げんちゃんの弾き初め。リズムも音もおかしいですが・・・琴は好きらしく、一人ですすめています。好きなことは、気まぐれに好きなようにやる。めんどくさいことは、うまく逃げる・・・まあ、そんな感じです。好きなことさえ何もなく昆虫みたい、という所からのスタートだから、やっと一般的な発達障害になったとも言えます。
やっと新年ブログ書けました!
2025年、遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
正月休みゆっくりしたものの、仕事が押しまくり、ブログの更新がすっかり遅れてしまいました。今年も、がんばって、発達ブログを書いていくので、皆さまがんばって発達育児取り組んでいきましょうね。
高校卒業後進路を、周りから聞かれます
さあ、今年、げんちゃんはどのようになるのでしょう。
来年度、げんちゃんはどうするのですか? ちらほら、発達ママたちから聞かれるようになりました。
しかし、今の状態を見ていると、まだまだ学校や就職などに持って行ける状態ではないな~と感じます。
外側の能力はほんとに伸びたと思います
げんちゃんの基礎能力は、ほんとに伸びたと思います。
小さいころからげんちゃんブログにお付き合いいただいているママパパたちなら、げんちゃんが、一番良い時のIQさえも低く、何もかもできない子だったことを知っていらっしゃると思います。
しかし、あれだけできなかった計算も、少しはできるようになり、工作のようなものも、まあまあ複雑な作品を楽しんでやるようになって、低かった言語能力も、ある程度は伸びました。
体力もあり、鈍感力にともなって、精神力もやわではありません。
この基礎能力を使って、これから、ほんとにまともな人間にしていくスタートラインに立ったと思います。
ここへ来るまでのすさまじい私たちの努力は、もう一度やれと言われても、もはやできないかも、と思うほど、おぞましいものです。は~~(ため息)
やる気のなさと、ずるい性質が、すべてを塞ぐ
さあ、しかしここからです。げんちゃんは、小さいころから、どの子よりモチベーションと言うのが低いです。簡単に言えばやる気がない。これは彼の性格によるところが大きいです。発達障害だから、と言う部分ではなく、げんちゃんの性分といったところが、あまりに、過酷です。
げんちゃんは、将来に対して、いや、1年先でさえ、地に着いた夢や希望というのをいだいたことがありません。(小さな子が、野球選手になる、といった瞬間的な妄想はいだくことはあるのかもしれませんが。)
彼は、目先、ちょっとかっこつけること、本気をつくろって、さらっと楽にやること、そういうことに価値観をおいているようです。自分自身に自ら圧をかけることを、極端に嫌います。外側の能力がかなりついたのだって、彼が必死で獲得したことはないと思っています。
私たちの強い圧によって、いやいやながら取り組んだり、あるいは、乗せてもらったりして、ものにしたものにすぎません。
げんちゃんに、密なスケジュールを組むのも、外からの圧をかけなければ、彼は、あっさり落ちていくからです。その落ち方は、すごいと思います。
自分自身に自分で圧をかけられるようにならなければ、げんちゃんをどこにも出せない、というのが今の状態です。
外側の能力が、そこまで育ってなくても、どこかの学校だったり、就職だったり、もぐりこませることで、自分自身に圧をかけていけるお子さんであれば、わざわざホームスクールを組み立てる必要もないかもと思います。
適切なレベルの集団で、適切な外圧がかかれば、自分がやるべきことを必死でやる子であれば、進路を必死で探してやればいいと思います。もしくは、自分のセルフイメージを正しく持って、近い将来でもいいので、なりたい自分を設定して、努力できる子であれば、ある程度、自由に放逐しても、時々修正してやればいいでしょう。
しかし、げんちゃんは、外圧にでさえ、馬耳東風を決め込むことができます。鈍感力は、まわりに、この子はこれでしかたないか、と思わせる破壊力があるのです。
今年1年、多分このホームスクールスタイルを続けようと考えています。
伸びた外側の力を手に入れただけに、げんちゃんは、それを使って、ずるくマイナスな生き方をしていくリスクをはらんできました。上手に息をするようにつく嘘、ごまかし。頭悪いから、嘘のレベルはちょっとしたことです。でも、今それが大きなことに発展していくのか、しっかり矯められるのか、岐路にいると思います。
もし、彼の悪い性分をしっかり修正することができれば、げんちゃんは、もっともっと伸びていけると思います。
だから、まだまだ今年も、私は気が抜けません。
たとえば、3歳児が、そこそこ能力をつけてきた段階で、わがまま放題させると、大変な人間ができていきます。まるでそんな感じのステージだと思います。
ここまで大変な子はいないな~と思います。表面はソフトでいい子のように見えます。しかし、とても狡猾です。どうすれば、自分が好きなことだけして、適当に生きて行けるのか、さらには、それでいて、周りからは評価されかっこつく、そんな生き方に、本能的にひかれて行ってしまいます。
人にほめられるようなことを表面的にやっても、内面は、ただ評価されたいため、とか、それによって楽したい、とかいうのであれば、決して人間成長はありません。
意識の高い子が、どんどんげんちゃんを追い越していく
考えてみれば、げんちゃんは、モチベーションが高いお子さんからどんどん抜かされて行っています。人は、能力より、意識ややる気、モチベーションこそ大事だと思います。そういうものがあれば、IQですら伸びていきます。
支援学校に行っていたひさしくんは、モチベーションが高く、できないことはげんちゃんよりたくさんあれど、自分の趣味を生かして、老人ホームの慰問など始めています。コメントをくださるあるお嬢さんは、英語が好きで、お母様の想像を超えて伸びて、大学進学を決めたとおっしゃいました。もとは、げんちゃんと同じような能力だったともおっしゃっていました。
たくさん見かけた、能力は低くても、人生は努力するのがあたりまえなんだ、上に向かって生きていきたいんだ、という思いがあるお子さんは、もうそれだけで、可能性を秘めていると思います。
そういうお子さんは、外側の能力をつけていくお手伝いをしてあげさえすればいいからです。
げんちゃんは、その対極にいます。我が子でなければ、当に見放していると思います。やる気のない子を引っ張るの程大変な作業はないし、つまらないからです。
でも捨てるわけにはいきません。我が子が、人として正しく生きていけるように、今年も、全精力を傾けてがんばるしかないと覚悟している次第です。
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