ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
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工作を作る能力、出力のためのトレーニング

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( ロープーウェイ、もちろん、サポートしてもらい、作り方にしたがって、たどたどしく作りました。)

げんちゃんの夏休み、いつものように、学習の計画を立てたのはもちろんなんだけど、それともう一つ、大きな目標をたてました。

それは、げんちゃんに工作をさせること、それから、体操の先生をまきこんで、体の落としている機能を底上げすること、
この二つです。今日は工作について書いてみたいと思います。

 私は、げんちゃんの状態を見て、なんとなく、げんちゃんは、次のステップに駒を進めていくべきだ、あるいは、その段階にきている、とふんでいました。夏休みの入る前は、すごく、漠然として、やや直感的な感じ方でしたが、夏休み後半になると、それは確信にかわっています。

 私のモチベーションが、なんとなく、低かったのも、夏休み初旬そうふんでいたにもかかわらず、げんちゃんの手ごたえが少なく、今までのやりかたではない、次へ進もうとしていたのに、うまくいかない感じがして、私の中で煮詰まっていたのかもしれません。前回のブログもそのジレンマを感じてたのかもです。

 でも、夏休み前半からのげんちゃんの峰を、あらためて拾ってみると、悪い時もあるものの、やっぱり、私の読みはそう的外れではない、と感じます。

 それは、げんちゃんの頭の使い方が、ここへきて、少し、理論的になっていて、いくつかのものを関連付けて考えるようになってきた、ということです。

もちろん、ほかの子のように、すらすらなめらかに、自分の経験や知識から、必要なものを取り出して関連付けて出力できるわけではないですが、やはり、そのきざしは、以前より大きく、今は、力を入れて、そこを後押ししてやるステージになる。いわば、ちょっとした収穫期にある、と考えていいのではないか、と思うのです。

 今まで、平面でひたすら各論を入力していってましたが、ここらで、それを立体にしてやる、それが必要だと思いました。

 その手段として私がどうしてもやりたかったのは、げんちゃんに工作をさせるということです。

 げんちゃんは、まったく自分から、工作をすることはなく、今まで、多少作品をブログにアップしたものの、それらは、ほとんど、稚拙で、しかも、ほとんど、こちらが誘導して作品にでっちあげたようなものばかり。

 今でも、げんちゃんの工作能力は、極めて低く、ほったらかしたら、一生しないんじゃない?自分で、物を作りだすなんて・・と思うくらい、彼は、自分のイマジネーションの働くがままに、工作を作り上げるなんてことは、皆無です。

 でも、切る、貼る、折る、などといった、工作に必要なパーツは、ほぼそろいました。

それを、立体化して、作品を生み出すようになるには、まず、型を入れてやらねばならない・・・と思いました。

 そこまでして、工作にこだわるのは、工作は、入力した能力の、まさに、立体的出力だと思うからです。工作だけ、できるといった峰を持つお子さんもいらっしゃるので、これは、普遍的にいえ

ることではないかもしれませんが、げんちゃんに限っては、工作は、段取り、先を見通す力、細かい手先の技、全体を考える力、そういうものの総合力だと思っています。

 でも、残念ながら、工作は、必要なパーツを入れるだけでは、彼から、オリジナルなものは出力してくるのは無理で、かつて、絵が描けるようにしていったノウハウと同じ方法を使って、次なるは、パターンを入れてやる、という段階を踏まねばならないと考えました。

 それで、本当に簡単な、工作のテキストを見ながら、手は貸すけれど、時間がかかっても、自分で、作業手順を見ながら作る、ということをやらせることにしたのです。

 実際、その結果はというと、げんちゃんは、やはり進化していました。たぶん、去年の段階で、これをしようと思っても、彼の根気は続かなかったと考えられますが、彼は、かなりスローなペースではあるにしても、自分が、作りたいと考えた、比較的簡単な工作作品については、2時間くらいでも、ぶっとおしで、作るようになったのです。(簡単なものでも、それだけかかっていしまう、ということなのですが。

 やらされているときもあるけど、やる気に火がついているときもあります。できた作品は、とてもチープなものですが、やはり、彼の能力は、平面から、立体になりつつあるようです。

 なんせ、時間を毎日どっぷりとれるわけではなく、しかも、自分からやりたくなってくれほど、甘くもないので、こっちが時間をとって、おぜん立てしなくてはならないので、なかなか進みはしませんが、えっちらおっちら作品ができていきます。

 駄菓子コーナーに売ってある、ピザやドーナツ、お寿司などのミニチュアお菓子を作っていくお菓子の工作キッドにトライしてみましたが、かれこれ、5個くらい作らせてみましたが、3個目くらいからは、そこそこ、彼は、手順書を見て、ひどいできではあるけれど、最後まで、一人で作るようになりました。

 できてみれば、当たり前、と思ってしまうのですが、作業手順書を見ながら、自分でほとんど作るなどとは、3年生のの彼には、できるはずもないことだったと思います。

 工作も、ひどく時間がかかりますが、彼にあった難易度のものは、投げ出しません。

ついでに言うと、1年生の時、ラキュウブロックなんか、もう夢のまた夢で、無理やり、少し取り組ませるのが精いっぱいだったのが、今は、お風呂で、毎日夢中で自分の作品を作っているのです

 こういうとこを見ると、まったくできないことも、ちゃんとできるように進化させることができる、と確信するにいたります。

 気の遠くなるような努力がいる、と思いますが、たかだかげんちゃんの人生の5年分くらいのことで、これらはできてきだしてるのだから、考えようによっては、気の遠くなるとは言えないかもしれないですね。

 工作ができてくる、立体的に、出力ができてくる、というのは、学習面でも変化をおこしてきます。
確かに、げんちゃんは、学習も、単純な一面作業的ではなく、なぜこうなるか、と、数段階のステップを、以前より、考えられるようになっています。
もちろん、同級生にはおよびもしませんが・・・

 彼の次なるステージが、今後どの程度の、伸び率で出てくるのか、期待してしまうげんママでした。でも、こういうことやってるので、例年より、学習時間は、少なくなってますよね~。ジレンマはあります。泣


このお菓子のキッドは、良いですね。でも、最初は、粉と水を混ぜるとこで、げんちゃん、平気で粉をたくさん残してるのに、それで、ドーナツ作ろうとしました。3作品目くらいから、やっと、そこそこイロハのイくらいはわかってきた・・・でも、最後まで、やり通したもんね~。そこが、昔と違います。面白いとやっと感じれるようになったのでしょう。


この本は、ほんとに簡単です。げんちゃんにとっては、ちょうどよい難易度です。二つの作品は、ここからです。ちょっとできる子は、もう少しハイレベルのものがいいですよ。あっという間にできるはずですが、げんちゃんは、1時間とかは、平気で超えます。汗

こんな簡単な飛行機でも、自分だけでやらせたら、最初、下のようなとんでもない切り出しになってました。どれほど、君の工作能力は低いんじゃ!

公開コメント 承認後公開

  1. glow-gen より:

    Eさん
    工作好きなんて、いいな~。げんちゃんは、ほんとくいつかないです。
    やっと、小学校1年、いや、幼稚園レベルからです。

     なんせ、まともに、折り紙が折れるようになったのは、3年ですよ・・・たぶん。2年の夏休みは、風船ひとつ折るのに、20分かかってました。指先能力は、考えてみれば、4年でかなり確率してきましたね。
    ほんと、遅い、遅い・・・同級生は、2年の時、ふうせんをさささっと折ってました。スピーディーでした。

     昨日、船を造る型紙を切り抜かせたら、ひどかったです。カッティング能力は、そこそこあるのに、ラインのすぐ外をきれいに切るとかいう、経験が少ないです。

     とりあえずできてきたら、今度は、熟練して、技能を小脳にパターンとしておろしていかなければならないようです。
     反復反復・・・のステージがいりますね。げんちゃんは、まだ足りてないです。各論も。
     小脳に格納されると、眠たい状態でも、疲れてても、難なくできます。
     水素クリームの情報ありがとうございます。

  2. glow-gen より:

    Kさん
    がんばってますね。ほんとに、わが子たちは、時間内に取り組める量が少ないので、夏休みが3倍くらいほしいです。
    国語は、福嶋式問題集で、文章を写すことを継続してさせたら、国語力があがりました。たぶん、今の彼の能力にタイムリーな問題集だったんでしょうね。国語がのびたと感じたのは、たぶん、今回が初めてではないかと思います。

    今、なかなか進まないように思っても、たぶん、ためていると思います。げんちゃんも、それが、今年、ちょっと花開いたと思います。そう大きな花ではないけど・・・

    上昇カーブは、時間軸に比例しません。それでいらつきますが、小さな開花を見ると、やっててよかったと思います。
    それと、やっぱり、1か月目に入るマッサージもよかったように思います。
    衝動性は脳の低い部位が関係します。背中のマッサージはいいです。地道ですが。
    また夏休み報告会でもしたいですね~。

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