>げんちゃんは、色々進歩してますが、残念ながら、まったく遅遅として進まない分野があります。それは、算数・・・暗算です。これは、発達障害に気づいたときからずっとかかえてきた問題で、今も、残念ながら、大きく進歩できていません。
たとえば、ピアノを例にとれば、げんちゃんは、1年前、教室崩壊状態から、やっと10分ほど、あの手この手で、ピアノの前に座ることができるようになりました。年長さんの終わりです。それから、新しい先生のもとで、「ちょうちょ」の楽譜を、半年かけてひけるようになりました。その後は、両手でひく和音伴奏の曲を、3ヶ月でマスターし、今は、発表会でひく曲を、1ヶ月で、そこそこひけるようになっています。
これは、私も先生も、驚くほどの進歩です。つまり、ある法則をつかめば、脳は、自分でどんどん進化するようなところがあって、こっちが最初、眠れる能力をよびさまし、ゆっくり歩かせ、やがて走らせると、あとは、最初ほど後押ししなくても、一人で走り続けるような感じです。
しかし、算数、こと計算に関しては、1段目、なんとか、押し上げて、ほっとして、2段目に当たらせると、また1段目と同じエネルギーがいるような感じです。
昨日は、やっててほとほと参ってしまいました。
それでも、げんちゃんの数量感覚は、以前よりついたようで、(ここまで来るのにさえ、どれほど、エネルギーをつぎ込み、試行錯誤したことか・・・)やっとこさ、ひとけた足し算が答えられます。でも、学校では、すでに、二桁の引き算が終わり、3桁の数を扱い出しました。
げんちゃんは、四苦八苦して二桁足し算をやってます。鈴木先生に指導していただいたように、フラッシュカードと高速での入力も絡めて、色々取り組んでいますが、いっこうに、分かる気配がありません。9たす3くらいまでは時々いけますが、9に、数を足していくのさえ、法則が見えてこないようです。10にして、残りを1の位に・・という概念は分かっているように見えるのに、ひたすら、計算ができません。
数に関しては、彼は、推論とか、イメージとかわかないのかな、と思います。
17ー7=10、なんて、今までの理解を積み重ねていけば、その延長に、自然に見えてくるようなものだ、と思うのは甘いようで、やっぱり、新たに入力という感じです。今までできたことを総合すればわかるのでは、と思うことが、げんちゃんにはあてはまりません。
そうは言っても、去年やって断念した、プリントができるようになってるから、まったく止まっているわけではないのでしょうが、他の進歩からすると、もう、足ふみ状態に感じます。
算数は、できないことが恐怖ではなく、他にくらべて進み方が遅すぎるし、自分で進む機動力が、全然そなわってこない感じが恐怖です。
時々げんママは教えてて切れます。算数に関しては、げんママとげんちゃんも、双方トラウマになってると思います。やれやれ。
発達障害児に有効とされるフラッシュ入力も、算数では、ほんとに手応えを感じることができませんでした。手応えがないので、ついやらないという風になってしまいます。
これがいわゆる学習障害、というやつで、延々と、げんちゃんにつきまとうのかな、といやになります。
もちろん、他もまだまだ低成績ですが、伸びる手応えがあります。でも、算数だけは、手応えがいっこうにない。
算数に時間をとることが、今の課題です。算数に時間をとってしまうと、もう最悪です。他ができません。
げんママのずっと続いているジレンマです。
ゲンちゃんの峰もあります。でも、それをのばしてあげる時間が算数にとられてなくなってしまいそうです。
・・昨日の半日ホームスクールは、ちょっと穴ほってました。
今日になって、職場で営業の人に話したら、
僕も小学校の時、算数できなくて、親にしかられながらやらされて、今でも、恐怖回路がまわります。
と言ってました。げんママも、たぶん、昨日は同じことやってました。
やれやれ、しかし、効果があがらないと感じる発達育児ほどやる気が失せるものもありませんね~。方向をかえよう!う~ん、また戦略をたてなおさなければ
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B様ありがとうございました。暗算というのではなく、計算ができません。
とにかく、あらゆる方向からやって撃墜しています。もちろん、式を分けたり色々やってみたりもしたのですが。・・・
なんか、空間認識とか、体の機能とか、算数以外のアプローチがいるのだろうか、と思うようになってます。
繰り上がりの場合ですが、サクランボ計算みたいなのは、まったく彼には無意味のようでした。
なんというか、理論展開が算数に関しては、まったくできないような感じで、ほんとに途方にくれます。
学校の授業はとても理論的で、感覚をもっている子たちは、理論展開にスムーズに移行できる。げんちゃんは、そもそも感覚が無い、そんな感じです。
ありとあらゆる手段が通じません。
ただ、以前だめだった手段も、時間をおいてやるとまた入るかもしれませんね。
10+7-7・・・10+7はわかるようなのでこれはいいかもです。また再度、やってみます。
しかし、数の概念はしっかりあるのに、なんで計算だけだめなのだろう。不思議です。
これが、脳の障害というものなのだろう・・・と算数に関しては残念ながらそう思います。
B様おっしゃるとおり。おけいこの先生みたいに・・・
わかっちゃいるけど、熱くなりますね。
もう、すでにげんちゃん悪循環かもですね。
毎日彼に仕事で接することができないのが、ちょうどいい感じです。
見てすぐに判断できるように、トレーニングしました。それで、けっこう5~6個だと判断できるような感じです。
そういう個々のことができるのに、ひとつひとつが点で、互いにつながって先に行かない感じなんですよね。
アドバイス心にとめてがんばります。ありがとうございます。
悪戦苦闘の姿が、リアルにリアルに伝わってきます・・・。
いつもげんちゃんのブログをみて、頑張らないと…と思います。うちの四歳のそうちゃん、ピアノを習いはじめました。なかなか自分の手を見てくれず、ピアノにうつる自分をみてしまいます。ピアノと一緒にハンドベルを教えてくれますが、これも手ごわいです。ベルは指先が器用じゃなくても、振ればなると思っていましたが、数人でやるので、協調性がいるんだっと、習いはじめてきづきました…..いつか何かひけるようになるといいです。他のこともなかなかですが、数は全く興味なしです…..
じゃはんさん。う~ん。苦戦です。
のりっぴーさん。4才のげんちゃんは、ピアノなんて夢のまた夢。2歳児になったばかりみたいな能力でしたよ。
そうちゃんは、その頃より、ずっといいんではないですか。げんちゃんより、ずっとできるようになると思いますよ。
がんばりましょうね。4才の頃、げんちゃんは、ひたすらじ~っとしてました。げんちゃんより早く気づけてうらやましいです。小学校までずいぶんあります。数は体でリズムをとったり、指先ができると、開けてくると思います。まず、体かな。粗大運動かな。
げんちゃんは、ふ~らふ~ら歩いてました、視線もぼんやりして。
Bさんありがとうございます。
そうですか~。メンタルですね。彼の苦手意識をとってあげなくてはいけませんよね。
ブログ書いたあと、しばらく冷静に考えていたんですが、算数で言うと、襲いながらも、たとえば、寝たきりの病人が、ゆっくり歩けるようになったくらいの進歩なんですよね。
走れない~、とあせってはいけないな、と思いました。
お絵かきも、まったくできなかったのに、最近のびてきたら、
漫画家になる、とか言ってます。へ~。とびっくりしてるんです。ちょっと前は、僕は絵が下手だからなー・・・と暗くなってたのに。
そういう変化が算数でおこるようにしなければいけませんね。
とまた気分を一新しました。
どうもありがとうございます。
>5~6出来るなら大丈夫ですね。
これから伸びますよ。
うれしい言葉です。
げんちゃん、他の所は飛躍的に伸びているのに、ブログを読ませてもらっているこちらも不思議です。
かけママ、ほんと不思議です。
でも、形を記憶して出力するのって、げんちゃんはまだ苦手です。こういうイメージ力の欠如が計算の苦手に通じるような気がします。
ま、でも、まったく止まったままではないので、あせらずやらねばと反省してます。
娘は数には強いです
小さいときは おはじきで遊ぶのが好きで 並べてはいつまでも飽きもせず・・・
1つ2つ3つと棒グラフのように順番に並べたり 5や10で区切ってよく遊びました
5と1で6 5と2で7 と覚えていったようです
こちらも気を良くして小さな入れ物に数字を書いておいておくとそこに喜んで入れては遊んでいました
誰かと一緒に何かをするということを避ける感じがあったのでそれとなくヒントを置いておくようなことをした気がします
たぶんドッツとは入力の方法が違うと思います。ドッツも嫌いではありませんが 規則的に並んでいる方が好きなのだと思います。
割り算、特にあまりのあるものや分数は好みませんが 生活に必要な簡単な計算は暗算でできます
ただ
100-99=になっても0-9=1、9-9=0なんてぶつぶつ言ってしっかり計算してしまいますが・・・
おはじきで培ったイメージが 数に対してのとらえ方を確実にしている気がしています
ただ他人と絡んで何かするということが非常に苦手です
なのでげんちゃんのようにお友達と関わって遊んだりスポーツをしたりがとてもうらやましいし 将来的にはそちらの方が生きやすい気がします。こんな感想は小1のげんちゃんにはまだ早いですね。
<ふっとわかるその時>のために 入力頑張ってください
マドラーさん。コメントありがとうございます。お嬢さんは、算数好きなんですね。算数できること、国語できること。それぞれ、得意とすることが、別れる子供さんがいますよね。
同じ発達障害と言われても得意分野が全然違うのはなんで?と不思議ですね。
エジソンをはじめてからしばらく、言語やソーシャルは伸びがよかったのに、感覚、特に数に対しては遅かったです。
ドッツもどうして、げんちゃんはうまく効果感じられないのかジレンマでした。たぶん、鈴木先生がやると違うのだろうけど。
ふっとわかるその時。すばらしい表現。たくさんの点が線になる瞬間きっとあるはずですよね。いじけずにがんばろう。
お友達とからむの、これも難しいテーマですね。げんちゃんは、もともとスキルはだめだけど、人に対してくっついて行くようなとこがありました。
好きだから、のびる・・・それはあるかもですね。お友達と遊ぶの楽しい。算数解くの楽しい。苦手分野はなかなかそうもっていけないですが、ある時、ふっと行っちゃう。これ間違いなくありますよね。