左の指先は、折り込んで関節で紙を把持している。
ふつうの子においついてはいないのだけど、2月に入って、やっぱり、げんちゃんは伸びているようです。
秋に一段階上った感じがあったけど、またここへ来て上がったかな?
でも、2年生並みの手触りなのはなかなかかわりませんけどね~。どうしたら、他の子と同じようなステージに行けるのかな~。
今日ホームスクールで思いっきり気づいてしまいました。げんちゃんの指先は、右はかなりいいとこまで来てるけど、左はだめだ、ということです。勉強のあいまに、公文の幼稚園児向けのペーパークラフトをさせると、はさみを持つ右手は、ひとさし指の先を使っているけど、左は、指を丸めて関節のところで紙をささえていました。
指先のできてない子は、ゆびをグーチョキパーのグーに近い形で使ったり、指先ではなく、指の腹を使います。指が完成するほど、指の先の小さなエリアを使って、「つまむ」 という行為を見事にやりとげます。
やれやれ、まだまだあか抜けないな~。げんちゃんは、ブロック、積み木系をまったくしない、できない子供でしたが、3年あたりから、敏感期(そのことにはまって、能力を開発させる期間)がきたようで、今は、レゴ、ラキュウを夢中で作ります。
日曜日の朝どっぷりさせるのと、長風呂して風呂場においてあるラキュウで遊ばせるのが、ここ10か月くらいの日課です。左手の指先は、意識して使わせる必要がありますが、これでも指の能力は、ブロックのたぐいでずいぶん、伸びているのでしょう
ちなみに、つまむ、という行為は、ピアノでは、なかなか伸ばせないようにも思います。
分数は、今日のホームスクールで3回目です。最初に取り組んでみたのは、20日ほど前。初見の時よりましだけど、あいかわらず、悲惨です。
チャレンジタッチの基礎問題をひたすら、何回も繰り返します。今日は、3回目・・・
教材では、数直線で分数を教えていますが、どうも、そのやりかたはこの子たちはピンと来ない様子です。
ピザのイメージで丸をひたすら書かせて、切らせて、どの問題も、実際にピザを切る感じで、図を書かせてやりました。5分の5は1とか言わず、とにかく、図にして計算させる。むしろ、書かせて数えさせる。
やっていて、なんだか、げんママ少しわかったような気になりました。
消しゴムを使うやりかたに準じて、ひたすら具体的に書かせる。そこから概念を教えるのではなく、ひたすら体験させる。
げんちゃん、いくつも計算問題を図で数えさせて回答させてくると、少しずつ、分数に慣れてきた感触です。帯分数は、ピザまるまる一個と、ピースに分けたピザのピース何個分。仮分数は、ピザすべてに切り目を入れる。 なんて。
(円をほどよいかげんに描くのも、あたりまえじゃないです。去年はできてなかったからね~。円を描く。ほどよく分ける線を描く。そういうのが、できてきたげんちゃんは、もう、それだけで、普通の教え方ができるってことなのですよ~。ここんとこ、発達育児やってるママならわかるでしょ~。普通のノウハウが使えることのすばらしさ!)
なんでも、最初は、具体物で作業に徹するのが学習障害むきなんだろうな~。つい理論を早くわからせたくなるんですけどね・・
げんちゃんは、先日まで、20までの加減に四苦八苦して先に行けないような子だったので、分数やったり、少数の計算やったりしてるのは、すごいことかもしれないけれど、まだ20までだって、普通の慣れたお子さんにくらべると、けっこう時間がかかります。
普通列車で、特急ダイヤを走らせているようなものかもしれませんね。先に進みながらも、しっかり計算力を反復したり、感覚をつけるトレーニングしたりは、並行してやらねばなりませんね。
だから、先のプログラムは、滞っていてあたりまえ、愛をもって教えねば・・・と思いますが、現実は、いら~っとすることの連続です。ついおこってしまいますね~。笑
「なんでわからないの?」
(画像が反転してすんません 。今こそ、やっと100玉が入っていくみたいです。また、取り出してきて、作業させはじめました。)以前は、まったく役にたつ感じがしない教材でした。)
体操の先生のレッスンも受けました。縄跳びが今回の課題です。縄跳びなんて、確か、1年生くらいの時に、がんばって、なんとか、かするくらいにさせてたかな~。それ以来でしたが、少し教えていただくと、すぐに、後ろ周りが、10回ほどできるようになりました。
前から、ずっと、ラジオ体操がうまくできない。フォームが異常だ。ということを感じていたので、先生に言うと、いっしょにやっていただきました。すると、どうでしょう。しばらく取り組んでいない間に、縄跳びと同じく、ほとんど問題なくできるようになってました。いろんな能力があがった結果なのでしょう。
地道に地道に一歩ずつ、チリも積もれば的な、進化だな~と思いました。
こんなこと書くと、がっかりするかもしれないけれど、どのメソッドも、これをやったら劇的~、みたいなのって、あんまりないようです。コツコツと小銭貯金なんでしょうね~。ふ~
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はじめまして。小学2年の男の子をもつ母です。いつもブログを拝見してます。 家は、入学してから担任の先生に全体の指示が入りにくい時がある、手先の動作の難しさなどを言われ、2年生になって発達相談に行きました。何度か面談や検査をして、診断がつくかつかないかというところといわれています。
先日、担任の先生から図工の時に手先がぎこちないと、のりや紙のはりかたなど細かい点を言われました。家では手先に良いと言われる体操をしたり、折り紙をよくやってはいます。工作は、あまりやりたがらないので、一緒にやろうとおもってもやる気がなかなか。。。というところです。 げんママさんは、今までどんな工作をやっていますか?
うちはピアノのレッスンで毎回、プラスチックの花形おはじきを2本の指でつまみ、10秒間でどれだけ高く積み上げれるか、といったことをしています。ピアノの指番号で、1と2、1と3、1と4、1と5、と左右それぞれの手で順にしてます。うちの子も、指先がつかえず、折り紙、工作、そろばんの手さばきetc、不器用極まりなく、悲鳴ものですが、おはじきの訓練の成果なのか、最近少しはましになってきたかもなあ・・・と感じています。まったく見当はずれな見解かもしれませんが、どうでしょうか?
rinrinさん
コメントありがとうございます。工作ですか~。今も困難を極めてますよ。
げんちゃんは、小学校にあがって、いつの頃からか、工作をはじめたのですが、箱を一部切って、トンネル、または、駐車場。それしか作りません。一部切りとっただけ、あとは、字や絵を少し描く。他の物を作って、と言っても、ぜんぜん作りません。
それで、公文の幼稚園向きをぼちぼち与えて、なんとかやらせたり、くたくたになりながら、こっちが指導して、簡単なものを作らせる。そういうことをして、4年になりました。
4年になったら、切る貼る折る・・・などの工作に必要な基礎技術ができてきたので、夏休みあたりから、工作のテキストにしたがって、少しずつサポートしながら作品をしあげています。
今は、土曜日に、時々大学生のおねえちゃんにきてもらってとにかく、作品を作る・・・学習の一貫としてやってます。
最初の船は、7時間くらいかかりましたが、やっぱり、継続すると、少しずつ早くなって、そこそこの作品ができます。
ただし~。自発的に、4年生レベルの物、いや、そこまでいかなくても、工作好きの子が作るように、自分で、工夫して何かを作ることは皆無です。
だから、rinrinさんの書かれていることよ~くわかります。いっしょにやると言っても、時間だけロスする感じでした。
やっと、今、いっしょにトレーニングの時がきたのだと思います。
公文の紙工作はいいです。でも、げんちゃん、それさえ、1~2年の時は、けっこう時間くってました。その他には、折り紙、幼児向きの物を、その通りに、少しずつやる程度で良いのではないでしょうか。
そのうち、時が熟してきたら、どんどんやらせていったらいいですよ。
カメ子さん
つまむ練習いいですね。おはじきを最初にやるのはアイデアですね。
小豆をつまんだり、色々工夫して、みなさん取り組んでいるのではないでしょうか。
指先から頭へ・・・頭から指先へ・・・どっちが進化しても、双方向に進化しますものね。げんちゃんは、最近ピアノが伸びてます。
ドソミソと、左手で伴奏入れながら曲を弾くのがやっとクリアしました。
あれは、相当難儀してました。発達障害の子は、左手と右手、違うメロディーをかなでるピアノは、とても難しいそうです。確かに、今まで、普通の子にはない、苦労してましたよ。
それも、少しつながってきたのかな・・と思います。
出力の上学年となれ~と思います。
以前コメントさせていただいた、年中の自閉症スペクトラム娘の母です。
げんママさんがブログでよく使われる、「能力の底上げ」という言葉が本当に大好きで、その言葉を励みにまずは粗大&微細運動のスキルアップを頑張っています。
毎週末、アスレチックがある公園等に連れていっていた成果がでたのか、難しい遊具でも上手に遊べるようになってきたのですが、やっぱり鉄棒や縄跳び、跳び箱は、まだ身体を上手く使えないのか、本人もやりたがりません…
低緊張で、特に上半身の力が弱いので、鉄棒は未だにぶら下がるのみです。
ピアノは本当に脳に良さそうですよね。
私は習っていませんでしたが、中学生の頃、頭良かった周りの同級生はみんなピアノを習っていました。
娘にもそのうち習わせてみたいです。
詳しくお返事ありがとうございます。繰り返し読ませてもらいました。7時間かけての工作はすごいですね。ドリル式の切り張り練習帳を買ってきて、やり始めたところです。数日前、担任の先生からのりの持ち方や調節しながらののりの出し方や紙のはりかたなど、細かく言われ少し落ち込んでいたのですが、できることからコツコツですね。
おかげで勇気とやる気が出てきました。またコメント、入れさせてください。
しょうママさん
年中さんですか~。げんちゃん、やっと発達に気付いた頃です。あの頃のブログをふと読んだら、げんちゃんを叱ったらげんちゃんが、泣いた。進歩。と書いてありました。つまり、叱っても、空を見て自分の世界に入っているだけの子だったんですよね。
我ながら、え、そこまでがっつりの子だったんだ、って、あらためてびっくりしました。
げんちゃんは、いつまでも、まだまだ・・・って感じですが。もしかしたら、ものすごいスピードで伸びているのかも?と思いました。
その頃を思い出しながら・・・
鉄棒にぶら下がれるだけすごいですよ。げんんちゃん、落ちましたからね~・・・無理矢理させたら、手が耐えられなくて・・・
難しい遊具・・・さけてました。棒登りなんて、いまだにどうかな、というかんじだし、降りてくるのさえ、できたのは小学校ころじゃないかな?立派なもんです。
縄跳び、跳び箱・・・ははは・・・させようとしたとは思うけど。
年長で、一番低いタイヤ飛びを、いやいやながら、なんとかクリア、だったかな?
もう忘れちゃいましたが・・・それでも、けっこう今は進化してますから、あせらず、地道に一歩一歩、でも確実に・・
そう「能力の底上げ」です。
ピアノは、時期が来てからでいいと思いますよ~。たぶん、その時は、ママが一番知ってると思います。がんばってね。
ちなみに、げんちゃん、ピアノ、最近、
ダニューブ河の滝、という、初心者の曲では、けっこう
有名な定番曲をマスターしました。 は~。遠くまできたものです・・・
rinrinさん
7時間かけて・・・というのは、4日くらいかけてました。今日は何する?というと、こないだの続き、と言い続けて完成させました。
工作は、切る、折る、などの基礎能力ができたら、次は、パターンを入れていきます。オリジナルはその蓄積のあとにしか出てこないとふんでいます。2年の時に、2時間かけて、お部屋を作る授業で、げんちゃんは、箱をふたつに直角に合わせて、その壁に当たる方に、お菓子の箱から切り出した、何かのマークを二つはりつけただけ・・・という、唖然という代物を作りました。2時間かけて・・・ですよ。
先生に、遊んでいたんですか?彼は?、と聞くと、
いいえ。遊んではいなかったですけど・・・と言われました。
ほんと、げんちゃんも、そのような工作人生でしたよ。
今パターンを入れる作業に入ってますが、どっと出力するときが来ると信じてます。お互いがんばりましょう。できることを、最大限にするだけです。
こんにちは。久しぶりにコメントさせていただきます。
「どのメソッドも、これをやったら劇的~、みたいなのって、あんまりないようです」の言葉を読んで、その通りだと思いました。工作も算数も、これやってみたらいいかも!とうきうきするものを見つけ続けることが、子どもにも教える側にもいいのでしょうね。
たくさんいいなと思う種を蒔いてみて、あるとき振り返ってやってみると意外とできるようになってたものと忘れちゃってる(がっくり)ものとあります。指先の訓練では、チビおはじきをお菓子の仕切り付き空き箱に1個づつ、2個づつ、3個づつと色指定で入れてくのをよくやりました。目で見て模様みたいに美しく仕上がるのがいいです。
そうですね。工作はまず切り貼りの基本からですね。げんちゃん、工作を始め、色々なメニューにいやがらず取り組んでいるのですね。
手先に良いと言う運動遊びと工作ドリルを始めたのでできることを地道にと思います。
また参考にさせてください。
とのさん
確かにそう思います。最初の頃は、目につくものすべて手を出してましたが、だんだん、どれも、いきなり伸びるアイテムはない、と悟りました。
でも、その中でも、直感的に今はこれだ~っと感じて、とびつきます。
最近のでは、チャレンジタッチです。これは、すばらしい!
まあ、やっと、普通の子のノウハウが使える頭になってきたということなんでしょうね。ありがたいことです。
頭蓋仙骨療法、マッサージ、今やってる頭のしてるテルミー(温灸です)は、地道にじわじわきいた感じがあります。地道にじわじわ効果あれば、もう素晴らしいということになります。
真剣に取り組んでいると、今こそ、これだ~・・・っていうの河買ってくるように思います。
体操の先生をお願いしたのも、かなりあたりだったかな~あ・・
おはじきで思い出しました。100均で指先あいてむ、あれこれ、工夫して、毎回100均がよいしてた時期もありましたね。
すぐに、直結してのびたという感じはなくても、どれも、ちゃんと役立っていると思っています。
まさに、小銭貯金ですね。頭蓋仙骨あたりは、100えんくらいなのかも、あとは、1円、5円・・・笑
rinrinさん
2年までは、工作のトレーニングつむのもむつかしかったです。
なんせ、折り紙で風船を折るのも、ひとつに20分はゆうにかかってました。3ねんになったら、普通の1年生なみくらいになって、今4年で、普通に折ってます。でも、左手は、ブログにあるように、使い方が変です。勉強も時間をとるのに、折り紙とか、工作とかほんとに、時間がとれないです。でも、お風呂で、とにかく、はまってラキューブロックを1時間くらいやってるので、それが指を進化させたとふんでいます。
ラキューも、二年生ではくいつかなかったです。
げんちゃんの2年生はそのようでしたが、4年の今では、けっこうそこそこ、同級生になじんで目立たなくなってます。地道にあせらずやっていってください。
工作や折り紙の様子、教えてもらいありがとうございます。小児科の先生に、お手玉や塗り絵や折り紙がとても手先にいいのでと勧められ、週末ですが折り紙もやったりしています。紙のずれはあまりなく折れるのですが、本を見て同じように作っていくのが時間がかかります。こうやればこうなる。。。というようなところが力がつくといいなと思います。
げんちゃんは、同級生になじんできてるのは頑張りの成果ですね。
色々な力がついてきてそれが工作にもつながるようにがんばります。
rinrinさん
2年の時、折り紙の練習を時期尚早と思ったげんちゃんです。それに比べたら、rinrinさんのお子さんは、進んでます。
3年でやっと、練習の段階でしたね~。げんちゃんは、今でもまだまだです。
同級生になじんでいる、ざっくりと遠目に目立たない、けど、近寄ると、やっぱり、全然違いますよね~。
ほんとに、一歩一歩、地道すぎますよね~。あきらめず、取り組むしかないですね。
来年5年です。げんちゃん。ため息ものです。上学年に入るまで、しっかり基礎の能力をつけてあげてくださいね~。