ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

トップページ

前庭覚を刺激。ぐるぐる運動。集中力アップ

>
40分くらいかけて私に指導されながら書いた、能力マックスの字 。訂正もたくさんされ書き直してます。もっともきれいな行はお手本です。ちょっと見えにくいけど。

先週学校で書いた連絡帳。すごい落差です。

1週間ごとのホームスクールでは、毎回あらたな進歩があるげんちゃん。

 昨日のホームスクールもしかり、先週先生の都合でお休みだった、朝の個人レッスンをお願いしている学研の先生いわく。
「1週あくと、すごく変化してますね。教えるのがとても楽になりました。集中力も続いてるし、算数もずいぶんできるようになってるでしょう。びっくりしました。」
 
 さらに、サッカーも、また雨の中、一人2キロの道を歩き、練習に行きました。迎えに行ったときは、すごいハイテンションで、
「僕は、サッカーやめない。合宿に行きたいから。春の・・・」
と言ったので、ちょっとびっくり。冬の合宿のあと、しばらくサッカーをいやがっていたのに。

 わー、げんちゃんって、ほとんど普通に近いぞ・・・なんて、まいあがって、翌日学校見学に行くと、幻想は打ち砕かれました。

 子供たちの提出のノートが前につんであったので、見せていただいたら、まあ、げんちゃんの字とはくらべものにならない美しさです。汚い子でもげんちゃんほどの子はいません。げんちゃんが、最近うまくなった峰のところの字でさえ、平均値に到底およびません。
 子供たちとからむ様も、突然自分勝手な話題をもちだし、意味不明な場面も多々です。
 ま、そりゃそうだわな。
 そう簡単に、問題なし~、みたいにはならんわな。と冷静になり、家に帰ってまたレッスンをしました。
 
 昨日ほど、能率があがりません。計算も、あれー、やっぱりできないの?という風です。字が、昨日は、けっこういけたのに、今日はぜんぜんです。

 確かに、いつも思うことですが、げんちゃんは、あまりに能力を発揮する振幅がはげしすぎます。疲れていたら、どの子でも、集中は落ちるのはしかたがないかもしれません。がしかし、げんちゃんは、その落差が大きすぎます。

 字を書かせながら、げんママは、ぼんやりしてくる、げんちゃんの視線を見て、棒につけたシールの先を動かして、目の追視をさせませます。う~ん。あんまり効果ないなー。げんちゃんは、いつもそうですが、首が左に傾いていきます。

 これは、左目が効き目で、効き目じゃない右目は、疲れると働かなくなってくるのではないか、とふんでいます。効き目の左目をプリントに近づけるようにすることによって、姿勢はいつも、左に傾くのです。

 この落差って、やはり、まだ目の機能が大きいんじゃないかな、と直感でそう思いました。点つなぎやお絵かきも、0点スタートみたいなもんです。それからすれば、かなり進歩してますが、まだ目の機能で、やり残してることがあるんじゃないか、と。

 げんママは、ブレインジムの灰谷先生に指導されたことを思い出して、横向きボール投げをしました。げんちゃんの右にならんで、横向きにボール投げをするのです。ボールを捕らえるのは、弱ってくる右目に偏りますから、右目への刺激になります。そのあと、やはり、書き取りのかんじがややアップしました。

 それからふとひらめいて、げんちゃんを椅子からおろし、げんちゃんに、その場でぐるぐる回るように指示しました。げんちゃんは大喜び。何回も周り、はしゃぎます。そのあと、目を見ると、眼振(黒目が左右にふれること)が見られます。これは、別に異常ではありません。固定して動きにくくなた眼をゆらしているのは、きっといいことに違いない。そう思って、また机に座らせると、さっきと違って、またリセットされたかのような、字になりました。

 げんママは、げんちゃんが寝静まって、おもむろに、本棚に走ります。確か、感覚統合の本に、何か書いてあったよな。
だいぶ前に、感覚統合の身体遊びの本を買いました。ぱらぱらめくっていくと、ありました。ありました。

~グルグル遊び~  回転で前庭覚を使う。姿勢不安が減る。身体の中心軸がととのうことが効果の中心です。それにともなって、目の動かし方もよくなる。ボールを目で追うことや、板書をノートにうつすことなど、目の動きにかかわることが上手になっていく。
 う~ん。これだ。げんちゃんは、ぐるぐる回ったあと、眼振が起こります。前庭覚の弱い子は、動かない子もいるらしいです。げんちゃんは、眼を動かして、的確にものをキャッチするのがまだまだなのかもしれません。

 ひたすら、見る書く、などのトレーニングだけでなく、このぐるぐる運動と、横向きボール投げ、は、必ず、学習の途中に入れていこうと思いました。

 この感覚統合の本を買ったとき、確かにいいことが書いてあるけど、身体の芯がふらふらして、筋力も何もない状態のげんちゃんに、こういうことをやっても、劇的な効果は期待できないんじゃないかと思いました。直感で優先順位の最優先からはずしたのです。まずは、体感、筋力。そう思って、ジョギングを中心に、とにかく身体をつくることをやってきました。だから、この本は、本棚の隅においやっていました。

 最近のげんちゃんは、走るのも歩くのも、いわゆる小学生がもつ安定感を備えてきました。とにかく、運動、とやってきたことがそこそこ成果をあげてきています。

 次は、今げんちゃんは、細かく、こういうことを丁寧にやっていく時期にきてるのかも、と思われます。

 感覚統合も、ブレインジムもそうですが、脳の中の感覚の流れを整理するのに役立ちます。げんちゃんは、今こそ、繊細な感覚をより精巧に整理するトレーニングをやって、さらに学習の精度をあげていくべきじゃないか。そうすれば、彼の、能力の高い峰の方が平均的に出てくるのでは?
 久々の、気づきでした。(大げさか?)
 げんちゃんのために、まずは今までやらなかった方向から、眼に対するアプローチを研究してみよう、という思いが芽生えました。ビジョントレーニングをもっと多方面に伸ばしたほうがいい・・・眼だけではなく、もっと体もまきこんで。そんな感じのきづきでした。

 
 
 

 

 

公開コメント 承認後公開

  1. かいすみ より:

    すごい!!
    ぐるぐる運動、海斗にも遊び感覚でやってみます!

    左に傾く姿勢、疲れると無意識に効き目しか使えなくなり、左に傾く…私もその通りだと思ってます

    疲れてくると、さらに背中も丸くなります…

    姿勢が維持できないものには、原始反射がからんできてるとみていいと思います

    ただ頑張れ!だけじゃなく、どこからくるものなのかの原因と、そんな大変な思いをしながらも頑張ってる現実をわかってあげて、それに効率よく関わってあげられると最高ですよね~
    げんママさんさらに一段昇りましたね!

  2. げんママ より:

    かいすみさん。灰谷先生が、ゆらすと、育つ・・みたいな名言を言われたのを覚えてます。これに通じるのかなと思いました。

     ブレインジムの基本所作は、げんちゃんに劇的と思えることが少なかったのですが、感覚統合もいっしょに学ぶといいのでは、と直感ですが思いました。海斗君は、ブレインジム効果がすぐに見えるような感じですよね。やっぱり、それが今一番有効・・・みたいなステージがあるのかな、なんて思います。

     ダンスは良いと思うんですが、習うチャンスないです。体操教室の先生は、感覚統合に根ざしているようです。でも、いきなり効果は出ません。

     とにかく、持てるアイテムをふやして、そこからどう処方するかだよね。と思います。
     ぐるぐる体操やってみて、効果あったら教えてください。

     原始反射。・・・今げんちゃんが一番こまるのは、やっぱりおもらしです。口元チックもまだまだ続いてます。

     次から次に課題が出てきますね。

  3. かいすみ より:

    たびたびコメントすみません

    調律をする時、最初ベットに伏せた状態で腰あたりをもち、左右に揺らします。
    調律を終えた後も同じ作業をするのですが、揺れ幅が全然違うんです!
    調律ですが、天野先生に聞いてみたら、ある程度人数が集まったら出張も受け付けられるそうですよ!
    もちろん一度でハイ!完治!!とはいきませんが、何らかのヒントや成長が見えてきます

    聞いてみたけど、福岡には調律ができる先生がいないらしく、今の所出張予定もないらしく…

    一情報としてお伝えしまーす(^O^)

  4. チンジン より:

    揺れる、回る、飛ぶ・・・どれも感覚統合には大切なことですよね。ちなみに、げんちゃんとは比べ物にならない賢治の平衡感覚は、まだまだです。まだ、いくらグルグル回っても目を回しません。もっと統合が必要です。ドーマンの頃、横転がり(延髄反射)のプログラムがあって、斜めにした板の上から、賢治を横向きにしてゴロゴロと転がしていくトレーニングがありました。そこでビックリだったのですが、最初の頃、賢治は横転がりを自発的どころか受動的にもできなかったんです。坂のふもとまで、ちゃんと横向きのまま転がることができなくて「こんなこともできなかったのか・・・」と驚いた記憶があります。感覚が統合しないと、いくら練習してもできないことっていっぱいありますよね。それを無理に頑張らせるのではなく、母親がそこに目を向けて効率の良いプログラムを与えて行けるって、ものすごい差だと思います。げんちゃんにとってのブレインジムも、大きな効果と可能性が期待できますね!私も、今月のイベントで賢治を個人的に灰谷先生に見てもらえるのが楽しみです☆

  5. じゃはん より:

    いや~、ホント、頭が下がります!
    もうげんママの心のアップダウンが、感じられて・・・。
    俺ならもうとっくにめげてる・・・。
    そしてエジソンママのコメントも、もうすげえ!
    本気で改善に取り組んでいるママにしか書けない英知が満載!
    もう合掌!です!
    エジソンママ万歳!

  6. げんママ より:

    かいすみさんありがとうございます。
    わたしも、自分が整体にお世話になってる体なので、腰のゆれはば体験があります。筋肉の緊張と、ひとつひとつの骨のずれが治ると、体が、すごくスムーズに動く感じがします。
     げんちゃんは、体が硬いです。柔軟をさせると、えーって言うほどかたいです。骨格調整いいでしょうね。とりあえず、私の整体の良い体操ぐらいはやってみます。

  7. げんママ より:

    チンジンさん、ありがとうございました。勉強になります。ほんと、いつも。
    眼振おこらないんですか。目がまわらない、なんて不思議ですね。でも、それだけ、体の反応が違うのであれば、ある意味、そこが改善できれば、すごい伸びしろがあるってことですね。げんちゃんは、最近、長距離をできるだけ歩かせてます。足腰ができてきてます。ふにゃふにゃした感じがまったくなくなってしまいました。姿勢をしっかりささえる筋力、そして、統合された動き。この両方が必要なんだって、思います。

     今度灰谷先生に見ていただくんですね。楽しみですね。先生によろしくです。

  8. げんママ より:

    じゃはんさん。ありがとうございます。
    そうですか、とっくにめげてますか?自分ではまったくそんな風に感じて無くて、楽しいな・・・おもしろいな、っていう風なんですが。

     発達育児に夢中なので、自分が研究して取り組んだとこが、どう発現するか、みたいなおもしろさがあります。それに、子供と格闘するのも時々、いらつきますが、総合的にはおもしろい。でも、我が子だからエネルギーが出るとこはあるんだろうな~。それ考えると、サリバン先生はすごい。

     今度から昼休みに絵本をもっていって、みんなに読み聞かせしてあげることにしました。それも早読みです。子供の反応を見てみたくて。教育って面白いですね。色んな子がいて。鈴木先生が熱心にされる理由がわかるようです。

  9. じゃはん より:

    すごいな~、すごいな~。

  10. glow-gen より:

    じゃはんさん、すごくないです~。ありがとうございます。

  11. glow-gen より:

    Uさんコメントありがとうございます。
    子供の進歩を喜んでいても、まだまだだな~、っていうのいつもありますよね。
     私は罪悪感なく、しっかり較べてるかも。げんちゃんには高いイメージをもってます。普通じゃなくて、すごい子になっとくれよ~。
     この先よくなります。もう良くなるっていう前提のもとにやってます。良くなるどころかすごい子になるって。(こんなこと書くと、よく非難されます。笑)

     あれ、おかしいな~、もっといけるはずなんだけどな~。
    みたいな感じです。それがつい行き過ぎると、げんちゃんにきつくなっちゃったりしますが。

    げんちゃんに、そんな過大な期待と夢をもってるのは、日本中に私しかいないんだから、ま、許せ。とげんちゃんにあやまります。

    うまくいかなかったら、ただ方法論が悪いだけ。
    げんちゃんは、絶対すごい子になります。

     まあ、そう信じてます。

    Uさんの子供さんも大丈夫です。そのうち、しっかり追いついて追い越しますよ~。

     がんばりましょうね~。そうなったときは、あなたを生んであげたのは、わたしだよ~ん。とちょっと誇りましょう。

     でも、日々は、色々ありますね。ほんとに。

  12. まめ より:

    はじめまして。

    最初から読みました。 子供を観察する力、何よりママのモチベーションの高さに憧れました。 私の子は、もっとIQが低いです。でも、 ママに面倒見てもらったら、天才になるんじゃ?って、思ってしまいました。
    今、どつぼにはまって、イライラです。どうしても、抜け出せずにいます。

    2年生から支援級に席が移ることが決まりました。そのことが、思っていた以上にショックのようです。 ママみたいに、どっちでもいい! って、どうして思えるんだろぉ。

    家中、私の八つ当りの被害にあってます。 やれやれです。

    初コメで、愚痴でごめんなさい。

  13. げんママ より:

    まめさん、初コメありがとうございました。最初から読んでくださったなんで・・・恐縮です。

     普通クラスから支援級になって、ショックを受けたんですね。わかります。ステージダウンみたいに感じますよね。げんちゃんの学校は、げんちゃんのために支援クラスができる気配がなくて、それが良かったのか悪かったのか、よくわかりませんが、おかげでホームスクールをやるようになってしまいました。

     げんちゃんも、2年で支援級ができるんだったら、たぶん、算数国語はそっちに行くんじゃないかと思います。 それほどに、まだまだドンジリですよ。

     どっちでもいい・・・って思えない、私もそういう時期もありました。いらいらげんちゃんにやつあたりのようにスパルタしてるときも、いまだ多々あります。

     だから、私も、そんなに理想的に進めてるわけでもありません。ブログだと、ちょっと心を沈めて書いているので、実際より、美しくなってるかも・・・です。ははは・・・すいません。

     

  14. げんママ より:

    まめさん その2
     あらためて考えると、発達障害、ということで、恥ずかしいとか、人にどう思われるか、とか言う発想が、私には、あんまりないかもしれませんね。

     どうして、げんちゃんお休みするの?
    とかクラスメートに聞かれるんですが、

    「げんちゃんは、特別な宇宙人のような脳みその持ち主だから、地球のやりかたでは、お勉強がわからないらしいので、おばちゃんが、特別なメニューでお勉強させるんだよ。

     おばちゃんのホームスクール楽しいよ。みんな来たいでしょう。いつでも来ていいよ。じゃあ、さようなら。」

     とか言って早退させてきますもんね。へんですね。宇宙人の子供を授かったみたいに思ってたらいかもです。

     支援クラスもいっぱいメリットありますよ。ただ支援クラスの欠点は、負荷がかかりにくいことかなー。その子にあわせすぎてしまう。
     そこを、ママが考えて補ったらいいですよ。

     すみません、へんなレスになって、
     でも、本音が最も大切です。愚痴って爆発して、気を取り直して、前進あるのみです。
     きっとまめさんは、みんなの本音です。どんどん吐き出してください。 お互い、1年生大変でしたね、ほんとに。

非公開コメントはこちら

コメントを非公開にしたい方はフォームで直接メッセージください。お返事はコメント欄にいたします。

    タイトルとURLをコピーしました