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発達障害高校卒業後、福祉を利用する手順について


げんちゃんが、今利用できそうなサービス

自立訓練の事業所が気に入ったげんちゃん

ずいぶん更新ができませんでしたが、日々の生活は、状況が色いろ変化しています。
げんちゃんは、成長しているところもあるけれど、一向にやる気がないのは、なかなか払拭できないでいます。

それでも、就労移行支援事業所に引き続き、自立訓練の事業所の体験に行かせてもらうと、すっかりそこが気に入ったようです。

とにかく、何がしたい、どう感じる、など、心を使うことを怠慢するげんちゃんです。その彼が、市役所の手続きを、私を促したりしました。彼にしては、精力的に、行きたいと思っている様子。どこにも所属しないことに、つまらなさを感じていたのでしょう。

ちょっと古い建物で、単純作業をする某就労Aの作業所はお気に召さなかったのに、ちょっとこじゃれたビジネススクール風のところは行きたいなんて、なんというか、げんちゃんらしいです。

本質的な努力はめんどくさがるくせに、表面だけは飾りたいという、彼の思考パターンがあからさまになるようです。

福祉サービスを利用するための手順

さて、就労移行支援事業所にしても、自立訓練事業所にしても、そういう福祉のサービスを利用するためには、段階的な手続きが必要なことがわかりました。

なんたって、まったく福祉サービスなど利用したこともなかったので、知ってる人にはしごく常識的なことも、私にはすべて初めての知識です。

今回、私がとった手順を紹介しますね~。知ってる人には、当たり前かもですが・・・

1,まず、利用したい事業所を、ネットで見つけました。(どんなところが利用できるかは、前のブログの図を、もう一度貼っておきました。)
2,次に、市役所で、手続きをします。
手続きは、利用者証というのをもらう手続きです。行きたい事業所も指定します。
(障害手帳を持っている人は、スムーズです。なくても、条件が満たせば利用できるようです。)げんちゃんは、B2という手帳を、中学の時に取得しました。

さて、この1,2をやればよさそうなもんですが、そのほかに、次の手続きが必要です。

3,計画相談事業所と言うところの人に、家に来てもらって、利用の計画書と言うのを書いてもらいます。
つまり、受給者証を使って、どのような目的とスケジュールで、事業所を利用するのか、計画を立ててもらうのです。
この事業所の連絡先などは、利用する自立訓練の方が紹介してくださいました。

この計画書を、市に提出していただいて初めて、福祉サービスが受けられるようになります。

また、この相談支援専門員という人は、福祉サービスを利用した後も、フォローしてくれるようで、他のサービスが必要なら、相談に乗ってくれたり、その後の状況を相談できたりするようです。

福祉事業所は、民間企業で、どこを選んでもいい。

なお、こういう事業者さんは、国から委託金をもらいながら、自立経営の施設のようで、市町村、県をまたいで利用することが可能なようです。また、本人の前年度の収入が一定以下だと、使用料も無料。

好きな事業所を利用できるのはうれしいですね。

また、事業所間で、自由競争も働いているようで、それぞれに、特色を出して、福祉サービスを提供しているようです。自立訓練と言っても、事業所によって、カリキュラム内容には、大きな差があるのだと思います。人によっては、何件も見学したり、体験してから、利用事業者さんをチョイスする人も多いようです。
しかし、わからなければ、とりあえず、市の福祉課窓口を訪ねても、何とかなると思われます。

ことの発端は、ネット検索

お恥ずかしいのですが、もともと私は、無知で、福祉と言えば、作業所・・・みたいな感覚でいたのですが、先輩のお子さんが、就労移行支援事業所を利用している話を聞いて、ちょっといいかも、と思ったので、就労移行支援というキーワードで、検索しました。その時ヒットしたところに電話したのが始まりでした。

就労移行支援を3回体験利用させていただいた後に、カウンセリングをしていただき、うちのニーズだと、自立訓練事業所の方がいいかも、となりました。

それで、自立訓練の事業所を教えていただき体験の運びとなり、結局、そちらを利用させていただくことになりました。

相談支援専門員

計画相談事業所の、”相談支援専門員” 中野さん(仮名)
その方が家を訪問してくださり、色々問診されました。

それから、どういう目的で、どんなスケジュールで、生活訓練事業所を利用するか、こちらの意向に沿った、計画書を作ってくださいました。それを、市役所に提出し、手続き完了です。

つまり、福祉を利用するためには、
利用する事業所とは別に、計画支援事業というところに、色々サポートしてもらうというわけです。

わかってしまえば、なんというこはないですが、まったく知らないと、福祉の何が利用できて、どうすればそこへアクセスできるのか、とっても迷ってしまいますね。

げんちゃんは、結局、週2~3回生活訓練の事業所を利用することになりました。

明確な目的は、コミュニケーション力の実践です。それと、団体に所属することで、生活リズムを整える。また、利用し始めたら、詳細も紹介したいと思います。

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  1. ゆうママ より:

    夏休みは旅行やらでなかなかコメント残せませんでした。

    げんちゃん、事業所を利用し始めたのですね。
    息子は小学校の本当にややこしい頃、放課後デイサービスを利用しました。こちらは手帳がなくても利用者証をもらって利用することができました。やはり民間企業が運営しています。
    しばらく楽しく通っていたのですが、その後、お金儲け目的の放デイが乱立しているという状況にうんざりして辞めてしまいました。息子が通っていたところもきな臭い感じがしたからです。
    就労移行支援事業所も玉石混交なのでしょうか?なんだか民間企業の中にはお金儲けで運営するところもあるので少し警戒しています。

    けれども就職活動を前にして、一般の子たちと一緒の条件は難しいです。どうやって福祉につながろうかと考えていたところでした。

    専門学校で、就職に不安のある子の親向けのセミナーがありました。とてもありがたかったです。オブラートに包んだテーマでしたが、障害者枠での就職を視野に入れるということだと思います。そのためには手帳を取得する必要があるみたいです。
    専門学校がこんなことまでしてくれると思っていなかったのでとてもありがたいです(学校によると思いますが)

    ただ、単位がとれなければ進級も卒業もできないので、この先どうなるかは未知数です。というか、普通にテストを受けるだけでは単位は厳しいです。6割とるのが条件なのですが取れないので。
    再試があるのですが、再試をうけるのにもお金がいるんですよ涙

    どういう方向に行くのか…まだ見えないですが、簡単な仕事でも息子にあったところで無理なく続けることができる仕事に就けるといいなと思います。

    いろんなストーリーを考えています。この子たちを社会に出すのは本当に本当に難しいですね。

    • げんちゃんママ げんちゃんママ より:

      ゆうママさん
      放課後デーを利用されたことがあるんですね。
      確かに、色々な情報の中に、放課後デーを、ビジネスとしてやりませんか、といった広告動画などが出てくるので、経営を主体でやっている事業所もあるかもしれませんね・・・

      最初に行った継続支援の事業所は、経営者はほんとにお金儲けと、顔つくりなんじゃないかな、と思われたのですが、そこで雇われていた主任さんは、試行錯誤している様子があって、好感がもたれました。やはり、現場のスタッフ次第と言う感じがします。

      民間なので、競争があって、事業所独自のこともあり、うまくいいとこが見つかれば、色々生かしていけるのかな、と思いました。

      とはいえ、そもそも、発達障害の指導は、ほんとにむつかしく、良い方でも、すごく結果を出すことはむつかしいと考えています。

      ですから、まあ、目的をしっかりしぼって、うまくパーツとして組み込む気持ちがないと生かせないかな、と感じています。

      でも、げんちゃん自身が気に入ってる(息抜きになってるだけかもしれませんが)ので、とりあえず行かせてみて、判断かな~と思います。膨大な月謝に四苦八苦しているので、無料と言うのは、なんてありがたいことかと思います。

      そのうち、一度がちに見学に行って、うまく利用するアイデアを考えないといけないな~と思っているところです。

      ゆうママさんのお子さんの学校では、特性のあるお子さんの卒後の進路の説明会があったのですね。なんか、やっぱり今どきですよね。
      お姉ちゃんが行った、福岡の高校でも、かたや東大に行く子がいても、発達と明らかにわかる子もたくさんだそうですから、どの学校も対策の必要は感じるものなのかもしれませんね。

      東大を出ても、まったく社会に出れない人も結構いたりすると聞きますから。お姉ちゃんの高校の先生曰く、そういう学校の特性のあるお子さんは、おやごさんが、異常を全く認めない人が多いそうです。そうなると、社会に出てドロップアウトして、げんちゃんが見学した、就労移行支援などに来たりするわけで、そうなると、げんちゃんとは、まったく別物のやたらIQの高い利用者もいるわけですね。

      事業所も大変ですね。ぴんきり・・というか・・・(げんちゃんはきりです(笑)

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