ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
それって何? から始まった。

トップページ

発達障害と側わん症 その2、体のゆがみと脳

>

前回側弯症の記事を書いてから、げんちゃんの同級生のおうちにうかがって話をしていると、その子も側弯をチェックされたのだそうです。
女のお子さんで、その子は、ハードな体操教室に週4日も通う、ばりばりの体育女子です。バク転、側転、自由自在な子なのになぜ?
もちろん見た目ではまったく問題ありません。

私は、ちょっとその子にある動きをさせてみました。すると、左右で足の開き方にとても差がありました。聞いてみると、体操の練習も、左右のやりやすさにずいぶん差を感じる種目があるとか。
骨盤の状態をチェックすると、どうもゆがみがあるような感じです。寝かせて、足を見ると、なんと指先1つ、左右の長さに差がありました。

ちょっとびっくりしました。こんなにばりばりのお子さんでも、体のゆがみ、というのは、人ごとではないんだな、と思いました。
最近仕入れた、骨盤体操などを、おすすめしました。

プロが教える体操教室は、ストレッチも十分だし、筋肉を鍛えるのもしっかりやってます。

でも、ゆるめたり、ゆがみをそのままにせずにもどしたり・・・というようなところは、完璧にはいかないようです。

筋肉の弱さも側弯の引き金になるし、どこかでできてしまったちょっとしたゆがみも、やはり曲がって育ってしまう原因になるということのようです。筋力がある子は、一見問題が出にくいですが、もしかしたら、運動をやめた頃、色んな不具合を感じてくる危険性があるのかもしれません。

こんなことがあったので、体について、色々考えることになりました。

発達障害のげんちゃんのような子は、もとがふらふらしていて、まずは、とにかく、手当たり次第に、筋肉を鍛えることが緊急課題でした。他のお子さんができるようなこと、たとえばば、三輪車に乗る、とか、ぶら下がる、とか、そういう出来て当たり前のことができませんでした。私は、寸暇をおしんで、げんちゃんに運動をさせ、とにかく、スパルタのようなことをして、彼に筋肉をつけてきたわけです。

おかげで、スタミナはばっちり、水泳も、25メートルはすいすい。とりあえず、サッカーも野球も、まったくやってないどんくさいお子さんよりは、できる、くらいになっています。まあ、クラスのその他大勢のどこかに入るくらいにはなってる・・・・・そんな感じです。

でも、実際のところは、練習で底上げして、なんとか、おおざっぱにできるように見える、ということで、細かい点では、まだやることがたくさんあるんだな、と思います。関節の可動域という点では、まだ体が硬すぎるし、体も、側わんと言われるだけあって、ゆがみもある。

頭蓋仙骨療法の先生に言わせると、背骨のゆがみや、骨盤のゆがみは、頭蓋仙骨システムに弊害をおこすこともあるそうで、ないにこしたことはないようです。

体をしなやかに自分の思い通りに動かせる、というのは、小脳の働きなのかな? よくわからないけれど、まだまだげんちゃんには手の届かない到達点なんでしょうね~。

10分でも、20分でも、とにかく毎日取り組むことを目標に、いくつかの、ゆるいけれど、気持ちがよくて、ゆがみをとりつつ、関節の可動域を広げ、さらに鍛えてくれる、すぐれもののエクスサイズを続けようと思います。(前回貼り付けたエクスサイズに、いくつかプラスしてやってます。)

 さて、こういう体のぎこちなさと何か関係があるのか、げんちゃんは、色んなことが改善しているけれど、どんと、すっこぬけていることも多いです。

 2オクターブの音符をドから順番に書いていく、なんてことが、毎度毎度間違ってしまうとか、お誕生日のホールのケーキを、6等分できなかったとか、かかった時間を、ざっくり、40分とか30分とか、言い表せなかったり(時計はかろうじて読めるけど、頭の中に時間の数値化がまったくできてないみたいです。)・・・とか、お金を並べて、合計を言えない、とか(桁の感覚が、あいかわらずできてないみたいです。)・・・

 えっ? と思うような瞬間があります。
どの部分が、体と関係するのかは不明だけど、体を自由自在にあやつれるげんちゃんになったら、たぶん、色んなことがもっと伸びるかな、と期待して取り組んでみてます。

 

公開コメント 承認後公開

  1. robo223 より:

    抗重力筋を強化するなら、体操で充分なんでしょうが、側彎症の予防にはゆがみをとるエクササイズがやっぱり必要なんですね。湾曲しているのですから、当然なんでしょうが、筋力を鍛えておくだけでは、予防にならないんですね。原因は、筋力不足だけではないんですね。

    いずれにしても、おっしゃる通り、体の軸がゆがみなく、しっかりしている方が、脳に血流がうまくめぐり、能力アップにつながるに決まってますよね。

    あと、発達障害のお子さんは、口呼吸の場合が多いですよね。口呼吸だと集中力が持続しにくいらしいので、鼻呼吸にしていくことも、力を発揮させる一歩につながるのかな、と常々思っています。「あいうえべ体操」をすると、鼻呼吸になり、インフルエンザ感染予防のために役立つとテレビでやっていましたが、本当に効果があるんですかね。げんちゃんは鼻呼吸が出来ていますか?

    やはり、発達障害の子には、まずは、体作りが大切ですね。

  2. glow-gen より:

    ロボママさん
    お返事おそくなってすみません。
    ほんと、体のこと1つとっても奥が深いですね。
    げんちゃんは、続けて3時間学習の時間をとることが多いです。途中ボール打ちとか少し入れたりはするものの、基本少しの休憩でだいたい続けます。
    でも、かなり、集中出来るときと、ぜんぜんだめなときと、すごく差があります。
    普通の子よりその差激しいです。体幹ができてこそ、これだけ続けられるとおもうけれど、集中は、また違う要素のようです。
    覚醒してないような時も多いです。睡眠のパターンが悪いのかな、とかねがね思っていて、歯ぎしりもすごくて、マウスピースをしてます。

    なんか、まだまだ体のこと、知らないことだらけなんだろうな、と思います。
    口呼吸ですが、舌の力が弱いので、舌が下に落ちてしまっていて、それで口が閉じず、鼻呼吸ができてない時が多いと感じます。舌のエクスサイズはいいと思いますね。確かに。
    私は、美容でやってるけど(笑) なかなかいいです。
    ただ、はながつまっている子もいますね。上顎下顎、小さい子がおおくなってますもんね~

    ありがとうございます。

  3. とんまま より:

    げんちゃん、側湾の指摘があったのですね。
    とんちゃんもありますよ。
    2~3才で指摘され、未だに指摘され続けています。
    げんままさんの記事のお陰で、側湾を思い出しました
    (日常、ほぼ忘れています)

    仰る通り、世間では、そのまま放置しておいて(言い方が悪いですが)酷くなったら手術ですね。
    ですので、私もどうしたらいいのかわからないまま、時が過ぎていきました。
    (わざわざ上京して某有名な側湾の先生の診察にも行きましたが、先生が上から目線で凄い嫌でした)
    小さかったから、エクササイズもできず…
    (他の疾患もあるし、色々取り組みしたいし、側湾ばかりに構っていられなかったというのもありますね)

    ただ、整体には行っていて、酷くならないようには努めていました。

    もうそろそろ、エクササイズができそうですので、色々試させてもらいます。

    とんちゃんは左に下がっているのです。
    右利きなので、どうしてもその傾向はあります。
    机上で行う作業は特に、左下がりになりやすいですね。

    筋力の弱さから来ているのは、確かだと思います。
    うちはまだまだ基本的な筋力を鍛える段階です。
    関節の可動域も本当に酷いです。
    側湾のせいか、背中が丸まらないです。(側湾部分の一部椎間板が非常に薄い)
    他の方が仰っていた、だんごむしが出来ません。

    側湾の測定はレントゲンの結果で測りますが、発達障害児たちは、ちゃんと真っ直ぐ立っているのかも怪しいのです。
    立ち方一つで、数値(側湾の角度)が違いますからね。

    これからぐんと背が伸びる時期ですね。
    エクササイズで現状維持、よくて治ったとなればいいですね。

    どうしてこの子達はこうもあちこち悪いんだ!!
    やってられない!!
    と側湾判定が出た頃は思っていましたが、今はわかります。
    一つ狂うと、あちこちに歪がで出ますからね。

    とんちゃんも脱力出来ません。
    深呼吸もわからない。
    まだまだ、こんなレベルです。

  4. とんまま より:

    連続してすみません。

    roboさんが仰っていた、あいうべ体操をやっています。
    「べー」で舌が出ないんですよね。
    下の前歯で止めているのです。

    鏡を見ながらやると、若干出る感じがしますが、まだまだ。
    たまに私が舌を引っ張り出そうとしますが…
    当然、いい顔しませんよね。

    これも、舌の力が弱いんだなと認識しています。
    起きている時間は殆ど、口呼吸でいます。
    (睡眠中は鼻呼吸が多い)

    それと、以前、周辺視について書かれていましたね。
    ちょうどそのちょっと前に、周辺視ブーム(笑)でした。
    ミニカー等で視覚刺激をするあの行動、周辺視と関係しているという本を読んだもので。
    周辺視を使えるようになれば、あの怪しい行動も減るんだ!!と解決策が見えて、嬉しかったです。

    でも、即改善とは行かず、地道な努力が必要なようです。

  5. ゆうママ より:

    こんにちは。
    6等分…うちの息子も危ういです。

    問題が解けることと、感覚的にわかっていることって違うのだな〜って気がします。

    本当に本当にびっくりした問題が

    お父さんは今36才、子どもは12才。比率は3倍。10年後、20年後はどうなってるでしょう?

    っていう問題で、10年後のお父さんの年齢を360才と言った息子です。

    まず問題は

    何も考えずに10をかけたこと。(それまで掛けてだす文章題が続いてたんです。なので、機械的にかけたのだと思います)
    そして、年齢として360才はありえないことに気づかないこと。

    こういうことがちょいちょい起きるのです。

    この感覚の身につかなさはなんなのでしょうね?例えば、スーパーに買い物にいって、「2割引」がどれくらいを意味するか?とか、目的地に行くのに、どういうルートで行くのが早いのか?とか、そういった力を感覚として身につけてほしいと思うんです。

    算数が今、割合の単元ですが、3:2が5個にわけて3と2なのだと、感覚的にわかってないな〜と思います。機械的に問題解けてもね〜って思っています。

    夏休み、なんだか気ばかり焦ります。恐れ多くも、個別塾の夏期集中講座を受講します。ギブアップ(先生が??)するかもしれませんが(涙)

  6. ゆうて より:

    10年の年齢…わたしが「えっ???」というだけで脳がフリーズ。こんな脱力するような間違いに対して、
    「では、1年後は?」「2年後は?」「じゃあ10年後は?」
    これで答えれます。こういうのは注意欠陥?学習障害?
    こういうことを平気でしてしまうのです。何を教えていったらいいのでしょうね?やはり脳そのものの改善ですかね?
    脳の柔軟性を高める方法ってありますか?とにかくすぐにフリーズする、リセットできない、これがなんとかならないかと思っています。

  7. glow-gen より:

    とんままさん
    そうでしたか~。側弯って、けっこう多いですね。
    私の主治医の整体の先生は、すごく腕がいいので信頼してるのですが、彼が、言うには、
    けっこう、子どものときに、股関節がずれている子が多いそうで、脱臼はしてないけど、ずれているままいってしまうのだとか。
    なるほど、と思います。子どもの股関節脱臼はときにあるけれど、少しずれる程度は、みつけにくいし、整形では、スルーされるので、その影響が、やがて背骨にいくのは理解できます。

    そう思って見ていると、子どもでも、肩の高さがずいぶん違う子や、見るからにずれてる子、けっこういますね。

    あいうべ体操、べろが出ないという話しですが、舌小帯といって、べろのすじが短くて、出ないこともあるようです。げんちゃんは、それで、乳児の時に、切りました。乳児だと、麻酔もなく、ぷちっと切るだけでした。
    すじがひっぱていて物理的に出ない。発音もそのせいで少ししたったらずになったりします。
    それがないのだったら、やっぱり、べろの力が弱いのかもですね~。
    ほんと、さまざまありますよね~・・・・

  8. glow-gen より:

    とんままさん
    周辺視とミニカーをぎこぎこ・・・の行動。(たぶん、じっとして、ミニカーを動かして、ず~~っと見てる行動ですよね。げんちゃんも、幼児のときありました。)

    それって、どう周辺視に関係するのですか。詳しく知りたいです~。

  9. glow-gen より:

    ゆうママさん
    もう、わかりすぎるくらいわかります。
    感覚がないんですよ。つねに、数字遊びの世界で、実態がないんです。
    比率は、おそろしいですよね~。6年は、今までの集大成みたいな算数です。もう、びびりながら教えているようなもんです。
    え~~~! ひえ~~! みたいなことがしょっちゅうです。
    なかなか時間がなくて、更新できなくて、そのあたり書けてないのですが、びっくりだらけです。

    なんせ、お金を合計する計算アプリがあるのですが、金種の合計をいまだにしょっちゅうまちがってます。
    5えん玉と、1円玉3つみれば、すぐ、8とわかりそうなものなのに、5,6、7,8・・と数えてますよ。驚きます。
    たては横のどれだけ? と質問すると、指をそのはばにして、
    「これだけ!」
    とか言ったり。だから、どれだけって聞いてるでしょ!
    ふざけてるのか~と言いたくなります。
    算数用語の意味もわかってないことも多いです。算数は、いまだ鬼門のげんちゃんです。

  10. glow-gen より:

    ゆうママさん その2
    すぐにフリーズ、これも同じです。
    比率のところで、あまりにもひどかったので、声を荒げたら、もう、さらにわからなくなってました。

    それで、もう、この単元はあきらめようと思ったら、次の日
    40点も取ってきて、え~、少しはわかるとこもあったの?というかんじでした。
    らくさが大きすぎて、ジェットコースターみたいですね。

  11. とんまま より:

    げんままさん、周辺視と視覚刺激遊びについて、書かせて頂きます。
    ご存知のことも多いかと思いますが…

    中心視と周辺視というものがあります。
    中心視は網膜の中心部分。
    色、形、輪郭に反応。動いているものにしっかり焦点を合わせ、目で追う機能。
    識別系。

    周辺視は網膜の周辺部分。
    周囲の明暗、外界の動きに反応。
    原始系、防衛行動。

    視覚刺激遊び(手をひらひら、おもちゃを左右に動かす)は、中心視が育っていない、未発達であるがゆえに、こう言う事をするそうです。
    また、中心視が育っていないから、目が回らないし、はさみ、球技、板書の苦手、周囲のものに気を取られやすくなるという弊害も出てきます。

    発達児にはよくある症状ですよね。

    ということで、中心視を発達させるトレーニングが必要だということです。

    この情報は木村順先生の本に出てきます。
    わかりやすく運動療育を教えてくれています。
    作業療法では有名な先生ですね。

    ※すみません、先日、視覚刺激遊びを減らすには周辺視を育てると書いてしまいましたが、中心視を育てるの間違いです(汗)
    誤った情報ですから、コメント削除し、再度アップしても良いですか?

  12. とんまま より:

    自分で書いておきながら、疑問なんですが、周辺視を使った遊びをするのに、いざ実生活となると、周辺視が上手く活かされていない気がするのです。
    (げんままさんが以前仰っていた、サッカーの選手のように)

    サッカー選手はレベルが違い過ぎですが、何ででしょうかね。

    周辺視を有効に活用できていないという事なんでしょうかね。
    これには周辺視プラス知的な部分も入ってくるからかな?

非公開コメントはこちら

コメントを非公開にしたい方はフォームで直接メッセージください。お返事はコメント欄にいたします。

    タイトルとURLをコピーしました