> げんちゃんの障害に気づいた始め・・・げんちゃんの幼稚園時代は、本当に今とはまったく違っていました。
もともとおとなしい赤ちゃんでした。ほんとに泣かないので、忙しいママにとってはありがたくて、げんちゃんをそのまま静かに横たえて、横で色々、自分の仕事をやることも多かったです。
でも、なんとなく、目が合わないな~・・・と思ってました。とは言うものの、げんちゃんは、にこにこ機嫌良く、一人でおもちゃでずっと遊んでくれたりして、まわりの大人たちの評判も良かったです。
歩くのも、言葉が出るのも遅かったけど、2歳になる頃には、いくつかの言葉を使って自分を表現していたし、ほしいもの、行きたいとこの主張もしっかりしてたので、まさか、発達障害なんて思わなかったのです。だいたい、そんな病名さえよく知らなかったです。
でも、保育園の先生は、ずっとおかしいな、と思っていたみたいです。体の機能は、すべて遅れてたし、コミュニケーションがとれない・・・こっちから働きかけたことが、どうも、心の中に浸透していってないような・・・のれんに腕押しのような感じをもっていたようです。
同年代の子は一人しかいない小さな保育園だったので、比べるのが難しいけど、友達と対等にコミュニケーションがとれてるか・・というと、どうも違う。いつも、げんちゃんからの一方的なやりとりしかない。・・
部分的にすごくこだわって、いきなり壺にはいると、なんか恐ろしく過激になったりするのも、へんだな・・と思っていたみたいです。
とうとう、年中さんの秋ごろ、ママは先生から、「もしかしたら、発達の遅れがあるかも・・調べて下さい。」
と宣告されたのです。
それからは、七転八倒・・・・山あり谷あり。よくよく見てみると、たしかに、まったくおかしい我が子だったのです。
それから、鈴木昭平先生が主催されている、エジソンアインシュタイン協会に出会い、改善のための基礎を学び、その後は、基礎から応用とばかり、研究して、試行錯誤を続けました。このブログはその格闘の記録です。
あれから、2年近くたちました。今でも、げんちゃんは、同級生の子の集団に入れてると、やれやれ、まったくだめだ~・・という場面も多々あります。でも、あの頃からしたら、別物です。
あの頃は、筋金入り 知的障害・・・
今は、グレーゾーン、もしくは、グレーゾーン一歩手前でしょう。
アーチェリーにたとえるなら、弓と矢を持って、めちゃくちゃに振り回していたのが、なんか、打つポーズになって、弓を放ちている。遠くからながめていると、普通の選手の中にまぎれて弓を打つ少年一人。
でも、近寄ってみると、弓の行く先は、ぽよよ~んと、たよりなく、的の前で落ちたり、大きくあさっての方向に飛んだりしてる。まだまだ的にあたるとこまではいかない・・
そんな感じかな。
的にあてる、という技術は、そこからまたさらに、大きく努力がいります。一見遠目に同じでも、まったく質が違う。げんちゃんが、今から到達すべきは、まだまだ高い峰です。
でも、確実に、昔より目標に近づいています。
昨日、げんちゃんに、点つなぎをさせました。これは、お手本を見て、同じ形に図形を描かせるトレーニングです。げんちゃん、最初取り組んだ頃(何ヶ月か前です。)まったく点をむすぶこと自体ができませんでした。しかし、最近そこそこできます。
昨日は、簡単な3問をけっこうすらやりました。それから、げんちゃんは、
「まだやりたい!」と連発して、間違いながらも、一気に12問やってしまいました。(正解率は、そう高くないけど)
こんなことは初めてだったので、ママは、ため息が出ました。なんか、すごいことなってるよ。
そもそも勉強とは楽しい物なのです。脳は、ちょっと固い食べ物にトライするのが喜びなのです。ただ、今までは、すべてが固すぎて、ちっとも楽しくなかったのです。固い食べ物が食べれるまでに、脳が進化してきたのでしょう。そしたら、楽しいのです。
発達障害だけじゃなく、知的障害と言われる障害は、改善します。そこには、やるかやらないか・・・という選択があるだけなのです。
げんママの最近の確信です。
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小さいときのげんちゃんとManaはまったく同じです。おとなしくて寝てばかりいて本当にらくで、おねえちゃんのとき本当に大変だったのでよかった。と思ってました。そのときは
自閉症の子をもつお母さんも、子どもが寝てばかりいた。とのこと。
あとで、先生にそのことを話したら、寝てるのを起こして刺激しなきゃだめだ。といわれたんだと。遅いっ。
そういうのもっと発信していかないとだめだよね。寝てばっかりいる子は要注意とかさぁ。
私も自分の子どもの問題がわかるまで、普通の顔した子どもでもこんなにトラブル抱えてる子がいるなんて知らなかった。できれば知らずにすごしたかった。知的な問題を抱えてる子=ダウン症。と思ってた。支援級でもダウン症の子はごくわずかで一見したかぎり普通に見える子ばかり。話したりすると、あれっ?って感じで。
刺激だよね。やっぱり脳への。
あとははやく気付くだよね。いまさらだけど
manaママそうだったんですか~。おとなしくて、いい赤ちゃんというのは、たまたまじゃなくて、共通する項目だったんですね。
私でさえ、そういう認識だから、普通のおかあさんは、へんだなんて思うはずないよね。
そう、今考えれば、もっともっとしつこく遊んであげなきゃいけなかったんだよね。
だって、単純に泣かないと、声帯も筋肉も弱いはずだよね。
保育園の先生が指摘してくれなかったら、今のげんちゃんは、まったく別人だったと思います。
指摘するのって、園側でも、けっこうエネルギーいるようです。だって、お母さんに激怒される可能性もあるんだもんね。
早く取り組めるにこしたことはないけど、いつからでもあきらめずにやることが大事だよね。遅いと、確かに、少し時間はかかるかもしれないけど、絶対に結果出せると思うし。
ダウン症の子供さんを持つうちの職場のスタッフも、ダウン症イコール知的障害治らない・・・・って思いこんでいたことに、最近とっても反省しています。
世間に思わせられちゃったんだって・・・ま、ささやかでも、げんちゃんブログやくにたてばうれしいけどね。
げんちゃんは、確実に進化してると思います。前のブログにターザンの話だったかな?後にしたいと言うのに結局やるのはげんママの後回しにさせない。という意志を読みとっているんですよね。相手の気持ちを読み取るのが難しいと言われるこの障害。まずはみじかなママの気持ち読み取ることができたのではないかな?
息子も育てやすい赤ちゃんでした。
目が合わない・・・とは感じませんでしたが、一度母が「抱っこすると反り返るわ」と言っていたのを覚えています。2歳過ぎから保育園に入れて3歳半のときに園長先生が気付いくださり、それから幼稚園へ移りました。療育を開始したのもその頃です。
今から思うともっと出来ただろうことが沢山あったと思いますが、いつからでも前進あるのみですね。がんばりたいです。
かけママ。そうですよね。確かに、滑り台のあとでする・・・と言ったのは、おっ!と思いました。
そういう小さなことが、前とは、ぜんぜん違ってきて、気づいたら大きく変わっている。
大きな実験をしているみたいです。げんちゃんのパターンしかプロじゃないけど、色々わかってきたよね。
nonmamaそうなんだ~。
育てやすかったんですね。夜寝なくて大変だった・・・とか、そういう話ばかり聞いてたので、そういうものかな、と思ってたけど、これは、大きな特徴なんだね。
3才で気づけたら、最高だよ。
げんちゃんは、5才で気づいたけど、それまで、のんびりゆったり過ごせたので、それはそれで良かったと思う。
げんママの勢いで、あの頃やってたら、今頃、けっこう、ストレスで、ハゲになってたかもしれないよ。ははは・・・
げんちゃんは大人しかったのですね。
うちは、1歳くらいまで泣いてばっかり、抱っこやおんぶばっかりだったなぁ(^^ゞ
眠たいのに寝られないタイプだったのかも・・・。
そして1歳すぎから、あやしいぞ~って思い始め・・・今に至ります。
発達障がい、知的障がいは必ず改善する!
見た感じ、1年前からさほど変わらないように見えるのは、相変わらず言葉がないし、指もさせないせいですが・・・
見えていない部分・・・脳は進化しているはずだと信じて過ごします!
最近、取り組みが緩すぎるので、もうちょっと頑張ります(^^ゞ
げんちゃんすごいなぁ!勉強の楽しさを感じられるなんて!
やりましたね!頑張りましたね!
ハナ様。ありがとうございます。
王子君は、1才過ぎで色々兆候に気づかれたんですね。
1年前からさほど変わってない・・・これって、たぶん王子に言葉があまり出てないからそう感じるんでしょうね。
でも、それ以外のことって、どんどん進歩してますよね。だって、文字盤で話すこと読んだら、天才・・・って思います。
げんちゃんも、1年前と進歩が少ない能力もあって、たとえば、算数や絵もその一つだけど、それらは、なかなかです。
溝になっていることって、どういうわけがあるのかもっと分析できて、対処できたらいいのになー・・と思います。
溝はどれも、けっこうしつこいです。だけど、その裏返しの才能もあるんでしょうね。
取り組ゆるいなんて、ぜんぜんそんなことないですよ~。
アーチェリーの喩え凄く分かりやすかったです。さすがげんママさんだなぁ、と尊敬。そしてやっぱりげんちゃん凄いですね!多分げんママさんと私は療育を始めた時期がそう変わらないと思いますが、独歩は未だに弓さえ持たずに矢を振り回したり壁を矢で叩いて遊んだりしている状態だと思います。そこにはげんママさんの聡明さと、げんちゃんの努力があるわけですが、それにしても凄いです!やはり知識を取り入れる努力、取り入れた知識を療育に生かす手腕。頭が下がります。ついでに技を盗んでます。すみません。
これからも勉強させてください!
うちの子が一年生の時に、ネットのLeeの特別支援教育の算数の教材をさせていましたよ。もしよければのぞいてみてください。
ところでげんちゃん、自転車の練習はどうやってしましたか?
息子は怖がって補助なしの自転車は乗ろうとしません。怖がりでジュングルジムも上までのぼらないし、水に顔もつけないんです。
相変わらず、凄く説得力のある言葉の数々・・・。
多くの親御さんに、是非読んで欲しいです!!!
りゅうママ、ありがとうございます。
げんちゃんは、発達はじめたのが5才の終わりだもんね。そもそも子供の能力ステージが違うよね。
3~4才くらいだと、普通の子でも言うこときかないし、こっちの言うことの通りも悪いし。その頃のトレーニングは、けっこう結果が見えにくいと感じてます。5才の頃は、げんママも、あせってばかりいたような気がします。
でも、文字盤使ってのおしゃべりは、すごいですよね。どんどん中にトレーニングの成果が蓄積されているみたいですね。
出力を待つのは、忍耐がいるけど、脳が相手だから、かならずその日がやってきます。最近脳の可能性をとても感じてます。
脳卒中のトレーニングの番組で、まったく成果が出てないように見えるときも、がんがん脳が進歩してたのを思い出します。
神秘的ですね。もうまよわず、がんがんやりましょうね。
バーバママ、ありがとうございます。
なんか、すごいサイトですね。げんちゃん、算数のドリルとかやってなかったけど、指のトレーニングとか、数えるのとかやって、さあ、けっこうできるようになったから、4才ドリル・・・とあけてみたら、一部のドリルは、スルーしてました。不思議だね。
今何をさせたらいいのか、これは、かなり親側の責任になるので、いつもちょっとプレッシャーです。ちょっとサイトよく見て、今よさそうなのがあったらプリントさせていただこう。明日は、いよいよ、はじめての学校休んでホームスクールです。
ママに全面的に責任が・・・・
その2
自転車ですが、まず、げんちゃんが、補助付きにかなりはまっていたので、無理矢理まず片方をはずしてみました。外した方に、ママがいて、げんちゃんが、ママにしがみつく。反対に倒れるときは、補助があるので、げんちゃんも、ちょっと安心してました。
その安心感を与えて、しばらくやって、(ママはしがみつかれるは、押してやるやら、かなり疲れる)また無理矢理全部はずしました。
ばたばたあばれて抵抗したけど、ママにしがみつけることをインプットしていたので、4~5日目には、ふらっと、ママがはなせる瞬間が出てきました。そこからはいっきでした。
今は、曲乗り・・・はー・・・子供の能力はすごい。
自転車乗れてから、色んな展開が早かった気がする。
もっと、専門的な方法があるのかもしれないけど。やむにやまれず、我流です。
じゃはん様。ありがとうございます。
エジソンメソッドのすごいとこは、弓をぶんぶん振り回して、教えることすらできない時に、弓をにぎるとこまで導けるとこですね。
このあたりは、なかなかノウハウがないです。げんちゃんの状態になってからは、支援級の先生も研究してるし、色々書物も出てるけど。・・・
ピグマリオンも、そこからですもんね。