ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

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進歩しない能力

>げんちゃんの、どうしても進まないトレーニングは、
1,算数
2,お絵かき(もちろん、粘土遊びもまったく作れません。)

細かくは色々ありますが、本当に手強いのはこの二つです。
エジソンメソッドを初めて、ほぼ終了になったげんちゃん。最初から比べると、まったく進歩がない、とは言えませんが。ママ的には、あんまり進化してないような気になります。数に関しては、フラッシュカードも撃沈の感じが否めません。 なぜなぜ?リフレインがママの頭にうずまきます。
 
 算数は、彼が理解できるのは、5までの数です。でも、もしかしたら、3までかもしれません。不思議に30までくらいは、数えちゃうのですが、指を出して、これはいくつ?とたずねると、5以上はあやふやです。だから、もちろん、足し算などできるはずもなく、彼は、数のない世界で生きているのでは、と疑うばかりです。

 暦や、時計も同様な感じですが、まだ、数がわかってないのだから、仕方ないと言えば仕方ないでしょう。そのくせ、順列は少しわかります。上から5番目、右から6番目の場所はどこ、と聞くと、正解率100パーセントではありませんが、そこそこの正解率をはじいてくれます。

 お絵かきは、そもそも、まったく描かない子が、鉛筆を動かして○や線を描きだしたのは進歩ですが、意を決して、お絵かきを練習させ始めたので、その異常ぶりがはっきりしてきました。絵って、本人の中からにじみ出てきて描く物だとばっかり思っていましたが、げんちゃんにとっては、教えなければならないスキルのようです。公文の「お絵かきトレーニング」の教材を買って参考にしています。

 たとえば、アンパンマンの顔を見せて描かせたとします。輪郭の○は描きました。でも、その○は、ときに、すごい楕円だったり、じゃがいもみたいな形だったり、確実性に欠けます。それに、中のパーツは、でたらめ。どの場所に描き入れたらいいのか理解できないようです。たまに、そこそこのものも出てきますが、目が、口のあたりにあったりします。

 お花の絵も、やっと最近練習させて、花びらを円のまわりに描くことができるようになったばかり。お星様にいたっては、お手本を見せて描かせても、ただまっすぐ、ジグザクを描くのが精一杯で、もとのところに線がもどってこれないのです。
 
 人の顔を二つ画用紙に並べて描く、というテーマでも不思議なことがおこります。二人描くのだから、どれくらいの面積の円をどの辺に描けばいいか、加減するのが普通なのですが、どこにどれくらいの大きさを描いたらいいか、バランスというものがわからないようです。

 すべて、お絵かきの基本スキルなる能力が、まるで、そこだけ、ぽっかりあいた穴のように抜け落ちているのです。
しかたないので、私が手を添えて、何度も描かせます。そういう練習をやっています。

 この二つの問題ポイントは、何か共通しているのかな?と思います。
たとえば、図形を脳裏に覚えておくことができない・・・とか。でも、げんちゃんは、パパのシャツのロゴマークを覚えていて、コマーシャルで出てきたときに、パパといっしょ。などと言いますから、そう言い切ってしまうのもどうかと思います。脳裏に覚えているものの、出力できないのかもしれません。つまり、入った映像が解釈できない。自分の力で、情報分解できないのかもしれない。

 アインシュタインは、暗算ができなかったそうです。脳を解剖したときに、頭頂部にはたらかない部分があったとか本で読みました。
なのに、普通に紙の上では計算ができるし、空間を特別な方法で認識する力があるので、相対性理論が生まれたとも言われます。でも、何で暗算できないのに、計算はできるの? わかったようでまったくわかりませんよね~。混乱します!

 げんちゃんの脳も同じく、どうなっているんだろう。MRIのような専用の機械で、機能分析できないのかしら・・ママは、なんだか、混乱しています。何をどうしたら、数がわかるようになるのか。絵が描けるようになるのか・・・
この回路だけは、あかずの扉なんだろうか・・永遠に、溝としてげんちゃんにつきまとうものなのかしら・・とにかく、シナプスは、初めひょろひょろとした頼りない物ができて、そこを強化していくうちに太く揺るぎない物になっていく、と本にも描いてありました。とにかく反復を時間開けずに繰り返すしかないのかな~・・・

 しかし、できないことも多すぎで、算数ばかりやってると、まったく他ができないし。もっと効率の良い方法はないものかな~?といつも頭をひねっています。
 
 回路が完成するのが3週間、とも聞きます。テーマをしぼって、3週間をひとつのめどにどう進歩しているか、考察してみることにしました。簡単なところにもどって、集中して反復、色んなパターンで入力するけれど、テーマはたったひとつにしぼる。3週間して、きっちり分析。そんなことに取り組むことにしました。

 いろいろ観察してみると、数について、げんちゃんは、1にひとつふえたのが2という概念がよく分かっていない様子。1は1で、2は2のようです。
 大好きな電車が3両編成。じゃお客さんがふえたのでひとつふやしました。何両編成?
そうやって、ひとつずつ数が増えたり、減ったりして、数というものを構成している、ということをまず理解させてみます。

 絵は、毎日、簡単な基本になる図形の組み合わせを練習させてみます。それと、画面のどこに描いてあるか、それも写させて見ます。

この二つは、3週間を一区切りで入力して、その結果を見てみたいと思います。

 なんだか、あまりにできないことは、教えているほうも混乱してしまいます。焦点をしぼってタイムカウントしてみよう、と思います。

ただ、そこばかりやっていると、はっと気づくと、できていたことがまたできないようになったりするので、それ以外もざっと反復することも大切ですけど。

 今日は、職場にお泊りなので、戦略をねって、明日からトライです。げんちゃんのそばに居れないと、ママはちょっとあせってしまいますが、こうして、離れて戦略をたてるのも、時に効果的なこともあると、信じましょう。

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公開コメント 承認後公開

  1. りゅうママ より:

    まさに今真ん中の娘(5)に教えている事です。彼女は1~19まで数唱出来ます。でめ19の次はと聞くと『じゅうじゅう(10・10)』と答えます。で、『10・19の次は』と聞くと『10・10・10』と答えます。つまり20は10の塊が2つ、30は3つと言うことは理解出来ているようです。ならば音で覚えさせるしかない、と毎晩お風呂でやっているのに進歩がない!お友達は100まで数唱出来るのにと焦ります。

  2. りゅうママ より:

    そこで、お金の登場です。一円玉を20枚用意し十円玉を20枚用意します。『いい?これは一円玉。10枚で10円。これは十円玉。こっちの一円玉10枚と同じ十円。これが二枚で20円。一円玉20枚で20円と一緒』私の説明が悪いらしくて効果はなし。そこで今度はビー玉の登場です。10個数えさせて『10個あるので独歩君に三個あげました。残りは幾つだ?』『7個』特にビー玉を数えずにさらりと答えるお姉ちゃん(5)イメージしやすい物なら答えられるようです。そのやりとりを独歩君はボンヤリ眺めています。

  3. げんママ より:

    お金か~。やってみます。げんちゃん、お金を見て金種は答えます。2個で20円はわからないのですが・・・
     ママとしたら、わからないことがわからない。そんなもん、すぐわかるやろ~・・・と思うのですけどね。

     8個あるよね。1個もらっちゃう。いくつになった?
    げんちゃん。????

     おーおいおい! 君の頭は不思議だね。
    数字を認識するのは、そもそもどういうことなんだろう。なんて、げんちゃんの母にならなければ、一生考えもしませんよね。

     りゅうママ。毎日一生懸命取り組んでますね。あー、私ももっと子供にかかわりたいな。
     ほんと、いかに、おねえは、ほったらかしにしたかいまさらのようにわかります。
     数のマジシャンにするためには、どうしたいいのでしょう。途方にくれてるげんママに、アイデアをまたまた教えてくださいませ!

  4. げんママ より:

    独歩君のおねえちゃん、すごいよね~。それが当たり前なんでしょうが、げんちゃん、見てぱっと答えられるのは、せいぜい3までです。
     わからない意味がわからなくて。ほんと、がっかりしてしまいます。ここだけを見たら、普通学級なんてついていけるはずもないよね・・・とため息でます。

  5. 井上 より:

    先日のセミナーで、数の多い少ないをどうやったら教えられるか、という質問があり「好きなお菓子を、右手に三個、左手に七個持って、どっちが多い?、どっちが欲しい?」とかやらせて教えていけばいい、との回答、やはり、好きなもの、が鍵のようです。

  6. 井上 より:

    最近、ある30代で超活躍しているマーケッターと、こうしたことについて話していると「私は、小学校に入る前に、色がわからなくて、というか、まったくそれを識別することが必要だと言うことがわからなくて、必死におばあちゃんあ教えようとするのが、すごくいやだった。早く遊びたいのにと思っていた」と言っていました。そしてどこか「まわりはなんでこんなことがわからないのだろう?」と馬鹿にしていたところもあったようです。

  7. げんママ より:

     井上さんの言うように、好きなものからがいいようですね。
     妙に、数字を100まで暗唱したりするので、もう少しわかっててもよさそうなものですが、暗唱できることと、多い少ないがわかることは別のようです。

     色がわからなかったその方は、どうやってわかったのでしょうね。自然と時がくればわかっていったのでしょうかね?

     ほんと脳は不思議なことだらけですね。

     鈴木先生も、知的障害に取り組む結果、脳のプロになられた、というのが良くわかります。

     

  8. りゅうママ より:

    数の概念について1日考えてみました。そしたら不意に鈴木先生の仰っていた『掛け算も足し算も音で覚えていくのです』という言葉を思い出しました。そう!自分の小学一年生の時そうでした。1~20までの足し算くらいまでは音で覚えてた、と。親にドリルやらされたりして散々反復練習しているうちに暗記でもしていたのかもしれません。

  9. りゅうママ より:

    二年生の算数の時間、突然『数字』は物体などの『数』を示す記号であって数字自体にはあまり意味はない。と算数の神様でも君臨したかのように思ったんですよね。そしたら38+43を30+40+8+3と分けて計算する方法を説明する先生の教えがスルッと頭に入ってきた。頭の中では30個飴が入った袋と40個飴が入った袋、そしてバラの飴八個と五個、全部で幾つ?みたいな展開になっていたのかもしれません。

  10. りゅうママ より:

    勿論お馬鹿な二年生。数字は物体の数を示す記号であるなんてハッキリした言葉で閃いたわけではないんですがね。本能的にそう思ったんですよね。この時自分の脳内で何がおきたのか自分でも説明はできませんが(笑)。
    多分毎日毎日数字を学ばされていくうちに脳の回路が何処かと繋がるのかも、と勝手に思っています。だからげんママ様がげんちゃんにしてあげているトレーニングはいずれげんちゃんの閃きで開花するはずです。私はそう信じています。そしてウチの真ん中のお姉ちゃんも開花してくれないかな、と願っています(笑)。

    何度も失礼しました。

  11. 虎パパ より:

    数の概念って教えようと思うと難しいですよね。。。自分達は自然と入ってきた印象なので、更に
    なんのアドバイスにもなってないですが前回セミナーを受けたときに鈴木先生が掛け算の方が音で覚えられるので簡単みたいな事を仰ってました。そこから思い切って掛け算の歌を覚えさせちゃうのもいいのかなと
    割と僕も試験勉強なんかの時数式なんかまず暗記から入って繰り返す内にどこかで「あっ!!」と気づく事があるのでそうやって掛け算の歌で覚えさせ繰り返す事でもしかするとふとした瞬間に数の意味に気付くかもしれません
    彼らは天才なので思わぬ数式を頭の中でえがいてるかもしれまんね~(笑)

  12. げんママ より:

    りゅうママ、参考になります。ありがとう。
    音で覚えたんですか~。実は、私は形で覚えていました。つまり、そろばんの駒のようなものが目の前に現れて、ぱっと暗算できる感じです。自分は、音ではなかった・・・げんちゃんも音がいいのかな~。
     今日、5と6はイレブン、と言いました。いつか言ったのをおぼえていたのでしょうか。音だけでもいいですよね。お散歩の時はひたすら音・・・もやってみます。
     とにかく、まずは、1から10までの数字のマジシャンにします!

  13. げんママ より:

    虎パパありがとうございます。
    フラッシュもちょこちょこやってみたり、数字はやっては撃沈、だったので、1から10にしぼる・・・と思ってトライしてみてますが、少しできだしたら、いっきにかけ算もやりたいです。
     思うに、基礎のシナプスができると、あとは、強化すれば、加速度的にいけるんじゃないか、と思っています。
     げんちゃんが大きくなって回想できたら、どうこがどうわからなかったのか、聞いてみたい気がします。

     しかし、げんママ致命的なのが歌。歌って、というのもトライしなくては・・・
     

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