ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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ブレインジム灰谷孝先生の個人セッション

   >昨日、ブレインジムのインストラクターである灰谷先生が、セミナーで福岡入りをされるというので、灰谷先生に、げんちゃんの状況を見ていただきました。

 ブレインジムについては、かいすみさんレポートや、私の以前のブログ、灰谷先生のブログを参照していただくとして、先日のレポートをしたためたいと思います。

 金曜日、げんちゃんの他に、年中さんのぼうやが3名、先生の診断を受けました。子供たちに、どんな原始反射が残っていて発達をさまたげているのか、というのを、一人に1時間くらいかけて診ていただいたのです。そして、診ていただいただけではなく、どんなエクスサイズに取り組んで、それらの原始反射をとっていくか、処方箋もアドバイスしていただきました。

 灰谷先生は、お医者さんではないけど、なまじの小児科医より、すぐれたアドバイスをしていただきました。それから、うれしかったのは、3月にセミナーでお会いしたとき、げんちゃんにも会っている灰谷先生でした。今回げんちゃんを見て、別人!と言って下さいました。へ~・・・ママはいつも見てるからわからないけど、ガッツポーズしたくなりました。

 結果・・・

 げんちゃんは、ここ1年半がんがん取り組んできた、運動の成果があって、けっこう原始反射がとれてきているそうでした。原始反射には、下位のものから上位のものがあるそうで、たとえば、身体の動きであれば、まずは、前後、それから上下、さらに左右・・・という順番で、うまくなるそうです。つまり、原始反射の統合がされる順番も、その順番らしく、げんちゃんは、左右のところにきているそうでした。

 ま、げんママ告白すると、イマイチよくわかってません・・・すんません。先生に話をお聞きしたときはわかった気になってたのですが、帰ってメモや、いただいたプリントを読んでると、なんだかよくわからなくて、すぱっと、上手にまとめられないようです。灰谷先生が、福岡セミナーを終わられて、今回の詳細を学問的にレポートしてくださるのをお待ちください・・・(なんて、ほんとにすんません!)やれやれ、記憶力もすっかり減退、げんママ頭悪いなー・・・

 しかし、私のつたない理解の中で書いてみます。
げんちゃんは、下位の原始反射はかなり統合されていて、左右に関するところがひっかかっていたようです。げんちゃんは、首を右に向けるのがストレスで、左ほどうまくないことがわかりました。それは、書き取りや学習の際、とても、疲労をまきおこすそうで、それに対する処方箋をいただきました。寝てするクロスクロールや、野球の左打ちなどです。げんちゃんは、先生の指導の最中から、指摘されたポイントがどんどん改善してきました。

 それから、やはりバブキン反射。(以前のレポート参照、リンク口と手がリンクする反射です。手をにぎにぎしてもらって、ピーポーピーポーなんて声を上げさせる、なんていうエクスサイズも教えていただきました。

 そして、今日、げんちゃんに1日中かかわって、色んなことを発見しました。

 たとえば、縄跳びが、すぐひっかかっちゃうのですが、良く見ると、右手が、どんどん上がっていきます。そのせいで、縄が安定せず、足がひっかかっていきます。

 それから、ジョギングの最中、右手だけが、どうしても、下がってきます。

 う~ん。このあたりも、左右の統合じゃないかなー・・・と思ってチェックしました。そういう風に見てみると、やはり、げんちゃん、左右が統合されてない可能性が大ですね。

 それから、今回、3組の家族にお会いしました。ママやパパ、おばあちゃん、計4名と、子供さん3名です。たまたま、すべて年長さんの男の子でした。げんちゃん以外の、年齢の近い子供たちと会って、本当に、色々学ばせていただきました。

 まず、もっともびっくりしたのは、げんちゃん以外の3名が、たまたま同じ年だったことで、発達障害、という診断が、いかにひとくくりにできないか、ということを実感しました。これは、驚きともいうべきものでした。

 つまり、3名とも、まったく症状が違うのです。これは、また後日レポートに書くとしますが、とにかく、げんちゃんのプロジェクトで得た知識やノウハウが、そのまま、すべての子供にあてはまる訳でもない・・・と感じました。基本的なことは同じこともあるでしょうが、たとえば、ホームスクールをみんながしたとしても、内容はまったく変えなくてはいけない・・・ということです。

 ため息が出るほど、びっくりしました。

 灰谷先生と終わってゆっくりお話する時間がありました。
げんママ、げんちゃんの今までの取り組みのお話をさせていただきました。

「感覚統合にしても、ブレインジムにしても、確かに、神経から筋肉に司令を出す回路を鍛えることはできるけど、筋力をアップするのは、やはり、がんがん走る、とか泳ぐとか、心拍数をあげて、負荷をかけた運動が加わらなければ、不可能じゃないか、と思うんですよね。
でも、療育でも、支援クラスでも、身体をうまく使うためのエクスサイズばかりが言われて、体自体、筋肉自体を鍛えるとか、スタミナをつける、とかがおろそかにされている気がするんですよね。
 だから、げんちゃんは、そのどちらも必要だと感じて、できるだけ、スパルタになっても、走らせたり、山に登らせたり、がんがん泳がせたり、としてきたんですよね。
 ブレインジムはいいんだけど、なんだか、それだけでも、だめなんじゃないかな・・と思うんです。」

 ブレインジムだけでは、だめなんじゃ・・なんて失礼なことを言ったんですが、灰谷先生うなづかれて、

筋肉の動かし方は学べても、筋繊維を太くすることは、やはり、げんママが言うように、心拍数を上げるような、いわゆる鍛える運動でしか難しいし、全身を使って運動することがなくては、ブレインジムの効果もあがりにくいんじゃないかと思います。

 と、このようなことを言われておりました。

 そして、とても興味深い話をされていました。トップクラスのスポーツ選手にはほとんど、原始反射が残っていないのだそうです。

つまり、身体を、自分のイメージしたままに動かせるということでしょう。

別に、ブレインジムとか原始反射とか、意識してトレーニングしてないけど、色んな身体へのアプローチの中で、致命的な原始反射が消えていったのではないか、と思われます。

 げんママ、ブレインジムのモーションがちょっと物足りなくて、たとえば、トレーニング用のゴムを使うとか、色んな遊具でげんちゃんの弱いとこを見つけては鍛えていっていたのは、悪くなかったようです。

 つまり、やっぱり、運動が本当に大切なんですね。と灰谷先生ともりあがってしまいました。

 げんちゃんは、というと、今日、小学校にもぐりこんで、うんていで、運動能力検査をしました。なんと、ぶらさがりは、30秒の新記録でした。夏休みの記録は、10秒以下です。(私がささえなければ、ぶら下がることを躊躇しました。)

 げんちゃん、進歩してます。ローラースケートも、ゆるい下り坂を、パラレルで下ります。3時間くらい運動させました。この、げんママの方針、は灰谷先生にもお墨付きをいただけたようです。

 しかし、げんちゃんは、運動ができてきても、なかなか、学習は一足飛びにいかないし、ソーシャルもまだまだだめです。ママはそれを見て、ぼろぼろになる日もあるけれど、何度でも、明日のジョーみたいに立ち上がってやるだけだ・・・と新たに決意しました。
 とは言うものの、夜になると、鬼コーチのげんママも、くたくたです。1キロくらいは平気で走れるようになったけど、3時間の運動プログラムのお供は、さすがに老体にはこたえますわ。おやすみなさい!
 

 
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公開コメント 承認後公開

  1. かいすみ より:

    素敵な1日になりましたね!!

    私もチンジンさんと話してて、次回は体験講座ではなく、個人セッションのブレインジムイベントができればなぁと思っています
    やはり4、5組くらいがベストでしょうか?
    どんな感じで進んだか、また改善ポイントなどアドバイスあればお願いします(笑)
    げんママさんのおっしゃってた運動の重要性が証明されましたね!

    東京に神谷という療育施設がありますが、ひたすら運動をさせるそうですよ

    寒い季節になり外での運動が辛くなりますね~(*_*)

  2. かけママ より:

    うちの学校ではなかなかやってくれないけど、お友達の学校の支援クラスでは夏はひたすらプール、その他の季節はひたすら走らせ、遊具も使うみたい。その後に勉強しているみたいよ。と教えてくれました。結構スパルタみたいです。
    学校でやってくれると助かりますよね。

  3. じゃはん より:

    いや~、勉強になる!
    こんなことしか書けない自分が情けないけど、本当だから仕方がない!でも灰谷先生のセッションを受けられて良かったですね~!

  4. げんママ」 より:

    かいすみさん。ブレインジムの個人診断を受けてほんとによかったです。これも、かいすみさんレポートのおかげです。ありがとう。
     しかし、ブレインジムだけでも、げんちゃんの学習障害的な部分、頭悪いな~・・・と感じる部分なんかが、すぐ治るわけではない、ということも感じました。ひとつのアイテムにすぎません。(ま、このアイテムが大切なんだけど。)でも、げんちゃんの現状を分析するのに、とても役にたちそうです。4日コース受けたいな・・・と感じました。(実際には、げんちゃんをほったらかして、週末2回予定は入れられそうにないけどね。)

  5. げんママ より:

    かいすみさん、その2。
     ご質問の件ですが、灰谷先生は、昼前に来られて、終わったのが、5時半くらいでした。その間4人診ていただきました。
    それくらいのペースかな、と思います。今回は、年齢がほとんど同じ子ばかりだったので、他の子のケースを見ていたお母さん方は、私も含めて勉強になったようです。

     運動重視の療育あるんですね~。
    すばらしい・・・療育にかかわっている人たちは、ほんと勉強してほしいですね。

  6. げんママ より:

    かけママそうですか。運動中心にやってるとこあるんですね。
    支援クラスに限らず、普通の学校でも、運動をもっと重視して、たとえば、朝始業前は必ず、何か運動させる、なんていう学校はあんまりないようですね。
    げんちゃんの小学校もそういう意味では普通です。まあ、かわったことをやるためには、先生方の負担も大きいので、校長先生もなかなかやらないのかもしれませんね。

  7. glow-gen より:

    じゃはん様。ありがとうございます。

    げんちゃんを改善させるために色んなことを学んでいますが、まだまだ壁がたくさんです。

     次から次に、知りたいテーマが出てきます。
    今、頭の使い方の視覚型と、聴覚型について、もっと深くわからないか、と思っています。げんちゃんの暗算地獄は、まだまだ続いていて、げんちゃんがどういう感じで理解していっているのか、わからなくなってます。

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