ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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高校卒業後2年目のホームスクール 、具体的な進路見えず


封さえ開けず放置、びっくり!

げんちゃんの進路:届いた専門学校の案内と本人の温度差

3月ごろから専門学校の立派な案内が何冊も届くようになりました。
何気なく昨年専門学校の資料請求をしたのがきっかけで、他の学校にも名簿が出回ったのかもしれません。

料理学校、ブライダル関係の専門学校……どれも素敵な装丁で、私でさえ中を覗いてみたくなるほどでした。

しかしげんちゃんは、一向にそれらに興味を示しません。驚いたことに、去年まで料理学校に行きたいなどと言っていたくせに、料理学校のパンフさえ、興味がないようです。

格好つけと現実:料理学校志望の裏側

やはり、高校3年生の時、他人に将来を聞かれると、お料理の学校に行きたい、などと口走っていたのは、お得意の格好つけだったんだろうな~。もしくは、子供が野球選手になりたい、などというような軽いノリだったのでしょう。

それに対する裏付けもなく、周りが良い感じに反応してくれると、しばらくそれを言い続ける。本質的な努力は嫌う癖に、ちょっとかっこつけたいのは、げんちゃんの性格の大きな特徴のようです。困ったもの・・・

まずい!げんちゃんの朝ご飯

そういえば、げんちゃんが作る朝ご飯はとてもまずいです。

いくつかのメニューをローテーションしているようですが、焼き物はパサパサ、付け合わせの野菜はお醤油かフレンチドレッシングで味付け、焦げ焦げ。私が作った作り置きの常備菜なども、盛り付けはでたらめ。

ご飯も、朝食のためにまとめて炊いて一人分ずつ冷凍してありますが、チンして、どかんと団子のように茶碗に盛ってあります。
心がこもってない料理って、ちっともおいしくないんだと、げんちゃんの料理を食べてわかりました。

少なくとも、料理学校に行きたい、などと言う人種の料理ではないことは、明らかです。教えられたから、とりあえず、それっぽくでっちあげた。

何事に対してもげんちゃんの流儀です。やれやれ

根源的な課題:追求心のなさと自己認識のずれ

何かを必死で追求してみようとか、どうしてこの子はそういう気持ちがないのかと、ほとほと呆れてしまいます。
そのくせ、いろんなことができる、と思いあがっている。自己認知がとてもずれている。

指導を受けると、わかった気になる・・・何もかもわかっていないのに。自己の世界観で、勝手に解釈しているのです。

自立訓練事業所のカリキュラムの問題

自立訓練の事業所では、事業所のカリキュラムがだめなので、持ち込んだドールハウスを作らせています。時々落ちまくると、行かせられない時もあるので、ぼちぼちしか進みません。

先日、事業所の方が、
「みんなで作業をして、お互いに声をかけたり、チームでやっていくことを学ぶカリキュラムがあります。げんちゃんに、それに参加しませんか?と言いました。げんちゃんは、参加したいけど、お母さんがどう言うか・・・と、言われていました。」
と報告してきました。

そしてすかさず、
「参加されますか?」
と聞かれました。私は、ちょっとため息気味に。

「みんなで作業するソーシャルの学び。なんていうタイトルは良さそうなんですが、内容はどのような感じですか?作業の内容は?」
と聞きかえします。
案の定、作業内容は、ビーズの仕分け・・・でした。やれやれ・・・
すぐにできるような単純作業をみんなでやって、できました~とか、○○お願いします。とか、きわめて稚拙な声掛けを学ぶのなら、意識低下を促すだけで、何の自立にもならない気がします。私は、

「ちょっとそれは危険です。ビーズの仕分けなんて、気持ち抜いてもできることです。げんちゃん、それに参加したら、あっというまに気持ちを抜いて、何にも考えなくてよくて、らくちんだ~ってなりますよ。知的障害イコール単純作業と言うのは、極めて危険です。ちょっと参加させる意味を感じません。」

と、失礼のないように、でも、静かにはっきりと、辛口のコメントでお断りました。

友達のお子さんは、こういう自立訓練のステレオタイプなレベルの低い訓練に、
「行ってもしかたない。何のためにいくのかわからない。」
と母親に抗議したそうですが、考えてみれば、げんちゃんより、的を得ていると思います。げんちゃんなら、そういうレベルが低いことで、自分がほめられたり、できた気になるのは、喜ばしいことで、やりたがるから厄介です。

見えない未来:焦りとほんの少しの期待

そのあとに、
「お母さん、来年どういう方向性に進むのですか・」
と事業所の人に聞かれたので、
「わかりません。とにかく内面をまともにしないと、どこに行くかなんて予定さえ決められませんもの。とにかく、まともな人間にする、ただそれだけです。まだまだ、自分一人で自分を向上させる気持ちがない間は、どこやっても、落ちるだけです。

私の答えに、職員の方は少し困ったかもしれません。
専門学校の案内の封さえあけもしないようなげんちゃん。周りの努力で、なんとか、今のところにとどまっていますが、放置すれば低きに流れ、落ちてしまう。

高校卒業後2年目のホームスクールは、あいかわらず、のんびりしか進んでいません。
ほんと先が見えませんね。やれやれです。
げんちゃんに望むこと。もっと、自分をしっかり捉え、自分を大事にしてほしいです。ただのらりくらり生きていくだけなら、動物園のナマケモノみたいだと思います。

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