>げんちゃんの英語の発表会の緊張ぶりを、Sさんに話したら、
「それは、すごく進化したね~。いい傾向だ。」
と言われました。と同時に、こんなことも言われました。
緊張しているというのは、まわりが見えてきたと言えるんだけど、彼の緊張が、普通の人たちの感じてる緊張とまったく同じか、というと、そうでもないかもしれませんね。普通、人前に出て、緊張するというのは、二つの要素があるんだよね。1つは、周りの人が自分をどう思うか、その評価が気になるという面で、もう一つは、ちゃんとできるか心配、という面です。
しかし、げんちゃんの緊張の原因は、自分が自分に持っているセルフイメージや、自分がこだわっている仕上がりに固執している面が強かったりするんだと思うな。イメージしているもの以外受け付けないような感じだね。
だから、正しいバランスのとれた”緊張”に導いてあげないといけない。そして、そこに至れば、次には、そういうものは必要ないのだ、という段階に乗せる必要がある。
???
まあ、いつものことだけど、私は、混乱します。げんちゃんは、自分というものを、客観的に外から観察する力に欠けます。そういう力がなくて緊張した、となると、確かに、我々の緊張のしかたとは、違うのかもしれませんね。
さて、週末は、サッカーの合宿でした。前日の夜の私の帰りがとても遅いので、私は、げんちゃんに電話を入れました。
ママ「げんちゃん、お母さん帰り遅いんだけど、あなた何かしなきゃいけないよね~・・・」
G「合宿でしょ。わかってるよ。用意するんでしょ。・・・え? できるよ。」
一応、ざっくりやってはいたけど、まだ入ってない物もあって、前日の用意はかかせません。
家に帰ると、げんちゃんなりに、しおりを見ながらやっていました。できは70点くらいでしょうか。
さて、翌朝になって、私は、もう一度げんちゃんに、
「行く前にチェックした方がいいんじゃない?」
と声をかけます。げんちゃんは、朝の用意を終えると、荷物のところに言って、こう言いました。
「最終確認!」
ほう! 最終確認ですか。あんたから、そんな言葉が出るんだ・・・・
それから、げんちゃんは、またおもむろに、しおりを見ながらチェックしています。でも、”今日は、寒そうだから、上着を暖かい物にしよう”、とか、一歩先のつながりは思い至らないようです。とにかく、指定されたものが、なんか、入っていればオーケーといった段階です。
でも、先日の修学旅行の時よりも、またさらに、前進しているようです。
考えてみれば、ほんとに、合宿がストレスフリーに近づいているママです。合宿は、一事が万事ストレス。ぼ~っとしている子に、一から十まで、手取足取り、すべての段取りを教えて、それでも、うまくいかないことだらけ・・・そういう合宿ライフから、やっと抜け出したげんちゃんです。苦節6年、ほんと長い道のりでした。
いやいや、明日帰るまでは油断ならん・・・と思うママでしたが、果たして、帰りはどうだったかというと、
初めて、げんちゃんは、二日目の練習で、ちゃんと違う服を着て、新しい靴下をはいて、もちろん、下着も、ちゃんと着替えて臨んだのでした。しかも、汚れ物は、ビニールにまとめてる。すごい!
初の快挙でしょう。小学校卒業前に、かけこみセーフといった感じです。
自分から広げたり、応用したりすることは、まだできなくても、とりあえず、言われたことを自分なりにこなす、ということはできはじめたようです。
帰りにコーチに色々お話を聞きました。
げんちゃんは、チームで二番目に足が速い、と言ってました。うそでしょ・・・と思わずにいられません。なんせ、運動会は、いつも、びりです。
他の子がたまたま遅いのでしょうか。まあ、でも、いいや、そういうことにしときましょ。
「小さい子の面倒もよく見てくれるんですよ。」
へ~・・・・そうなの? そういえば、支援の先生が、支援クラスのイベントで、小さい子と二人組になって、ゲームをしたら、げんちゃんは、小さい子に、場面場面でゆずったりしていたらしい。
ずいぶん、普通ぽくなってるげんちゃんのようです。このままどんどんどんどん突き進め~~。と願うばかりです。
反抗期始まって、色々あるけれど、げんちゃんに歌って上げようかな~。どんな時でも、君は神様に愛されている。もちろんママからも
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素敵な賛美歌を聴かせていただき、ありがとうございます。roboは先日グレゴリオ聖歌のクリスマスコンサートを聴いて感動したそうで、賛美歌は心が落ち着くから好きみたいです。roboにも、聴かせてみますね。気に入ると思います🎵
S先生の評価は完璧ですね。私もroboが人前で緊張すると言っても、一般の方の緊張とは別種のものだな、と思っています。そこをふまえずに、対処してしまうと、正しく精神的な成長を促せなくなるので、大切なポイントですよね。
重ね重ね、身近にそのような方がいらっしゃることが羨ましいです~。
ところで、げんちゃんが自分のイメージする姿に仕上げることにこだわって緊張するというのは、別の意味での成長でもありますよね。自意識があった方が、向上心が生まれますからね。
まず、「物事を完璧に遂行したい。」というベースがあって、その上に、「でも、最善を尽くしていれば完璧でなくてもいいんだ。」という気持ちを乗せていかなければ、たた、頑張っているつもりになっているだけで、妥協ばかりする向上心のない人間になると思うからです。
そういう意味で、まだ発展途上とはいえ、げんちゃんの精神世界は順調な成長を見せていると思います。
また、合宿の快挙、おめでとうございます!これだけ準備から参加までそつなくこなすげんちゃんはいい意味で「普通」という領域に近づいていますね。
普通が必ずしもいいわけではないと思いますが、要するに以前からお伝えしているように、げんちゃんは総合力が高いんですよね。そういう意味で、いわゆる普通の人、健常な人の姿に似ているんですよね。健常な人は能力が凸凹していなくて、トータル的に見て、なんでもそつなくこなす総合力の高さが特徴なんですものね。
これからは、げんちゃんの総合力を強みに、パーツパーツのクォリティもさらに高めていきたいところですね。いやいや、きっと高まっていくことでしょうね!
年下のお子さんの面倒を見るなんて、それこそ、パーツのクォリティの高さを物語っていますよね。これからが楽しみです~。
ロボママさん
なんか、私のブログは、ロボママさんの、コメも読んで、初めて、正確な理解ができるような、そんな感じになってます~( ^-^)
緊張、違うんですね。私は、わかったような、わからないような、という感じで聞いていました。
ロボママさんの言われる、総合力ですが、Sさんに、そのまま伝えてみました。すると、こんなことを言われていました。
そうだね、げんちゃんは、たしかに、バランスがとれてる方だね。トレーニングをするときは、そっちの方が導きやすい、峰が飛び抜けていて、あとは、落ち込んでいると、まず、その峰の高さを、他の処にもっていって、バランスを取るところからしないといけないからね。と言われました。彼は、映像化して、そういうことを捕らえているんでしょうね。
げんちゃんは、そういう意味でも面白いよ。意識さえ上がれば、全体がどんどん上がる可能性があるからね。とも。
ロボママさんは、sさんから見ると、ほんとに稀有なママなんじゃないかなあ。すごいです。
小さい子のケアができた、ということも、優しさがないわけじゃないけど、全然それが、意識に上ってはないらしいです。私もそれはわかっていましたが、やはりという感じです。
小さい子に対しての余裕は劣等感の裏返し、優越感からのもので、やはり、は普通の子の余裕や優しさが、しっかり、にぎれているわけじゃないみたいでさね。
意識を働かせることを、少しつかんだけど、まだまだ、今からなのでしょうね。
何からコメントしたらいいのでしょうか?
s先生の考察も、なるほど〜と思います。
小さい子の面倒、うちの息子もよくみるんです。下学年の子に、お兄ちゃん的存在で慕われてるって言われるんですけど、クラスではどうしても下っ端の存在になるからそれを埋めるためにそうなってるところがあるのだろうと、なんとなく感じていましが、やはり普通の子のそれとは違うのですね。
げんちゃんの伸びは本当に加速度がついてきていますねー!バランスがとれてるからどんどん上がる、というのもとても納得するできます。
対して我が子は、峰もたいしたことない割に、過敏性だとか情緒の不安定さとか、特性はがっつりもっているので、本当に危うい気がしています。ぐらぐらの上にいろんな力を積み重ねているって感じです。
歌、聴きました。
誰よりも我が子を愛してるのは間違いないのです。何が辛いのかな?と思うと、「標準的なあるべき姿」へのプレッシャーだったり、そこから外れは不安だったり…それが私を苦しめているような気が…
だとすれば、自分自身にも課題があるのでしょうね。
無人島で育てることができたなら、焦らず、おおらかに、もっと自由に育てることができたのかな?と思います。こんなに愛してるのにしんどい、というのが本当のところです。
ゆうママさん
ありがとうございます。でも、加速度はついてませ~ん。たしかに、できたことをピックアップしてしたためると、そのように感じるかもしれないですが、げんちゃんは、ものごとの関係性がつかめず、その証拠に、くもんでは、いまだに、普通の子がやるようにできません。低学年以下です。宿題も、毎日やるんだ、ということは、何度教えても意識にのぼりませんし・・・
普通の子が、そこに注意を向けるだろう、とか、そこは、ここと関係づけて、ちょっと考えるだろう・・・ということが、まったくできないです。教えたことを、前より、やれるようになった、ということなんですよね。
つまり~、いつものパターンの中に入れると、何か、普通っぽい、というのが今のげんちゃんなんでしょうね。
どの子も、特徴があって、その子なりの大変さがあると、Sさんが言ってました。げんちゃんの長所は、全部低いというバランスなんでしょうかね。ゆうママさんのお子さんの特徴も、Sさんは、長所と短所、言い当てるんだろうな~。過敏性、情緒の不安定さ・・・って、確かに、どういうところから来るんでしょうね~。Sさんにぜひ尋ねて、参考になることがあったらお知らせしますね。
ゆうママさん その2
この曲いいでしょ・・・愛されている、と熱唱しているのは、たとえ、あなたの親があなたを見捨てても、あなたを創った神様は、どんな時も、あなたを愛している、というメッセージなのです。たしかに、子供を愛しているから、ちゃんとなってほしいし、まわりと比べるのもしかたないですよ~。人間ですからね。私も、マイナスがクローズアップされると、ほんと、メンタル落ちます。
でも、たとえ、あなたが、人間社会からはずれていようとも、だめな時でも、神様は、あなたに期待し、あなたのそばにいつもいてくれて、重荷をになってくれるんだよ、というのが、世界のベストセラー聖書のメッセージなのです。母の愛は、時にうつろいますが、あなたを創られた方は、あなたを高価で貴いとおっしゃる。製作者が貴いと言われる息子は、ママがそうは感じれなくても、やっぱり貴いのです。世界中を敵にまわしても、あなたは、貴いという事実。そこを受け取っているだけでいいのですよ~。それに、ママがしんどいのも、泣きたいのも、神様が全部知ってくださっている・・・。私はいつもなぐさめられていますよ~・・・
私は、げんちゃんに対して怒り狂ったり、失望したりしますが、神様は、どんな時でも、永遠の愛をもって、あなたを愛している、まあ、そういう歌なんです。
>「標準的なあるべき姿」へのプレッシャーだったり、そこから外れは不安だったり…それが私を苦しめているような気が…
これは、普通に当然あるべき姿だと思いますよ~。ゆうママさんだけじゃありません。
げんちゃん、周りが見え始めたんですねー✨素晴らしい!! 「自分を俯瞰してみる」ことが、これからできるようになりますね。
息子もまだまだ 緊張や恥ずかしいという感覚は弱いです。ちょっと前までは 「大らかなんだな」「海外育ちだから、自分に自信があったり、堂々としているんだな」なんて思ってましたが、最近「自分を俯瞰してみる力」が弱く自他の区別が育ってない為だと気付きました💦
それからは 、俺ってできる的な自分がわかっていない発言の度に、いやいや そこまでできないよー、とか 回りを見てごらんなどと修正してきましたが、なんか息子に「あなたはできない」って言っているようで悲しくもありました。
それでも 周りを見る力は大切ですよね。周りを見た上で自分の行動を振り返るように意識づけできればいいですよね。これからの目標です。
げんちゃんママさま いつもお世話になります。先日もピアノを始める時期などアドバイスくださり有難うございます。
げんちゃんは、またまた進化されていらっしゃいますね。いわゆる伸び期という時なのでしょうか。
我が家も2年前の診断から、その成長期がいつ訪れるのか、いつくるのか待ちわびているところです。よく聞く5歳児、年長児で伸びるという説はドクターや療育の先生には言われます。げんちゃんはいかがでしたでしょうか。現在が何度目の時期でしょうか?
ちょうど昨日息子の診察がありました。我が家はより多くの情報や考えを集めたいと思い、お知り合いの3人の専門医に診て頂いています。昨日の先生は私の先輩の優しいママドクターです。今までどの先生にも自閉症スペクトラム症と言われていましたが、昨日ははっきりと高機能自閉症ですよ言われました。カナーではないことにホッとしたものの、広汎性ではないことに落ち込んだり、嬉しいやら悲しいやら。。。自閉症ってスペクトラムの中でもコアな部分ですから頑固な障害は大人になっても残りそうですね。はあぁ~。
でもその反面、就学は普通級でも大丈夫ですよって。彼の長所は穏やかであることと、過敏でないこと、そして2次障害が出ないタイプであることらしく、そうした高機能の子供たちは普通級にもたくさんいるらしいです。この1年でどれだけ伸びるかだとは思いますが、1年前と比べ言葉が格段に出ていますので、現在は反射のような奇妙な動きを抑え、落ち着いた動きをすることが、次の課題だと感じています。げんちゃんは飛び跳ねたり、興奮したりしませんでしたか?
ひつじさん
たぶん、げんちゃんとご子息はほんとに、同じ感じですよ~。もちろん、げんちゃんの方が、まだ年齢分全段階にいるようですが。
ただ、ひつじさんのお子さんは、げんちゃんより、主張がちょっと強いかもですね。ただそれだけなんだろうな~・・・
合宿は、確かに、進歩してましたが、帰ってくると、日々ストレスフルです。
人の話は聞かない、あつかいにくい、ぴんとがはずれる・・・・三重苦です。もっと、意識が働いて、ちゃんと、自分を等身大でとらえて、正しい判断ができるようになるといいのにな~・・・
itoさん
げんちゃんは、今伸び期なんでしょうか。隣にいつもいると、伸びたとこもわかるけれど、できなくて、どうしようもない部分も目について、あまり、よくわからなくなります。
ただ、以前から、一月とて、伸びてない月はなかった、と言うか、何らかの前進がありました。でも、上学年、この6年生になってからは、伸び率は同じでも、やっと、意識をゆさぶりはじめたというか、質の変化がおこっているのかもしれません。今まで何をやっても、なかなかかわらなかった部分が、少し変わり始めたのかな~、というきざしです。ほんとに、兆し程度のものです。
5才は、げんちゃんは、発達がわかったばかりで、まだ何もコメントできないような時期でした。落ち着いた動き・・・なかなかできなかったですね。友達に危害を加えることもけっこうあったし。ただ、自傷行為とか、パニックであばれたり、とかは、あまりなかったです。
itoさん
低次の脳の機能を、そのまま行動にうつしてしまう時期なんだと思います。高次の脳の改善は、低次の脳がある程度、発達してからしかなされないような感じをもっています。マッサージや運動が効果があるというのもそのためで、早く、知的な落ち着いた行動、と思っても、時間がかかるゆえんですよね。
それから、私は、発達障害の診断の細かいことは、あまりよくわからないのですが、どの子も、やはり意識障害があって、そこが症状の本質じゃないか、と思っています。だからどの診断になっても、ある程度、改善しないといけないポイントは似ていると思います。
でも、itoさんは、たくさんブレインがいてよかったですね。でも、それだけに、自分が判断する力もいりますよね。案外直感が正しかったりすることもあります。