> サッカー教室の先生に電話しました。
「先生、すみません。げんちゃん、どうですか? 入る時に、ちょっと遅れがあるくらいしか伝えてなかったんですが、げんちゃん、やっぱり、試合練習投げてるでしょう。」
先生に切り出します。
まず、げんちゃんの遅れについて。5歳で遅れに気づいた時の様子。そこから、色々がんばって今があること。
そして、サッカークラブに入部してこの2ヶ月近くの奇跡のような、進歩があったことも伝え、御礼を言いました。具体的には、サッカーボールを触るのも嫌がるような状態から、基本的にサッカーを好きになってるみたいだということです。
しかし、げんちゃんには、自分ができないことを、すぐにシャットアウトがしてしまう発達障害特有の障害が、かなり根深く存在し、サッカー練習を阻んでいるようだということもお伝えしました。運動能力も低く、試合自体が、彼には高度であることも伺われます。
そして、げんママの今考えていること。
とにかく、げんちゃんの進歩にとって、運動プログラムは不可欠で、算数をのばしたのも、会話をのばしたのも、運動能力ののびが大きく関係しています。もともと障害を言われたげんちゃんに、他の子と同じプログラムをしてたって勝ち目はありません。運動も学習も、様々に研究して、やる必要があります。
今、この子には、サッカーをさせたい。彼もサッカーが好きになっている。サッカーを通して、げんちゃんが最も不得意とする、全体を把握していく力をゲームで養い、俊敏性、心拍数が上がってのみ鍛えられる身体能力も養う・・・
サッカーは極端に言えば、学校を休んででもやらせたい項目なのだ。と力説しました。(サッカーなんてだめだろうと思っていたわりには、過剰な期待ですね。笑)
それで、げんちゃんを、学校の時間に重なる幼稚園クラスに連れて行くので、そちらでまず、もっとボールになじむことを練習させていただくのはどうでしょうか・・・と提案しました。
初めて、げんちゃんについて、じっくり先生と語る時間が与えられたわけですが、なんと、先生の目を通して語られるげんちゃんの話、げんママの考えがおよばないことで驚きました。
「げんちゃんは、始めの2回くらいは、集団の決まりがわからず、たくさん注意を与えましたが、3回目からは、すべてちゃんと従えるようになりました。
試合中動かないのも、げんちゃんに限ったことではなく、1年生の始めは、げんちゃんみたいな子はけっこういますよ。げんちゃんが、特別遅れているとは思いません。
冬に合宿があるのですが、是非げんちゃんはそれに参加してほしいです。合宿で、子供たちは、ぐっと成長します。げんちゃんも、参加させたいと強く思っています。
そして、げんちゃんは、足が速いですよね。(クラブの最後に先日、リレーをやったのです。)ちょっとびっくりしました。(へ~、げんちゃんって、足早いかな?ジョギングのだらだらを見たら到底思いませんけど。)
それから、先日の練習の時、げんちゃんは、5年生のT君ととても仲良くなって、いっしょに走っていたのです。(いじめられてるのかと思ったのは、大きな誤解だったようです。)
あと、お母さんに伝えなくては、と思っていたのは、お母さんが、げんちゃんの練習中に。げんちゃん走れーと声かけしてますよね。あれがいやだったみたいです。」
「ほう・・・
つまり、げんちゃんの試合練習は、心拍数をあげたり、筋力アップにこそなっていないけど、ソーシャルを進化させる上では、何らかの益になっているということだったわけですね。
私の応援(?)も、普通の子のように、羞恥心あるいは、自主性をさかなでしていたんだ・・それは、進歩かもしれません。 ならば、このクラスで練習することも、間接的に、かなりの益があるわけですね。」
げんママは答えます。
そして、意外だったのは(というのも何だけど)先生が、げんちゃんを、一人の子供として、なんら、特別な先入観なしに見てくれて、可能性を感じているらしいことです。げんママに限らず、親のほうが、能力をみくびっていることがありますが、少なくとも先生は、げんママより肯定的にげんちゃんを見ているようでした。 この件において、先生は指導者として、すぐれていると感じました。
が、しかし、まず、げんちゃんには、サッカーを通して、かなりの運動量をこなしてもらいたい。という最大の目的があります。それには、やはり、幼稚園児のクラスに入れるのがいいかもしれない。ということになりました。そのクラスは7名ほどで、それぞれが、1時間中動き回っているようです。目的は、まず、ボールに慣れさせること。げんちゃんには、うってつけかもしれません。
とにかく1度、そちらでやってみることになりました。
しかし、先生と話したことで、げんちゃんのサッカー教室での今後の可能性をとても感じました。おちこぼれ・・・ではなく、先生の目には、ちゃんと、指導してのばしてやりたい存在として写っている、というのがわかって、とてもはげみになりました。おにいちゃんクラスの中で学ばせることがたくさんあって、げんちゃんなりに、学んでいってたこともわかりました。そっちのクラスもすべて捨てるにはもったいないかな、と思われました。
ほんと、最初は入門できるとも思わず、冷やかしで見学に来たサッカーですが、ユニークな展開になりそうです。
お兄ちゃんたちに混じって、合宿で自立していくげんちゃんを今から想像してうれしくなってるげんママ・・・またまた小説みたいだ~・・・と感じています。
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サッカーの先生、すばらしい方ですね。子どもを見るってそういうことなんでしょうね。げんちゃんは感じていたのかもしれませんね~この人はわかってくれているって(笑)合宿とはどんな感じなんでしょうね。こういうサッカークラブ、あちこちにあればいいのにな~と思います。息子も先生を慕って参加できそうな気がします。。
先生の考えに、ウルウルきてしまいました( ; ; )素敵な先生ですね(*^◯^*)
合宿楽しみになってきましたね。
nonmama様。そうですね話してみて、いいやつじゃん!と思ったんですが、言葉も多くないし、最初はまったくそうは見えなかったです。
でも、とりあえず、おまかせしてみます。
もJリーガーの方がやってらっしゃる大き組織です。昔は、そういう有料のってなかったですよね。町内会とか、学校とかだったような・・・
そういうとこは、スパルタ式のきびしいとこもあるようですが、げんちゃんはラッキーかもしれませんね。といってもやっぱり、ハードル高いです。
かけママ。最初はそういう風にぜんぜん見えなかったんだけど。だって、げんちゃん、ママがこんなに心配してるのに、何にも言ってくれないし・・・ものたりな~い・・・って感じでした。
でも、上手がない人は、けっこう良い人も多いものですよね。
どうなることやら・・・ママが教えられることも、大きくなるにつれ、どんどん少なくなるだろうから、良い出会いを本当に望みますね。
b様。そうですか~。良かった。やっぱり実績があるから早道だと思います。鈴木先生のノウハウは、基本ですね。値段も半分はサプリ代だからね。サプリ今まで使ってなかったら、成果は現れやすいんじゃないでしょうか
とにかく、やれることはどんどんやりたいですね。しかし、確かに発達育児は手間とお金がいっぱいいりますね。
フラッシュは、脳の開発にとっても良い、ってまたまた最近思い直しました。
renママさん
こめんとありがとうございます。集団のスポーツクラブというのは、なかなかハードル高いですよね。げんちゃんが、今、いろいろなスポーツがやれているのは、幼稚園の時の体操教室の先生が、入り口を作ってくれたおかげだと思います。善意の愛情のある、スキルももった指導者でなければ、なかなか理解してもらえないし、迷惑かけっぱなしの子供だから、こちらも、安心しておいておけないですね。
今でこそ、なんということもなく行ってくる合宿も、もう10回以上になっています。
野球も、1年になりますが、最初とは別人です。サッカーも、試合形式になると、まったくボールにはさわれませんが、まあ、なんとかやっています。
二つとも、私よりはうまいですからね~・・・
とにかく、時がよくても悪くても、とにかく、たんたんと取り組むだけです。もっと、出来の良いお子さんのように、劇的なことはないと思いますが、ひたすら、たんたんと続けることで、ミラクルもおこりますよね~。
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