げんちゃんの琴練習、四苦八苦!
できてもないのに、できている万能感
10月も後半です。。
夏からこっち、ある程度伸びたところもあるけれど、自分勝手に固まろうとするようなところがあって、目が離せなかったげんちゃんです。
げんちゃんは、日常生活をルーティンに落とし込み、自分は普通になったくらいに思っているようでした。
簡単に言うと、これでいいんじゃない、と、できてもないのに、できてる気でいるということです。
ぱっと見、遠目に、ちょっと普通に見える。
でも、実際は、何かやれば”とんちんかん”、グレーゾーンにもいかないんじゃないかと思います。
想像を絶する失敗
先日などは、すさまじかったです。柄の長いクイックルワイパーをわたして、
「げんちゃん、階段を掃除してきて。」
と言いました。げんちゃんは、体を動かすのは嫌いじゃないようで、家事は快く引き受けてくれます。
ところが、しばらくして、玄関にクイックルワイパーがほうりだしてあり、よく見ると落ち葉がたくさんついています。
なんと、げんちゃんは、それで、玄関先の外の階段を掃除しました!!!(ひえ~っ!!)
ぶったまげます!確かに、最近、良く庭仕事をする私。玄関先の階段は、寄せ植えを作ったりした時に、汚してました。
だとしても、クイックルワイパーを庭に使うなんて、誰が考えるでしょう!!
(「この時、げんちゃんは、何をしたでしょう!」難問クイズ集ができそうです。)
げんちゃんは、昔より、気持ちを入れるようになっていますが、全く足りません。足りてないのに、自分としては、過去ないくらいに入れているのか、なんか、低レベル安定になりつつあるのでした。
ですから、そこに安住させてはならない、と、毎日のように、S先生が必死でげんちゃんに激を飛ばし、指導していました。
私も、大声で、げんちゃんに刺激しているような毎日でした。
たぶん、どの発達障害のお子さんも、歴齢だけは重ねていき、行動範囲も広くなると、そのどこかに逃げ場を作り、親の言うことなど、なかなか聞かず、低レベル安定になりやすいのかもしれません。
しかし、そうなってしまえば、改善は難しいと感じます。逃げ込もうとするすべてのところを塞いで、精神年齢にあった指導が必要だと思っています。
げんちゃんは、どうかすると、幼児に匹敵するような幼稚さを持っています。いや、幼児さえ、げんちゃんよりましなんじゃないか、とさえ思います。
このクイックルワイパー事件も、何も考えず、ぱっと思いついたことに走った結果だと思っています。一つ一つ、しっかり心に落として、因果関係を考えたり、言葉を紡いだりして、物事をすすめていく、ごく当たり前の思考回路を動かそうとしなければ、げんちゃんは、狂人だと感じます。
算数の桁を間違ったり、適当な接続語を使ったり、いいかげん
こういう大ずれは、算数の計算で、桁のいい加減な扱いにも出ている、とS先生は言います。
また、言葉の使い方も、でたらめです。これらは、なんでも適当で構わない、というげんちゃんの心の使い方の表れ。自覚して、本気で変わってていかないと、げんちゃんの未来は暗澹たるものだし、私たち家族も、大迷惑です!
まだまだ、ほんとに気が抜けない!
体育祭も終わり、高校卒業がちらつき始めている
さて、ふと体育祭も終わって、げんちゃんを見ると、なんとなく、げんちゃんは、安住しようとしていた立ち位置をあきらめ、そこから立ち上がろうとしているようにも見えます。(見える瞬間もある、程度)
どこがどう、と説明できませんが、なんとなく、また一つ上がってんのかな~。
秋の澄んだ空気に、げんちゃんの奏でる琴が響きます。
げんちゃんの琴の音は、不思議に、美しい響きです。ほんとに不思議なんですが、リズムめちゃくちゃ、やばいんですが、最初から、音色がいいです。
琴というのは、誰が弾いてもそうなのかしら・・・癒されます。
なんでも、腕で弾くらしいです。指先で弾いてはいけないのだそうです。げんちゃんは、指不器用だから、最初から、腕で弾いているのか・・・
本人も琴が好きなようです。追及する気持ちを出していけば、突破口の一つになりはしないか・・・
なかなか、その追及する気持ちってのが、課題です・・・
公開コメント 承認後公開
お琴の音色に趣きがあって素敵ですね。上達が楽しみですね。また是非、動画を拝見したいです。高校卒業したあとの進路を思うと心配もありますが、それでもまだ若くてたくさんの事に挑戦(と失敗)できる時間があると思えました。私もお琴のお教室を探してみようかなと影響されちゃいました。
ゼンツァーノさん
コメントありがとうございます。げんちゃん学校で、バイオリンの時間があるらしく、無味乾燥なげんちゃんにしては、バイオリンのことは、ぽろっと話すので、弦楽器は好きかも、と思いました。
それをS先生に話すと、なんか、ふとひらめいたらしく、琴をすすめられました。
なるほどと思ったのは、中1の時に、プラスマイナスを学ぶとき、相当苦労したことです。
横に線を書いてもぴんとこないのに、上下の線だったら、プラスマイナスを、捉えやすいようでした。
琴も、縦に弦が並んでるので、いいのかもしれませんね。
琴は、神様が設計した楽器だよ。音色が、他の楽器とは全く違う。
S先生はそんな不思議なことをおっしゃいます。
でも、実際、音が素晴らしく癒されるのでびっくり。ユーチューブの琴演奏者も、めちゃ癒される人と、普通の人がいました。
あれってなんなんでしょうね。
少なくとも、げんちゃん、ピアノよりはくいつきます。もっと上手になってアップ出来たらいいですよね~。
発達育児でボロボロになってるママの癒しになるような音を出せると、げんちゃんも、特技というのがやっとできるのかもしれません。
ま、しかし、追及する姿勢はまったくです。そこが出てくれると、成長するんでしょうね~・・・
それから、高校卒業しても、一生学びですよね・・・就職とか進学とか、目に見える進路は色々でしょうが、魂の成長は死ぬまで続きます。そう思うと、人生楽しみと苦しみがありますね。
げんちゃんの琴演奏UPありがとうございます
以前、何度かコメントさせて頂いていた、ひでママです。
私は長く琴をやっておりました。調弦違いか糸間違いかされてますが、熱心な取り組み様ですね♪
ピアノのように、音が横に並んでいるもの。琴のように縦に並んでいるもの。縦か横かに馴染み易さが有る人もいるように思います。
げんちゃん、左手で絃を押して、音を変えるのが上手です。
お師匠さんは口三味線でお教えだと思います。そのリズム(拍子)と楽譜表記の関連が身につくのが楽しみですね。
楽器を出し、琴は柱を立てて調弦とって、またしまうまでの手間ひまもかかるもので、それも作法の一つなのと、丁寧に扱う繰り返しになるように思います。
糸の響きが心地よいですよね。
凄く脳も活性化するし、集中力もつきますね!
なんだか…纏まらないですが、嬉しくてコメントさせていただきました。
ひでママさん
お久しぶりです。どうされていましたか?
琴やられていたんですね~。いろいろ教えてください。またアップしてみます。
調弦がおかしいでしょう。
私も、よくわからなくて、今度先生にどうしたらいいか尋ねなさい、と言ったところでした。
ピアノを習っていたのに、なんでこんなにリズム音痴?って感じです。
6月ごろ習い始めたころ、
げんちゃんは、調弦がめちゃくちゃでも、まったく気に留めず、素人の私でも、なんか違うんじゃない?と気持ち悪かったのですが、最近になって、
「音がおかしいんだよね~。」
と言い出して、自分で少し琴柱を移動するようになりました。
これぞまさに意識が働いてこその所業! S先生の血と汗の結晶か! と思いました。
もう、私は、げんちゃんの本質治しはできないです。あまりにも難易度が高すぎて・・・
叱咤激励し、厳しく抜けないように、圧をかけることはしてますが、狙って治すのは、もはや限界というとこに来ています。
ですから、琴柱を自ら合わせて、音のずれに問題意識をもったということは、ほんとに貴重です。
お師匠さんは、ゆる~い感じです。昔の先生のように、お作法から、挨拶、手厳しくやってくださる人のほうが向いていますが、しかたありませんね。近くに琴の先生がいただけでもありがたいですからね~。
弦抑え少しはましですか? よくわかりませんが、こんなげんちゃんの琴でも、私はなんか癒されております。琴の音色って、すごいです。
私は弾きたくはありませんが・・・笑
なんせ、指が痛すぎです!
専門家になるのは無理でも、癒しの琴ということで、老人ホームでボランティアとかできるレベルになったらな~と思います。
しまうのも手間がいります。練習も、まず用意してから、になるので面倒です。でもげんちゃんは、琴が好きみたい。
まあ、浅い追及力ですけどね・・・
上手になったら、またアップするので、ぜひコメントください。ありがとうございます。
調絃は琴前に座って、向こうの糸からレ・低いソ・ラ・シ♭・レ(最初の一の糸と同音)ミ♭・ソ・ラ・シ♭・レ・ミ♭・ソ・ラ
となります。ピアノやスマホにも音叉機能が有ったり!?するようなので、鳴らして、音を合わせるようにしてみて下さい。参考まで。
以前コメントさせて頂いた事を覚えて下さっていて感激です。
グレーだと息子に向き合っていた時、このブログがどれだけ参考になったことか!
いろんなタイプの、成長に凸凹の有る子供達への大人の対応が広がるといいと思っています。
そして息子は大学生になりました。オーケストラやってます。おっとりしてますが、いろんな人にお褒めの言葉を頂く好青年です^_^
身体の不器用さを、ボディーイメージをしっかり付けさせることと、動作を繰り返し習得させること、小さい成功体験の積み重ねで、成長即すことが出来たと思ってます。
うちも頭蓋仙骨療法に2年(小5〜6)くらいかかりました!膝のオスグッド治療で出会った先生が、私の不安をよく理解してくれました。
そして男の子は社会に育ててもらうものだと、いろんな方との関わりを大事に思います。
私も割と管理型なので…当時は必死でしたね…子供なりに、お母さんを喜ばせたいと踏ん張ってくれたところも有り…それが通用する年齢までが頑張り時かもしれません!!
ひでママさん
すごいですね~・・・
大学生・・・というのが、そもそもげんちゃんとはレベルが違う。笑
げんちゃんは、底の底なので、このブログがぜんぜん役に立たないんじゃないかな、とよく思います。
他の発達のお子さんは、げんちゃんより、ずっと心が動きますし、能力も高い。
だけど、グレーゾーンでも、ほんとにさまざまな特徴があり、そう重症とも思えなくても、親御さんのかかわりで、重症のげんちゃんみたいになってる子がいるわけで、お母さんの取り組みは、ほんとに大事だと思います。
しっかりがんばってこられて、おっとりして、素敵な青年が青春を謳歌しているのは、素晴らしいです。
お子さんもママも、しっかり課題に取り組んできたんだと思います。
頭蓋仙骨は、きく人にはほんとにききますよね~。
げんちゃんは、それだけでは全く無理でしたが、ちょっと多動っぽいところは結構改善しました。
げんちゃんブログで、こんなげんちゃんでも、改善しているんだから、がんばろう、と、ママが思ってくださり、お子さんが改善していかれるのはとてもうれしいです。
ご報告ありがとうございます。
それから、琴の調弦ありがとうございます。
げんちゃん、あれから、教えてもらったアプリでマジに何時間もかけて格闘していました。聞いてても、良い音になってました。
そういうことが気になるようになっただけでも、すごいことだと思います。
音符を教えていただいたので、ピアニカを横でならしてあわせてみたいです。