>げんちゃんの発達育児に取り組んでいると、いろんなことがわかってきました。
先日、1年生の子供さんのお母さんに、相談されました。その子は、いつも口元がぽかんとしていて、発音も微妙なんだとか・・・確かに口元に力がありません。
その子に、
「8たす8はな~んだ・・」なんて、質問をすると、さっと答えます。とくに、知的な遅れはないようです。でも、なんとなく、弱弱しい。お母さんに尋ねました。
「ぼうやは、1週間にどれくらい運動してますか?」
すると、お母さんは、ちょっと困ったように、
「うちの子は運動が嫌いで、ほとんど運動はしないんです。サッカーとかも、自分の運動能力が友達についていけないことがわかっているので、習うのいやがるんです。
学校でのお外遊びだって、ついてけないので、友達の中に入れないみたいです。家で本を読んだりするのが好きです。」
ということでした。げんママちょっとぴんときて、
「あのう、最近学校で漢字とか始まってるけど、もしかしたら書き取り苦戦したりしてませんか?」
お母さんはびっくりしたように、げんママの顔を見ます。
図星だったようです。
「はい、そうです。なかなかうまく書けないんですよ。・・・・」
やっぱり・・・とげんママは内心思います。
「うんていとか、どうですか?ぶら下がるやつ。」
「全然だめです。できません。」
やっぱり・・・
「お母さん、腕の力がないのに、上手に漢字が書けるわけないよ。腕がしっかりできて、指先にコントロールができるんですよ。腕を鍛えなきゃだめだよ・・」
そうです。げんちゃんと同じです。げんちゃんは、1年前、字なんてまったく書けませんでした。(年長さんです)はさみさえ難しかった。ついこの間まで、棒にぶら下がることもできなかった。小学校にあがった時、鉛筆をとりあえずにぎれるというだけで、(すごい持ち方です。)、もう字なんて、てんでだめだった。
指先の能力は、腕という粗大運動のあとにできてきます。
口の周りの筋肉を、総動員して、きれいに発音するというのも、たぶん、指先と同じ細かい動きですから、やはり、体全体の筋肉がしっかりついてこないと、効率よくいかないはずです。
お母さんにそうアドバイスするとびっくりされていました。
でも、心配そうに、お母さんが言います。
「でも、あの子は、運動が嫌いです。無理にさせてストレスにならないでしょうか?」
ちょっとびっくりしました。そんな質問が出るなんて。・・・げんママ
「たぶん最初はストレスになりますよ。でも、将来、他の子よりできない、って自分に自身がないことこそ、ストレスだと思うよ。ちょっとずつでいいから、やっていかないと、色んな力を子供からうばってしまいます。それに、運動した後は、気分がすっきりするから、楽しいよ。おまけに、できるようになったら、本人うれしくなります。色んなことも伸びてきますよ。」
げんママは、自信をもってそうアドバイスさせていただきました。
別にこの子供さんは、発達障害でもなんでもないのですが、子供たちの、運動しないことは、なんと学習に影響するのです。
そして、よく聞いてみると、お母さんも、まったく運動が嫌いだそうでした。自分が運動をするのが苦痛なので、子供にその苦痛を味わわせるのが、不安だったようです。
どれくらい、どんな感じで運動に取り組ませたらいいのか、皆目わからないのだと思います。
なるほど・・と思いました。げんママが一番げんちゃんに重おきをおいているのは、運動ですが、実は、げんママ、学生時代奮起して運動部に入るまで、このお母さんのようなタイプだったので、彼女の気持ちがよくわかるのです。
学生時代、奮起して運動部に所属して、運動の仕方がわかって、自分に自信もついたし、きつかったけど、運動した後の爽快感を知って、人生に、体を動かす楽しみをいただきました。
だから、げんちゃんに、少しくらいスパルタして運動させても、別に心配にもならないのです。でも、自分が運動一切きらいで、やったことがなかったら、運動させて、と言っても、どうやっていいかわからないかもしれない、と思いました。う~ん、今までそんな風に考えたことなく、ひたすら運動大事。させましょう・・・と単純に思ってたので、なるほど、と思いました。
でも、そのお母さん、げんママの話を聞いて、子供さんに運動をはじめさせる気になられたようで、ちょっとほっとしました。げんママが、自分は、ウンチだったけど、運動無理やり取り組んで、ストレスになるどころか、自信もついて、まったく問題なかった、と言ったので、安心されたみたいでした。 そう、運動って、少しずつ取り組んでいけば、楽しいものです。
さて、げんちゃんも、文字はなかなかうまく書けません。先日学校でやった運動能力テストは、ボール投げが最低レベルでした。一生懸命鍛えているのですが、サッカーボールくらいの大きなボール投げはしてませんでした。
させてみました。やれやれ、げんちゃん、片手でボールを投げられません。投げようとすると肩でささえて、砲丸投げみたいになって、ボールが下に落ちてしまいます。あー・・そうかー。まだまだ腕だめなんだな。と思いました。
それで、ボール投げ30回というメニューをここんとこ始めて見ました。あっという間に最初より上手になりました。まだまだ鉄棒、うんていはだめですが、この調子でボールも鍛えていけば、効率よく、運筆がうまくなると思います。
考えてみれば、ボール投げって、肩、腕、手先・・・すべて使いますね。
でも、まさか、多くの人は、字の書き取りと、ボール投げや、うんていを結びつけませんよね。先生さえ・・・でも、絶対に、ボール投げられない子に、上手な書き取りは無理なんじゃないかと思います。
字書くなら、まず腕から・・・
100均で見つけた、トレーニング用ゴムリボンを、書き取りの前に、何度も伸ばすようにさせてみました。ま、すぐに効果が出なくても、確実に出てくるはずだとふんでいます。少なくとも、今まで、げんちゃんの腕ができてくるのと書き取りが少しずつましになってきてるのと、やはりリンクしています。
発達育児って、普通の子供さんにもたくさん役立つことありますね。みんなの役にたてるとうれしいね。
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超すばらしいいいいいいい!ものすごく参考になり、勉強になりました!!!!!!!!!!
この記事、いろんなところで紹介しまーーーーす!!!!
いつもありがとうございます!!!!
ところで、出版おめでとうございます!
そしてありがとうございます!!!
そうそう、このブログの読者の皆さん
げんママの初の著書が出版されました。
五組の親御さんの著者の一人として!
是非ご高覧あれ!
http://www.amazon.co.jp/dp/4877952438
じゃはん様、本ありがとうございました。
いや、私の著書ではありません。鈴木先生の著書の新しいのに載せていただいたのですが・・・
あの著書の川崎さんのレポートはほんと涙が出ますね。
げんちゃんより、ずっと大変な子供さんが、げんちゃんより、早い進歩をとげているなんて、すごいですよね。
ブログで紹介しなくっちゃ。
川崎さんのレポートを読んでほしいですね。
私もげんママにアドバイスされたいな(#^.^#)
棒にぶらさがるかぁ。やった事がありませんでした。
ちょっとやってみます。
かけママ私でよかったら、いつでもー・・・(笑)
棒にぶら下がるって、大人でも難しいですね。げんちゃんにつきあって、やってみたら、大人は、うんていのたったひとつでもできないですよ。
自分ができないのを、げんちゃんにやれー、というのなんなんですが、子供はわたっちゃいますよね。あれって何なんだろう、と思います。大人も上半身鍛えたほうがいいんだろうなー。
こんにちは
時々ブログ拝見していました!
参考にしたり、元気をもらったり・・多くの人に見ていただきたい!
(ブログ音痴で この頃 恐る恐る コメントに挑戦してます)
身体を動かすことの大切さ!なーるほど!そうですよね。
うちは田舎なので もっぱら木登りでした。桜の木 クリの木 近くの通称「森公園」の木・・。小学校低学年くらい迄で登らなくなりました・・・ホッ・・。
運動が嫌い・・遊びなら!でも 運動嫌いという人は体を動かすことが苦手なんでしょうね。仲間と みんなと 子供と 楽しむことができるといいですね。
運動嫌いなんて言っている場合じゃないと よくわかるブログです!
マドラー様ありがとうございました。
木登りいいですね。げんちゃん。まったくくいつきません。男の子なら登りたくなるんじゃないかな。と思う木でも、素通りです。なんというか、慎重といえば、聞こえはいいけど、根性なしに、はたから見える行動パターンです。
ほかの子を見てると、なんか違う・・・
運動をこっちがしかけてしかけてさせなきゃいけない、と思ってます。
ブログ音痴・・・いえ、立派なコメントありがとうございます。
マドラー様ありがとうございました。
木登りいいですね。げんちゃん。まったくくいつきません。男の子なら登りたくなるんじゃないかな。と思う木でも、素通りです。なんというか、慎重といえば、聞こえはいいけど、根性なしに、はたから見える行動パターンです。
ほかの子を見てると、なんか違う・・・
運動をこっちがしかけてしかけてさせなきゃいけない、と思ってます。
ブログ音痴・・・いえ、立派なコメントありがとうございます。
今日は よろしくお願いしますね^^すごいですね^^