ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

トップページ

発達障害げんちゃん、自分を良く見せる、小さな嘘を平気でつく。


関門海峡です。下関側の関門橋のすそ。こういうとこ行っても、いまいち、表現力がないげんちゃん。

成長すれば、悪い副産物も出てくる

げんちゃんは、進化していないわけではありません。たぶん、夏休みの始めと今では、結構違ってるんだろうな、と思います。
ただ、劇的なんてことは、今ままで一度もなくて、そう言われてみれば、という感じの変化です。

それは、”本質”と言う部分の変化が、あまりに遅いからでしょう。

げんちゃんの本質を言葉にするなら、生きることに怠惰なげんちゃん。
S先生はそう表現します。なんとなく、日々漂っていて、やりたくないことはやらないですましたい。
たまに、ひょいと興味がわいたり、衝動的にやりたいことがあると、周りのことは考えず、衝動的にやってみる。
そして、それさえ、継続的な興味や、エネルギーの矛先ではなく、刹那です。

本質がそれですから、これをかえて、前向きで、自分に打ち勝つために、心を使って、努力していく、というのは、ほんとに難しく、あわよくば、ショートカットを見つけてそこを通ろうとするげんちゃんです。

1,ショートカットの代表的なものは”小さな嘘”をつく、ということです。
2,わかりもしないのに、受け売りで、難しい話題の表題だけ、しゃべり、表面だけ自分を飾る。
3,またもう一つは、サプリなど、お手軽に、自分が変われそうなものにとびつく。(たまに飲ませたりしていた、私のものを、勝手に飲んでいたりします。)
4、そして、ものごとに、興味をもったり、つながりを考える、ということを、できるだけはしょります。

こんな生物を家においているのですから、日々、ほんとに大変。いつも圧をかけ続けないと、マイナスに落ちます。
マイナスエネルギーを放って、存在するので、家族は、エネルギーを吸い取られてしまいます。

油断すれば、親さえも、本質をスルーする

今では、上手にカモフラージュしたりして、この本質を、表面だけ見てると見抜けません。
「がんばってますよ。いい子ですね。」
などと言ってくれる人もいます。げんちゃん自身、浅はかでもあるし、気はいい方なので、くびきがなく、あっさりしていて、たたずまいは、一見ソフトです。

げんちゃんは、自分の中身はかえず、表面だけ良く見せるために、
”小さな嘘をつく”ようです。
この問題は、高校になって、頻繁に出てきています。特にこの最近、目立ちます。

「○○はやったの?」
いつものように、あらゆる場面で聞くことが多いのですが、彼はこのように答えて行きます。
「あ、やったよ・・・」
げんちゃんはやってもいないのに平然と答えます。
「え?どこが・・・やってないじゃない。」
「時間がなかったんだよ。」
「じゃあ、なぜやったって言うの。」
「やるから。」
「いや、なぜやってないの?って聞いたんだよ。」
「やるからやるから。」
「だからなぜって聞いてるんでしょ。なぜやってもないのにウソ言ったの?」
「あ、▼を○○したらいいんだよね・・・」

こうやって、げんちゃんは、質問の本質からのがれ、適当にごまかしていきます。これだけ見ても、彼はばかじゃない。何をどうすれば、ごまかして逃げられるか、そういうことなら、どこまでも追及できるのですから、驚きです。

こういう小さな嘘は、徹底的に破壊し、そういうことが通用しない、ということを、毎回毎回教え込むのに疲れ果てます。
普通の子なら、何回かやりとりしていけば、私にそんな小手先のことは通じない、とあきらめるんでしょうが、その場さえ、なんとかなればいい、という思考パターンの発達君は、もう何百回、何千回、と指導がいります。
疲れ果てます。

このことは、げんちゃんの成長の表れなのかもしれません。ちゃんとやらねばならないんだ。自分は足りていないんだ。そういうことを、意識できるようになった。でも、正攻法で努力するのはめんどくさい。じゃあ、どうやってそう見せたらいいか。

そんな潜在意識が、嘘をたくさん産んでくるのでしょう。

こういう人、大人でもいるよな~と思います。ドラマや、時代劇にはつきものの、困ったお兄ちゃんとか、お父さんとか・・・・今だけなんとかなればいい・・・ああいう人は、多くは発達傾向があるんだろうな~。

根気負けせず、その都度修正していかねばならないと思います。げんちゃんは、私たちの、ふんどしのゆるいところを、上手にせめてきます。その頭の良さ、正しい方に使えよ!

言いたいですね・・・

公開コメント 承認後公開

  1. ゆうママ より:

    うちの息子のことかと思うくらい同じです。

    やってないのに「やった」というのもよく言いますし、
    「◯◯くんもやってないって」などと、自分だけではないことを言うこともよくあります。

    そして、そうです!わかってないのにわかった風を装います。ネットで流れてきたニュースの見出しだけを私に伝えてきます。
    スポーツにも全く興味がないのに、まるで試合を観ていたかのように結果を伝えてきます。
    皆の会話に入りたいのに入れないことを少しは気にしている様子もあるのですが、上滑りして、とても違和感があります。

    手っ取り早く変われるものに飛びつくのも同じです。息子の場合は漢方薬です。昔、児童精神科で処方してもらったものなのですが、私との間でバトルがあると、それを取り出してきて飲んでます。

    最後に書かれてる

    ちゃんとやらねばならないんだ。自分は足りていないんだ。そういうことを、意識できるようになった。でも、正攻法で努力するのはめんどくさい。じゃあ、どうやってそう見せたらいいか。

    まさにそれです。
    けれど、正攻法で努力したらできるようになるのでしょうか?

    皆が当たり前にできることにものすごいエネルギーを要する子たちなんですよね。
    はっぱをかけているのですが、本音では、一般の高校生のような生活ができないということ、ちょっと気の毒になったりもしています。

  2. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    ゆうママさん
    どっひゃ~、いっしょですか~。表題だけ言うとこまでいっしょなんて、ちょっとびっくりです。
    この子たちは、認知能力がかなり弱いです。10ある模様のうち、2つくらい見て、全部分かった気になるようです。自分がずれているということの認知も弱い。2つ見ただけで、全部わかった、と自信たっぷりに思ったりするのでしょうね。
    ただ、認知能力は、脳の問題ではないと思っています。心の使い方だと思います。よく見なければならないぞ~っていう固い決意で臨めば、認知能力は上がってくると思います。
    おっしゃるように、そのためには彼らにとって、エネルギーをいっぱい使わねばならないでしょうね。でも、やっていくうちにだんだんきつくなくなっていける、とS先生は言います。
    それを乗り越えるより、楽な方に逃げる、ということが、げんちゃんは横行しています。
    がんばろう、という思いの出し方は、その子によって違うと思います。けっこう、もともと前向きのお子さんもいます。
    そういう子でも、周りが圧をかけないことによって、逃げに入ったりするのも見てきました。

    げんちゃんは、性分として、もともとずるさの強い子だと感じています。これは、げんちゃんの性格の部分です。なかなか厄介。

    でも、がんばるぞ~と、小手先の技を捨てて、頑張った時は、ちゃんと成果が出ると思います。
    なぜそこまで逃げ回るのか、ほんとに毎回のようにあきれ果てます。自分の課題を投げてへっちゃら。
    何か成し遂げても、しばらくしたら棄てる。
    さすがに、これは、げんちゃんだけなのかな~と思ったりしますが、どうなんでしょう。

  3. 大聖 より:

    とにかく、当人が自分の行っていることが滑稽であることを自覚するまで待つのが最善ですね。

  4. げんちゃんママ げんちゃんママ より:

    大聖さん
    そうですね~。ただ、何もしかけず、待っても、一向に変わりませんね~。仕掛けて行っても、なかなかですが・・・
    厄介な性質です。でも、少しずつ、少しずつかわってはいっています。

非公開コメントはこちら

コメントを非公開にしたい方はフォームで直接メッセージください。お返事はコメント欄にいたします。

    タイトルとURLをコピーしました