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比率・・・感覚ないんだろうな~・・・今やるのは、まだ早いのかも、と思ってた矢先・・・。何度か教えたら、半分近く正解してるなんて、奇跡みたいなげんちゃんです。ただ暗記だとしても、かすりもしない算数地獄にいるげんちゃん。適当に全部埋めただけでもすごいことなのに、丸がこんなにある! 右は、家でやり直ししました。最初はぜんぜん意味不明のことを書いてました。汗
夏休みが来ました。とうとう。
先日、学校に行った折りに、去年の支援の先生と中学への進路について立ち話をしました。
「げんちゃんは、来年中学は、支援クラスを希望しますか?」
私「そうですね~。でも、希望者が少なくて、げんちゃんの学年はできない、って以前聞いてましたけど。」
先生「もう一つの学校に、希望する方が2人出てきて、げんちゃんが希望すればできますよ。知的クラスは以前からあるんですが、情緒のクラスはげんちゃんが希望すれば、来年からできます。」
ほう! なんかシステムがよくわからないのですが、支援クラスというものは、知的なクラスと、情緒のクラスがあるようで、げんちゃんは2年生の半ばから,情緒クラスに、お世話になっていました。
げんちゃんは、そもそも、5歳のIQは60スタートの子で、私の感覚からすると、情緒、ではなくて、知的なんじゃないの?と思ってました。なんたって、何にもできない、わからない。 あきれるくらい、学校で学習するような内容は、すべてからっきしでした。
情緒という名前通りなら、このクラスは、知的な障害は少ないけど、ソーシャルや生活に問題がある子、というイメージを持ちます。たとえばアスペルガーとか、ギフティッドみたいな子とか・・・
まあ、実際にクラスを眺めたら、確かにそういう子もいないこともないけれど、やっぱり、知的にも障害がありそうな子が多いです。どういう線引きなんでしょうね。私は、その頃、ママの私が、熱心にいろいろやっていたので、それに合わせて、情緒のクラスに配属された、くらいに考えていました。情緒の方が、学習が多いのか、くらいに思っていました。なんせ、知的のクラスには、げんちゃんより、明らかに、しっかりした子もいましたし。
線引きは、あってないようなものなのかな、とか。
でも、ある本を見ていたら、IQ70を境に、それ以上あれば情緒のクラスに、それ以下だと知的のクラス、と書いているものがありました。
なるほど、それが正しいのなら、その頃のげんちゃんは、ウィスク検査が80になっていて、かろうじて、情緒のクラスに配属されたわけか~・・・と思いました。
さて、ブログを更新する暇がありませんでしたが、夏休みに入る前に、げんちゃんの6年生の今までの変化をふりかえってみたいと思います。
4月のげんちゃんと、7月の彼、客観的になって分析してみると、ほんとに進化をとげてるようです。
ずっと、悶々としていたこと。それがは、げんちゃんが、いつまで経っても、意識を変えない、自分からやる気を出したり、自分から考えて行動しないことでした。
いきなり、ぐっと進んだということではないけれど、今振り返ると、あれ、昔はこんなことも、自分から自主的にやってなかった・・・と気づくことが多いです。
たとえば、ピアノの宿題(音符書きの宿題)も、いつのまにか、レッスンに間に合うようにやっていたり、クラスで、テスト中に、精いっぱい取り組んで、そこそこの点数をとってくることが普通になっていたり、いくつかの指示をすんなりこなせたり・・・完璧というわけではないけれど、4月に比べれば、完成度が上がっています。
あの鬼門になっている算数さえ、だめだ~と思っていたら、なんと、ほかの子と同じようにテストを受けて、40点も取ったりしてびっくりしました。しかも、難しい”比率”のとこですから、先生も驚かれていました。実感として比率がわかってるとは思いませんが、テクニックを駆使してとれたとしても、今までのげんちゃんでは、奇跡のようなものです。
少しずつしか進化しないな、と思っていますが、こうやってふりかえると、3か月の進歩は、もしかしたら、驚異的なのかもしれませんね~・・・だって、同じ支援の先輩たちは、決してこんなに変化はしてなかったと思います。何もやらなければ、決して得られない変化なのだと思います。
げんちゃんは、声変わりして、体もなんだかごつごつして、身長も、155センチを超えてきました。中身は、まだまだ幼稚ですが、今まではなかったような反論もしてくるようになってます。
今では、げんちゃんを、支援クラスに入れて一日中すごさせるのは、不自然だと、たぶん、誰もが思うようになっています。
4年のある時までは、支援クラスに置いておいてください。無理に普通クラスに行かせなくてもいいです。まだ早いです。的な、感覚でした。
発達障害、チャレンジしてますが、改善するんですね。相当に・・・
中学はどうなるのでしょう。3か月でこれだけの変化を感じるげんちゃんですから、中学のことを、今から語るのは、まだ早そうです。これは、やはり、ゴールデンエイジと呼ぶのかもしれません。
当然、すかすかのところもあるし、え~っと唖然とすることも多いですが、まあ、伸びていることは確かです。
そして、それとともに、反抗的な態度も、ちらつきだしています。次の段階に入ったのかもしれません。
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げんちゃん、進化していますねー!すごいです!
特に、自分で意識して色々なことに取り組めるようになったところがポイントだと思います。自主性がついて来れば、持てる力をしっかり発揮できるようになるからです。発達障害の子の最大の弱点とも言える部分だと私は思っています。
roboは早生まれなので、今やっと身長が155センチになり、声変わりもし始めたところです。まだ、幼くて反抗期には程遠いです。その分、げんちゃん程は、自主性がまだ育ってない気がします。ピアノの音符書きを間に合わせているなんて、すごいと思います。
げんちゃんくらいの能力があって、自主性がある子は意外と健闘しているパターンが身近には多いです。ママさんのありとあらゆる努力と愛情のおかげで、げんちゃんもいよいよ、いい形に仕上がって来ましたね。
roboも小学校に入学した頃は、個別支援級に一緒に入学した友達の中では、1番何もできませんでした。おっしゃる通り、何もしなければ、ここまでは伸びていなかったかもしれません。私の場合は、まさか、ここまで伸びるとは思わず、少しでも出来ることが増えたり、生きやすくなれば、と思って取り組んでいただけで、そのままあまり変化しないかもなぁと思っていましたから、ずいぶん驚きました。
しかし、roboも時間の感覚や金銭感覚などがスコーンと抜けていて、ものすごく驚かされます。人生ゲームでお金の計算を1枚1枚足して数えていて、時間が掛かっていたりします。roboが得意なことや知識は、生活に役立たないことばかりです。
げんちゃんは、これから、今までの努力が実りとなって収穫できるゴールデンエージを迎えることでしょうね。すごく楽しみですね。
げんちゃん、がんばってますね!
一般の子でもこんな点数とる子は少なからずいますよね。1番苦手な算数でこれなのですから、すごいと思います。
中学は難しいですよね。その先もイメージしなくてはいけないので…そちらの支援級は学年ごとにクラスが置かれてるのですね。こちらは全学年で1クラス。全校で400人くらいいるのに、支援級はたったの2人。そして支援級では内申がつかないので普通高校への進学は建前上できるけど、きわめて稀なケースなんです。
一方中学は普通級での支援はほとんど望めない。おまけに内申がつくといっても我が子の場合は…そして普通高校に行ったとしても、その先を考えるとまたまた不安なのです。
そんなわけでのんびりした私立を視野にいれてみたりしたのですが、選抜があるんですよね〜。もう少し勉強好きだとよかったのですが…反抗期やらいろいろややこしくて。
ほんと、難しいです。
すごーーい!!
学年が上がるにつれて、差が開いていくばかりなのに、(それを実感中)どんどん縮まっていますよね。
本当に、凄いですよ。
本当に、こつこつと取り組まれた事が、実になってきていますね。
うちは現在、下降中ですね。
とにかく、勉強嫌い、やりたくないモードに入っています。
難しくなってきたからでしょうね。
来年以降、もっと難しくなるのにと焦りと暗い気持ちが入り混じっています。
こんなことでくじけちゃいけないのですが。
中学校ですか。
話が逸れますが、こちらの県では高校に高等特別支援学校というものがあり(アスペなど知的に高いと入れない。療育手帳を持っていないと受験できない)、就職率がめちゃくちゃいいそうです。
ですので、競争率も凄く高いそうです。
小学校3年から準備をする塾?みたいなのもあるようです。
(小3って、来年ですが 汗)
受験には縁がないだろうと思っていましたが、発達障害の世界で受験戦争があるとは。
げんちゃん、155センチですか。
毎朝、とんちゃん(110センチ台後半 17.5キロ)の登校風景を見ているのですが、班長(6年男子)の横を歩いています。
野球をやっており、体がしっかりしています。
ふと、「げんちゃんと並ぶと、こんな感じなのかな?」って思った事があります。
きっと、こんな感じなんだろうな。
身体も脳も着々と大人への階段を昇り始めていますね。
ロボママさん
なんか、うれしい励ましのお言葉涙が出そうです~・・・
本人のやる気が出れば、この子達はすごく伸びる・・・っているか、やる気が難しい。
ほんとそうです。げんちゃんは、何もできることが少ない子でしたが、根性はあるな~と思います。
けっこうハードなトレーニングを課してきたけれど、へこたれることなくがんばっています。
この子の大きな取り柄だな、と思います。お姉ちゃんの同じことをしようと思ってもたぶん無理だろうな、と思います。
小学校に入学した時、げんちゃんにこれが出来るイメージがわかない・・・というものが数限りなくありました。
その1つ1つができるようになっていってますね。
でも、今も、これができるようになるイメージがわかない、というものも、新たにたくさんあります。
げんちゃんが、中学になって、自分で、計画して学習計画を立てたり、一人で、テスト準備したりすることもその一つです。
でも、過去も、そういうことが1つ1つクリアできていったので、きっとできる、と思いたいですね。
それと、うちも、今時計のプリントやってます。汗
ゆうママさん
小学校は1000人以上の、マンモスになってるのですが、支援クラスは3つです。情緒、知的、身体的障害がある子、みたいなくくりでしょうか・・・
なんと全部で20人近くに増えてしまいました。
最近街が開発されて、子どもがいっきに増えて、支援クラスも、どんどん増えてます。でも、増えるのは、新しく入ってきた1~2年生が多いです。
中学は、同じようなくくりで全体として1個しかないようです。情緒のクラスは、3人希望者がいたらできるんでしょうね。
今までは希望者なしでできなかったのが、げんちゃんの学年の子がげんちゃんを含めて3人いるので、げんちゃんが希望すれば始めてできるということのようです。
しかし、支援クラスに行くと、高校進学に不利になるのか、ちょっと聞いてみる必要ありますね。
法律的には、差別をするのは違反のようですけどね。
げんちゃんは、高校はお姉ちゃんと同じ高校がいいな~と思うのですが、高望みかな~。
中学受験はかすりもしなかったですが、あと3年したら、またずいぶん進化していることを夢見てます。
確かに、思春期・・・そうこっちの思惑通りにはいかないですよね。
こっちとしては、反抗期とかなってる場合じゃないでしょ。と言いたいですが、これも、ちゃんと通過しないと、あとで、どかんときそうですよね。
今年の夏休みは、今まででもっとも仕事が忙しいのですが、なんとななるといいです。
学校でテストがとれたとしても、生活の心配、適応の心配、もう祈るような気持ちですよね・・親は。
とんままさん
下降中・・・ですか。わかります。げんちゃんも、どうやってもなんか、こっちの思うようにならないときが多々ありました。
そろそろ普通クラスにさらすのがいいかな、なんて思ってると、どか~んと、やらかしてくれて。
20までの加減で四苦八苦しているのに、割り算が出てきて、もうお手上げだ~・・・と泣きそうになったり。
でも、ためと、伸びが繰り返されるようです。後退に見えるときは、ためてるんだと思います。
本人のくいつきが、今でも悪すぎる日、多々ありますよ。
1週間続くとさすがにあせります。でも、次の週、あれ、また伸びた・・みたいなこともありますね。
とにかく低学年の時は、苦しいです。げんちゃんも今の姿は、まったくイメージできなかったです。
とにかく、毎日積み重ねていくだけですよね。きっと良い展開になると信じます。
とんままさん その2
公立高校で発達障害の子を意識したクラスは、福岡もいくつかあるそうですが、倍率高いと聞きました。まだ、高校のイメージはもってないですが、中学は3年しかないし、なんか、怒濤のように過ぎ去りそうです。
ゴールは、社会で活躍しているげんちゃん・・・どうなることでしょうね~。
さっきから書き足しばかりですみません。
高等特別支援学校の件ですが、勿論、改善して普通高校に進学ってなってくれるのが1番です。
しかし、改善できなかった場合の選択肢として、考えたのです。
勿論、げんちゃんのようになれるよう、頑張って行きますよ〜
げんちゃんママ様
いつも励ましのブログありがとうございます。そしてげんちゃんを大切に思われての数々の挑戦、本当に頭が下がります。げんちゃんも大好きなママについていかれ健気でかわいいですね。天才をつくるメソッドがテレビで放映されていましたが、私はゲンちゃんママを思い出していました。
数字だけ目を向けてしまうことは失礼かと思いますが、60→80へアップしていることに驚きました。あと一歩でグレーゾーンではなくなるんですね。今の医学界、教育界から考えて軽度から境界域へ入ることはたまにあるかもしれません。でもげんちゃんが目指す正常の域の2ステップアップは稀にみる現実だと。
学会発表してほしいレベルのエビデンスですよね。知的障害児を研究しているドクターっているんでしょうか。精神障害と発達障害は全く違うのに同じような薬物治療しかなく、診断を受けたものが普通級目指すなんてありえないと言われています。
もちろんIQだけでなく、数字で測れない非認知能力なども大切ですが、幼児の親である私たちが比べやすいのが数値ですから、こうした結果をもっと多くの専門家の方に知っていただきたいと思います。
とんままさん
確かに、げんちゃんも、高校で、どこも入れないような場合も想定しなくてはいけませんね~・・・
その時になって考えよう・・・的なスタンスでした。笑
確かに中学はおっそろしいな~。
itoさん
ありがとうございます。ウィスク60から80という結果は、確かに、努力の結果ですよね~。学会発表物とは、今まで考えたこともなかったですが、言われてみれば、伸びた、と言って数値化できるものって。こういう検査以外なかなかないですよね~。
だから、人前で、データ化することがむつかしく、知的障害は治らない、という常識がそのまま信じられたりするんですよね。安易に薬物療法をすすめるしか脳のない人もいますしね~・・
まだまだげんちゃんは、結果が出せたと、いうことまできてないのですが、成績も生活も、何の遜色もない奇跡的な日がやってきたら、ほんと学会発表したいですね~~。
まあ、現実は、なかなか、考えこむことが多いのですが、進化し続けていることは確かです。
振り返れば、私のげんちゃんへの対応も、ずいぶん楽になってます。
中学が、ほんとに恐ろしい限りですが、今までもなんとかなったんだから、なんとかなるだろう、と思ってがんばります。
Kさん
福岡の中学校のアドバイスほんとにありがとうございます。
なるほど、中学にそのまま言って、聞いてくればいいですね。
暇を見つけて、いくことにしましょう。
小学校でも、入るとき、校長先生と初めにゆっくりお交わりすることができて、道が開けた感がありました。なんと、その先生は、退職されて、今は、就学相談委員になって、げんちゃんの就学相談の相談員になられているそうです。なんて心強い! と思います。がんがん出ていって、先生方と顔見知りになって、げんちゃんのバックアップができるといいです。
ところで、うちの親戚が、福岡の中学校の教師をしていて、彼女は、支援クラスに教えに行ってるそうです。支援クラスも、先生方が同様に、単元別で教えている様子でした。
夏休み明け、げんちゃんの成績次第、生活状況次第・・・中学のことがだんだん現実味を帯びてきてますよね~。
9月にウィスクを受けます。先生との懇談では、まだまだ普通クラスだけ、っていうのは、ちょっと早いな、と思われました。
高校は、のんびりしたミッションにやりたいな~と思ってるのですが、だめなら、そうですね~。フィジーの高校とか・・・なんか、日本脱出もいいかもしれませんね~。それもだめなら、1年浪人・・・そこで学習はつじつま合わせたり・・・型にはめなくてもいいかな~、とか、勝手にいろいろ妄想します。
最悪一度奉公に出すとか・・・それから、高校に再度入学とか、まあ、なんでもありかな~と思います。
ただ、思うのは、社会に通用する能力をつけてほしいです。学校はどういう方向性でもかまわないのですが、力がないのはこまりますね。
何がおこっても、でんとかまえて動じないように、何か道は開けると信じましょう。そういえるのも、子供に力があるからで、力がぜんぜんついていないと・・・どうなるんでしょうね~。やれやれ。気が重いことですね。