰は、ぴくっと、高みに突き出しているのかもしれません。

 そこだけ見ると、お~っと期待しますが、大きな振幅があって、ダメなときは、ほんと鳴かず飛ばず、みたいな日も多いです。ま、でも、メモなんて、今まで、まったくかすりもしなかったわけですから、今は、相当な伸び率なのかもです。


 最近特質すべきことがもう一つあって、げんちゃんは、歌を歌いだしました。もともと、歌を歌えない子でした。下手というのではなく、歌えないのです。それが、小学校にあがって、3年生頃になると、少し歌えるようになりました。それが、今、とっても、歌いたくなってるみたいで、テレビに合わせて鼻歌歌ったりします。

 今、学校でコーラスをやってますが、積極的に歌っているようです。が、しかし、げんちゃんは、歌元年ときてるものだから、音をはずしまくり、まわりから浮いているようです。自分が音はずしているのを聞き取れないようです。

 でも、その意欲が素晴らしいということで、まわりは、誰も、オンチを責めないように気をつけています。この歌の敏感期を大切にしようということで、日曜日の教会では、讃美歌の時、前に出て、リードするお役目に加えてもらいました。讃美歌リードの先生に
「げんちゃん、練習する?」
と聞かれ、積極的にピアノの前で練習しているげんちゃんは、昔ならありえなかった姿です。


これは、やがて、耳が開かれ、音がましになる、と踏んでいます。そうなれば、また、ほかのところの能力に反映していくのだろう、と期待してます。

ほかの子から遅れていても、確実に一つ一つ進んでいけば、やがて差はなくなるでしょう。楽観的なげんママは、やがてキャッチアップし、さらに自分の才能が開花して素敵な子になることを、イメージしています。(ま、元をとるわけね。親ばか力ですね。)

「あ~あ。僕はふつうに生まれたかった。障害児なんてつまらない。僕は自分がきらいなんだ。」

なんて、時々げんちゃんはもらすのですが、

「いやいやいや・・・普通じゃないから面白いんだよ。いけるいける。がんばりなさい。できないことも、わからないことも、かくさなくていいから。そのまんま、何も恥ずかしいことはないよ。あなたの作者である神様が、げんちゃんをすばらしいと絶賛しているのだから、人間の目なんか気にすることはありません。あんた、まだまだ修行がたらんね。」

な~んて、平然と言ってます。なんせ、やっぱり、できることを目標にせずに、できない自分を隠すことに、エネルギーをつぎ込もうとするんですよね。人間だからしかたないんだろうけどね。
そのままの自分をちゃんと肯定してあげて、そこから最大限の努力をする。それこそが、もっともかっこいい生き方だと感じてくれたらいいな、と思います。

普通じゃないから面白い。将来、まじにそんな風に思えるげんちゃんになってほしいです。

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  1. ito より:

    げんちゃんママさま こんばんは。毎回素晴らしい報告を伺い、げんちゃんの脳の生産性向上が本格的にスタートしたように感じます。失礼ながら幼児時代のゲンちゃんと同じ人には思えないです。
    毎日息子には運動をさせなければと思うのですが、仕事や天候を理由になかなかできません。出来ない理由ばかりあげていてはダメですね。げんちゃんママを見習い、もっともっと毎日を大切に過ごしたいと感じています。
    お時間ある時にライオンあくびの体操?についても教えてくださいませ。ネットで調べても良くわかりませんでした。

  2. glow-gen より:

    itoさん
    脳の生産性向上・・・確かに、昔に比べれば別人です。
    でも~^^・・・やっぱり変です。
    今日も、学校の宿題を書いてこないし。
    宿題の内容を写して帰ってくるように、比較的なったのはいいけど、たとえば、手元にないドリルの宿題と書いてあっても、なんとも思わないようで、ドリルは持って帰ってきてない・・・そんな感じです。写すときは、ただ写してるだけ、なんといくか、具体的なこれからの行動とぜんぜんリンクしてないです。
    だから、未だに野球の打順もわからない。なんかな~・・・高次脳の障害自体は、まだまだがっつりあるんだな、と思い、がっくりしてます。
     でも、あくなき挑戦をして、そこをしっかり治したいです。治ったら、あとに続くitoさんのお子さんも、希望がわきますよね~。治る・・・そこをめざしたいですね。

    ライオンあくび体操は、本も出てます。とにかく、あごがはずれそうなくらい口をあけて、しばらく止める。それを一日3分、細切れにやるといいです。
    あまりにシンプルすぎて、かえってわからない、と思っちゃう。元祖の先生は、色いろあるのかもしれませんが、とりあえずこれだけでも、効果があるみたいです。
     運動は、こっちも体力入りますよね。私もつきあってやり続けていたら、先日健康診断で骨密度111%、20代の95%と言われました。げんちゃん効果ですね。笑

  3. とんまま より:

    あのメモ、凄いですね。
    見事です!!
    自分なりにポイントをメモするというのは、優秀な子がやることですよ!!
    短時間の間に、聞く、理解する、書くが繋がっている証拠です!

    なぜ、この子達は歌が歌えないんでしょうかね。
    (わが子含め)
    不思議です。
    音を聞き取り、周囲にリズムをあわせることが難しいということもありますが、それ以前に、歌として発声できないんですよね。

    勉強が楽しいっていう気持ちになったのは、勉強していて手ごたえを感じるようになってきたんでしょうね。
    げんままさんの一つ一つの積み重ねが花開いてきている風に思います。

    とんちゃんも二学期から文章題の問題を地道に取り組んできていますが、まだげんちゃんのようにはなっていません。
    本当に短い文章(10行以内)なら何とか。。。

    音読も長い単語は間違えるし、勝手に文末を作り変えたり。。。
    単語の文字数が長いと、一目で把握しきれていないなという印象ですね。

    げんちゃんのように花開いた話を聞くと、私も頑張れます。

    「障害児なんてつまらない、普通に生まれたかった」って言うのですね。
    ちゃんと自分を客観的に見れているんですね。
    これも凄いと思いますよ。
    とんちゃんは意味もわからず「障害児~」と言って、キャッキャとしている時があります。
    そのときに必ず、私が障害児云々といった事を喋っているのですがね。
    反省です。

  4. とんまま より:

    前回記事のお返事のことで申し訳ないのですが、ミシンを使っている時、指の腹を使っていたということ。

    とんちゃんもそうですね。
    細かい作業を指先でやってもらいたいのですが、指の腹なんですよね。。。
    何か、先端まで神経が行き届いていないような感じがするのです。

    げんちゃんがやっていたお風呂LaQを再開しました。
    (夏ごろやっていたのですが、いつの間にか下火に 汗)
    やっぱり指の腹を使うので、遅いこと遅いこと。
    一つくっつけるのに、どれだけ時間がかかっているのか??

    お姉ちゃん、小さいうちから手芸をやっていたとのこと。
    とんちゃんの幼稚園では、縫いさしや刺繍がありました。
    自由保育でしたので、好きな子達はやっていました。
    (当然とんちゃんは興味も示さない)
    特に抜きん出て上手かった子は、現在、有名小学校へ通っています。

    手先の動きと脳は、悔しいぐらい比例していますよね。
    どーーしたら、指の先端まで神経が行き届いているような状態になるのでしょうかね。

  5. glow-gen より:

    とんままさん
    ありがとうございます。ほんとそうですよね~。メモとるなんて、高度なわざですね。
    2年の時、遊びに来た同級生にちょっとしたゲームをさせたら、なんと、その子は、さささっとメモ取りました。すすす・・・すごい。とたじたじになりました。
    あれから、遅れること3年、やっとメモデビューですね。笑
    でも、先生曰く、2年でそんなことをするのは、左脳系の発達の早い子ですと言われました。それを加味すると、2年遅れのデビューくらいなのだろうか・・・まあ、それでも、たまたま脳が最高のコンディションで出た、とはいえ、一度でもクリアしたら、そのうち、普通になるんじゃないか、と期待してます。

    国語ですが、げんちゃんの2年生なんて、そりゃーひどかったです。

    まず、字書けないです。時間かかりまくって・・・正中に意識を合わせられない彼は、字を書くにも四苦八苦。それを考えれば、すごい進歩ですね~確かに。

    歌って、どうしてあの子たち歌えないんでしょうね。3年生の時、支援の先生が、
    「げんちゃんって 歌歌えますね。」ってびっくりされてました。やっと少し歌っただけで。共通するんですね。

    脳の何かしらの機能がだめなんでしょうね。

    ラキューブロックは、1年の時、サポートしないとつなげないような感じでしたね。伸び率だけは、他の子に負けませんね~。
    地道にがんばりましょうね~。

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