カバンに入れた、スケジュール帳は、ぐちゃぐちゃ。まったく気にならない異常(スマホで管理するようになっても、カバンに放置)
19歳のホームスクールはけっこう忙しい
げんちゃんの高校卒業後のホームスクールの話を、前回のママ会でしたら、ちょっと驚かれてしまいました。
げんちゃんに、一週間みっちりのスケジュールを組んでいたからです。意識低下しやすいげんちゃんには、ボケーっとする時間を与えるのは怖いです!(興味ある方は、一番下に書きました。)
合間に琴の練習を自らしています。また、空間認知をあげるために、ドローンも合間にする・・・朝ご飯づくり、洗濯もの担当、台所洗い物 など家事も担当させています。常にスケジュールを密にして、意識を振り回す必要があります。
学習能力もまだまだ低いので、小6をやっている学習塾は必須です。
でも、1回が1時間半程度で、国語と算数だけなので、学習時間はまったく足りないな~と思います。
自立支援事業所が逃げ場になっている
この中で、自立支援事業所が、最も意識低下しやすいようです。
先日から、事業所にお願いして、まるで昔の支援クラスのように、その日担当したスタッフと私で、連絡ノートを作りました。げんちゃんの、その日の様子、気づいたこと、失敗したこと、指導したこと、などを簡単に書いてもらうようにしました。
それを受けて、失敗したこと、ずれてる様子など、家でもう一度指導したり説明したりします。私からの内容は、今げんちゃんの指導のポイントは何か、毎日かかわってきたものとして、どこをどのように指導すれば、効果的か、などを簡単に書くようにしました。
それによって、ブラックボックスだった事業所の様子が、少しはわかるようになりました。それによって、げんちゃんも、少しはまずいと感じるようになったのではないでしょうか。(ほんとに少しは・・・)
げんちゃんに誤学習させないためにも、連絡ノートは必須
また、今どの部分をどうやって指導することが、一番旬なのか、それは、逐一細かく彼を見ているものでしかわかりません。また、げんちゃんの性質的な特殊性もあります。
全体的に、げんちゃんには、ゆるゆるだなと感じる自立訓練事業所です。でも、しっかり連携をとることが可能ならば、げんちゃんを社会化させる目的をに向かって、うまく回る可能性もあります。
やっと今からという感じでもあり、様子をうかかっているところでもあります。
福祉利用後は、評価もできて、サービスを変えることもできる
福祉のシステムのたてつけは、とてもうまくできています。利用計画を立てて下さった坂本さん(仮名)が、利用開始後しばらくして、げんちゃんが、自立訓練の事業所を、ちゃんと活用できているのか、聞き取りに来られました。
実際利用する福祉事業所と、計画立案の事業所
実際利用する福祉事業所の他に、利用計画を立てて評価する事業所があるのです。これらは別事業体で、福祉のパフォーマンスを高めようという国の考えが見えます。まあ、国のお金を使ってやることなので、監視システムでもあるんでしょうね~。
私は、計画相談の中野さんに、自立訓練の事業所がゆるすぎて、ちょっと逃げ場にしかなっていないのでは、と、お話させていただきました。
すると、
「確かにあの事業所は緩いかもしれませんね~。他に○○と▼△がありますよ。ホームページ覗いてみられたらどうですか?」
と、それを受けて、中野さんは言われました。
どうも、げんちゃんが利用しているところは、中野さんの目にもいまいちだと映っているようです。
なるほど~。事業所を変えることも一つの手ではあります。
しかし、どの事業所も、たぶん、私が期待していることは果たせないんじゃないかな~と思います。カリキュラムの内容もさることながら、げんちゃんを徹底的に指導できる人なんて、S先生以外、そうそういないんじゃないかな、と思っています。
表面的な指導をしても、げんちゃんには入りません。知的障害でもあるけれど、げんちゃんは、精神疾患とも言うべき、魂の異常が横たわっています。そんな子の指導なんて、普通の人には無理ですよ! ほんと!
ズームで言葉の指導をしてくれているたけこ先生も、たけこ先生の高い能力だけでなく、S先生と連携しながらやっているので、効果も出やすいのだといいます。
笛吹けど踊らず・・・というおそろしいほどの心不動のタイプです。見込んだ先生方でもそうなのですから、無作為に対応してくださるメンバーに、多くを期待する方が無理というものでしょう。なんだか、昔の支援クラスをほうふつとさせますね~。当たった先生に、負担なくできる範囲を探してお願いし、あとは、こちらでカバーする。
とにかく、事業所には、綿密にコンタクトを取らせていただいて、出来事を共有する。私たちが見えないところで、げんちゃんが経験したこと、失敗したこと、目についたこと、それらを家でもしっかり指導する。せっかく経験したことも、誤学習したり、捨てられたりしたら、意味がありません。
中野さんとの面談の後、中野さんが、事業所に申し入れてくれて、連絡ノートのやり取りが始まりました。
ブラックボックスだったげんちゃん、やっとそこでの様子が少しだけ見えるようになってきました。
誤学習こそ今は怖い
何しろ、今は、げんちゃんを所属させる、的確な場所がありません。
仕事をさせるにも、専門学校に行かせるにも、福祉を使うにも、すべて、なんというか、自主性に任せて送り出せば、彼は、あらゆることを、そこで誤学習するでしょう。
歴齢だけはいってるげんちゃんは、そこそこで、ある程度大人扱いされたり、もしくは、放置されたりして、矯められるより、勘違いを増幅させる危険性をはらんでいます。なぜなら、まだまだ彼は、認知がおかしいし、常識が狂っています。
そうである以上、今はとにかく、状況が把握できて、彼の誤学習を矯められる環境にげんちゃんを置いておく必要があるのです。
完璧ではなくても、今はこのプログラムしかないかな、と思っているところです。
世の中は、願書を出したりするシーズンになってきた
さて、そうこうするうちに、世は、師走を前にして、次のステージがちらつき始めています。学生さんは受験の願書を出したり、就職の準備をしたり・・・・周りの人たちも少し浮足だち始めている。
でも、相変わらず、げんちゃんだけは、成長はしているとはいえ、遅々として、時のはざまに漂っているように見えます。
自分で正しく認知できるようになるまでは、細かく指導する
それでも、今はしっかり足元を固める。
私の直感とも言うべき感覚は、げんちゃんを次なるステージに押し出すタイミングはまだ来てない、と確信しているようです。彼がもっと大きな成長をしていれば、考えは全く違うでしょうが、いつの時にも牛歩のげんちゃん。ローギアのまま走っているのです。やれやれ
やがて、シフトアップ。その時が来ることを信じて、目先の見えるものではなく、今は見えない未来を見て、こつこつ、やっていくしかないと思っています。
月曜日 自立訓練事業所(昼までで早退)
昼から学習塾
夜 S先生の指導(S先生は、本質指導、心の指導に取り組んでいます。)
火曜 朝、げんママ指導(生活、勉強)
昼 たけこ先生ズーム言葉の指導
書写
夜 S先生指導
水曜 朝げんママ指導 (月1シャドーボックス)
昼 琴 そろばん
夜 ジム
木 朝自立訓練事業所
昼 学習塾
夜S先生指導
金 朝S先生指導
昼 たけこ先生ズーム 学習塾
夜S先生
土 朝 体操教室
昼 学習塾
日 隔週でデッサン教室
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