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ここ数日間、私は、げんちゃんの顔も見たくない、というメンタルです。
少し前までは、たとえば、横暴していても、寝る前に、
「げんちゃん、むぎゅっしようか~。」
とか言うと、しかたないな~という顔で応じてくれたり、私が怒っていれば、少し、こっちの顔色もうかがうようなそぶりをしたりして、なんとか、かわいげを保っていましたが、そういうことも、無視するようになって、こっちも、あっそ! というしらけぶり・・
3年生くらいの精神年齢のくせに、態度だけは、なんか、いっぱしの中学生みたいな感じなので、あほか!って言う気になります。
できれば、どこかに預けたいな、という気分です。
たまに、合宿なんかで、家を空けてくれると、私はパラダイス! 来週も、学校の研修旅行が2泊もあって、娘も休み、一日は私も仕事がオフ、となっていて、娘とデートが
いまからわくわくです。
ほんと、発達障害のガキをかかえているママのストレスって、半端ないですよね~。
「お母さん、玄関見たの?」
と、先日、えらそうにげんちゃんが言ったので、は? と言うと、
「くつそろえてるだろう。そろえようと思ったの。」
と言いました。なるほど、それ以来、たまにそろえています・・・・一応ほめました。自分でやろう、と思うとできるんだ・・・・じゃあ、なぜ、これはやらないの? と私はまた思ってしまいます。こっちにしたら、何百回も毎日言い続け、やっとできたんかいな! という感覚で、べたぼめしろ、と言われてもね・・・ですよね。
彼が着替えた後は、洋服は、裏返しにひっくりかえって、床にすさまじい状況で散らばっています。炊飯器からご飯をついだらふたは開けっ放し、とか・・・・数限りなくあります。
それも、何百回も言い続け、まだできないわけで・・・
Sさんいわく、認めてほしい・・・という気持ちも大きいげんちゃんのようです。
前回の英語の人称のことも、翌日K先生が話を聞くと、その前にたった数問した数学の問題で、彼は終わったらしくて、その後英語までまったくやる気はなく、完全にシャットアウトしたそうでした。そういえば、
「あ~、数学かがんばったでしょ!」
と、なんか、偉そうに言っとったな。
でも、とてもとても、がんばったとは思えない量だし、できでした。気持ちは入れていた、確かに入れてましたけど。
ヤツの中では、意識を入れた感覚があって、その持続時間はまだまだきわめて短いのでしょうが、こっちからすると、はあ? という程度にしか思えません。そこをほめろと言われたって・・・
「まあ、意識入れてたね。じゃあなんで、英語は抜くわけ。」
こうなりますよね。
もう、日々のバトル、こっちの努力、裏切り続けられるこっちの気持ち・・・
げんちゃんの都合もあるだろうけど、まずは、こっちの立場になってよ・・・そんな感じです。しらけます。
こっちも、その前の段階というのがあるのだから、げんちゃんが、少しくらい良いレスポンスしたって、そうそう大絶賛とはいきません。そこがわかりませんよね。
たぶん、発達障害の子がこういう認知のずれをかかえて、大きくなっていくと、家族との大きな溝が生まれてくるんだろうな・・・と思います。
そして、ふと、先日、古い友達に会ったときのことを思い出しました。彼女には、弟さんがいたのですが、小さい頃から、家族みんなで、弟のことはあまり話題に出したくない、というオーラを醸し出していました。障害がある、というふうでもないけどな・・と思っていたのですが、今考えれば、発達障害に属する部類だったのだと思います。
私は、何気に、彼女に、
「弟さんも、元気にしてる?」
と、聞きました。なんせ、数十年ぶりに会うので、家族のことを聞くのは、挨拶の一貫です。
「弟?う~ん。行方不明・・・・連絡とってない。」
これ以上つっこまないで、という感じがあって、話は、それで終わりでした。・・
勝手な想像だけど、彼女の家庭にもドラマがあったんでしょうね~。今ほど、発達障害がメジャーではないし、普通っぽいけど、なんか普通じゃない・・・・・そういうずれに、家族は悩んできたのでしょうね。
なんか、よくわかります。行方不明ってのもなんだかわかる。
彼の方でも、さっきのげんちゃんではないけど、それなりに、やろうとした時もあるのかもしれませんね。でも、とうてい、家族側の言い分もわからない。自分サイドの問題はかかえている。認識のずれは、大きくなるばかり。
社会に出れば、家族にたくさん迷惑もかけたかもしれません。
何度も助けて、それでも、ずれてて、やがてせめる家族。対処できない彼・・・・・
いつのまにか、家族との音信がたたれてしまったのかも知れません。
うん。ありうるな~・・・と思います。今のげんちゃんなら充分考えられる。こっちがどう思っているか、なぜ、頭にくるか、自分がどういう状況にあって、どこをめざすべきなのか・・・
何も読めないげんちゃん、いちいち、図を書いて説明してやっても、すぐにはぴんとこないげんちゃん。
なんとか、しっかり治しておかないと、ほんと、行方不明・・・・・なっちゃうげんちゃんでしょう。
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私もroboの療育をスタート(roboが4才)するに当たっての心構えは、同じものでした。しっかり療育しなければ、この子は大変なことになりそうだ、なんとかしなければ!というものです。
精神疾患のリスクは高いですし、失踪や傷害はもちろんのこと、親殺し子殺し、ひきこもりなどなどです。
実際、主人も小さい頃のroboを見て、将来roboと自分は殺し合うのではないかという危機感を抱いたそうです。
しかし、世の中にはそのような道を辿らず、周囲と協調して充実した毎日を過ごしている発達障害の方もしらっしゃるわけですから、私達の努力によって、そのような未来を迎えられる子にして上げたい!と思ったのです。
発達育児は、夢のような華々しい未来に向かっていくことを考えるというより、やはり、げんちゃんママさんが今回、赤裸々な思いをブログに綴って下さった通り、厳しい現実があることを念頭に進めていかなければならない部分もあると思います。
特に中学生くらいになると、可愛いだけではなくなって来るだけに、急に現実が目の前に突き付けられてくる面があると思います。
あいまいだった小学校の時とは違って、周囲との比較がしっかりできるようになり、はっきりと自分の子供の状態が見えて来たりもしますので、将来が少し見通せるようにもなりますよね。
その現実を踏まえて、どう導いていくか、しっかり療育の核とする部分を決める必要があると思います。
今そこを模索する過渡期にありますので、丁度苦しいところでもあると思います。特に皆さん、中学1年生の時は悩まれているようです。中学2年生後半から3年生になれば、だんだんお子さんの方向性が見えて来て覚悟が出来て落ち着く場合も多いようです。
進路もおのずと決まって来ますから、そちらに向けて出来る限りのことをしていくしかありませんし、その頃になれば新たに迎えた思春期仕様の親子関係にも慣れて来ますからね。
ただ、自閉症スペクトラムの子は相手の気持ちや立場を察っしたり理解したりすることを、最も苦手としていますので、周囲の人の期待や考えを踏まえた言動をとることは、とても難しいと思います。
ですから、こちらの方から彼らの脳の中を推測して、周囲の人間の思いを理解できるように教えていくしかないと思います。人の行動や感情のパターンを無数に教えて、人の心に意識を向けられるようにしていかなければならないと思います。
とても地道で時間のかかることだと思いますが、だいたいの方向性が決まる18才になるまでには、まだ5年くらいありますので、頑張っていきたいですね。
中2病ですかね?
思春期は難しいですよね。
息子、ずっと反抗期的ですが、まだまだ甘えたり、優しくしてくれたりするので、大変でも私的にかわいくてかわいくてしょうがないのですが、それすらなくなったら、私も顔もみたくないって感じになるのかなぁ?
多くの子供達が思春期は難しくなり、反抗期的な態度を取る時期で、それが大人まで続くかといったらほとんどは一過性のものですよね。
娘の時の中学校の校長の挨拶で、そうゆう態度が見られたと相談に来られるけど、その際、順調に成長しているということなので、おめでとうと言ってますってことも言ってました。
親への反抗は、近親相姦を防ぐために組み込まれたもの?みたいなこともなにかで聞いたことがあるし、親離れ、子離れの時期なんですかね〜
そうはいっても、辛いし、寂しいですね〜
ロボママさん
ほんとにおっしゃるとおり。
げんちゃんは、ロボ君のずいぶんま~えのステージがいっきにきているのかもしれませんね。
昔が、げんちゃんと、殺し合うイメージはなかったけど、今のやつは、ありうるな、と思います。
もちろん、今すぐ、殺し合うとかではなく、その種を彼の中に見ます。その種を大きく育ててしまったら、可能性はゼロではなくなる、そんな感じです。
げんちゃんは、S先生に、発達障害のお子さんの中でも、ほんとに、手強いメンタルだ、と言われています。彼はほんとずるがしこく、自分の立ち位置を守るために、ほんとに、みごとに、スイッチをオンしたりオフしたりしてくるのです。
自分に有利なことは、ぱっとスイッチをあけて、そうではなければ、こっちが泣こうがわめこうが、スイッチを切ります。そして、時を待って、「終わったの?あ、じゃあ、いいね。ばいばい・・・」
そんな感じです。だから、ぎゅうぎゅーに圧をかけて、危機感をあおって、やっと、いやなところでも、スイッチをひらく、そういうタイプみたいです。それも、引いたり押したり、圧の強さのかげんがいるらしく、もう、私ではなかなか対処できません。
普通のお子さんにきいていた指導が、ほとんど彼には通用しないのかも・・・・そんな気がします。
今、なんとか、こいつを正しい方へ向かわせないと、やばい!さすがの夫さえ、最近は、よく私の話を聞くようになってます。笑
この時期、中学の支援の先生をしている親戚は、マイナスに転んでいく、発達障害の子をたくさん見ているみたいです。家で、指導すれども、もうどうしようもなくなって、時々親に手をあげられて、軽い傷を負ってきたりする子もいるそうですが、親の気持ち分かる、というレベルの子も多いようです。何度訴えてもわかってくれない我が子に、あきれ、虐待とかいうレベルではなく、たたいたりしてしまうのも、ありうるね~、という感じです。
あきらめて放置している親もいるそうです。
なんとか、ここを乗り越えていく子は、やはり、家族、母親、皆、真剣に取り組んでいる所だそうです。
このずるがしこいげんちゃんを相手に、しばらくは格闘です。ずるがしこいエネルギーを、どうにかして、まともな方向へつなげなければなりません。
みかんママさん
この思春期のステージは、発達障害といっても、人によるものが多いと思います。お子さんは、どうなんでしょうね~・・・
対処のしかたも、一通りではないようです。
ある程度、小学校のときに、ステップをふんで上がってきた子は、軽いのかも知れません。でもげんちゃんは、いっきにきているようです。なんせ、意識が、ほんとに出てきてない子だったから。
お子さんは、サッカークラブに所属できていて、人とのからみもたくさんあって、それなりに、小出しにしているから、きっとげんちゃんのようなことはないのかもしれませんね。
しかし、中学時代、どの子もほんとに、大変なんだろうな、と思います。
犯罪者の家族とならないように、なんとか踏ん張りたいと思います。
mさん
コメントありがとうございます。
発達障害というのは、どこか人格破綻している部分があるので、それを正しい方向に持っていくのは大変なことですよね。
小さな頃は、とにかくできないことを持ち上げるので精一杯のところがありましたが、思春期になったら、正しい価値観をしっかりつけさせるのに四苦八苦しますね。
親だけではいきづまる面もありますよね~。
親に暴力をふるう、というのも、衝動でやってしまう子もいて、普通の子を指導するようにしてもなかなかうまくいかず、体が大きくなれば、家族も恐怖感を感じるというのもわかりますね。
身近にそういう中年の男の人がいます。近くにいる人は、彼を刺激しないように注意しているようです。
彼のおいたちを見ていると、親が、自分の子は、普通と思いたがっていたようで、自分の立ち位置をまったく教えていなかったようです。
やはり、成人するまでに、しっかり良い方向へもっていかないと大変なことになるな~と思います。
前向きな考え方、自分がどれだけ普通とずれているか、しっかり事実とちゃんと向き合って、努力していける人間に育てていきたいな、と思います。
がんばっていきましょうね。