ママの格闘と改善のダイアリー

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発達障害児はなぜ理解が悪いのか?ゆうゆうさんのコメント

> 前回のブログで、げんママは、げんちゃんが、色んなことが伸びたといっても、その一つ一つから、さらに、次の展開にすっと上昇していかないジレンマをしたためました。
 世に言う秀才は、一を言って10を知る。そういう子供に教えるのは、立て板に水のごとく、ストレスフリーです。

 しかし、げんちゃんに教えるのは、上り坂の手押し車みたいに、一から1十まで、おしあげないといけないような感じなのです。

 ゆうゆうさんが、私のもんもんとする気持ちに、コメントを書いてくださいました。前回のブログといっしょに読んでくださると、なんか、ちょっとげんちゃんたち側の目線で考えることができます。

 それに、ちょうど、昨日から、図書館で見つけた、七田真先生の「右脳の神秘」 という本を読み始めたこともあって、ゆうゆうさんのコメントから考え出すことがずいぶん前向きになりました。げんちゃんに対して、期待する気持ちが再びアップしてきてます。この本は、鈴木先生の原点のような考えがよく説明されていると思います。左脳人間に対しての右脳教育・・・という観点で書かれてますが、右脳を理解する上で、かなり助けになりますよ。初版は10年以上前ですが、十分読むに値しますよ。

では、ゆうゆうさん記

お疲れ様です。げんママさんのお気持ちはわかりますが、げんちゃんは良く頑張っていると思います。世の中左脳の人が多いからそちらが常識になっていますが、右脳の人が増えて右脳の考え方の方が常識になったとしたらすごく大変だと思います。だって身体に組み込まれてますものね。十進法とか。今さら三進法になってもついつい今までの常識が出てくると思います。右脳の私達は社会化するために自分の中の常識になっている前提を一つ一つ壊して全く違うものを組み直していかないといけません。時間かかるし、辛い作業です。

私は未だにクロスクロール苦手だし、息子とのキャッチボールもできません。ピアノ弾くのは指がつるし、ボールが自分に近づいてくると隕石が迫ってくるような恐怖感です。でもげんちゃんは頑張りました。すごいですよ~。坂道で疲れたなぁと思っていた時、黙って手を引く優しさだってあります。(ゴールデンウィークにげんちゃんは、ゆうゆうさんと公園の山道をお散歩しました。げんママ)Eちゃんへの対応は自分だって動き回りたいの我慢してるのに…という怒りからかもしれません。それもあまり誉められたことではありませんが。一つ一つこういう時はこうするものだと覚えていくしかない部分もあります。

親にしてみればやきもきするし、焦れったいですけれど。左脳の方がツルツルした鉄球なら凹凸がある私達は金平糖かもしれません。でも金平糖だって丸いですよ?えっと、算数を諦めなさいとか言いたいわけではないです。ただどうしても時間はかかるし、凹凸は出やすいし、社会性を身につけるには毎回覚えていく地道な作業がいります。金平糖は鉄球にはなれませんが、凹凸を削って近づくことはできます。

右脳の人は点をつないで一本の線を作っています。立体的ではありませんがカラフルな線です。直線的な線ではなく数珠つなぎなので、自由自在に曲げれます。いきなりパッと点が離れて変わった形の立体を作るかもしれません。長くなったら竜巻みたいな渦になるかもしれません。でもそれも立体といえます。
 どちらも違っていて素晴らしいです。
 
 右脳の私達は基本的に飲み込みが悪いです。舌先で何度も丹念になぞるようにして物事を受け入れていき、そしてその過程で疑問にぶつかります。ぶつかったら納得するまで探求せずにいられません。

そして、その探求の中で小さな綻びに気づき、自分でも思いもかけぬ答えにたどり着いたりするのです。
 どうして飲み込みが悪いのか。私もずいぶん悩んだのですが、身体に組み込まれたものが違うので、左脳の人のように響かないからだと感じています。
 学業や集団生活での対応は形状にあたるので、これは変えられます。
 はじめのうち、2つの物事を同時に考えることが苦手です。頭がこんがらがる感じがします。
 なので、算数も簡単な一桁算をどうにかクリアしても、同じ一桁算でも繰り上がりがあるともうわからなくなります。

10の桁と1の桁を同時に考えないといけないからです。
 二桁計算になるともっと更に混乱します。なので、一桁ずつ考えて処理できるひっ算が一番わかりやすかったりするのです。
 数の概念がなかなか身につかないので数字とかを想像するのも難しいです。なので、暗算がすらすらできるようになるのも時間がかかります。
 右脳の世界が数学の子はこの限りではありませんが。
 これ、実は対人関係にも関わっています。一対一の付き合いは気にしないといけない対象が一人なので、安心して心も解れ余裕を持って行動できます。

細かな心配りもできるので、親友といえる存在を獲得することができます。
 集団になると気にしないといけない対象が増えます。2つのことを同時に考えることが難しいのに、もっとたくさんのことを同時に考えないといけない…かなりピリピリした状況になると思います。
 この状態にEちゃんの行動が入ると、「これ以上ややこしくしないで」と怒ってしまうのかもしれません。
 これは具体的に言い聞かせた方が良いと思います。
「Eちゃんに優しくしなさい」という言い方だとわからないと思います。

「Eちゃんが授業中に席を立ったら、どうしたの?と優しく聞いてあげましょう」と具体的に言わないと最初は行動に移せないです。
 毎回長々と偉そうに書いてごめんなさい。
えっと、体操とかにも焦点を当てて強化するのはすごく良い感じです。

げんママ記
私のコメントをさしはさむのも必要ないと思いますが、もともと右脳で生きている赤ちゃんが、左脳にかたよっていく過程で、右脳を忘れないように、と右脳教育をすることよりも、左脳ができてこない右脳の子供たちに左脳を教育する方がずいぶん大変なことなんですね。
 
 そして右脳のわが子たちでも、右脳の話を読んでいくと、まだまだその能力も、うまく発揮できてないようで
す。そうすると、やっぱり、すべてにおいて、能力開発は、つらいものになりやすいんでしょうかね。げんちゃんが、そんなに努力して今を獲得しているなんて、たしかにそうなんだけど、そのレベルは、ママたちがかんがえている以上ですね。

 ゆうゆうさんありがとうございました。また、珠玉のアドバイスよろしくお願いします。それにしても、たとえが、いつもすごいです。金平糖か~!

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  1. かいすみ より:

    本当にゆうゆうさんの言葉には毎回ハッとさせられます。
    ヒント満載です。
    会話がうまく続かないのも、左脳サイドで考えた内容でしか話を振らなかったからだと、さきほどブログをかいてて気付きました。
    海斗が興味を持つ右脳サイドの話を振った時の話の盛り上がりよう(笑)
    実際海斗の発する言葉は単語が多かったのですが、いつもの会話とは勢いが違い、もっともっと話したい!!という気持ちが伝わってきました、
    これ、良い気付きだと思います。
    学習においてもこういう風に引き出してあげればいいなと思いましたが、左脳サイドでやらなきゃいけない事項が多すぎて、右脳サイドの興味あることにどっぷり付き合ってあげられないのが現状ですね。
    海斗は支援学級なんだから、いい意味で学習の進行はおいておいて、それができるんじゃないか?と思えてきました。
    あとは、私の覚悟なのかな~?そうなのかな~?

  2. まめ より:

    こんにちは。いつも楽しく、読ませていただいてます。

    げんママさんのブログは、ためになるし、何より気持ちがあがります。

    そして、ゆうゆうさんの登場。今回の金平糖の表現。 とても、嬉しくなりました。甘くて、綺麗な金平糖。
    元気になれました。

    九州の発達育児は、マイナスイメージ0ですね。むしろ、愉しげ。 女子会もうらやましぃ。

  3. チンジン より:

    もう、これ以上の説明はいらないですね~(笑)発達障害児の母親だけでなく、全ての療育関係者に読んでもらいたいです!

  4. にじまま より:

    「1から10まで教えないといけない」すごくわかります!ゆうは飲み込み悪いですが、次女はすぐパズルとかこなしてしまうので、こうも違うものか・・・と唖然とします。5歳も離れているのに追い抜かされそうです。
    でも、彼女たちは努力しているんですよね。
    ゆうゆうさんの言葉本当に気づきが多いです。右脳の常識・・・一人一人その世界も違うんでしょうね。

  5. げんママ より:

    かいすみさんその通りです。
    >左脳サイドでやらなきゃいけない事項が多すぎて、右脳サイドの興味あることにどっぷり付き合ってあげられないのが現状ですね。

    げんちゃんを、右脳遊び、・・・お絵かきとか、プラレールとか、好き勝手に野放しに遊ばせてあげたいですが、そうしてると、学習はどんどん遅れていく・・ 今年長さんくらいだといいな~、と思います。

     うちは、私がかかわれない、3日間は、おばあちゃんが、好き勝手させてくれてるみたいだけど、それでも、学校終わって、おけいこごと行ったりしてると、ほとんど時間ないです。
     それ考えると、やっぱり、支援クラスで国語算数くらいは教えてもらう方が良いと思います。1年生は、普通クラスにいたので、迷わずそう思います。可能なら、学校は、休ませる日が1日くらいあってもいいですね。

     学校の教育は、この子たちには、すべてがあってるわけではないと思いました。オリジナルなことができるシステムが構築されると、日本の学校もユニークな人材が輩出できるんじゃないかな~、と思います。

     

  6. げんママ より:

    かいすみさん。
    つぶやきに思わず笑っちゃいました。
    >私の覚悟なのかな~?

    え?何の覚悟?知りたいな~。

  7. げんママ より:

    まめさん。
    ありがとうございます。九州の発達育児・・・っていうのが、すごくおもしろくて笑っちゃいました。たのしいな~・・・

    でも、学校に色々しに行くときも、ユニーク天才卵の母です・・・みたいな気持ちで行ってるな~。周りは、爆笑なんだろうけど、たしかにげんちゃんとっとちゃんみたいですからね。あ~いうタイプから逸材が生まれるんでしょう。数少ないとはいえ・

     九州の発達育児・・・なんかとってもいい響き。これからいただきま~す。

  8. げんママ より:

    チンジンさん。
    ほんとゆうゆうさんは、神様からなのありがたいギフトです。それに、ほんと天才だしね。

     賢ちゃんへのアドバイスも、的確で、なるほど~と思いました。結果が出るのが楽しみです。できるだけ、ゆうゆうさんからのアドバイスみなさんに普遍的な形にして届けなきゃ、と責任感じます。

  9. げんママ より:

    にじママ
     なんか、違うんですよね。我らの子は・・・

    げんちゃんの能力を見ると、1年遅れな感じなんですが、じゃあ1年生と同じかというとなんかぜんぜん違うんですよ。
    違ったことの強みを出すようにそだてたいですが、それがむつかしいんですよね。
     またゆうゆうさんに色々お聞きしてこようと思います。

     絵は、パーツから描くというのも、しかりです。早くアップしなければ~・・・

  10. かけママ より:

    毎回、勉強になります‼

    それにしても金平糖なんて素敵な表現ですね(#^.^#)
    右脳の世界どっぷりのかけちゃん。上手く生かしていかなければ。と実感しました。

  11. げんママ より:

    ゆうゆうさんのコメント、なんか発達会のバイブルですね~。彼女の国語の世界というか、言語の世界はすごいですよね。
    まさに右脳だ~・・・

    七田真先生の本を読んで、すばらしいトレーニングの実際を知りました。もっと早く知っていたかった・・・・言葉のこともありました。私が良いと思って、今週からやってるのは、1分間黙読書き出しトレーニング。適度なボリュームの本を、1ページ1分黙読して、5分くらいで思い出して書き出すというものです。これは、速読の練習になるんだとか。でも、すべてに良さそうです。
     とにかく、フラッシュにしてもこういうトレーニングにしても、地道に少しでも続けていって、3月、半年とかで、いっきに、いっちゃうらしい。とにかくあきらめずに継続こそが、ブレークの鉄則みたいです。

    たしかに・・・・。七田先生の本、必読かも、エジソン理解するために・・

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