ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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リズム変? 一斉指示がわからない?

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小さい子のクラスに入ってるげんちゃんは、一番でかい左から3番目。
 今日はげんちゃんは野球の合宿へ出かけました。げんちゃんの合宿の日に、休日が重なると、私の唯一の休暇となります。ふ~・・・幸せ~・・朝から、静かに本を読んだり長椅子に横になったり、と過ごします。昼からは、スイミングで汗を流して、ご飯を食べたら、やれやれ、もう終わりか~・・・

 げんちゃんは、今週久しぶりに帰った実家で、いとこと遊びました。同級生のKちゃんは5年生でも、たぶん、相当能力の高い女の子なのですが、げんちゃんは、少し、しきられながらもけっこう対等に会話し遊んでいます。う~ん、相手が一人だとけっこういけるんだけどな~・・・と思う私でした。

 プールに二人を連れていきました。スイミングクラブに入って、ばりばり泳いでいるKちゃんですが、げんちゃんも、息継ぎのフォームが我流とはいえ、けっこういいせんいってます。彼は足が強いようで、ビートが早く、Kちゃんにそんなに遅れず泳いでいました。中学から、今行ってる野球やサッカーが終了になったら、水泳をさせるかな~。なんて思いながら二人が遊んでいるのを見てました。

 すると、Kちゃんが私を呼びに来ました。
「この人、変なんだよ。ちょっと来て。」
と、強い女子らしい言葉遣いで言うので、よくよく聞いてみると、水中じゃんけんをげんちゃんがうまくやれないという話のようです。手拍子を5回打って、その5回目にじゃんけんを出す、というルールをKちゃんが、げんちゃんに指示したようでした。リード役はかわりばんこ。

「もう、できないんだよね~。おばちゃん、教えてやってよ。」

だそうです。やれやれ。Kちゃんといい、お姉といい、猛烈女に囲まれてるげんちゃんです。でも、できないかもな~と思い当たります。私も入ってトライ。げんちゃんにリズムを教えてやらせてみました。なんかな~。微妙にずれる。リード役がかわりばんこ、と言ってるのに、ぼ~っとして、自分のリードを忘れてみたり・・・・しばらく何度もやって成功はしたものの、あんた、まじめにしなさいよ。とKちゃんに思われるのもしかたないありさまでした。

ただ、Kちゃんに暴言ははかれても、お姉で慣れているのか、
「わかったって・・・5回目だろ!」
と、強気で言い切ってしれ~っと、たんたんとしてます。委縮しないとこは、この子のいいとこなのか、単にあほなのか・・・それとも、いつものわかったふりなのか・・・(発達障害児は、成長すると、自衛手段から、けっこうわかったふり、をしてきますね。げんちゃんも、最近ごまかし方がパターン化されてます。)

それから、まだへんなとこがあります。
私が泳いでいるレーンは25メートルコースで、途中で止まらず泳ぐレーンだったのに、入ってきて、遊泳コースのように平気で泳いで、監視員さんに叱られたりしました。Kちゃんは、一度しかられたら、すぐ、そのレーンの意味を理解していたのに、げんちゃんときたら、またやらかしたりしてました。

 一見何事もないように、Kちゃんとも遊ぶし、普通っぽいけど、こういうちょっとしたところに、まだまだ脳がアベレッジいってないな~と感じます。

 また、兄の中一のY君と、はまっているマインクラフトというゲームを楽しそうにやっていました。ゲームなんかする暇あったら、読書させたい! と、日ごろは極力とりあげてる私ですが、今日は無礼講とばかり、観察してたら、けっこうお兄ちゃんもまんざらじゃない様子です。おにいちゃんがひたすらしてあげるモードでもなさそうでした。
 考えてみれば、低学年の時は、ゲームなんてスルーでしたよね。なんせ理解できないんだからね~。人並みに、ゲームゲームと言い出したのは、進化と思うべきなのでしょうね。

 5年生になって、いとこのKちゃんも、今年は、塾の夏特別授業に行ってました。やれやれ、普通の子でも5年になると、スパート.かけるんだね。それほど、学習内容も本格的になるということなのでしょう。げんちゃん、やばいな~と思ってしまいました。

 さて、ひきつづき、合宿の集合場所で感じたことがありました。

「さあ、大きい荷物は、バスのトランクに入れますよ~。」
と先生が声をかけました。普通の子は、さっと理解して行動に出ます。げんちゃんは、なんというか、ワンテンポあります。なんか、指示が自分に関係あることと、把握するのに、ちょっとタイムラグがあるような気がしました。ちょっと間をおいて、はっとしたようにして、
「あ、大きい荷物だよね~。」
と、わかりきったことを口走りました。さっと動けたまわりの子が、低学年の小さい子ばかりだったので、やっぱり、聴覚処理がうまくできてない、と感じました。とりたてて浮くというわけではないけれど、げんちゃんのことをわかってみていると、やっぱり変。・・・という点が目白押しですね~。 (ため息)

 夏休み、こういうところが、どんどん改善してほしいのだけどね~。あ~あ  いっこうに、普通には手が届かない・・・という感じです。

何につけ、いっきにはいかないな~・・・

でも、進歩してるとこがあるのもやはり否めません。
今回、初めて、合宿の手帳を書きました。 進化をやめなければ、いつかキャッチアップする日も来よう・・・


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  1. きんたろうの母 より:

    げんちゃんの水泳は力強そうですね。足が強いとは関節がロックできているんですね。素敵です。

    一斉指示について私の体験をお話しできればと思ってました。
    診断を受けた時,「一対一の指示は入ります」と言われました。裏を返せば,「一対一でないと入らない」ということでしょう。「こんな計算ができるようになりました」と経過を伝えても …って感じでした。「社会性の障害」だからなのでしょう。

    では,一対一でなくても入るようにしようと思った私です。
    見なさいと言わずに私を見るようにいろいろ仕掛けました。年の単位で少しずつ見るようになり,最近,体操教室で先生のことを見ることが増えてきたので,ブレイクが来たなと思い,スイミングに入れてみました。

    保育園時代もしていたのですが,その頃はコーチに「もうちょっと先生の話を聞いてくれるといいな」って言われてましたし,同じグループの子に頭を押さえられてプールに沈められてました。きんたろうは「いじめられたの知ってるでしょ,嫌だ」と拒みましたが,今度は絶対大丈夫だからとなんとか説得。

    私も内心ドキドキでしたが,下の級ながら今のところ連続で昇級しています。オリンピックの水泳の盛り上がりもあり,喜んで通ってます。判断は正しかったと感じています。

    息子は私を見ることが理解できたからこそ,先生がいて,その下に生徒たちがいるという指示の枠組みがわかった段階にきたと信じています。体幹に良いだけでなく,運動が体に良いから水泳をさせるというモーチベーションだけでなく,指示の入る割合が増えた,集団に入れておいても何かしら指示を自分で拾ってこられるようになったので水泳を学んでいく準備ができたのでしょう。

    注意を促されることを少なくしてやれたのではと思っています。と言うて,普通のお子さんのようにとはいきませんよ。薄皮を剥ぐように少しずつの進化です。先生のほうは見ますが,同じグループのお友達のほうを見るのは難しいです。横の関係へ視線を投げかけられるようになればいいなあと思います。

    取り組みをしていないきんたろうと比べることはできないので,元々の成長だよって言われてしまえば元も子もないですが,この間,取り組まないとずっとそのままのお子さんもいると げんママにかけていただいた言葉を心の支えにしてますから,頑張った結果の進化だと信じてます。

  2. glow-gen より:

    きんたろうの母さん
     根気よく、がんばって取り組んでこられた成果ですね。運動系のお稽古事は、ほんとに、体と、集団行動、どれをとっても良いことばかりですね。でも、先生の理解がないとマイナスがあるかもしれませんね。良い先生がいてこそですね。
     一斉指示は、いつも課題です。できない、といっても、できない程度、グレーが濃いグレーからだんだんうすいグレーに変化するみたいにゆっくり改善しますね。でも、黒か白か、と言われたら、黒・・・できるかできないか、と言われたら、できないな~・・・って感じです。

     たぶん、脳のもっとも高いところの仕事なのでしょう。
    トレーニングをしても、それが有効な時期というのもあるんだろうな~と思います。まだまだ低位脳が中心で働いているときは、聞くトレーニングもあまり効果的ではないだろうし。げんちゃんを考えると、いま、やっと高次の脳のトレーニングをぼちぼちする時期に入っているのかもしれないです。でも、いっきに行くようには思えないですね。この高次のところは、もっともっと低位のところの足掛かりもいると思います。まだまだ念入りに体の部分のトレーニングもいるんだと思っています。

  3. りっちゃんのママ より:

    げんちゃんママさん、こんにちは。
    夏休みは1年生からのドリルで復習し、夕方は週3程一緒にプールに行っております。
    今やっと3年生の半分を超えた所ですが、夏休みまでに私が色々、それは色々やりたい内容は進まないのだろうなあ~と思います。
    水泳は近所の大学で習っていますが、全く進級しないので、これはやっぱり親が手を貸さないとと思い、私自身はあまり泳げないのですが、水泳の本を参考に一緒にばた足から練習しています。
    泳ぎを見るとやっぱりなんて身体のバランスが悪いんだろうと実感します。膝下は筋肉がついても太ももになかなかつかず、だから平均台ができなかったのねと納得しました。水泳は全身運動なので週末のアスレチックと並行して今後も続けていかなければと思いました。
    身を削って色々な事をしないといけないので大変ですが、将来の自立の為ですもんね。
    げんちゃんママさんのblogに助けられ、コメントを入れられる方々にも助けられます。
    あと2週間、いい2学期がスタートできるように頑張りたいです。

  4. glow-gen より:

    りっちゃんママさん
    がんばっていますね。夏休みなんて、おねえちゃんなんか、ぼ~っと楽しく遊んでいました。上学年になったら受験勉強してましたが、それでも、げんちゃんほどはやってなかったですよね~。
    なんか、これだけがんばっているのにげんちゃんは、相変わらず、知恵遅れ~って感じだし、なんかな~。もう、この障害児コース行くんだ、と腹を決めて、あきらめられたら、けっこう楽なんかな~と思いますね。
     あまりに、学習が伸びないので、ほんとつらくなりますね~。
    体やっても、何やっても、げんちゃんはばかさんのままだしな~・・・夏休み、後半いつも、すごいくらい穴に落ちますね。
    たぶん、みんな同じでしょうね。
    5~6年で、すこ~んと算数がわかるようになった、みたいなお子さんの話があり、期待してましたが、げんちゃんは、だめみたいだな~。算数地獄は、何をやっても治る気配がないです。
    体作りはいいですよ。やってれば、けっこう結果が出ますものね。学習はてごわい。

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