>げんちゃんの学校には、今では、3つの支援クラスがあります。1つは、肢体不自由のあるお子さんが入っているクラスです。
そして、げんちゃんのいる情緒がメインのクラス。 知的障害のクラス。
情緒と知的は、入ってる子にめちゃくちゃ違いを感じませんが、情緒の方がIQ検査がいいのかな~。
・・げんちゃんも入る時に、検査受けて、60から85に上がってたから、情緒に入れられたのでしょうか。でも、げんちゃんも、がっつり、知的障害あったと思います。~
そのうち、肢体不自由クラスは、昨年卒業生を送り出したあと、6年生の車いすの男の子が一人います。この子は、重度の障害があり、体が思うように動かせません。首も、しっかり立てることができず、普段は車いすに固定されています。彼は、よくしゃべるのですが、口の周りの筋肉が良く発達していないためか、何と言っているのかどうしても聞き取れません。
この子は、支援学校をすすめられたのですが、お母さんの考えで、普通の小学校に入られたそうです。
何年も、同じ先生がつきっきりで指導しています。去年のお楽しみ会で、フラッシュカードの字がわかるようになった、と言って、みんなで拍手をしました。
たぶん、トイレのお世話からいるお子さんなので、本人の不自由さ、ご家族の大変さ、並大抵の物ではないと思います。
このT君のことを考えると、少し、胸が痛む思いがします。もしかしたら、支援学校だったら、もっと専門的な訓練ができていたのでは? なんて思う時があります。それに、今ではたった一人ぼっちのクラスで、普通クラスで過ごすことはとても少なく、支援学校だったら、もっと友達交流も今よりできていたのではないか、と思ってしまいます。 なんとか、会話が成立するようにならないものか・・・場合によっては、文字盤でもいいのでは・・
ある時、おかあさんと話したときに、、
「家族や、担任の先生には、ある程度聞き取れるから・・」
という答えで会話が終わりました。
その子どもさんのこと、ほんの一面しかわからない私が、色々言えないですが、あの子の、一生懸命訴えてるときの目がなんだか、忘れられません。言葉は出てるのに、聞き取れないのが気の毒ですね。体が、だらんとしている彼は、微細運動である、しゃべる筋肉まで、機能が到達していない感じがします。
しゃべる、ということは、大きな筋肉の成熟があって、初めて獲得訓練に入れるものだと思うからです。
先日、支援クラスのT君の担任と話す機会がありました。先生は、こんなことを言われていました。
「だいぶん、のびたな~と思った時に、けいれんがおきたんですよ。そしたら、せっかくついた能力がまたもとのもくあみになっていました。なかなか難しいです。」
私は、ちょっとショックを受けてしまいました。けいれんとは何なんでしょうね。脳細胞を破壊するのでしょうか・・・
やはり、脳そのものを改善させなければ、ただ訓練訓練ではなかなか、うまくいかないのは確かです。それについては、私もずいぶん考えるところがあります。
げんちゃんは、2年の夏休みくらいから、頭蓋仙骨療法を受け始めました。40時間を目標に受けて下さい。と、こども整体の近藤先生に言われて、とにかく受け続けました。頭の骨が動きにくくて、脳のトラブルになっているそうです。ソフトな力を頭に加えて、骨が動くようにしていただきました。
そのあたりから、げんちゃんは、机の前に落ち着いて座れるようになってきました。劇的に治った、みたいなことは、げんちゃんにはありません。いつでも、あれ、そういえば、あるお困りごとが前ほど困ってない。多少上がってる。そんな感じです。
しかし、1年生から続いているチック症状はまったく治りませんでした。チックがおこると、まるで、軽いてんかんのように体の動きが止まり、意識も一瞬なくなります。本人は、今チックで自分の動きがフリーズしたことを認識してないようです。
フリーズ状態は10秒以内で終わるので、あれ、なんでじっとしてるのかな?と、ながめているうちに、すぐに、動き出すような感じです。
頭蓋仙骨療法は、脳そのものを改善するのにとても効果がありました。でも、脳の骨の動きが悪いというのは、あくまでも、1つの原因で、発達障害のすべてではないのかもしれません。(もし、詳細に知りたい方は、以前の、頭蓋仙骨療法でまとめた記事を参考にしてください。)
チックにしても、てんかんにしても、脳の機能のどこかに、変調があるのでしょうね・・・ただ、MRIのような脳の検査で、あきらかな異常が認められる時は少ないようです。
頭の骨が動きは、ほぼ正常になったよ、と、今では、先生に言われるようになりました。考えてみれば、その2年近くの間に、げんちゃんは、ずいぶん伸びていました。果たして、どこまでが頭蓋仙骨療法のおかげかわかりませんが、少なくとも、頭蓋を始める前、私は、げんちゃんの学習時の多動のような症状に、困り果てていました。今では、調子が良いときは、3時間くらいは、普通に勉強する子どもになっています。
それ以降も、1ヶ月に1~2度、先生に診てもらっています。
先生は、手を頭にあてているだけでもいいんだよ。とおっしゃって、頭のツボ刺激を指でされています。これは、先生が、勉強する中で、手応えがあって、昨年くらいから取り入れているようです。
私は、どこが悪いつぼかわかりませんから、とにかく、頭をさわること、両手ではさんで気を送るようなつもりで、頭のケアをしています。以前は、マッサージ的に指を動かして皮膚をゆるめていたのですが、(動画をアップしてます。)
こういうマッサージではなくても、充分効果がある感触があるので、時間があるときは、マッサージ的施術。無いときは、ただ、手で頭の色んな場所を、両方からはさんでしばらくじっとしている。そういうことを続けています。
とりあえず、げんちゃんに続けている、ホームケアを紹介します。
1、頭に両手をおく。(両手ではさんで、手当てします。)
2、背骨をマッサージする(仙骨から首まで)
3、頭の中心の骨をゆるめるために、大きな口をあける体操を、毎日たくさんする。
(時間のある時は、手足のマッサージもします。)
T君にも毎日だれかがしてあげてくれないかな~と、思います。
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頭蓋骨調律はげんちゃんママさんのブログで、そういう施術がある事を知りました。
行きはじめてまだ数回ですが、次女は脳の右側の動きが悪いらしいのですが、今は頭より右足をずっとマッサージされています。次女はガイコツマッサージと呼び喜んで受けています。
家では耳を5ミリくらい引っ張るとチョウケイ骨が緩むと知り、私が引っ張って次女は目を動かしたり舌を出したり、発声練習したりしてます。
今まで色々、それは色々な事をしました。高額出してワーキングメモリのトレーニングもしましたし、リトミック、ピアノ、ダンス、絵画教室に家でもビジョントレーニングやら、他にももろもろ。ほんと、まさかこんなに大変な育児をするとは思いませんでしたが、低学年くらいまでのできなかった事は随分クリアできていような気がします。
りっちゃんのママさん
そうですか~。頭蓋仙骨療法始められたんですね。すぐには、げんちゃんも、効果感じませんでしたが、20時間くらいめから、あれ、なんかいいんじゃない?って感じでした。
私は、発達障害がわかったという小さな子のおかあさんに会うと、まず、頭蓋をすすめて、運動をさせることをアドバイスして、まっさーじも教えています。もちろん、もっともっと、最初に取り組んでほしいことたくさんあるようにも思うのですが、私の中での優先順位かなり高いです。
蝶形骨は、頭の左から右、真ん中を貫いている大切な骨です。視床下部と言われる中枢もこの骨です。でも、外に出ているところがこめかみのとこ、指の一節分くらいなので、なかなかアプローチできないのです。
耳は側頭骨にあります。その隣に接している骨なので、耳ひっぱりもいいですよね。
でも、口を閉める時に使う筋肉の付着部が実は、蝶形骨なのです。だから、いわゆるライオンあくび体操。大口を開けるだけですが、これが、即、その骨をゆすぶってくれると考えています。大口開けるのもやってみてください。
色々取り組まれて、ちゃんと成果が出ていることは、ほんとにうれしいですね。
げんちゃんも、4年の秋は、どうも今までと違う感触です。いつか、出力の時を迎えるのだと思います。がんばりましょうね。
Rさん
ありがとうございました。チックについて、私は、なすすべもなく、今まで見ているだけですが、アメリカでは、日本より、薬などの処置が進んでいるんですね。やはり、脳波異常がおこっていることが多いんですね。
げんちゃんは、毎日、かなり高頻度でおこっています。顔がひくひくだけじゃなくて、すべての動きが停止して、意識も瞬間なくなるみたいなので、将来的に続けば、車の免許なんかとれないですよね~。
モーツアルトの曲ですか・・・けっこう高周波帯ですね。TLp最近まったくしてないけど良いかもですね。またやってみましょう。
ほんとにありがとうございました。