ママの格闘と改善のダイアリー

自分の子が発達障害?
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発達障害次のステージへ、二十歳からの進路を考える夏


げんちゃんとマックで休憩!・・・成長させる気がなければ、平和なんだけどね・・・・

高校卒業後の「モラトリアム2年目」

7月! 高校3年生であれば、来年の進路をそろそろ決定していく時期です。げんちゃんは、高校卒業後、2年目のモラトリアムステージです。自家製の教育スケジュールで、こつこつげんちゃんを教育しています。

来年4月からげんちゃんがどこに所属するのか、まだはっきりとは決まっていません。ただひとつ確かなのは、げんちゃんが高校生だった頃に比べ、成長が遅いながらも、とりあえず成長してはいるということです。

過去を振り返って見える成長

この1年の教育や指導の成果は、劇的なものでは決してないです。それでも、とりあえず進んでいるのはわかります。

今振り返れば、高校生時代にげんちゃんにアルバイトをさせた時、相当な不安がありました。実際ホテルの給仕のアルバイトは、すぐにシフトが入らなくなって、実質首だったし。しかし、今同じ仕事をさせたとしたら、やはり、以前より少しましになっているだろうと感じます。この私の感じ方は、げんちゃんの成長を物語るものだと思います。

次の進路を考える中での葛藤

げんちゃんには、まだ本当の意味で、自分を自分で向上させる ”起爆力” が備わっていません。ですから、仮に障害者枠だったり、簡単な仕事だったりしても、仕事ライフ、いわゆる社会人(もどき)生活を送らせるのは、今の段階では時期尚早だと感じています。

自分で、環境から学び取り、フィードバックして自らを成長させていく力がまだないのです。そうなると、成長は頭打ちになることが、想像されます。

そうであるなら、彼の心が動くような「学びの場」へ進ませたいというのが私の本音です。具体的には、生活に直結するスキルを学ぶ、家政科でテーマとするようなことの、実践的な暮らしの専門学校があるなら、そういう所へ進ませたい。と思います。
しかし、残念ながらそういう専門学校はないと思います。

生活を学ぶことの大切さ

生活を丁寧に整えることは、発達障害のある子にとってとても大切です。
例えば、掃除。掃除がきちんとできるかどうかは、日々の暮らしを安定させ、自分を保つための大きな鍵となります。

もし「暮らし専門学校」というものがあるのなら、私は迷わずげんちゃんをそこに通わせたいと思っています。実際、彼はおばあちゃんの家を、雑ながら掃除し、少しきれいにしたことで大きな達成感を得た経験があります。

スーパーパワーを引き出す場所はまだ見えない

今のところ、げんちゃんが「ここなら力を発揮できる!」と感じられるような分野は見つかっていません。それでも、生活の中で必要なことを丁寧に深く学び、それを土台に次のステップへと進む。そうした道筋が、現時点では最も現実的だと感じています。

一番近いところって、お料理学校?・・・う~ん、ちょっと特化しすぎて、私がイメージするものそのものではないですが、そういうところしかないのかもしれません。まさに、げんちゃんには、オーバースペックだし、ついて行けるか疑問です。・・でも、30%でも、マスターできれば、げんちゃんの宝になるでしょう。

望むのは、掃除、料理、服飾着こなし、暮らし、インテリア、手仕事、育児・・・総合的な暮らしの専門学校です。昔の花嫁修業のような学びです。そういう専門学校はないのかな~と思っています。
また、げんちゃんも、そういうことはどうも、きらいではないと踏んでいます。

将来、そういう学びは、自分の身を助けるし、周りの人の役に立つ人間にもなります。お姉ちゃんにしてもらうだけの人間ではなく、私が亡きあとも、彼女の役に立つこともできるかもしれません。

動き出した新たなご縁

そんな中、ある就労移行支援の事業所を紹介していただき、見学に行ってきました。これまでの取り組みを丁寧に説明したところ、所長さんは非常に理解があり、心強い言葉をたくさんくださいました。

その事業所では、さまざまな職業体験ができる企業と連携しており、また、パワーポイントを使った自己表現の場も用意されているとのこと。これは、げんちゃんにとって非常に魅力的なプログラムだと感じました。

専門学校という新たな可能性

さらに、その所長さんは元専門学校関係者であり、発達障害のある生徒を支援する部署にいた経験を持っていました。私は思い切って、「発達障害であることをオープンにして、専門学校は受け入れてくれるのか」と尋ねました。

その答えは、「ほぼ100%大丈夫です」。専門学校も経営の側面があるため、多くの学校が受け入れてくれるとのことでした。この一言を聞けただけでも、大きな収穫でした。

次のステージへ向けた準備のとき

ようやく、何も見えなかった先の景色に、小さな光が差し込んできたように感じます。げんちゃん自身も、すごく落ちまくったり、なんとか持ち直したりして、日々を過ごしています。潜在的な力は確かに高まってきています。あとは「自分に圧をかけるだけ」。

しかし、慣れた環境の中ではなかなかその一歩が踏み出せません。だからこそ、そろそろ本格的に次のステージに向けて動き出すときなのかもしれません。

この夏は専門学校のオープンキャンパスへ

今年の夏は、専門学校やビジネススクールのオープンキャンパスにたくさん参加してみようと思います。情報を集めながら、げんちゃんにとって最適な「次の居場所」を探していきたいと思っています。(最適というのはないですね💦 役に立ちそうな、くらいでも十分です)
私のイメージする学校は、どうもないようですが、色々探して、何割かでも、フィットするところがあれば、入学を目標とし準備する。
そして、ご縁のあった就労支援の事業所で、就労体験をさせていただき、ソーシャルを磨いたり、自分を表現するカリキュラムを受けたりしてみる。

私の思考はしばらく止まっていました。なかなかげんちゃんが成長しないので、動けなかったのです。
就労体験をしたとしても、それを手引きしてくれる人がいなければ、体験は、ただやったというだけで捨てられてしまうのがげんちゃんですから、指導者がいるところで、就労体験をするのは良いことでしょう。

私の思うような場所が見つかったわけではありませんが、やっとここへきて、来年のことをやっと、少しは具体的に考えられるようになっています。

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